106 / 124
106 訓練
しおりを挟む
「よし、全員揃ったな?」
「「「「「はい」」」」」
オレの目の前には、完全武装した『五花の夢』のメンバーたちが居る。ここは拠点にしている屋敷の舞踏会場。広く、そして天井も高い。武器を振るうには十分なスペースだ。
屋敷に舞踏会ができるような会場があるなんて驚きだよな。さすが、高かっただけはある。
オレは、舞踏会場のシャンデリアなどのいらない設備や家具を売っ払った。舞踏会なんてやる予定は無いからな。ここは舞踏会場ではなく、道場として運用することにしたのだ。
オレは、ここでクロエたちを鍛えようと思っている。時間が少ないから大したことは教えられないだろうが、まぁ、やらないよりましだな。最近は屋敷の中に籠ってばっかりだったし、体が鈍らないようにするためにも訓練は必須だろう。
「んじゃあ、今回は対人戦の訓練だ」
オレは盾や長剣、ダガー、ナックルダスターなどを床に広げてみせた。
「こいつらが、敵の使ってくる武器だな。盾持ちと長剣、ダガー、ナックルダスター。『ゴブリン洞窟』のボス、ホブゴブリンを相手にした時を思い出せ」
対人戦の訓練は、今までも折を見てやってきた。過去にホブゴブリンを相手にした経験が、クロエたちの成長に一役買っている。やはり『ゴブリン洞窟』を何度も攻略したことは無駄ではなかった。
オレは、盾と片手剣を拾うと、調子を確かめるように一振りする。
ブンッと片手剣が空気を切り裂き、鈍い音を立てた。
「今から、オレが敵の特徴やクセを真似しながら戦う。お前たちは、オレと一対一をしながら、相手のクセを学び取るんだ。できるか?」
「「「「「はい」」」」」
「よろしい」
クロエたちの元気な返事を聞いて、オレは一つ頷いた。
「んじゃ、最初はエルからいくか」
「はい」
「残りの奴らは、今日は見学だ。外から見た方が分かりやすいだろうからな」
オレは、白銀の装備を身に纏ったエレオノールと向かい合う。ピカピカに磨かれた白銀の鎧は、キラキラと輝き、眩しいくらいだ。
「じゃあ、いくぞ。最初は一手譲る。全力で来い」
「はい!」
エレオノールに向かって左手のカイトシールドを構えると、エレオノールもラウンドシールドをこちらに構える。盾を前に出し、半身に構えたエレオノール。盾がエレオノールの上半身を隠し、右手に持っているはずのショートソードまで隠している。
タンクとしては基本の構えだが、実際に相手にすると厄介だな。盾のどこからショートソードが飛び出してくるのか分からない。
タンクの盾は、ただ身を護るための道具ではない。その広い面で、体や得物を隠す目隠しのような働きもある。オレは、エレオノールの構えを真似するように、カイトシールドの裏に片手剣を隠した。
「…………」
一手エレオノールに譲ったのだから、先手はエレオノールからになる。だが、動かない。攻めあぐねているのだろう。エレオノールは、敵の攻撃を受け流すのは上手くなったが、攻めはあまり得意じゃないからな。
「来い、エル。来ねぇならこっちから行くぞ?」
「ッ! やぁあああああああ!」
オレの声に弾かれたようにエレオノールが突撃してくる。ラウンドシールドを前に構え、体当たりを仕掛けるつもりだろう。エレオノールの最初の手としては、よく見るパターンだ。だが……。
オレは腰を低く落とすと、エレオノールを待ち構える。
ガギィンッ!!
金属同士のぶつかる音が響き、ついにエレオノールの勢いの乗った体がぶつかってきた。エレオノールの全体重の乗った突進だ。女性の体重について思いをはせるのはアレだが、重い一撃だ。左手一本では受け止めることができず、右手に握った片手剣の先をカイトシールドに押し付けて受け止める。
「くっ!?」
完全に勢いの殺されたエレオノール。その体を思いっきり盾で押し返した。
「ッ!?」
途端に体幹が崩れるエレオノールの体。オレとエレオノールじゃあ、体重も腕力もオレの方が上だ。じっくり構えれば、ぶつかり合いはオレが勝つのが道理。
後ろに崩れたエレオノールの体。エレオノールは、バックステップすることで転倒を回避しようとするが、そうはさせない。
オレは前傾姿勢のまま盾を前に構えエレオノールへと突撃する。更にエレオノールの体勢を崩すつもりだ。
「せやっ!」
このままではマズイと感じたのだろう。エレオノールがショートソードを振るう。オレの動きを牽制するつもりだ。しかし――――。
ガキンッ!
オレはエレオノールの剣を盾で受けて、そのまま更に前へと足を運ぶ。そんな腰の入っていない腕の力だけで振るわれた剣など、なにも怖くない。剣に惑わされることなく、オレはエレオノールの盾にシールバッシュを叩き込んだ。
ゴギンッ!!
「あっ」
盾同士が激しくぶつかる金属音を奏で、エレオノールの体が決定的に崩れる。両足が床を離れ、エレオノールの体は最早、死に体だ。どうにでも料理することができる。自分の敗北を悟ったのだろう。エレオノールは悔しげに表情を歪め、床へと倒れた。
「「「「「はい」」」」」
オレの目の前には、完全武装した『五花の夢』のメンバーたちが居る。ここは拠点にしている屋敷の舞踏会場。広く、そして天井も高い。武器を振るうには十分なスペースだ。
屋敷に舞踏会ができるような会場があるなんて驚きだよな。さすが、高かっただけはある。
オレは、舞踏会場のシャンデリアなどのいらない設備や家具を売っ払った。舞踏会なんてやる予定は無いからな。ここは舞踏会場ではなく、道場として運用することにしたのだ。
オレは、ここでクロエたちを鍛えようと思っている。時間が少ないから大したことは教えられないだろうが、まぁ、やらないよりましだな。最近は屋敷の中に籠ってばっかりだったし、体が鈍らないようにするためにも訓練は必須だろう。
「んじゃあ、今回は対人戦の訓練だ」
オレは盾や長剣、ダガー、ナックルダスターなどを床に広げてみせた。
「こいつらが、敵の使ってくる武器だな。盾持ちと長剣、ダガー、ナックルダスター。『ゴブリン洞窟』のボス、ホブゴブリンを相手にした時を思い出せ」
対人戦の訓練は、今までも折を見てやってきた。過去にホブゴブリンを相手にした経験が、クロエたちの成長に一役買っている。やはり『ゴブリン洞窟』を何度も攻略したことは無駄ではなかった。
オレは、盾と片手剣を拾うと、調子を確かめるように一振りする。
ブンッと片手剣が空気を切り裂き、鈍い音を立てた。
「今から、オレが敵の特徴やクセを真似しながら戦う。お前たちは、オレと一対一をしながら、相手のクセを学び取るんだ。できるか?」
「「「「「はい」」」」」
「よろしい」
クロエたちの元気な返事を聞いて、オレは一つ頷いた。
「んじゃ、最初はエルからいくか」
「はい」
「残りの奴らは、今日は見学だ。外から見た方が分かりやすいだろうからな」
オレは、白銀の装備を身に纏ったエレオノールと向かい合う。ピカピカに磨かれた白銀の鎧は、キラキラと輝き、眩しいくらいだ。
「じゃあ、いくぞ。最初は一手譲る。全力で来い」
「はい!」
エレオノールに向かって左手のカイトシールドを構えると、エレオノールもラウンドシールドをこちらに構える。盾を前に出し、半身に構えたエレオノール。盾がエレオノールの上半身を隠し、右手に持っているはずのショートソードまで隠している。
タンクとしては基本の構えだが、実際に相手にすると厄介だな。盾のどこからショートソードが飛び出してくるのか分からない。
タンクの盾は、ただ身を護るための道具ではない。その広い面で、体や得物を隠す目隠しのような働きもある。オレは、エレオノールの構えを真似するように、カイトシールドの裏に片手剣を隠した。
「…………」
一手エレオノールに譲ったのだから、先手はエレオノールからになる。だが、動かない。攻めあぐねているのだろう。エレオノールは、敵の攻撃を受け流すのは上手くなったが、攻めはあまり得意じゃないからな。
「来い、エル。来ねぇならこっちから行くぞ?」
「ッ! やぁあああああああ!」
オレの声に弾かれたようにエレオノールが突撃してくる。ラウンドシールドを前に構え、体当たりを仕掛けるつもりだろう。エレオノールの最初の手としては、よく見るパターンだ。だが……。
オレは腰を低く落とすと、エレオノールを待ち構える。
ガギィンッ!!
金属同士のぶつかる音が響き、ついにエレオノールの勢いの乗った体がぶつかってきた。エレオノールの全体重の乗った突進だ。女性の体重について思いをはせるのはアレだが、重い一撃だ。左手一本では受け止めることができず、右手に握った片手剣の先をカイトシールドに押し付けて受け止める。
「くっ!?」
完全に勢いの殺されたエレオノール。その体を思いっきり盾で押し返した。
「ッ!?」
途端に体幹が崩れるエレオノールの体。オレとエレオノールじゃあ、体重も腕力もオレの方が上だ。じっくり構えれば、ぶつかり合いはオレが勝つのが道理。
後ろに崩れたエレオノールの体。エレオノールは、バックステップすることで転倒を回避しようとするが、そうはさせない。
オレは前傾姿勢のまま盾を前に構えエレオノールへと突撃する。更にエレオノールの体勢を崩すつもりだ。
「せやっ!」
このままではマズイと感じたのだろう。エレオノールがショートソードを振るう。オレの動きを牽制するつもりだ。しかし――――。
ガキンッ!
オレはエレオノールの剣を盾で受けて、そのまま更に前へと足を運ぶ。そんな腰の入っていない腕の力だけで振るわれた剣など、なにも怖くない。剣に惑わされることなく、オレはエレオノールの盾にシールバッシュを叩き込んだ。
ゴギンッ!!
「あっ」
盾同士が激しくぶつかる金属音を奏で、エレオノールの体が決定的に崩れる。両足が床を離れ、エレオノールの体は最早、死に体だ。どうにでも料理することができる。自分の敗北を悟ったのだろう。エレオノールは悔しげに表情を歪め、床へと倒れた。
98
お気に入りに追加
740
あなたにおすすめの小説
異世界召喚されたら無能と言われ追い出されました。~この世界は俺にとってイージーモードでした~
WING/空埼 裕@書籍発売中
ファンタジー
1~8巻好評発売中です!
※2022年7月12日に本編は完結しました。
◇ ◇ ◇
ある日突然、クラスまるごと異世界に勇者召喚された高校生、結城晴人。
ステータスを確認したところ、勇者に与えられる特典のギフトどころか、勇者の称号すらも無いことが判明する。
晴人たちを召喚した王女は「無能がいては足手纏いになる」と、彼のことを追い出してしまった。
しかも街を出て早々、王女が差し向けた騎士によって、晴人は殺されかける。
胸を刺され意識を失った彼は、気がつくと神様の前にいた。
そしてギフトを与え忘れたお詫びとして、望むスキルを作れるスキルをはじめとしたチート能力を手に入れるのであった──
ハードモードな異世界生活も、やりすぎなくらいスキルを作って一発逆転イージーモード!?
前代未聞の難易度激甘ファンタジー、開幕!
異世界で美少女『攻略』スキルでハーレム目指します。嫁のために命懸けてたらいつの間にか最強に!?雷撃魔法と聖剣で俺TUEEEもできて最高です。
真心糸
ファンタジー
☆カクヨムにて、200万PV、ブクマ6500達成!☆
【あらすじ】
どこにでもいるサラリーマンの主人公は、突如光り出した自宅のPCから異世界に転生することになる。
神様は言った。
「あなたはこれから別の世界に転生します。キャラクター設定を行ってください」
現世になんの未練もない主人公は、その状況をすんなり受け入れ、神様らしき人物の指示に従うことにした。
神様曰く、好きな外見を設定して、有効なポイントの範囲内でチートスキルを授けてくれるとのことだ。
それはいい。じゃあ、理想のイケメンになって、美少女ハーレムが作れるようなスキルを取得しよう。
あと、できれば俺TUEEEもしたいなぁ。
そう考えた主人公は、欲望のままにキャラ設定を行った。
そして彼は、剣と魔法がある異世界に「ライ・ミカヅチ」として転生することになる。
ライが取得したチートスキルのうち、最も興味深いのは『攻略』というスキルだ。
この攻略スキルは、好みの美少女を全世界から検索できるのはもちろんのこと、その子の好感度が上がるようなイベントを予見してアドバイスまでしてくれるという優れモノらしい。
さっそく攻略スキルを使ってみると、前世では見たことないような美少女に出会うことができ、このタイミングでこんなセリフを囁くと好感度が上がるよ、なんてアドバイスまでしてくれた。
そして、その通りに行動すると、めちゃくちゃモテたのだ。
チートスキルの効果を実感したライは、冒険者となって俺TUEEEを楽しみながら、理想のハーレムを作ることを人生の目標に決める。
しかし、出会う美少女たちは皆、なにかしらの逆境に苦しんでいて、ライはそんな彼女たちに全力で救いの手を差し伸べる。
もちろん、攻略スキルを使って。
もちろん、救ったあとはハーレムに入ってもらう。
下心全開なのに、正義感があって、熱い心を持つ男ライ・ミカヅチ。
これは、そんな主人公が、異世界を全力で生き抜き、たくさんの美少女を助ける物語。
【他サイトでの掲載状況】
本作は、カクヨム様、小説家になろう様でも掲載しています。

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位

無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
異世界をスキルブックと共に生きていく
大森 万丈
ファンタジー
神様に頼まれてユニークスキル「スキルブック」と「神の幸運」を持ち異世界に転移したのだが転移した先は海辺だった。見渡しても海と森しかない。「最初からサバイバルなんて難易度高すぎだろ・・今着てる服以外何も持ってないし絶対幸運働いてないよこれ、これからどうしよう・・・」これは地球で平凡に暮らしていた佐藤 健吾が死後神様の依頼により異世界に転生し神より授かったユニークスキル「スキルブック」を駆使し、仲間を増やしながら気ままに異世界で暮らしていく話です。神様に貰った幸運は相変わらず仕事をしません。のんびり書いていきます。読んで頂けると幸いです。
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!

転生貴族の移動領地~家族から見捨てられた三子の俺、万能な【スライド】スキルで最強領地とともに旅をする~
名無し
ファンタジー
とある男爵の三子として転生した主人公スラン。美しい海辺の辺境で暮らしていたが、海賊やモンスターを寄せ付けなかった頼りの父が倒れ、意識不明に陥ってしまう。兄姉もまた、スランの得たスキル【スライド】が外れと見るや、彼を見捨ててライバル貴族に寝返る。だが、そこから【スライド】スキルの真価を知ったスランの逆襲が始まるのであった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる