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さりげなく恥辱まみれ
さりげなく恥辱まみれ・・・その19
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「あの・・・私からと言いますのは?もしかして、他にも・・・?」
「うん!あの人が言ってた!」
「あの人?それって、もしかして?」
「そなのだ!他にも、陽炎の山とか、お腹を刺されて痛いのは自分だけとか、色々、言ってた!」
「陽炎の山?それって・・・」
「今、美奈子さんが思った事はたぶん到達地。でも、そこにたどり着くまでの迷い道があるんですよ」
「迷い道・・・」
「そなのだ!」
そなのだ!・・・と、おどけるわけでもなく、真顔でさりげなく言葉を声に乗せてしまうあやねに、美奈子は、正直、驚いてしまった。
「さっ!さっ!でわでわ、脱いで!脱いで!裸になって!」
「へっ?」
と、お約束みたいな返事をした美奈子が思わず笑い出した。
「あれ?どしたですか?美奈子さん壊れちゃったのかな?」
などと、相変わらず、おどけた言葉を口にするあいなに美奈子が言葉を続けてみる。
「ふふっ・・・。あやねさんは、私の何に触れようとしているんですか?」
「もち!・・・乳首さん!」
「あはははっ!だめですよ!もう、さっきから乳首が起っちゃってるんですから?」
「う~ん・・・適応が早いです!」
「いえいえ、そうでもないですよ!それよりも、見えない何かが見えそうなのに見えない状態が続いているんですから」
「美奈子さんはね、自分を見ているんですよ!」
「自分を・・・?」
「うん。見えそうで見えない自分。それなのに、時々、感じてしまうから、感情が迷子になってしまうんです」
「地団太を踏むことさえも無気力になってしまう」
「だから選んだんでしょ?恥辱の中で堕ちていく自分を・・・」
恥辱の中で堕ちていく自分を・・・私が選んだ・・・?
「そのために選んだんだよ美奈子さん、一人変態露出を・・・」
「そうなんでしょうか?私は、そこまで深く考えていなかった気がするんですが・・・」
「誰かに見られたら言い訳が通用しない一人露出、そして、その延長線上にあるかもしれない微かな可能性の中に探してしまう、誰かに見られた瞬間に襲ってくる逃げ場のない見っともない自分のあられもない姿が欲しくなってしまう」
「私が、それを望んでいたと?」
「でも、美奈子さんは頭の回転が速いから、永遠にそこへはたどり着けないんですよね」
「どうして、たどり着けないのでしょうか?」
「瞬時に選んでしまうからですよ。そうならないための回避方法及び遭遇しない方法を」
「どうして、そうなるんでしょうか?」
「美奈子さんは、見られたい、見られるかもしれないでは感じないんですよ」
「えっ?」
「見られたい、見られるかもしれない、ではなくて、思考回路が見られたらどうしよう?に、なってるからですよ」
「見られたらどうしよう?」
「うん。それは、言い換えると見られたくないになるでしょ?」
「見られたくない?そうなんでしょうか?」
「うん、そだよ!」
「いや~、そだよ!って、即答されましても・・・」
「だって、もし、誰かに見られたら、その先に待っている自分の状況が美奈子さん自身で分かってしまってるからだよ」
「だから、同時に回避方法を発動してしまっている?と、いうことなのでしょうか?」
「うん、そだよ!しかも、美奈子さんの場合は、それを無意識に選択してしまってるんだな~これが、もう!」
「えっ?それって、まるで磁石と磁石が、お互いにくっつかないようにプラスとプラス、マイナスとマイナスになってしまうみたいですよね?」
「うん!だから、永遠にたどり着けないんですよ」
「確かに・・・」
「すると、あるひとつの事実に気が付いてしまう」
「あるひとつの事実・・・?」
「うん。永遠にひとりぼっちの世界に」
「あっ・・・」
