37 / 109
見える世界と見えない世界
見える世界と見えない世界・・・その17
しおりを挟む
「ふふっ、今、美奈子さんが思ったように、普通はちょっと言葉に出来ないような動きですよね?」
「そこは、あえて動きの方でくるんですね?」
「ふふっ、行為って言葉ですと第三者的な客観的なイメージを想像してしまうでしょ?」
「あっ、なるほど。確かにそうですね」
「でも、動きって言葉の方を使うと、今の美奈子さんが想像したように、他の誰かがエッチをしている見え方じゃなくて、まるで自分がエッチをしている姿を別に誰かに見られているという視点で見えちゃうから、同じ意味のような言葉でも、全然その意味合いが違ってくるでしょ?」
「ええ、何となく分かります。というか、それよりも恥ずかしさの方が優先されてしまいそうです」
「ふふっ。なので、美奈子さんが四つん這いでやってる姿を思い浮かべた時に、最初に必ず思ってしまう恥ずかしさってお尻の穴でしょ?」
「いや~・・・まあ・・・なんとも・・・です」
「となると、美奈子さんは、男性の目の前に自分のお尻の穴を丸出しで腰を振りながら、あん、あん、みたいな声を出しながら、自分のお尻の穴が丸見え状態になってる姿と、今、自分のお尻の穴をガン見されているんだわって思うと、お尻を見せている恥ずかしさも愛おしい媚薬になると思いません?」
いや・・・あの・・・そこまでリアルに想像が出来ちゃうみたいな言葉で言われちゃいますと
私としては、なんと言葉を返したらいいのか、ちょっと言葉に困ってしまいます。
「あっ、あの・・・ひとつがってことは、あの・・・他にも?」
「ふふっ、ちょっと思い浮かべちゃいました?言葉って面白いでしょ?」
「ははは・・・まあ・・・です」
「それで、他にはというより、もうひとつの方は、今の美奈子さんになるかな?」
「えっ?・・・私・・・ですか?」
「ふふっ。美奈子さんは、どうして恋人を作ったり男性としようとする方を選ばなかったのですか?」
「あの・・・それは・・・」
「美奈子さんが選んだ方法は、人に馬鹿にされる方、人から笑われる方、そして、知らない誰かから軽蔑と弄ばれる方ですよね?」
「あの・・・あやねさんには分かるんですか?」
「自分なんて・・・自分はそんなに立派な人間なんかじゃない!自分はこんな恥ずかしい姿を見られて喜んでいるようなただの変態、ただのおバカな人間・・・かな?」
「なぜ、それを・・・」
私、何も話していないはずなのに・・・どうして?
私、まだ、何も言ってないのに、どうしてあやねさんには分かるの?
「でも、恥ずかしい姿、ここをあえて情けない姿にしなかったのは、いえ、情けない姿の方にならなかったのは、きっと、それは、まだ、何もあきらめてはいない美奈子さんの強い意志かな?」
「えっ・・・?」
「まだ、両手は開いてはいない。片方の手のひらは開いても、もう片方の手のひらは決して開こうとはしないのは・・・なぜ?」
「あの・・・だから・・・どうして?」
「そして、美奈子さんが選んだ選択肢は・・・恥ずかしい自分の姿をさらす変態な行為。違ったかしら?」
どうして・・・?
だから、どうしてあやかさんには、それが分かるの?
