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さりげなく恥辱まみれ
さりげなく恥辱まみれ・・・その3
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「それで、あの、その、一番厄介な悪意っていうのは?」
「そこにいるんです」
「えっ?」
美奈子は、思わず自分のすぐ隣に視線を移した。
「あっ、いえいえ、そういう意味じゃないんです。ふふっ」
「はぁ~びっくりした!」
「ふふっ」
「それで、そこにいるっていうのは?」
「えっと、取り憑いた人のすぐそばですね」
「あれ?でも、それって普通なんじゃないんですか?」
「それがちょっと違ってて、取り憑いていないんです」
「えっ・・・?」
「ただ、その人のそばにいるだけなんです」
「でも、それじゃ、別に害とかはないんじゃ?」
「ええ、その人が自分だけのものでいるうちは。美奈子さんには、この意味が分かります?」
「自分だけのものでいるうちは・・・ですか?」
「その上、取り憑いていないわけだから、体の不調とかもないですし、もちろん、取り憑かれているという実感も確認も出来ないので、霊能者とか除霊者とかに相談をしに行くこともないんですよね」
美奈子は、なぜか、背筋がゾクッとした。
普通であれば、それならそれほど心配する必要もないと少しは安心するのだろうが
なぜなのか、その意味は分からないのだが、どこか薄ら寒いような嫌な気持ちになってしまうのである。
「怖いって思ったでしょ?」
「分かります?」
「取り憑かない。呪わない。でも、そこにいる。これが、一番厄介な悪意なんです」
「でも、どうして、私は、怖いって思ったんでしょうか?」
「きっと、その意味が理解出来ないからかもしれませんね」
「その意味・・・?」
「ええ、それじゃ、どうして、そこにいるの?という意味」
「あっ、そっか!確かにそうかもしれません」
「霊には、守護霊。あっ、とりあえず守護霊さんには温泉でのんびりしていて頂きまて。一般的に知られているのは悪霊や怨霊。人に取り憑く霊、その場所に取り憑く霊などがありますよね?」
「ええ、確かに」
「そして、そのどれもが、その取り憑いている現象をひとつの目的として表現してくるんです」
「あの・・・もしかして、時間・・・でしょうか?」
「ええ、その通りです。普通は、呪いなどの現象が起きるまでの時間ってそんなに長くはないんです。早ければ心霊スポットの帰り道、遅くても数か月後程度で起きるものなんですが、この一番厄介な悪意というのは、数年、もしくは数十年かかってその災いを起こすんです」
「それって、独占欲・・・ですか?」
「はい。独占欲であり、捉え方によっては支配、洗脳、監獄とも捉えることが出来ます」
「それって、いったい・・・?」
「先程、美奈子さんが怖いと感じた霊の正体です」
ここまでの会話で、美奈子は一番厄介な悪意の正体が薄っすらとではあるが見てきた。
霊は、悪霊でも怨霊でも、それは取り憑いた相手を標的に攻撃をしてくるものなのだが
この霊はそうではない。
攻撃しようとする相手が、霊が取り憑いた相手ではないのである。
「そして、それは、排除・・・?」
「ふふっ、美奈子さんにも分かったようですね」
「ええ、でも、それって何とかならないのでしょうか?何か対策とかって?」
「それが出来ないんです。なにせ取り憑いていないのですから、除霊しようにも、取り憑いていなければ除霊も出来ませんし、何よりも本人に何の自覚症状もないわけですから」
「そんな・・・」
「この人は私だけのもの・・・この人が大切にしようとする相手は私からこの人を奪おうとする人。だから、私は私からこの人を奪おうとする者を排除しなければ・・・」
「それが、一番厄介な悪意なんですね」
「ええ、それに、たとへその霊を見つけたとしても、なかなか説得に応じてくれないですしね」
「説得って、それって、とっても危険じゃないんですか?」
「霊が攻撃してくるってことですか?」
「ええ、よく、除霊師さんとかが除霊に失敗して悪霊に取り憑かれて、とかって聞きますよ?」
「ふふっ、大丈夫ですよ。あの子たちがいますから」
「あの子たち?あっ、もしかして、くまさんとワニさんのぬいぐるみさん?」
「ええ、あの子たちって、可愛く見えてても、けっこう強いんですよ」
けっこう強い?。。。あの、可愛いくまさんとワニさんのぬいぐるみさんがけっこう強い?
いや~・・・どう見ても、戦うとかするようには見えないんですけど・・・。
「大丈夫ですよ。美奈子さんの野外輪姦には、ちゃんと強い霊を付けますから」
「はい・・・?」
「一番大切な事は、霊を怖いと思ってはいけないという事なんです。ほとんどの場合、悪霊でも怨霊でも人間の恐怖に付け込んできますから」
「あっ、それで私に霊の事を色々と教えていたんですね」
「はい。見えないおばけを怖がるよりも見ちゃった方がいいですしね。なので、ちょっと長くなりましたが、サラッと説明してみたんです」
私の野外輪姦のためにサラッと説明・・・う~ん・・・そういう問題なの?
