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001 半身
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よくゲームとかで敵を回復するうざい敵キャラっているだろ?
――――それ、オレなんだわ……。
前世の子どもの頃に流行ったファミリーハードのレトロなRPGゲーム『魔剣伝説』。その中に登場している序盤の敵キャラ、辺境伯の息子。その子分であるディートフリート・バウムガルテン男爵に転生したのがこのオレだ。
分かりにくい? 簡単に言うと、序盤で倒されるかませ犬のそのまた手下だ。ぶっちゃけ、名前を読む気にもならない。そうだろ?
敵である辺境伯の息子を回復し続けてすべてのプレイヤーにウザイ奴認定されたモブキャラ。ゲームの攻略サイトにも正式名称ではなく「左のウザイヒーラーを先に倒します」としか記述されてないような雑魚なモブキャラだ。
大好きなゲームの世界への転生だったんだが……。なんでよりにもよって序盤の咬ませ犬の、しかもその取り巻きなんだよ!
こんなモブキャラの名前なんて『魔剣伝説』を何年も何年も縋るようにプレイし続けたオレじゃなきゃ気づかないレベルのモブキャラだぞ?
ゲームプレイ中はただ倒されるためだけに存在し、特に気にもしなかったモブキャラだったが、モブキャラにもモブキャラの人生がある。ゲームだけでは知ることのできなかったリアルがある。
この五年で、オレはそれを嫌というほど理解させられた。
「入るよ、コルネリア」
狭い屋敷の中でも日当たりのいい部屋。そこがコルネリアの部屋だ。
「失礼いたします」
オレの代わりにドアを開けてくれる爺。オレはそれに感謝しながらコルネリアの部屋の中に入った。貴族のご令嬢の部屋というには、些か以上に寂しい部屋だな。
「おにいさま? ゴホッ! ゴホッ!」
「リア!?」
突然咳き込んだ声に、オレはベッドに横になる双子の妹の元へ急ぐ。
「体を起こさなくてもいい。ほら、横になって」
オレはコルネリアの背を撫でて落ち着けると、細すぎる肩を押してベッドに横にさせる。
「ごめんなさい……」
「リアが謝る必要なんてどこにもないよ。いきなりで驚かせちゃったかな? ごめんね」
オレはコルネリアの手を優しく握って、彼女のおでこに手を当てる。
「ちょっと熱があるかな? お薬はちゃんと飲んだかい?」
「はい」
「いい子だね」
オレはそのままコルネリアの頭をよしよしと撫でる。コルネリアは、その赤の瞳で僕を見上げて柔らかい笑みを見せた。
まるで天使のようにかわいいコルネリア。なぜ神はこの子に邪神の呪いなんて呼ばれている厄介な原因不明の病を押し付けてしまったんだ。その一事をもって、オレは神を信仰していない。
邪神の呪いに犯された者は、成人することなくその生涯を終えるらしい。
そんな未来、全力で否定してやる!
コルネリアとの一時は、唯一オレのささくれだった心を癒してくれる。なぜこんなにも安らかな気持ちになるのか。オレには分からない。だが、コルネリアが笑みを浮かべているだけで心が救われ、コルネリアが悲しんでいるとオレも心臓が張り裂けそうなほどだ。
前世では一人っ子だったからわからないが、双子の兄妹ってこんな感じなのか?
まるで心を共有しているような。双子だからだろうか、なんだかテレパシーではないが、通じるものを感じている。生まれた時から、生まれる前からも一緒に居た存在だからかな?
まさしく自分の半身とも言える存在だ。
もし失うことがあれば……きっとオレは耐えられない。
「おにいさま、お父さまはどうしたのかしら? きのうもその前も、もうずっとごあいさつしていないわ」
「…………」
オレは言葉に詰まってしまう。普通の五歳児であるコルネリアにとって、人の死を理解するのは難しいのだろう。オレも忙しさを理由に逃げていた。だが、もうそんな言い訳は通用しない。
「お父様は……とても高い所に行ってしまったんだ。お母様と一緒にオレたちを見守ってくれているよ」
コルネリアの赤の瞳が潤み、そして雫が頬を伝う。
オレの心は張り裂けそうなほどいっぱいになった。
「またわたくしのせいなの?」
「リア?」
「わたくしの体がこんなだから、きっとお父さまにも呆れられて捨てられてしまったんだわ……」
「リア!」
オレはコルネリアの体をきつく抱きしめる。コルネリアの言葉を否定したくて、コルネリアにこれ以上自分を傷付けてほしくなくて……。
「そんなことないよ、リア。リアはオレの希望なんだ。そんな悲しいこと言わないでおくれ」
「でも……」
「母上のことも、父上のことも、決してリアのせいじゃないんだ」
コルネリアを見ていると、前世の自分を思い出してしまう。
なにもかもが自分のせいだと諦めていたオレを。
ろくでもない人生だった。だが、オレには『魔剣伝説』という救いがあった。縋る先があった。
でも、コルネリアにはなにもない。
父と母はとっくに他界し、頼りになる親族もいない。
今のオレはとても無力だ。さぞかし頼りないことだろう。
でも、オレはコルネリアを助けたい。
他のなにを犠牲にしてでも、オレはコルネリアを救いたい。
この子はオレの半身なのだ。
不幸中の幸いだが、オレは将来、あと二年で治癒のギフトを賜るのは分かっている。
まずは治癒のギフトのレベルを上げて、必ずコルネリアの不治の病を完治させてみせる!
