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055 神様と指名依頼③
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「その依頼、受けよう」
結局、私は宝箱を解錠することにした。やはり金貨400枚は惜しい。何をするにも金は必要だからね。それに、ちょっと考えがあるし、貰えるものは貰っておこう。
悪目立ちする点は諦めた。私を神と見破れる者なんて、滅多に居ないだろう。居たとしても神殿の奥で囲われているに違いない。神殿に近寄らなければ大丈夫だ。たぶん。
「まぁそうだろうな」
アッガイが深く頷く。依頼を受けるだけで金貨100枚貰えるのだ。断る奴など居まい。
「それで、どの宝箱を開ければいいんだ?」
「ああ。あれだ」
アッガイが指したのは、残り2つとなった『開かずの宝箱』の1つだった。右側の赤い宝箱で、豪華な装飾が施されている。
「あれか……」
あれは、いずれ開ける予定だったので、丁度良いといえば、丁度良い。
「嬢ちゃんが、一向に開けないものだから、向こうがシビレを切らしたみたいだな」
「なるほどな」
あれは中身の宝具も期待できそうだからな。指名依頼を出してまで早く開けて欲しいというのも分かる。
「あれの賞金はどうなるんだ?」
『開かずの宝箱』には、賞金が懸けられている。その賞金は、どういう扱いになるんだ?
「開ければもちろん嬢ちゃんのだ」
「ほう…」
宝箱の賞金は、金貨200枚まで膨れ上がったらしい。指名依頼の報酬と合わせて、金貨700枚だ。まだこの地域の物価を正確には把握しきれていないが、かなりの大金なのは間違いない。慎ましく暮らせば、死ぬまで働かなくてよさそうだ。いや、ちょっと足りないか?
まぁこんなチャンスは滅多にないに違いない。しっかり稼がせてもらおうかな。
◇
「がんばりなさいよ!」
「目指せ!一獲千金!」
「応援しています」
「がんばって…」
パーティメンバーからの声援を受けて、私は『開かずの宝箱』に向かい合う。
「ふーむ…」
これも小難しい鍵をしているな。解錠できそうだが、時間が掛かりそうだ。
前回は、解錠が早すぎて不信感を持たれたからな。今回はじっくりとやろう。
「あの嬢ちゃんが、『開かずの宝箱』の宝箱を開けたっていう盗賊か…」
「マジかよ。まだ下の毛も生えてねぇようなガキじゃねぇか」
「可憐だ…」
カチャカチャとピッキングツールを動かしていると、次第に人が集まってきた。今では大勢の冒険者が人垣を作っている。
「大そうな顔だが、その実力はどうかな」
「無理に決まってる。<開かずの宝箱>だぜ?開かないからそう呼ばれてるんだ」
「でもあの子、一度<開かずの宝箱>を開けてるわよ」
「運が良かっただけだろ…」
「今回もその豪運が味方するとしたら?」
「違うね。あれは運が良くて開くなんてヤワな鍵じゃないよ」
「かわいい娘ね。食べちゃいたいくらいだわ」
ざわつく冒険者たちを無視して解錠を進める。そろそろ開けられるな。どうするか……もうちょっと苦戦しているフリでもしておくか。
◇
ガチャリ。
ざわつく冒険者たちの中にあって、その音はやけに大きく響いた。
「まさか…!」
「いやいや、そんなわけ…」
「だが、たしかに聞こえたぞ」
「マジで…?」
冒険者たちにも聞こえたようだ。ざわめきが大きくなる。
「開いたのか!?」
傍に居たアッガイが驚き尋ねてきた。
「ああ。開いたぞ」
私は、解錠できたことを証明するように『開かずの宝箱』の蓋を持ち上げてみせる。『開かずの宝箱』の隙間から眩い光が漏れ出した。
「おいおい、嘘だろ…」
「マジかよ!?」
「んなバカな…」
「欲しい…!」
冒険者たちから次々と驚きの声が上がる。私が『開かずの宝箱』を解錠できたことが信じられないようだ。見た目年端もいかない女の子が、熟練の盗賊でも解錠できなかった『開かずの宝箱』を解錠すれば、こんな反応にもなるか。
「これでいいか?」
「ああ…。いや、驚いたな。まさか本当に開けちまうとは……。おーい!誰か来てくれー!」
