ちょっとエッチな心霊探偵 あやね

zonbitan

文字の大きさ
上 下
41 / 143
さりげなく恥辱まみれ

さりげなく恥辱まみれ・・・その1

しおりを挟む
説得って、幽霊って説得するものなの?
というか、幽霊って説得出来ちゃうの?

「あの・・・説得って?幽霊って、説得とか出来ちゃうんですか?」

「会話が出来る霊でしたら、説得が出来るというより、説得を試みることは出来ますよ」

「あの・・・ちなみにですけど、幽霊ってどんな感じに話すんでしょうか?」

「ふふっ、人間と同じですよ」

「ええ===っ?そうなんですか?あの・・・低い声とか怖いそうな声とかでボソボソって感じで声を出すんじゃないんですか?」

「そんなことはないですよ。それって、きっと、ホラー映画とかの影響だと思いますよ」

「あの、あの、それじゃ、私たちのような感じで普通に話すんですか?」

「だって、くまさんやワニさんも普通に話してましたでしょ?」

「あっ、確かに・・・」

「でしょ!」

「あの、それじゃ、ホラー映画じゃなくて、よく、心霊ものとか心霊スポットとかの動画などでマイクとかに入ってくる声とかっていうのは?」

「ああ、あれは、他の人はどうか知りませんけど、あたしは、ほとんど信じてないんですよ」

「信じていないって、もしかして、心霊動画とかって作ってるってことなんでしょうか?」

「う~ん、全部がそうだとは思いませんが、その中にひとつでも嘘や演出とかで作った動画があったら、その他の心霊動画も全部疑われてしまいますよね?」

「どうして、そうなってしまうんですか?」

「だって、全ての心霊動画って、今の技術でしたら映像でも音声でも全部作れちゃうんですよ?」

「まあ、確かにそれはそうなんでしょうけど」

「ふふっ。もし、うちのくまさんやワニさんを動画に撮って動画サイトにでも載せれば話も違ってくるかもしれないけど、動画の中では動かないですから。くまさんもワニさんも」

「動かない?あっ、それって、先程、言ってました、見える世界と見えない世界・・・ですね」

「はい。霊の世界ってあたしたちがいる三次元立体映像ではないですから。どちらかというと精神の世界っていうか、愛や願い、いわゆる喜怒哀楽の世界みたいなものですから」

「喜怒哀楽の世界・・・」

「ええ、喜怒哀楽って目に見えないですから、愛を見せてって言われても、はい!これですよ!って見せることが出来ないでしょ?」

「確かにそうですね」

「うんと、みなさんが知ってる、うつとかパニック障害とかっていう精神疾患や精神障害などと同じ感じに考えるといいと思いますよ」

「なるほど、それでしたら分かりやすいですね」

「まあ、女装の真似をして女性の裸を覗こうとしたりするのと同じかもしれませんね」

「女装の真似をして・・・ですか?」

「ええ、この場合も心霊ものと同じで、いくら性同一性障害って自分で言っても、お医者さんでそう診断されても、どちらでも、それを見える形で表すことが出来ませんよね?」

「まあ、言われてみれば・・・」

「オレンジジュースでしたら、はい、これがオレンジジュースですよって形に表すことが出来るでしょ?でも、人の持つ感情は形に表すことが出来ないんですよね」

「それで、どうして女装・・・?になるんですか?」

「ふふっ。それについては、先程、お話しました心霊動画の信用性と同じなんですよ」

「心霊動画と女装が同じ・・・?」

「はい。どちらも、一度でも嘘をついたら、その全てが疑われてしまいますし、その全てを否定されてしまうんですよね」

美奈子があやねと話をしていると、やっぱり不思議な感覚になってしまう。
本当なら、とてもじゃないけど人には見せられないような恥ずかしい動画だったはず。
そして、なんと、その自撮りの動画にものすごい数の幽霊が写っていたはずなのだが・・・

それでもって、その恥ずかしい動画を持って相談にって霊能者やお寺のお坊さんとは
とてもじゃないが、あまりに恥ずかしすぎるため、ここ、あやねのアトリエに来たのである。

だって、こんな恥ずかしい動画を見せたら、なんて言われるかって思ったら行けないわよ。
そうじゃなくても、素っ裸で四つん這いで、しかも、野外で浣腸してた動画なのよ?
これじゃ、幽霊がどうのっていう横を、恥ずかしさが、物凄い勢いで追い越して行っちゃうじゃない?

それなのに、目の前にいるあやねさんという女性は、それを普通に受け入れてしまっているし
それに、お尻の穴にネギさんとか人参さんを入れたり、それどころか、じゃがいもさんまで。
それに、それに、素っ裸でお庭に出てお花のお世話をしてるって、しかも、普通に・・・。
う~ん・・・幽霊の相談に来たはずの私が、変態の世界に入り込んでしまったのかしら?

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

淫らに、咲き乱れる

あるまん
恋愛
軽蔑してた、筈なのに。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

処理中です...