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rikuro

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第1章

とうちゃくのひ

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「ちゅきましたぁー!いちばんのりー!」
「……主!いつの間に!勝手に行くなと言ってるのに……」


やって来ました、近隣の街!街の名前は聞いてないので知らないけど、漁港も在るため結構大きめの街らしい。

そして、目前に街に入る門が見えれば行っちゃうよね?突撃しちゃうよね!?仕方ないと思うんだな!てへっ
勝手に走らないようにセバスに抱えられていたんだけど、ぴょんっと飛び降りて走り出しました。でも、またまた首根っこを捕まれちゃった……。残念。



「……はぁ、元気だな……はぁはぁ……」
「…まじで、はぁ……もう、ついた……」
「……………………」
護衛妖精じゃない、セバスも息切れしてないのにロンズ達は今にもへたり込みそう……。
やっぱり冒険者のAランクってそんなに高くないのかも……。前に聞いたときのランクで上位ぽかったけど…?

よく聞くのは高ランクに位置するって聞くけど、この世界はちがうのかな??
ゲームのメインも牧場経営で、自分と冒険者の関わりも作物などの配送に依頼で関わる位しかなかったので、詳しくないのだ。





門の前には長蛇の列があり、入るときに審査等があるみたい。街の外壁に幾つか門があり、そこで一般人と商人等が入るらしい。どこもお昼を過ぎたこの時間は混むそうだ。

でもでもでも!冒険者は専用の通用門が東西南北にあって、そこから入れるんだって!やっぱ、短気なのが多いからなのかな?それとも別の理由があるのかな?

今回はロンズ達と一緒に入って冒険者に登録してギルドカードを作る予定だ。
一般の通用門だと、本人確認出来る書類が無いと入るのに凄く手間がかかるらしい…。そこを冒険者と一緒に専用の通用門から入り冒険者登録すると伝えると、許可証を渡されて街中に入れるのだ。その後に冒険者登録してカードを発行したら、提示しにくればいいみたい。期限はあるけどね。



「いじゃ!ぼうけんちゃとうろくー!」
「……って、まてまてまて!主は登録場所知らねえだろ!?」

またもや、首根っこを捕まれちゃったよ…とほり。
プラプラされながらロンズ達案内のもと街中に繰り出した。



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