アッガイがギルド職員を呼び、職員が宝箱の中身を回収していく。一度冒険者ギルドで預かり、後日【穿つ明星】に渡されるらしい。
「くぅー…」
私は立ち上がって腰を伸ばす。長いこと屈んで同じ体勢でいたから、疲れがたまっている。凝り固まった筋肉が伸びて気持ちが良い。
「ルー!」
何だ?と思ったら、同じくらいの背丈の人影が飛び掛かってきた。慌てて抱き止める。
「すごい。すごいわ、ルー!あなたってすごい盗賊だったのね。ほんとに『開かずの宝箱』を開けちゃうなんて!」
ミレイユだ。ミレイユが感極まったように私に抱きついてきた。背中に回された手が、背中をバシバシと叩いてきて、ちょっと痛い。
「さすがです、ルー」
「ほんとほんと。ルールーマジすごいって!」
エレオノールが「ほぅ」と熱いため息を吐き、リリムがまるで自分のことのように喜んでいる。2人ともミレイユに感化されたのか、抱きついてくる。エレオノールが右から、リリムが左からだ。
後頭部にぽよんとしたものが押し当てられる。いつもの感触だ。
「すごい…!」
背中にピッタリと貼り付くように、ディアネットが後ろから抱きついてきた。
「ふへへ……」
四方から美少女に抱きしめられて、とても気分が良い。ぷにぷにふかふかで良い匂いもする。私は、つかの間の楽園に頬を緩めるのだった。
◇
『開かずの宝箱』を開けて、指名依頼の報酬と賞金を受け取る。全部で金貨700枚超えだ。ジャラジャラと音を立てるズシリと重たい袋を8つ受け取った。金貨100枚が入った袋が7つ。もう1つは、端数の銀貨や銅貨が入った袋だ。
持ち運びに苦労しそうな量と重さだが、私にはマジックバッグがある。全てマジックバッグの中にしまったのだが……問題はその後だった。
我先にと争う冒険者たちから、パーティへの勧誘を受けたり、マジックバッグを売ってくれと頼まれたり、愛の告白をされたり、投資の話を持ちかけられたり、金を貸してくれと言われたり、もう大変だった。
こうなることは分かってはいたが、うんざりしたな。素直に引いてくれる奴も居れば、諦めの悪い奴も居た。本当に同じ言葉を話しているのか疑問に思える奴も居たな……。とにかく大変だった。
冒険者たちの誘いを断っている間、ディアネットが「誰にも渡すもんか」と言わんばかりに、後ろからギュッと抱きしめてきたことが唯一の癒しだった。
結局、【赤の女王】の皆の力を借りて全て断った。皆には何かお礼の品でも贈ろうと思う。皆には迷惑をかけてしまったからな。
だが、おかげで金貨700枚もの大金が手に入った。この金があれば……ふふふ。
結局、私は宝箱を解錠することにした。やはり金貨400枚は惜しい。何をするにも金は必要だからね。それに、ちょっと考えがあるし、貰えるものは貰っておこう。
悪目立ちする点は諦めた。私を神と見破れる者なんて、滅多に居ないだろう。居たとしても神殿の奥で囲われているに違いない。神殿に近寄らなければ大丈夫だ。たぶん。
「まぁそうだろうな」
アッガイが深く頷く。依頼を受けるだけで金貨100枚貰えるのだ。断る奴など居まい。
「それで、どの宝箱を開ければいいんだ?」
「ああ。あれだ」
アッガイが指したのは、残り2つとなった『開かずの宝箱』の1つだった。右側の赤い宝箱で、豪華な装飾が施されている。
「あれか……」
あれは、いずれ開ける予定だったので、丁度良いといえば、丁度良い。
「嬢ちゃんが、一向に開けないものだから、向こうがシビレを切らしたみたいだな」
「なるほどな」
あれは中身の宝具も期待できそうだからな。指名依頼を出してまで早く開けて欲しいというのも分かる。
「あれの賞金はどうなるんだ?」
『開かずの宝箱』には、賞金が懸けられている。その賞金は、どういう扱いになるんだ?
「開ければもちろん嬢ちゃんのだ」
「ほう…」
宝箱の賞金は、金貨200枚まで膨れ上がったらしい。指名依頼の報酬と合わせて、金貨700枚だ。まだこの地域の物価を正確には把握しきれていないが、かなりの大金なのは間違いない。慎ましく暮らせば、死ぬまで働かなくてよさそうだ。いや、ちょっと足りないか?