「でもね、ほんとは違うんですよ?」
「えっ・・・?」
「あの人が言ってました。両手で何かを握りしめてはいけない。片方の手はいつも開いていないとだめだって!そうでないと、本当に欲しいと願った何かに出会った時にその何かを掴めなくなってしまうからって」
美奈子は、突然のあやねの言葉に自分の言葉を失ってしまった・・・。
「そこは、あえて動きの方でくるんですね?」
「ふふっ、行為って言葉ですと第三者的な客観的なイメージを想像してしまうでしょ?」
「あっ、なるほど。確かにそうですね」
「でも、動きって言葉の方を使うと、今の美奈子さんが想像したように、他の誰かがエッチをしている見え方じゃなくて、まるで自分がエッチをしている姿を別に誰かに見られているという視点で見えちゃうから、同じ意味のような言葉でも、全然その意味合いが違ってくるでしょ?」
「ええ、何となく分かります。というか、それよりも恥ずかしさの方が優先されてしまいそうです」
「ふふっ。なので、美奈子さんが四つん這いでやってる姿を思い浮かべた時に、最初に必ず思ってしまう恥ずかしさってお尻の穴でしょ?」
「いや~・・・まあ・・・なんとも・・・です」
「となると、美奈子さんは、男性の目の前に自分のお尻の穴を丸出しで腰を振りながら、あん、あん、みたいな声を出しながら、自分のお尻の穴が丸見え状態になってる姿と、今、自分のお尻の穴をガン見されているんだわって思うと、お尻を見せている恥ずかしさも愛おしい媚薬になると思いません?」
いや・・・あの・・・そこまでリアルに想像が出来ちゃうみたいな言葉で言われちゃいますと
私としては、なんと言葉を返したらいいのか、ちょっと言葉に困ってしまいます。
「あっ、あの・・・ひとつがってことは、あの・・・他にも?」
「ふふっ、ちょっと思い浮かべちゃいました?言葉って面白いでしょ?」
「ははは・・・まあ・・・です」
「それで、他にはというより、もうひとつの方は、今の美奈子さんになるかな?」
「えっ?・・・私・・・ですか?」
「ふふっ。美奈子さんは、どうして恋人を作ったり男性としようとする方を選ばなかったのですか?」
「あの・・・それは・・・」
「美奈子さんが選んだ方法は、人に馬鹿にされる方、人から笑われる方、そして、知らない誰かから軽蔑と弄ばれる方ですよね?」
「あの・・・あやねさんには分かるんですか?」
「自分なんて・・・自分はそんなに立派な人間なんかじゃない!自分はこんな恥ずかしい姿を見られて喜んでいるようなただの変態、ただのおバカな人間・・・かな?」
「なぜ、それを・・・」
私、何も話していないはずなのに・・・どうして?
私、まだ、何も言ってないのに、どうしてあやねさんには分かるの?
「でも、恥ずかしい姿、ここをあえて情けない姿にしなかったのは、いえ、情けない姿の方にならなかったのは、きっと、それは、まだ、何もあきらめてはいない美奈子さんの強い意志かな?」
「えっ・・・?」
「まだ、両手は開いてはいない。片方の手のひらは開いても、もう片方の手のひらは決して開こうとはしないのは・・・なぜ?」
「あの・・・だから・・・どうして?」
「そして、美奈子さんが選んだ選択肢は・・・恥ずかしい自分の姿をさらす変態な行為。違ったかしら?」
どうして・・・?
だから、どうしてあやかさんには、それが分かるの?
「でもね、ほんとは違うんですよ?」
「えっ・・・?」
「あの人が言ってました。両手で何かを握りしめてはいけない。片方の手はいつも開いていないとだめだって!そうでないと、本当に欲しいと願った何かに出会った時にその何かを掴めなくなってしまうからって」
美奈子は、突然のあやねの言葉に自分の言葉を失ってしまった・・・。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
保健室の秘密...
とんすけ
大衆娯楽
僕のクラスには、保健室に登校している「吉田さん」という女の子がいた。
吉田さんは目が大きくてとても可愛らしく、いつも艶々な髪をなびかせていた。
吉田さんはクラスにあまりなじめておらず、朝のHRが終わると帰りの時間まで保健室で過ごしていた。
僕は吉田さんと話したことはなかったけれど、大人っぽさと綺麗な容姿を持つ吉田さんに密かに惹かれていた。
そんな吉田さんには、ある噂があった。
「授業中に保健室に行けば、性処理をしてくれる子がいる」
それが吉田さんだと、男子の間で噂になっていた。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
獣人の里の仕置き小屋
真木
恋愛
ある狼獣人の里には、仕置き小屋というところがある。
獣人は愛情深く、その執着ゆえに伴侶が逃げ出すとき、獣人の夫が伴侶に仕置きをするところだ。
今夜もまた一人、里から出ようとして仕置き小屋に連れられてきた少女がいた。
仕置き小屋にあるものを見て、彼女は……。
本当にあった怖い話
邪神 白猫
ホラー
リスナーさんや読者の方から聞いた体験談【本当にあった怖い話】を基にして書いたオムニバスになります。
完結としますが、体験談が追加され次第更新します。
LINEオプチャにて、体験談募集中✨
あなたの体験談、投稿してみませんか?
投稿された体験談は、YouTubeにて朗読させて頂く場合があります。
【邪神白猫】で検索してみてね🐱
↓YouTubeにて、朗読中(コピペで飛んでください)
https://youtube.com/@yuachanRio
※登場する施設名や人物名などは全て架空です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる