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SMと快楽と事件
SMと快楽と事件・・・その16
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「そう言われても、僕としてはちょっとと言いますか、何て言いますかですけど」
「あたしからしてみたら、なぜにここでこの映像が静止してるのか?の方が不思議なんだけど」
いえ、僕としましては、なぜに?あやねさんの可愛い乳首が起っているのか?の方が不思議です。
「でも、あやねさん?あの、そのスマホの持ち主を見つけてもっていうのは?」
「あ~ん、もう!いい?スマホの持ち主は、ああ、この場合、犯人が警察に通報してきたスマホってことになるんだけどね。そのスマホを契約した人は被害者の女性ってこと!」
「はい?ってか、え===っ?あ、あの、それって、どういう事なんですか?」
「どういう事って、今、言った通りの事よ?」
「いや、あの、それじゃ、殺された被害者の女性のスマホを使って警察に通報してきたって事なんですか?」
「まあ、半分は当たってるわね!」
「半分はって?それじゃ、もう半分の方は違うんですか?」
「違うんですか?って、あんた、その、もう半分って分かってるの?」
倉根は首を左右に振りながら・・・「いえ、全然・・・」
「あははっ!でしょうね!んとね、その被害者の女性が新たに自分でスマホを契約して、そのスマホを犯人に持たせてたって事」
「犯人に?ですか・・・?」
「んでもって、足が付かないように偽名なり、ちょっとした知り合いなりの名義でも使ってね」
「えっ?そんな事が出来るんですか?」
「んなもん、簡単でしょ?スマホの支払いが現金での一括支払いなら尚更ね」
「現金での一括支払い?あまり気にした事がなかったのですが、普通に契約をするのと何か違うんですか?」
「ああ、普通は分割で機種代を払ってるのよ。毎月の使用料と一緒にね。だから、機種代金は審査を通らないと契約できないのよ。ローンの契約と一緒ね。でも、機種代を一括で支払うのなら審査は必要ないでしょ?審査なんて、身元確認みたいなもんだからね」
「あれ?でも、毎月かかる使用料は?」
「んなもん、支払いが滞ったら止めればいいだけの事でしょ?」
「あっ、なるほど!」
「それに、もしかしたらプリペイド式の携帯かもしれないし」
「プリペイド・・・?確かにそれなら偽名もありえますね?」
「まあ、どっちにしても、通報したスマホから犯人にたどり着かないようにって事になるんだろうけど」
「はあ・・・。でも、それじゃ、殺された被害者の女性と犯人の関係っていったいどういう関係だったんでしょうか?」
「刑事のあんたが、それをあたしに訊いてどうすんのよ?」
「いや~ははは・・・」
「殺された被害者の女性が今回の事件の主犯格って事よ」
「はい===っ?」
んな、無茶苦茶な・・・。
とはいえ、あやねさんの推理が間違っていた事がないのを知っている僕としては
それを疑う理由がないわけなのだが・・・それでも、今回の推理は、ちょっと・・・
だって!だってですよ?