何といいますか、真面目と不真面目が手と手を取り合ってダンスを踊ってるみたいかも。
「そこにいるんです」
「えっ?」
美奈子は、思わず自分のすぐ隣に視線を移した。
「あっ、いえいえ、そういう意味じゃないんです。ふふっ」
「はぁ~びっくりした!」
「ふふっ」
「それで、そこにいるっていうのは?」
「えっと、取り憑いた人のすぐそばですね」
「あれ?でも、それって普通なんじゃないんですか?」
「それがちょっと違ってて、取り憑いていないんです」
「えっ・・・?」
「ただ、その人のそばにいるだけなんです」
「でも、それじゃ、別に害とかはないんじゃ?」
「ええ、その人が自分だけのものでいるうちは。美奈子さんには、この意味が分かります?」
「自分だけのものでいるうちは・・・ですか?」
「その上、取り憑いていないわけだから、体の不調とかもないですし、もちろん、取り憑かれているという実感も確認も出来ないので、霊能者とか除霊者とかに相談をしに行くこともないんですよね」
美奈子は、なぜか、背筋がゾクッとした。
普通であれば、それならそれほど心配する必要もないと少しは安心するのだろうが
なぜなのか、その意味は分からないのだが、どこか薄ら寒いような嫌な気持ちになってしまうのである。
「怖いって思ったでしょ?」
「分かります?」
「取り憑かない。呪わない。でも、そこにいる。これが、一番厄介な悪意なんです」
「でも、どうして、私は、怖いって思ったんでしょうか?」
「きっと、その意味が理解出来ないからかもしれませんね」
「その意味・・・?」
「ええ、それじゃ、どうして、そこにいるの?という意味」
「あっ、そっか!確かにそうかもしれません」
「霊には、守護霊。あっ、とりあえず守護霊さんには温泉でのんびりしていて頂きまて。一般的に知られているのは悪霊や怨霊。人に取り憑く霊、その場所に取り憑く霊などがありますよね?」
「ええ、確かに」
「そして、そのどれもが、その取り憑いている現象をひとつの目的として表現してくるんです」
「あの・・・もしかして、時間・・・でしょうか?」
「ええ、その通りです。普通は、呪いなどの現象が起きるまでの時間ってそんなに長くはないんです。早ければ心霊スポットの帰り道、遅くても数か月後程度で起きるものなんですが、この一番厄介な悪意というのは、数年、もしくは数十年かかってその災いを起こすんです」
「それって、独占欲・・・ですか?」
「はい。独占欲であり、捉え方によっては支配、洗脳、監獄とも捉えることが出来ます」
「それって、いったい・・・?」
「先程、美奈子さんが怖いと感じた霊の正体です」
ここまでの会話で、美奈子は一番厄介な悪意の正体が薄っすらとではあるが見てきた。
霊は、悪霊でも怨霊でも、それは取り憑いた相手を標的に攻撃をしてくるものなのだが
この霊はそうではない。
攻撃しようとする相手が、霊が取り憑いた相手ではないのである。
「そして、それは、排除・・・?」
「ふふっ、美奈子さんにも分かったようですね」
「ええ、でも、それって何とかならないのでしょうか?何か対策とかって?」
「それが出来ないんです。なにせ取り憑いていないのですから、除霊しようにも、取り憑いていなければ除霊も出来ませんし、何よりも本人に何の自覚症状もないわけですから」
「そんな・・・」
「この人は私だけのもの・・・この人が大切にしようとする相手は私からこの人を奪おうとする人。だから、私は私からこの人を奪おうとする者を排除しなければ・・・」
「それが、一番厄介な悪意なんですね」
「ええ、それに、たとへその霊を見つけたとしても、なかなか説得に応じてくれないですしね」
「説得って、それって、とっても危険じゃないんですか?」
「霊が攻撃してくるってことですか?」
「ええ、よく、除霊師さんとかが除霊に失敗して悪霊に取り憑かれて、とかって聞きますよ?」
「ふふっ、大丈夫ですよ。あの子たちがいますから」
「あの子たち?あっ、もしかして、くまさんとワニさんのぬいぐるみさん?」
「ええ、あの子たちって、可愛く見えてても、けっこう強いんですよ」
けっこう強い?。。。あの、可愛いくまさんとワニさんのぬいぐるみさんがけっこう強い?
いや~・・・どう見ても、戦うとかするようには見えないんですけど・・・。
「大丈夫ですよ。美奈子さんの野外輪姦には、ちゃんと強い霊を付けますから」
「はい・・・?」
「一番大切な事は、霊を怖いと思ってはいけないという事なんです。ほとんどの場合、悪霊でも怨霊でも人間の恐怖に付け込んできますから」
「あっ、それで私に霊の事を色々と教えていたんですね」
「はい。見えないおばけを怖がるよりも見ちゃった方がいいですしね。なので、ちょっと長くなりましたが、サラッと説明してみたんです」
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