まぁこんなチャンスは滅多にないに違いない。しっかり稼がせてもらおうかな。
◇
「がんばりなさいよ!」
「目指せ!一獲千金!」
「応援しています」
「がんばって…」
パーティメンバーからの声援を受けて、私は『開かずの宝箱』に向かい合う。
「ふーむ…」
これも小難しい鍵をしているな。解錠できそうだが、時間が掛かりそうだ。
前回は、解錠が早すぎて不信感を持たれたからな。今回はじっくりとやろう。
「あの嬢ちゃんが、『開かずの宝箱』の宝箱を開けたっていう盗賊か…」
「マジかよ。まだ下の毛も生えてねぇようなガキじゃねぇか」
「可憐だ…」
カチャカチャとピッキングツールを動かしていると、次第に人が集まってきた。今では大勢の冒険者が人垣を作っている。
「大そうな顔だが、その実力はどうかな」
「無理に決まってる。<開かずの宝箱>だぜ?開かないからそう呼ばれてるんだ」
「でもあの子、一度<開かずの宝箱>を開けてるわよ」
「運が良かっただけだろ…」
「今回もその豪運が味方するとしたら?」
「違うね。あれは運が良くて開くなんてヤワな鍵じゃないよ」
「かわいい娘ね。食べちゃいたいくらいだわ」
ざわつく冒険者たちを無視して解錠を進める。そろそろ開けられるな。どうするか……もうちょっと苦戦しているフリでもしておくか。
◇
ガチャリ。
ざわつく冒険者たちの中にあって、その音はやけに大きく響いた。
「まさか…!」
「いやいや、そんなわけ…」
「だが、たしかに聞こえたぞ」
「マジで…?」
冒険者たちにも聞こえたようだ。ざわめきが大きくなる。
「開いたのか!?」
傍に居たアッガイが驚き尋ねてきた。
「ああ。開いたぞ」
私は、解錠できたことを証明するように『開かずの宝箱』の蓋を持ち上げてみせる。『開かずの宝箱』の隙間から眩い光が漏れ出した。
「おいおい、嘘だろ…」
「マジかよ!?」
「んなバカな…」
「欲しい…!」
冒険者たちから次々と驚きの声が上がる。私が『開かずの宝箱』を解錠できたことが信じられないようだ。見た目年端もいかない女の子が、熟練の盗賊でも解錠できなかった『開かずの宝箱』を解錠すれば、こんな反応にもなるか。
「これでいいか?」
「ああ…。いや、驚いたな。まさか本当に開けちまうとは……。おーい!誰か来てくれー!」
アッガイがギルド職員を呼び、職員が宝箱の中身を回収していく。一度冒険者ギルドで預かり、後日【穿つ明星】に渡されるらしい。
「くぅー…」
私は立ち上がって腰を伸ばす。長いこと屈んで同じ体勢でいたから、疲れがたまっている。凝り固まった筋肉が伸びて気持ちが良い。
「ルー!」
何だ?と思ったら、同じくらいの背丈の人影が飛び掛かってきた。慌てて抱き止める。
「すごい。すごいわ、ルー!あなたってすごい盗賊だったのね。ほんとに『開かずの宝箱』を開けちゃうなんて!」
ミレイユだ。ミレイユが感極まったように私に抱きついてきた。背中に回された手が、背中をバシバシと叩いてきて、ちょっと痛い。
「さすがです、ルー」
「ほんとほんと。ルールーマジすごいって!」
エレオノールが「ほぅ」と熱いため息を吐き、リリムがまるで自分のことのように喜んでいる。2人ともミレイユに感化されたのか、抱きついてくる。エレオノールが右から、リリムが左からだ。
後頭部にぽよんとしたものが押し当てられる。いつもの感触だ。
「すごい…!」
背中にピッタリと貼り付くように、ディアネットが後ろから抱きついてきた。
「ふへへ……」
四方から美少女に抱きしめられて、とても気分が良い。ぷにぷにふかふかで良い匂いもする。私は、つかの間の楽園に頬を緩めるのだった。
◇
『開かずの宝箱』を開けて、指名依頼の報酬と賞金を受け取る。全部で金貨700枚超えだ。ジャラジャラと音を立てるズシリと重たい袋を8つ受け取った。金貨100枚が入った袋が7つ。もう1つは、端数の銀貨や銅貨が入った袋だ。
持ち運びに苦労しそうな量と重さだが、私にはマジックバッグがある。全てマジックバッグの中にしまったのだが……問題はその後だった。
我先にと争う冒険者たちから、パーティへの勧誘を受けたり、マジックバッグを売ってくれと頼まれたり、愛の告白をされたり、投資の話を持ちかけられたり、金を貸してくれと言われたり、もう大変だった。
こうなることは分かってはいたが、うんざりしたな。素直に引いてくれる奴も居れば、諦めの悪い奴も居た。本当に同じ言葉を話しているのか疑問に思える奴も居たな……。とにかく大変だった。
冒険者たちの誘いを断っている間、ディアネットが「誰にも渡すもんか」と言わんばかりに、後ろからギュッと抱きしめてきたことが唯一の癒しだった。
結局、【赤の女王】の皆の力を借りて全て断った。皆には何かお礼の品でも贈ろうと思う。皆には迷惑をかけてしまったからな。
だが、おかげで金貨700枚もの大金が手に入った。この金があれば……ふふふ。
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