ちょっとエッチな心霊探偵 あやね

一人遊びの野外露出

一人遊びの野外露出・・・その1

デジタルカメラのタイマーを10秒にセットしてシャッターボタンを押してっと。
えっと、いきなりパンティ下げてスカートめくるよりも最初は普通に写した方がいいかしら？
などと、ひとり言を呟きながら、右側100m先に見える草陰の曲がり角の道路へ視線を移してからタイマーの3秒前の音に耳を傾けてポーズをとる美奈子である。

デジタルカメラを相手に野外露出の一人遊びをしている場所は美奈子が住んでいる街から東に小高い丘を一つ越えた農村地域である。とはいえ、農村地域とは言っても、美奈子の今居る場所の後方にはちょっとした住宅街がある。

この住宅街に沿って伸びている道路は、どこの街にもある街の中を通らないで街を抜ける事が出来る裏道、いわゆる抜け道になるのである。
そのため、交通量が農村地域の道路のように、ぽつりぽつりという感じで自動車が行き交うのとは少し違って、それなりに自動車が通る道路なのである。
特に、朝晩の通勤時間には、自動車の往来も多くなるのだが、センターラインがない道路で普通自動車がなんとかすれ違えるくらいの道幅の抜け道になる。

その抜け道を北に向かって走ると住宅街の手前500mくらいに右側に曲がる細い道がありその細い道を少し下るように進むとすぐに踏切がある。
そして、その踏切を過ぎるとすぐに左に曲がるように道路が伸びていて、左に曲がって100mほど下ると90度近い右カーブがあり、すぐに小さな橋が架かっている。

その橋を過ぎると500mほどの直線になり、その突き当りがＴの字になっていて左右に細い道路が伸びている。
ちょうど美奈子の居る場所から見て10軒ほどになるだろうか？
左右に伸びている細い道路に沿って住宅が建っていてその手前には大きな田んぼが広がっている。

今、美奈子が写真を写している場所が、踏切から左に曲がって100mほど下ったところにあるカーブを過ぎた場所で、小さな橋の手前になるのだが、美奈子から見ると踏切の方は上り坂になっていて、道路に沿って生い茂る草木が踏切を隠してしまうので、万が一、自動車がこちらに向かって走ってくるとなると、美奈子には、突然、自動車が姿を見えるという、ちょっと危ない状況になっているのである。

まあ、それでも、普通にデジカメで写真を写しているのであれば、別にそれほど気にすることもないのだが・・・。
今の美奈子の場合、今回の最終目的は全裸になっての写真撮影までいきたいな！なのだから、どうしても、100m先の踏切、草木で見えない突然の自動車の乱入地点に注意と視線がいってしまうのは、なんとも無視出来ない耳を澄ましての感だけが頼りな最重要案件なのである。

とはいえ、今の美奈子に、というより、いつもの・・・になるのだが・・・。
そんな美奈子にとってのデンジャラスゾーンはそこではないのである。
彼女にとってのデンジャラスゾーンはというと、おバカな野外露出をしている自画撮りの瞬間を、万が一にも見られた時に、まったく言い訳が出来ないという、ただの変態おバカになってしまうリアルな現実の方なのである。

なぜかというと、一人なのである。いわゆる自画撮りという状況になってしまっているわけで、しかも、スカートをめくりあげたり、パンティを下げてお尻を丸出しにしてみたりの野外露出をしているのだから、目撃した方から見れば、何一人でおバカな事をやってるの？になってしまうのである。

これが二人とかであれば、それなりに言い訳も思い付くのだろうが、これが一人となると何をどう言い訳してしても、一切の言い訳は通用しないという危険地帯に居る事になるのだが。
しかし、これがまた、なんというか、美奈子にとっては妙に感じてしまうというか萌えるというか・・・。
なんともおバカな遊戯にハマってしまって抜け出せない美奈子なのである。