だが、それだけではダメだ。
このままゲームの通り進めば五年後、オレたちに待っているのは破滅だ。
ゲームの最初の舞台である貴族の子弟が入学する学園で問題を起こしてしまうのだ。
見下していたゲームの主人公にコテンパンに負けて、安易に力を欲して、邪神の封印を解くという大罪を犯してしまう。
そして、ゲームの主人公にあっけなく討伐されてしまう。
前世で得た『魔剣伝説』の情報をフル活用して、こんな未来を否定しなければならない!
「お兄さま……?」
「リア、必ずオレがリアの体を治してみせる! これは絶対の誓いだ! だからリア、明日を未来を信じよう! 必ず今日よりもいい日になる!」
本当はそんなに甘くないことは分かっている。きっと今日よりも悪い日もあるし、しばらくは暗黒期なのは確定だ。治癒魔法は使えないしな。
でも、オレはコルネリアに未来を信じてほしかった。
「お兄さま……」
「だからリア、笑ってくれ。病は気からとも言うからね。笑って病なんて吹き飛ばしてしまおう。リアが自然と笑えるようになるために、オレもがんばるよ」
リアは目を見開くと、こくりと小さく頷いてくれた。
「はい……! わたくし、笑います……!」
リアが涙を浮かべながらも笑顔を見せてくれた。それだけでオレの心は浮き上がる思いがした。
必ずだ。必ずこの笑顔を守ってみせる!
――――それ、オレなんだわ……。
前世の子どもの頃に流行ったファミリーハードのレトロなRPGゲーム『魔剣伝説』。その中に登場している序盤の敵キャラ、辺境伯の息子。その子分であるディートフリート・バウムガルテン男爵に転生したのがこのオレだ。
分かりにくい? 簡単に言うと、序盤で倒されるかませ犬のそのまた手下だ。ぶっちゃけ、名前を読む気にもならない。そうだろ?
敵である辺境伯の息子を回復し続けてすべてのプレイヤーにウザイ奴認定されたモブキャラ。ゲームの攻略サイトにも正式名称ではなく「左のウザイヒーラーを先に倒します」としか記述されてないような雑魚なモブキャラだ。
大好きなゲームの世界への転生だったんだが……。なんでよりにもよって序盤の咬ませ犬の、しかもその取り巻きなんだよ!
こんなモブキャラの名前なんて『魔剣伝説』を何年も何年も縋るようにプレイし続けたオレじゃなきゃ気づかないレベルのモブキャラだぞ?
ゲームプレイ中はただ倒されるためだけに存在し、特に気にもしなかったモブキャラだったが、モブキャラにもモブキャラの人生がある。ゲームだけでは知ることのできなかったリアルがある。
この五年で、オレはそれを嫌というほど理解させられた。
「入るよ、コルネリア」
狭い屋敷の中でも日当たりのいい部屋。そこがコルネリアの部屋だ。
「失礼いたします」
オレの代わりにドアを開けてくれる爺。オレはそれに感謝しながらコルネリアの部屋の中に入った。貴族のご令嬢の部屋というには、些か以上に寂しい部屋だな。
「おにいさま? ゴホッ! ゴホッ!」
「リア!?」
突然咳き込んだ声に、オレはベッドに横になる双子の妹の元へ急ぐ。
「体を起こさなくてもいい。ほら、横になって」
オレはコルネリアの背を撫でて落ち着けると、細すぎる肩を押してベッドに横にさせる。
「ごめんなさい……」
「リアが謝る必要なんてどこにもないよ。いきなりで驚かせちゃったかな? ごめんね」
オレはコルネリアの手を優しく握って、彼女のおでこに手を当てる。
「ちょっと熱があるかな? お薬はちゃんと飲んだかい?」
「はい」
「いい子だね」
オレはそのままコルネリアの頭をよしよしと撫でる。コルネリアは、その赤の瞳で僕を見上げて柔らかい笑みを見せた。
まるで天使のようにかわいいコルネリア。なぜ神はこの子に邪神の呪いなんて呼ばれている厄介な原因不明の病を押し付けてしまったんだ。その一事をもって、オレは神を信仰していない。
邪神の呪いに犯された者は、成人することなくその生涯を終えるらしい。
そんな未来、全力で否定してやる!
