36 / 101
見える世界と見えない世界
見える世界と見えない世界・・・その16
しおりを挟む
「最近は、よく、心霊スポットとかって話題になっていますよね?」
「あっ、はい。よくネットとかで見かける動画とかですよね?」
「あれって、よく霊に憑りつかれないで帰ってこれるな~って思いません?」
「はい。いつも疑問に思っていましたけど・・・もしかして、違うんでしょうか?」
「今、美奈子さんが思ったことは、あながち間違っていないと思いますよ」
「それじゃ~?」
「ええ、いかにお金のためとはいえ、何度も何度も心霊スポットに行くって普通に考えるとおかしいですよね?」
「それって、もしかして?」
「考えられることはひとつですよね?」
「ええ、何となくは思っていたんですけど、やっぱり、そうだったんですね」
「ええ、もうすでに・・・ですね。でも、それとは別にもうひとつあるんですよ」
「もうひとつ・・・?」
「ええ、まあ、簡単に言うとタクシー代わりに利用されているってことなんですけどね」
「タクシー代わり・・・?」
「ふふっ、幽霊になったからといって、どこまでも飛んでいけるってわけじゃないんですよ」
「そうなんですか?幽霊って、よく浮かんでるとか浮かんで移動しているって思っていたんですけど」
「ふふっ、それは当たってます。でも、移動出来る範囲はそれほどでもないんです」
「う~ん・・・初めて知りました」
「まあ、タクシー代わりは、あくまでもタクシー代わりなので、その本人や一緒に同行している人達には、ある意味ですが無害みたいなものなので、ちょっとその辺に置いときましょ」
「今度は置いとくんですか?」
「ふふっ、それよりも取り憑かれてしまった方のお話の方がいいかと思うので、こちらを簡単に説明しますね」
「あっ、はい」
「でも、これは、何も心霊スポットに行ったからというわけではないんです。ただ、心霊スポットなどに行った時にって考えた方が分かりやすいからですけど、実際は心霊スポット以外にも沢山あるんです」
「他にもあるんですか?」
「ええ、普通に歩いているだけでとか、普通に行動、あるいは観光している時とかの時に、急にゾクッとする場所ってありません?」
「あっ、あります!あります!」
「それって、霊がその人に取り憑こうとした瞬間が多いんですよ」
「そうなんですか?」
「とはいえ、こちらも説明するとぞうさんのお鼻さんになってしまいますので飛ばしまして」
「ぞうさんのお鼻さんですか・・・?ふふっ・・・」
「時々、キリンさんもやってくるんですよ!」
「キリンさんも・・・?」
「ふふっ、それで、ここでいう霊に取り憑かれる取り憑かれ方になるんですけど、先ほどお話しました恨みや憎しみといった取り憑く相手が限定されている取り憑かれ方の方ですが、ひとつは取り憑く相手に悪意を持って危害を加えようとする行為。こちらは一般的に言われている呪われるという行為になりますけど、もうひとつあるんです」
「それが、先ほどの厄介な悪意になるんですね?」
「はい、そうです。ただ、この厄介な悪意の場合は、その標的になる相手が呪いたいと思う相手とそうではない相手とがあるんです」
「あっ、それで心霊スポットなんですね」
「はい、そうです。なので、こちらは呪う相手ではなく呪い方と考えて頂けるといいかと思います」
「呪い方・・・?」
「いわゆる、呪う方法、どうやって呪っていくか?になります」
「どうやって呪っていくか?・・・ですか?」
「ふふっ、面白いでしょ?」
「面白いというより、幽霊って、そこにぼーっと立ってるみたいなイメージだったんですけど違うんですね。なんか幽霊も生きている人間みたいな感じがしますね」
「ふふっ、元は人間ですから、それに、考え方によっては生きている人間よりも自由かもですよ」
「さっきのくまさんとワニさんを見ていると何となく分かるような気がします」
「ふふっ、あの子たちって、普段は童話を書いたり絵を描いたりしているんですよ」
「童話や絵・・・ですか?もしかして・・・それでですか?」
「ええ、それで、ここはアトリエという名前なんです」
「そうだったんですか?どうしてアトリエなのかな~って思っていたんです」
「人って、生きていくのにお金が必要ないってなると色々な創造をしたり好奇心を探求したりするのかもしれませんね」
「何となく分かるような・・・」
「ふふっ、エッチな行為も似たような感じなんですよ」
「えっ?そうなんですか?」
「何かから解き放たれたいという感情が成すもうひとりの自分」
「もうひとりの自分・・・?」
「そのひとつが同性、異性が成すいやらしい行為。セックスもその行為のひとつですよね」
「あの、男女のセックスがどうして解き放たれたいになるのですか?」
「ふふっ、想像して見て下さい。男性も女性もどんな格好でどんな動きをしています?」
どんな格好で、どんな動きって言われても・・・ちょっと言葉には出来ないような・・・。
「あっ、はい。よくネットとかで見かける動画とかですよね?」
「あれって、よく霊に憑りつかれないで帰ってこれるな~って思いません?」
「はい。いつも疑問に思っていましたけど・・・もしかして、違うんでしょうか?」
「今、美奈子さんが思ったことは、あながち間違っていないと思いますよ」
「それじゃ~?」
「ええ、いかにお金のためとはいえ、何度も何度も心霊スポットに行くって普通に考えるとおかしいですよね?」
「それって、もしかして?」
「考えられることはひとつですよね?」
「ええ、何となくは思っていたんですけど、やっぱり、そうだったんですね」
「ええ、もうすでに・・・ですね。でも、それとは別にもうひとつあるんですよ」
「もうひとつ・・・?」
「ええ、まあ、簡単に言うとタクシー代わりに利用されているってことなんですけどね」
「タクシー代わり・・・?」
「ふふっ、幽霊になったからといって、どこまでも飛んでいけるってわけじゃないんですよ」
「そうなんですか?幽霊って、よく浮かんでるとか浮かんで移動しているって思っていたんですけど」
「ふふっ、それは当たってます。でも、移動出来る範囲はそれほどでもないんです」
「う~ん・・・初めて知りました」
「まあ、タクシー代わりは、あくまでもタクシー代わりなので、その本人や一緒に同行している人達には、ある意味ですが無害みたいなものなので、ちょっとその辺に置いときましょ」
「今度は置いとくんですか?」
「ふふっ、それよりも取り憑かれてしまった方のお話の方がいいかと思うので、こちらを簡単に説明しますね」
「あっ、はい」
「でも、これは、何も心霊スポットに行ったからというわけではないんです。ただ、心霊スポットなどに行った時にって考えた方が分かりやすいからですけど、実際は心霊スポット以外にも沢山あるんです」
「他にもあるんですか?」
「ええ、普通に歩いているだけでとか、普通に行動、あるいは観光している時とかの時に、急にゾクッとする場所ってありません?」
「あっ、あります!あります!」
「それって、霊がその人に取り憑こうとした瞬間が多いんですよ」
「そうなんですか?」
「とはいえ、こちらも説明するとぞうさんのお鼻さんになってしまいますので飛ばしまして」
「ぞうさんのお鼻さんですか・・・?ふふっ・・・」
「時々、キリンさんもやってくるんですよ!」
「キリンさんも・・・?」
「ふふっ、それで、ここでいう霊に取り憑かれる取り憑かれ方になるんですけど、先ほどお話しました恨みや憎しみといった取り憑く相手が限定されている取り憑かれ方の方ですが、ひとつは取り憑く相手に悪意を持って危害を加えようとする行為。こちらは一般的に言われている呪われるという行為になりますけど、もうひとつあるんです」
「それが、先ほどの厄介な悪意になるんですね?」
「はい、そうです。ただ、この厄介な悪意の場合は、その標的になる相手が呪いたいと思う相手とそうではない相手とがあるんです」
「あっ、それで心霊スポットなんですね」
「はい、そうです。なので、こちらは呪う相手ではなく呪い方と考えて頂けるといいかと思います」
「呪い方・・・?」
「いわゆる、呪う方法、どうやって呪っていくか?になります」
「どうやって呪っていくか?・・・ですか?」
「ふふっ、面白いでしょ?」
「面白いというより、幽霊って、そこにぼーっと立ってるみたいなイメージだったんですけど違うんですね。なんか幽霊も生きている人間みたいな感じがしますね」
「ふふっ、元は人間ですから、それに、考え方によっては生きている人間よりも自由かもですよ」
「さっきのくまさんとワニさんを見ていると何となく分かるような気がします」
「ふふっ、あの子たちって、普段は童話を書いたり絵を描いたりしているんですよ」
「童話や絵・・・ですか?もしかして・・・それでですか?」
「ええ、それで、ここはアトリエという名前なんです」
「そうだったんですか?どうしてアトリエなのかな~って思っていたんです」
「人って、生きていくのにお金が必要ないってなると色々な創造をしたり好奇心を探求したりするのかもしれませんね」
「何となく分かるような・・・」
「ふふっ、エッチな行為も似たような感じなんですよ」
「えっ?そうなんですか?」
「何かから解き放たれたいという感情が成すもうひとりの自分」
「もうひとりの自分・・・?」
「そのひとつが同性、異性が成すいやらしい行為。セックスもその行為のひとつですよね」
「あの、男女のセックスがどうして解き放たれたいになるのですか?」
「ふふっ、想像して見て下さい。男性も女性もどんな格好でどんな動きをしています?」
どんな格好で、どんな動きって言われても・・・ちょっと言葉には出来ないような・・・。
0
お気に入りに追加
17
あなたにおすすめの小説
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
【R-18】クリしつけ
蛙鳴蝉噪
恋愛
男尊女卑な社会で女の子がクリトリスを使って淫らに教育されていく日常の一コマ。クリ責め。クリリード。なんでもありでアブノーマルな内容なので、精神ともに18歳以上でなんでも許せる方のみどうぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる