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SMと快楽と事件

SMと快楽と事件・・・その3

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「あら?どうかしたの?」

と、少し意地悪なハニカミ声で微笑みを浮かべる小悪魔あやね。

「いえ、あっ、あの~なんて言いますか。扉ちゃんどうしたのかな~?みたいな~」

「ふふっ・・・」

と、フェンスドアを挟んで会話をしている二人を眺めながらお菓子さんをパクリ!

「あれは、確信犯です!」

「あの刑事さん、瞬間、時間が止まっちゃったみたいになっちゃいましたね!」

「にゃはは!突然、目の前に乳首さんですよ!しかも、あやねさんの乳首さん、思いっきり起っちゃってるし!」

「うん!うん!あの刑事さん、きっと、可愛いあやねさんのおっぱいさんを妄想しているですね!」

「見て!見て!あたしの乳首をもっと見て!ですよ!きっと!」

「でも、コマくん。カーディガンさんでお尻を隠して見えないようにしてるけど、あのショートパンツさんって前から見ても、あの短さだと太ももが丸見えですよね?」

「後ろから前からどうぞ~ルンルンルン!ってか、最近、ますます、おじ様に似てきてますね!」

などと、おバカなあやねに花を咲かせているコマとワニの視線に笑みを浮かべながら
フェンスドアの鍵を開けて、外で待ってる刑事をお庭の中へ招き入れる。

「いつ見ても、ほんと良い景色ですね!」

庭に咲いているお花たちを眺めながら、前を歩くあやねに話しかける。

「今年はいつもよりコスモスを多めに植えていたからかな?」

「あっ、今日もいつもの2匹のぬいぐるみが縁側でお茶会をしているみたいですね」

「ふふっ、あの子たちってお外を見るのが好きだから」

お庭に咲いているお花の中を2匹のぬいぐるみが座っている縁側まで歩いてくると
ぬいぐるみの横にちょこんと置いてあるジュースの入ったグラスを見つけたらしく

「おっ!ぬいぐるみたちは僕のためにジュースを用意してくれたのかな?」

「んなわけあるかい!」・・・刑事には聞こえていない。

あやねは、そんな刑事を背にしながら、縁側の前にある花壇の花の手入れを始める。

「あれ?その紫色の花はなんていう花なんですか?」

「これ?これはキキョウっていうんですよ!」

「へえ~・・・綺麗な花ですね」

「試しに植えてみたの。でも、元気に育ってくれて嬉しいわ」

「でも、こうして縁側から眺めていると、ほんと良い景色ですよね」

「ふん!どこを見て良い景色って言ってるんだか!」・・・刑事には聞こえていない。

あやねには、2匹のぬいぐるみたちが普通に動いているのが見えているのだが
刑事には、あやねが2匹のぬいぐるみたちを縁側に飾りながら花の手入れをしているように見えているのである。

「それでは、せっかく僕のためにジュースを用意してくれているくまさんのぬいぐるみさんのために、ここはひとつ飲んであげますか?」

「なぬ・・・?」・・・もちろん、刑事には聞こえていない。

ぬいぐるみの横のグラスを手にジュースを飲み始める刑事が目の前のあやねを眺めていると
少し前かがみの状態でお花の手入れをしているあやねの白いカーディガンがふわっとめくれた。
次の瞬間・・・半分あらわになったあやねの可愛いお尻が刑事の目の中に飛び込んできた!

「ちょっと!コマっ!」

「えっ?」

「あっ、違うの!違うの!あははっ!こっちの話、気にしないでっ!」

「へっ?」

「それより、ごめんなさいね!変なとこ見えちゃって!ふふっ・・・。」

「いえ、あっ、いや~まあ~ははは・・・」

で、刑事の隣の2匹のぬいぐるみたちはというと、2匹ともお腹を抱えて笑い転げていた。
もちろん、こちらも漏れることなく、ここにいる刑事には、そんな2匹のぬいぐるみたちの笑い転げている姿は見えていないのである。

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