コルネリアとの一時は、唯一オレのささくれだった心を癒してくれる。なぜこんなにも安らかな気持ちになるのか。オレには分からない。だが、コルネリアが笑みを浮かべているだけで心が救われ、コルネリアが悲しんでいるとオレも心臓が張り裂けそうなほどだ。
前世では一人っ子だったからわからないが、双子の兄妹ってこんな感じなのか?
まるで心を共有しているような。双子だからだろうか、なんだかテレパシーではないが、通じるものを感じている。生まれた時から、生まれる前からも一緒に居た存在だからかな?
まさしく自分の半身とも言える存在だ。
もし失うことがあれば……きっとオレは耐えられない。
「おにいさま、お父さまはどうしたのかしら? きのうもその前も、もうずっとごあいさつしていないわ」
「…………」
オレは言葉に詰まってしまう。普通の五歳児であるコルネリアにとって、人の死を理解するのは難しいのだろう。オレも忙しさを理由に逃げていた。だが、もうそんな言い訳は通用しない。
「お父様は……とても高い所に行ってしまったんだ。お母様と一緒にオレたちを見守ってくれているよ」
コルネリアの赤の瞳が潤み、そして雫が頬を伝う。
オレの心は張り裂けそうなほどいっぱいになった。
「またわたくしのせいなの?」
「リア?」
「わたくしの体がこんなだから、きっとお父さまにも呆れられて捨てられてしまったんだわ……」
「リア!」
オレはコルネリアの体をきつく抱きしめる。コルネリアの言葉を否定したくて、コルネリアにこれ以上自分を傷付けてほしくなくて……。
「そんなことないよ、リア。リアはオレの希望なんだ。そんな悲しいこと言わないでおくれ」
「でも……」
「母上のことも、父上のことも、決してリアのせいじゃないんだ」
コルネリアを見ていると、前世の自分を思い出してしまう。
なにもかもが自分のせいだと諦めていたオレを。
ろくでもない人生だった。だが、オレには『魔剣伝説』という救いがあった。縋る先があった。
でも、コルネリアにはなにもない。
父と母はとっくに他界し、頼りになる親族もいない。
今のオレはとても無力だ。さぞかし頼りないことだろう。
でも、オレはコルネリアを助けたい。
他のなにを犠牲にしてでも、オレはコルネリアを救いたい。
この子はオレの半身なのだ。
不幸中の幸いだが、オレは将来、あと二年で治癒のギフトを賜るのは分かっている。
まずは治癒のギフトのレベルを上げて、必ずコルネリアの不治の病を完治させてみせる!
だが、それだけではダメだ。
このままゲームの通り進めば五年後、オレたちに待っているのは破滅だ。
ゲームの最初の舞台である貴族の子弟が入学する学園で問題を起こしてしまうのだ。
見下していたゲームの主人公にコテンパンに負けて、安易に力を欲して、邪神の封印を解くという大罪を犯してしまう。
そして、ゲームの主人公にあっけなく討伐されてしまう。
前世で得た『魔剣伝説』の情報をフル活用して、こんな未来を否定しなければならない!
「お兄さま……?」
「リア、必ずオレがリアの体を治してみせる! これは絶対の誓いだ! だからリア、明日を未来を信じよう! 必ず今日よりもいい日になる!」
本当はそんなに甘くないことは分かっている。きっと今日よりも悪い日もあるし、しばらくは暗黒期なのは確定だ。治癒魔法は使えないしな。
でも、オレはコルネリアに未来を信じてほしかった。
「お兄さま……」
「だからリア、笑ってくれ。病は気からとも言うからね。笑って病なんて吹き飛ばしてしまおう。リアが自然と笑えるようになるために、オレもがんばるよ」
リアは目を見開くと、こくりと小さく頷いてくれた。
「はい……! わたくし、笑います……!」
リアが涙を浮かべながらも笑顔を見せてくれた。それだけでオレの心は浮き上がる思いがした。
必ずだ。必ずこの笑顔を守ってみせる!
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