美奈子は、信じられないを通過してしまったらしく、今は、ただ、不思議な眼差しであやねを見つめていた。
「そして・・・感じたくなった温もり・・・違います?」
「うん!あの人が言ってた!」
「あの人?それって、もしかして?」
「そなのだ!他にも、陽炎の山とか、お腹を刺されて痛いのは自分だけとか、色々、言ってた!」
「陽炎の山?それって・・・」
「今、美奈子さんが思った事はたぶん到達地。でも、そこにたどり着くまでの迷い道があるんですよ」
「迷い道・・・」
「そなのだ!」
そなのだ!・・・と、おどけるわけでもなく、真顔でさりげなく言葉を声に乗せてしまうあやねに、美奈子は、正直、驚いてしまった。
「さっ!さっ!でわでわ、脱いで!脱いで!裸になって!」
「へっ?」
と、お約束みたいな返事をした美奈子が思わず笑い出した。
「あれ?どしたですか?美奈子さん壊れちゃったのかな?」
などと、相変わらず、おどけた言葉を口にするあいなに美奈子が言葉を続けてみる。
「ふふっ・・・。あやねさんは、私の何に触れようとしているんですか?」
「もち!・・・乳首さん!」
「あはははっ!だめですよ!もう、さっきから乳首が起っちゃってるんですから?」
「う~ん・・・適応が早いです!」
「いえいえ、そうでもないですよ!それよりも、見えない何かが見えそうなのに見えない状態が続いているんですから」
「美奈子さんはね、自分を見ているんですよ!」
「自分を・・・?」
「うん。見えそうで見えない自分。それなのに、時々、感じてしまうから、感情が迷子になってしまうんです」
「地団太を踏むことさえも無気力になってしまう」
「だから選んだんでしょ?恥辱の中で堕ちていく自分を・・・」
恥辱の中で堕ちていく自分を・・・私が選んだ・・・?
「そのために選んだんだよ美奈子さん、一人変態露出を・・・」
「そうなんでしょうか?私は、そこまで深く考えていなかった気がするんですが・・・」
「誰かに見られたら言い訳が通用しない一人露出、そして、その延長線上にあるかもしれない微かな可能性の中に探してしまう、誰かに見られた瞬間に襲ってくる逃げ場のない見っともない自分のあられもない姿が欲しくなってしまう」
「私が、それを望んでいたと?」
「でも、美奈子さんは頭の回転が速いから、永遠にそこへはたどり着けないんですよね」
「どうして、たどり着けないのでしょうか?」
「瞬時に選んでしまうからですよ。そうならないための回避方法及び遭遇しない方法を」
「どうして、そうなるんでしょうか?」
「美奈子さんは、見られたい、見られるかもしれないでは感じないんですよ」
「えっ?」
「見られたい、見られるかもしれない、ではなくて、思考回路が見られたらどうしよう?に、なってるからですよ」
「見られたらどうしよう?」
「うん。それは、言い換えると見られたくないになるでしょ?」
「見られたくない?そうなんでしょうか?」
「うん、そだよ!」
「いや~、そだよ!って、即答されましても・・・」
「だって、もし、誰かに見られたら、その先に待っている自分の状況が美奈子さん自身で分かってしまってるからだよ」
「だから、同時に回避方法を発動してしまっている?と、いうことなのでしょうか?」
「うん、そだよ!しかも、美奈子さんの場合は、それを無意識に選択してしまってるんだな~これが、もう!」
「えっ?それって、まるで磁石と磁石が、お互いにくっつかないようにプラスとプラス、マイナスとマイナスになってしまうみたいですよね?」
「うん!だから、永遠にたどり着けないんですよ」
「確かに・・・」
「すると、あるひとつの事実に気が付いてしまう」
「あるひとつの事実・・・?」
「うん。永遠にひとりぼっちの世界に」
「あっ・・・」
美奈子は、信じられないを通過してしまったらしく、今は、ただ、不思議な眼差しであやねを見つめていた。
「そして・・・感じたくなった温もり・・・違います?」
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