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さりげなく恥辱まみれ
さりげなく恥辱まみれ・・・その1
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説得って、幽霊って説得するものなの?
というか、幽霊って説得出来ちゃうの?
「あの・・・説得って?幽霊って、説得とか出来ちゃうんですか?」
「会話が出来る霊でしたら、説得が出来るというより、説得を試みることは出来ますよ」
「あの・・・ちなみにですけど、幽霊ってどんな感じに話すんでしょうか?」
「ふふっ、人間と同じですよ」
「ええ===っ?そうなんですか?あの・・・低い声とか怖いそうな声とかでボソボソって感じで声を出すんじゃないんですか?」
「そんなことはないですよ。それって、きっと、ホラー映画とかの影響だと思いますよ」
「あの、あの、それじゃ、私たちのような感じで普通に話すんですか?」
「だって、くまさんやワニさんも普通に話してましたでしょ?」
「あっ、確かに・・・」
「でしょ!」
「あの、それじゃ、ホラー映画じゃなくて、よく、心霊ものとか心霊スポットとかの動画などでマイクとかに入ってくる声とかっていうのは?」
「ああ、あれは、他の人はどうか知りませんけど、あたしは、ほとんど信じてないんですよ」
「信じていないって、もしかして、心霊動画とかって作ってるってことなんでしょうか?」
「う~ん、全部がそうだとは思いませんが、その中にひとつでも嘘や演出とかで作った動画があったら、その他の心霊動画も全部疑われてしまいますよね?」
「どうして、そうなってしまうんですか?」
「だって、全ての心霊動画って、今の技術でしたら映像でも音声でも全部作れちゃうんですよ?」
「まあ、確かにそれはそうなんでしょうけど」
「ふふっ。もし、うちのくまさんやワニさんを動画に撮って動画サイトにでも載せれば話も違ってくるかもしれないけど、動画の中では動かないですから。くまさんもワニさんも」
「動かない?あっ、それって、先程、言ってました、見える世界と見えない世界・・・ですね」
「はい。霊の世界ってあたしたちがいる三次元立体映像ではないですから。どちらかというと精神の世界っていうか、愛や願い、いわゆる喜怒哀楽の世界みたいなものですから」
「喜怒哀楽の世界・・・」
「ええ、喜怒哀楽って目に見えないですから、愛を見せてって言われても、はい!これですよ!って見せることが出来ないでしょ?」
「確かにそうですね」
「うんと、みなさんが知ってる、うつとかパニック障害とかっていう精神疾患や精神障害などと同じ感じに考えるといいと思いますよ」
「なるほど、それでしたら分かりやすいですね」
「まあ、女装の真似をして女性の裸を覗こうとしたりするのと同じかもしれませんね」
「女装の真似をして・・・ですか?」
「ええ、この場合も心霊ものと同じで、いくら性同一性障害って自分で言っても、お医者さんでそう診断されても、どちらでも、それを見える形で表すことが出来ませんよね?」
「まあ、言われてみれば・・・」
「オレンジジュースでしたら、はい、これがオレンジジュースですよって形に表すことが出来るでしょ?でも、人の持つ感情は形に表すことが出来ないんですよね」
「それで、どうして女装・・・?になるんですか?」
「ふふっ。それについては、先程、お話しました心霊動画の信用性と同じなんですよ」
「心霊動画と女装が同じ・・・?」
「はい。どちらも、一度でも嘘をついたら、その全てが疑われてしまいますし、その全てを否定されてしまうんですよね」
美奈子があやねと話をしていると、やっぱり不思議な感覚になってしまう。
本当なら、とてもじゃないけど人には見せられないような恥ずかしい動画だったはず。
そして、なんと、その自撮りの動画にものすごい数の幽霊が写っていたはずなのだが・・・
それでもって、その恥ずかしい動画を持って相談にって霊能者やお寺のお坊さんとは
とてもじゃないが、あまりに恥ずかしすぎるため、ここ、あやねのアトリエに来たのである。
だって、こんな恥ずかしい動画を見せたら、なんて言われるかって思ったら行けないわよ。
そうじゃなくても、素っ裸で四つん這いで、しかも、野外で浣腸してた動画なのよ?
これじゃ、幽霊がどうのっていう横を、恥ずかしさが、物凄い勢いで追い越して行っちゃうじゃない?
それなのに、目の前にいるあやねさんという女性は、それを普通に受け入れてしまっているし
それに、お尻の穴にネギさんとか人参さんを入れたり、それどころか、じゃがいもさんまで。
それに、それに、素っ裸でお庭に出てお花のお世話をしてるって、しかも、普通に・・・。
う~ん・・・幽霊の相談に来たはずの私が、変態の世界に入り込んでしまったのかしら?