いくらなんでも、今回の事件の主犯格が殺された被害者である女性っていうのは
いくらなんでも、ちょっと強引すぎるっていうか飛躍し過ぎてるっていうか・・・。
「それでさ、犯人らしき人を見かけた人とかっているの?」
「いえ、それがですね、誰も見かけていないんですよね」
「誰も?」
「はい。殺害時刻の前後に、あの家から出てきた人を見かけた人は誰もいないんですよ」
「でしょうね・・・」
「でしょうねって、不思議だと思いません?」
「あたしとしては、それに気が付かないあんたたちの頭の中の方が不思議なんだけど?」
「そうは言われましても・・・。それじゃ、これはどう思います?」
「ん?」
「被害者の女性が殺されたのが午後2時前後。これって、ちょっとおかしいと思いません?」
「どうして?」
「どうしてって、だってですよ?普通ですよ?殺すなら真夜中とかって考えると思うんですけど」
「昼間じゃダメなの?」
「またまた、そう言いながら僕を試してるんでしょ?」
「あははっ!」
「あれ?いつの間にお菓子?それにジュースまで。いや~そんなに気を付かってくれなくても」
そう言いながら、倉根はぬいぐるみの前に置いてあるジュースを手に取ると美味しそうに飲み始めた。
「あたしからしてみたら、なぜにここでこの映像が静止してるのか?の方が不思議なんだけど」
いえ、僕としましては、なぜに?あやねさんの可愛い乳首が起っているのか?の方が不思議です。
「でも、あやねさん?あの、そのスマホの持ち主を見つけてもっていうのは?」
「あ~ん、もう!いい?スマホの持ち主は、ああ、この場合、犯人が警察に通報してきたスマホってことになるんだけどね。そのスマホを契約した人は被害者の女性ってこと!」
「はい?ってか、え===っ?あ、あの、それって、どういう事なんですか?」
「どういう事って、今、言った通りの事よ?」
「いや、あの、それじゃ、殺された被害者の女性のスマホを使って警察に通報してきたって事なんですか?」
「まあ、半分は当たってるわね!」
「半分はって?それじゃ、もう半分の方は違うんですか?」
「違うんですか?って、あんた、その、もう半分って分かってるの?」
倉根は首を左右に振りながら・・・「いえ、全然・・・」
「あははっ!でしょうね!んとね、その被害者の女性が新たに自分でスマホを契約して、そのスマホを犯人に持たせてたって事」
「犯人に?ですか・・・?」
「んでもって、足が付かないように偽名なり、ちょっとした知り合いなりの名義でも使ってね」
「えっ?そんな事が出来るんですか?」
「んなもん、簡単でしょ?スマホの支払いが現金での一括支払いなら尚更ね」
「現金での一括支払い?あまり気にした事がなかったのですが、普通に契約をするのと何か違うんですか?」
「ああ、普通は分割で機種代を払ってるのよ。毎月の使用料と一緒にね。だから、機種代金は審査を通らないと契約できないのよ。ローンの契約と一緒ね。でも、機種代を一括で支払うのなら審査は必要ないでしょ?審査なんて、身元確認みたいなもんだからね」
「あれ?でも、毎月かかる使用料は?」
「んなもん、支払いが滞ったら止めればいいだけの事でしょ?」
「あっ、なるほど!」
「それに、もしかしたらプリペイド式の携帯かもしれないし」
「プリペイド・・・?確かにそれなら偽名もありえますね?」
「まあ、どっちにしても、通報したスマホから犯人にたどり着かないようにって事になるんだろうけど」
「はあ・・・。でも、それじゃ、殺された被害者の女性と犯人の関係っていったいどういう関係だったんでしょうか?」
「刑事のあんたが、それをあたしに訊いてどうすんのよ?」
「いや~ははは・・・」
「殺された被害者の女性が今回の事件の主犯格って事よ」
「はい===っ?」
んな、無茶苦茶な・・・。
とはいえ、あやねさんの推理が間違っていた事がないのを知っている僕としては
それを疑う理由がないわけなのだが・・・それでも、今回の推理は、ちょっと・・・
だって!だってですよ?
いくらなんでも、今回の事件の主犯格が殺された被害者である女性っていうのは
いくらなんでも、ちょっと強引すぎるっていうか飛躍し過ぎてるっていうか・・・。
「それでさ、犯人らしき人を見かけた人とかっているの?」
「いえ、それがですね、誰も見かけていないんですよね」
「誰も?」
「はい。殺害時刻の前後に、あの家から出てきた人を見かけた人は誰もいないんですよ」
「でしょうね・・・」
「でしょうねって、不思議だと思いません?」
「あたしとしては、それに気が付かないあんたたちの頭の中の方が不思議なんだけど?」
「そうは言われましても・・・。それじゃ、これはどう思います?」
「ん?」
「被害者の女性が殺されたのが午後2時前後。これって、ちょっとおかしいと思いません?」
「どうして?」
「どうしてって、だってですよ?普通ですよ?殺すなら真夜中とかって考えると思うんですけど」
「昼間じゃダメなの?」
「またまた、そう言いながら僕を試してるんでしょ?」
「あははっ!」
「あれ?いつの間にお菓子?それにジュースまで。いや~そんなに気を付かってくれなくても」
そう言いながら、倉根はぬいぐるみの前に置いてあるジュースを手に取ると美味しそうに飲み始めた。
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