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094 神様とエレオノール
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『あぁルー……わたくしは、あぁ……こんなに、貴女のことを……』
エレオノールの部屋の前で、私は中の様子を探る。と言っても、普通はドア越しに耳を澄ましても中の音なんて拾えない。なので、風の精霊にお願いして中の音を拾って来てもらっている。
おかげで、エレオノールの囁くような小声もバッチリ聞こえる。
『あぅ……ルー……好きです……好きなんです……あぁ……わたくしは、こんなに愛しているのに……貴女は……あぅ……』
エレオノールの湿りけを帯びた囁きに、私はエレオノールが私のことを愛しているのを確信した。元からエレオノールの態度や仕草から察してはいたが、本人の口から言質を取ったのは初めてである。
エレオノールは私のことを愛しているらしい。では、なぜハーレムに誘った時は入らなかったのだろう?
『あんっ……はぅ……あぁ……』
エレオノールの悩ましげな声と共に、くちゅくちゅと水音が聞こえる。これって……やっぱり、そういうことだよね?
私はエレオノールの部屋のドアをバーンと勢いよく開く。
「聞いたぞエル!」
エレオノールは、ベッドの上で横になっていた。こちらに向けて、脚を大きくMの字に開いて、股間に指を這わしている。普段のエレオノールからは想像もできないほどエッチな格好だ。
「……え…?」
エレオノールは、まだ状況が掴めないのか、脚を大きく開いたまま固まったままだ。エレオノールと視線が合い、そのまま1秒2秒と時間が過ぎる。
「なっ!?えっ!?はっ!?」
ようやくエレオノールは事態を把握したのか、脚を閉じると上体を起こした。そして、手で胸と股間を隠す。
エレオノールの顔がみるみるうちに赤くなっていき、目の端には涙まで浮かんでいた。
「ど、どうしてルーが!?鍵は!?」
「あんな鍵など、私には無いも同然だ」
これでも鍵開けには自信があるのだ。私はドアを閉じると、エレオノールに向かって歩き出す。
「それはそうでしょうけど!普通は入らないものでは!?」
エレオノールの言ってることは正しい。普通は入らない。というか、自慰行為をしていると察したら、普通はそっとしておくものだろう。だが……。
「私の名を呼んでいたではないか。私は呼ばれたから来たのだ」
「まさか聞こえて!?」
エレオノールの顔が更に赤くなる。もう可哀想になるくらい真っ赤っ赤だ。だが、私は追撃の手を緩めない。
「聞こえていたよ。情熱的な告白だった。できれば、面と向かって言ってほしいのだが……どうだろう?」
「あれは……その……ち、違うのです……」
エレオノールが反論するが、その声は小さく、震えていた。私はエレオノールの肩を掴むと、エレオノールの顔をまっすぐ見つめる。エレオノールは、もう泣き出してしまいそうな顔をしていた。
「違わないよ。エルは私を愛している」
「それは……」
エレオノールは私の目から顔を背けた。目の前にエレオノールの赤くなった耳がくる。私はエレオノールの耳元で囁く。
「エル、自分の心に素直になるんだ」
「はぅ…!?い、いいから、出てってくださぃ……」
エレオノールに部屋を出るように言われたが、私は逆に前に出る。エレオノールをベッド上に押し倒す。
「きゃっ!?」
エレオノールが小さく悲鳴を上げ、ベッドの上に横になった。その手は、相変わらず胸と股間を隠していて、なんだか逆にエッチだ。
私は、エレオノールに覆いかぶさるようにしてエレオノールを見つめる。
エレオノールはこれ以上ないというくらい顔を真っ赤にしている。綺麗に整った双眸は、力なくハの字を浮かべて、蒼の瞳は涙が溢れそうなほど潤みんでいる。もう泣いちゃいそうな顔だ。なぜだか、そんなエレオノールがとても愛おしく感じてしまう。
「エル……」
私はだんだんとエレオノールの顔に近づいていく。
「いけません……」
エレオノールは、口ではそんなことを言うが、顔を背けも、私を突き離しもしない。それどころか、瞳を閉じて、唇を僅かに開けて、キス待ち顔を晒している。
私はそれをOKのサインと受け取った。
「んっ……」
ついに、私の唇とエレオノールの唇が重なった。閉じられた瞳から、涙が一筋溢れたのが、とても美しく見えた。
唇でエレオノールの唇を啄み、エレオノールとの初めてのキスを堪能する。エレオノールの唇は、ぷりんとしていて瑞々しく、とても柔らかかった。いつまでも、こうしていたい。
エレオノールとの初めてのキスだ。このまま舌を入れてエレオノールを蹂躙したい気持ちをグッと堪えて、ペロリとエレオノールの唇を舐めるだけに止めた。
「ぷはっ……」
1分くらいキスしていたのかな。その間、エレオノールからはなにも抵抗を受けなかった。エレオノールも私とのキスを望んでいたのだろう。
「はぁ…はぁ…」
エレオノールが必死に酸素を求めて空気を吸う。どうやら、エレオノールもキスの間、呼吸を止める民のようだ。
「いいいいい今、なな舐めっ!?」
エレオノールが目を大きく見開いて、驚きの声をあげる。唇を舐められたことが信じられないらしい。
唇を舐められた程度でそんなに驚かれてもな。これから、もっとすごいことする気なんだけど、エレオノールの心臓は大丈夫だろうか?
そんなことを思いながら、私は再びエレオノールの唇を奪う。
「はんっ……」
2度目のキスもエレオノールから抵抗は受けなかった。
エレオノールの部屋の前で、私は中の様子を探る。と言っても、普通はドア越しに耳を澄ましても中の音なんて拾えない。なので、風の精霊にお願いして中の音を拾って来てもらっている。
おかげで、エレオノールの囁くような小声もバッチリ聞こえる。
『あぅ……ルー……好きです……好きなんです……あぁ……わたくしは、こんなに愛しているのに……貴女は……あぅ……』
エレオノールの湿りけを帯びた囁きに、私はエレオノールが私のことを愛しているのを確信した。元からエレオノールの態度や仕草から察してはいたが、本人の口から言質を取ったのは初めてである。
エレオノールは私のことを愛しているらしい。では、なぜハーレムに誘った時は入らなかったのだろう?
『あんっ……はぅ……あぁ……』
エレオノールの悩ましげな声と共に、くちゅくちゅと水音が聞こえる。これって……やっぱり、そういうことだよね?
私はエレオノールの部屋のドアをバーンと勢いよく開く。
「聞いたぞエル!」
エレオノールは、ベッドの上で横になっていた。こちらに向けて、脚を大きくMの字に開いて、股間に指を這わしている。普段のエレオノールからは想像もできないほどエッチな格好だ。
「……え…?」
エレオノールは、まだ状況が掴めないのか、脚を大きく開いたまま固まったままだ。エレオノールと視線が合い、そのまま1秒2秒と時間が過ぎる。
「なっ!?えっ!?はっ!?」
ようやくエレオノールは事態を把握したのか、脚を閉じると上体を起こした。そして、手で胸と股間を隠す。
エレオノールの顔がみるみるうちに赤くなっていき、目の端には涙まで浮かんでいた。
「ど、どうしてルーが!?鍵は!?」
「あんな鍵など、私には無いも同然だ」
これでも鍵開けには自信があるのだ。私はドアを閉じると、エレオノールに向かって歩き出す。
「それはそうでしょうけど!普通は入らないものでは!?」
エレオノールの言ってることは正しい。普通は入らない。というか、自慰行為をしていると察したら、普通はそっとしておくものだろう。だが……。
「私の名を呼んでいたではないか。私は呼ばれたから来たのだ」
「まさか聞こえて!?」
エレオノールの顔が更に赤くなる。もう可哀想になるくらい真っ赤っ赤だ。だが、私は追撃の手を緩めない。
「聞こえていたよ。情熱的な告白だった。できれば、面と向かって言ってほしいのだが……どうだろう?」
「あれは……その……ち、違うのです……」
エレオノールが反論するが、その声は小さく、震えていた。私はエレオノールの肩を掴むと、エレオノールの顔をまっすぐ見つめる。エレオノールは、もう泣き出してしまいそうな顔をしていた。
「違わないよ。エルは私を愛している」
「それは……」
エレオノールは私の目から顔を背けた。目の前にエレオノールの赤くなった耳がくる。私はエレオノールの耳元で囁く。
「エル、自分の心に素直になるんだ」
「はぅ…!?い、いいから、出てってくださぃ……」
エレオノールに部屋を出るように言われたが、私は逆に前に出る。エレオノールをベッド上に押し倒す。
「きゃっ!?」
エレオノールが小さく悲鳴を上げ、ベッドの上に横になった。その手は、相変わらず胸と股間を隠していて、なんだか逆にエッチだ。
私は、エレオノールに覆いかぶさるようにしてエレオノールを見つめる。
エレオノールはこれ以上ないというくらい顔を真っ赤にしている。綺麗に整った双眸は、力なくハの字を浮かべて、蒼の瞳は涙が溢れそうなほど潤みんでいる。もう泣いちゃいそうな顔だ。なぜだか、そんなエレオノールがとても愛おしく感じてしまう。
「エル……」
私はだんだんとエレオノールの顔に近づいていく。
「いけません……」
エレオノールは、口ではそんなことを言うが、顔を背けも、私を突き離しもしない。それどころか、瞳を閉じて、唇を僅かに開けて、キス待ち顔を晒している。
私はそれをOKのサインと受け取った。
「んっ……」
ついに、私の唇とエレオノールの唇が重なった。閉じられた瞳から、涙が一筋溢れたのが、とても美しく見えた。
唇でエレオノールの唇を啄み、エレオノールとの初めてのキスを堪能する。エレオノールの唇は、ぷりんとしていて瑞々しく、とても柔らかかった。いつまでも、こうしていたい。
エレオノールとの初めてのキスだ。このまま舌を入れてエレオノールを蹂躙したい気持ちをグッと堪えて、ペロリとエレオノールの唇を舐めるだけに止めた。
「ぷはっ……」
1分くらいキスしていたのかな。その間、エレオノールからはなにも抵抗を受けなかった。エレオノールも私とのキスを望んでいたのだろう。
「はぁ…はぁ…」
エレオノールが必死に酸素を求めて空気を吸う。どうやら、エレオノールもキスの間、呼吸を止める民のようだ。
「いいいいい今、なな舐めっ!?」
エレオノールが目を大きく見開いて、驚きの声をあげる。唇を舐められたことが信じられないらしい。
唇を舐められた程度でそんなに驚かれてもな。これから、もっとすごいことする気なんだけど、エレオノールの心臓は大丈夫だろうか?
そんなことを思いながら、私は再びエレオノールの唇を奪う。
「はんっ……」
2度目のキスもエレオノールから抵抗は受けなかった。
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