というか、幽霊って説得出来ちゃうの?
「あの・・・説得って?幽霊って、説得とか出来ちゃうんですか?」
「会話が出来る霊でしたら、説得が出来るというより、説得を試みることは出来ますよ」
「あの・・・ちなみにですけど、幽霊ってどんな感じに話すんでしょうか?」
「ふふっ、人間と同じですよ」
「ええ===っ?そうなんですか?あの・・・低い声とか怖いそうな声とかでボソボソって感じで声を出すんじゃないんですか?」
「そんなことはないですよ。それって、きっと、ホラー映画とかの影響だと思いますよ」
「あの、あの、それじゃ、私たちのような感じで普通に話すんですか?」
「だって、くまさんやワニさんも普通に話してましたでしょ?」
「あっ、確かに・・・」
「でしょ!」
「あの、それじゃ、ホラー映画じゃなくて、よく、心霊ものとか心霊スポットとかの動画などでマイクとかに入ってくる声とかっていうのは?」
「ああ、あれは、他の人はどうか知りませんけど、あたしは、ほとんど信じてないんですよ」
「信じていないって、もしかして、心霊動画とかって作ってるってことなんでしょうか?」
「う~ん、全部がそうだとは思いませんが、その中にひとつでも嘘や演出とかで作った動画があったら、その他の心霊動画も全部疑われてしまいますよね?」
「どうして、そうなってしまうんですか?」
「だって、全ての心霊動画って、今の技術でしたら映像でも音声でも全部作れちゃうんですよ?」
「まあ、確かにそれはそうなんでしょうけど」
「ふふっ。もし、うちのくまさんやワニさんを動画に撮って動画サイトにでも載せれば話も違ってくるかもしれないけど、動画の中では動かないですから。くまさんもワニさんも」
「動かない?あっ、それって、先程、言ってました、見える世界と見えない世界・・・ですね」
「はい。霊の世界ってあたしたちがいる三次元立体映像ではないですから。どちらかというと精神の世界っていうか、愛や願い、いわゆる喜怒哀楽の世界みたいなものですから」
「喜怒哀楽の世界・・・」
「ええ、喜怒哀楽って目に見えないですから、愛を見せてって言われても、はい!これですよ!って見せることが出来ないでしょ?」
「確かにそうですね」
「うんと、みなさんが知ってる、うつとかパニック障害とかっていう精神疾患や精神障害などと同じ感じに考えるといいと思いますよ」
「なるほど、それでしたら分かりやすいですね」
「まあ、女装の真似をして女性の裸を覗こうとしたりするのと同じかもしれませんね」
「女装の真似をして・・・ですか?」
「ええ、この場合も心霊ものと同じで、いくら性同一性障害って自分で言っても、お医者さんでそう診断されても、どちらでも、それを見える形で表すことが出来ませんよね?」
「まあ、言われてみれば・・・」
「オレンジジュースでしたら、はい、これがオレンジジュースですよって形に表すことが出来るでしょ?でも、人の持つ感情は形に表すことが出来ないんですよね」
「それで、どうして女装・・・?になるんですか?」
「ふふっ。それについては、先程、お話しました心霊動画の信用性と同じなんですよ」
「心霊動画と女装が同じ・・・?」
「はい。どちらも、一度でも嘘をついたら、その全てが疑われてしまいますし、その全てを否定されてしまうんですよね」
美奈子があやねと話をしていると、やっぱり不思議な感覚になってしまう。
本当なら、とてもじゃないけど人には見せられないような恥ずかしい動画だったはず。
そして、なんと、その自撮りの動画にものすごい数の幽霊が写っていたはずなのだが・・・
それでもって、その恥ずかしい動画を持って相談にって霊能者やお寺のお坊さんとは
とてもじゃないが、あまりに恥ずかしすぎるため、ここ、あやねのアトリエに来たのである。
だって、こんな恥ずかしい動画を見せたら、なんて言われるかって思ったら行けないわよ。
そうじゃなくても、素っ裸で四つん這いで、しかも、野外で浣腸してた動画なのよ?
これじゃ、幽霊がどうのっていう横を、恥ずかしさが、物凄い勢いで追い越して行っちゃうじゃない?
それなのに、目の前にいるあやねさんという女性は、それを普通に受け入れてしまっているし
それに、お尻の穴にネギさんとか人参さんを入れたり、それどころか、じゃがいもさんまで。
それに、それに、素っ裸でお庭に出てお花のお世話をしてるって、しかも、普通に・・・。
う~ん・・・幽霊の相談に来たはずの私が、変態の世界に入り込んでしまったのかしら?
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