24 / 25
24 戯れと焦り
しおりを挟む
その日の夜、シュエシは大いに戸惑う出来事に直面していた。発端はヴァイルの「一緒に湯を使うか」という言葉で、「湯を使う」というのは「湯を使って体を綺麗にする」ということだ。それはわかっている。ただ「一緒に」という意味がわからない。
(一緒にって、どういうことだろう)
シュエシにとって体を綺麗にする行為は、布を水に浸しそれで肌を拭うことだった。両親と旅をしていたときからそうで、両親を亡くした後もそれは変わらない。さすがに冬は湯を沸かしていたが、髪の毛を洗うほどの湯を沸かすのは大変だったため昼間に水で洗うことが多かった。
身代わりの花嫁として屋敷に住むようになってからも布で拭うのは同じだった。変わったのは毎日湯を使えるようになったことと湯がたっぷりと用意されたことで、着るものをできるだけ汚さないようにと肌が赤くなるまで擦るようにもなった。旅を始めてからもそれは変わらず、宿でも屋敷にいたときと同じように体は布で拭い髪だけ湯を使って洗っていた。
それなのに「一緒に」というのはどういうことだろう。まさか布で拭い合うということだろうか。困惑したまま立ち尽くしていると「何をしている?」と声をかけられた。
目の前ではヴァイルが裸体を惜しげもなく晒している。奥には優美な形をした大きな湯船があり、たっぷりの湯があるからか湯気が立っていた。シュエシはヴァイルを見ては顔を真っ赤にし、慌てて湯船を見ては視線をさまよわせた。
「なんだ、恥ずかしいのか? 体など何度も見ているだろう」
「そう、ですけど」
「さっさと脱げ、湯が冷めてしまうぞ」
裸のヴァイルが近づいて来る。慌てて視線を逸らしながら胸元のリボンに手をかけたものの、どうしても解くことができない。
(きっとドレスというのもよくないんだ)
旅が始まってからもヴァイルが用意するのはドレスばかりで、シュエシもそれが当たり前になっていた。だが、見られながらドレスを脱ぐというのはさすがに恥ずかしい。まるで自分が少女になってしまったかのような気になる。
「湯浴みのお手伝いをいたしましょうか?」
いつの間に近づいたのか、耳元でそんなことを囁かれギョッとした。ヴァイルが執事に扮していたときに毎日のように聞いていた言葉だからか、当時のことを思い出しうろたえる。密かに想いを寄せていたことまで蘇り、咄嗟に返事をすることができなかった。
俯きながらもじもじと手を動かす様子に、ヴァイルが小さなため息をついた。
「まさか、いまだに執事のほうがよいなどと思っているわけではないだろうな?」
「そ、そんなことありません」
「その割には喜んでいるように見えるが?」
「ちっ、違います」
「まぁ、いいだろう。それよりさっさと服を脱げ」
「あっ、あのっ」
脱げと言いながら、あっという間にドレスも肌着も脱がされてしまった。全身真っ赤になったシュエシを軽々と抱き上げたヴァイルは、そのまま湯船に入り膝に座らせるように体を沈める。
湯船の湯が尻に触れた瞬間、シュエシは「ひぇっ!」と悲鳴を上げた。背中にもたれかかるように座らされたことに慌てふためき、腹や胸に湯が触れると声にならない悲鳴を上げながら手足をばたつかせる。
「おい、何をしている」
「だ、だって」
「暴れるな、湯がこぼれる」
「で、でも」
慌てふためくシュエシの様子に、ヴァイルは「まさか」とつぶやいた。
「湯に浸かるのは初めてか?」
「は、はい」
返事をするシュエシの目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
「やはり湯浴みの手伝いをするべきだったな」
ヴァイルの言葉に俯きながらブンブンと頭を横に振る。真っ赤な耳に唇を寄せたヴァイルが「おまえの好きな執事に手伝ってもらえばよかっただろう?」と囁くと、途端にシュエシが肩を震わせた。
「おまえは執事のほうが好きなのではないだろうな」
「そ、そんなことは、」
「それにしてはいちいち反応しているように見える」
「し、執事もヴァイルさまです。それにこんなこと、してもらうなんて、……っ」
ついに言葉が途切れた。混乱と羞恥に最後のほうは涙声になっている。それに気づいたヴァイルは小さくため息をつき、顔を隠している黒髪を耳にかけてやりながら優しく問いかけた。
「これまで湯浴みはどうしていた?」
「て、手桶に湯を入れて、布を浸して……」
「髪は洗っていただろう? なぜ体もそうしなかった?」
「お湯は、その、大切に使うものですから……」
答えながらもシュエシは湯船から出ようと手足を動かした。しかし腹に手を回され身動きが取れなくなる。その間も湯に触れている肌がピリピリとして落ち着かない。
「なるほどな。では、故郷に着くまでわたしが湯浴みの仕方を教えてやろう」
「え?」
「わたしはこうして湯に浸かるのを好む。おまえもきっと好きになる」
「でも、」
「それにこうして触れ合いながら湯を使うのもいいものだ」
「……っ」
ますます恥ずかしくなったシュエシは一瞬にして体を硬直させた。
その様子に背後で小さく笑ったヴァイルが湯船の脇に置いてある石鹸を手にした。それを湯船に入れ泡立て始める。もちろんシュエシも石鹸は知っているが、こうした使い方は見たことがなく目を見開いた。そのうち湯の表面に泡が浮き、心なしか湯もぬるりとした感触になる。「このくらいでいいか」とつぶやいたヴァイルが泡を手にし、シュエシの腕を撫で始めた。
「ひっ」
「おとなしくしろ」
「で、でも」
「洗うだけだ」
「あ、あの」
「ほら、次は胸だ」
「っ」
ぬるりとした手に胸を撫でられビクッと震えた。息を詰めていると、今度は胸の尖りを擦られ「んっ」と声が漏れる。
もう何度も撫でられたり摘まれたりしてきたというのに、ぬめりがあるからか何ともいえない感覚がした。はじめはくすぐったいような感じだったが、段々と違うものが混じり始める。ぬるっとした指に擦られるだけで背中がゾクッとし肌が粟立った。
「んふっ」
シュエシの口から漏れたのは明かな嬌声だった。慌てて唇を噛み締めグッと我慢するものの、どうしても吐息が漏れてしまう。体を洗ってもらっているのにいやらしく感じてしまっていることをヴァイルに知られるわけにはいかない。
(我慢、しないと)
何度もそう思ったが、すぐに限界を迎えた。このままでは大変なことになる。シュエシは動き回るヴァイルの手を止めようと両手で手首を掴んだ。
「ヴァ、ヴァイルさまっ」
「おとなしくしていろ」
そう囁かれ掴む力が弱くなる。
「いい子だ」
褒めるように耳元で囁いたヴァイルが、撫でていた手を胸から腹へと動かした。
「んぅっ」
鼻から抜けるような声が漏れた。慌てて唇を噛み締めるが、今度は下生えを撫でられ全身が震えてしまう。そのまま足の付け根や際どい部分を何度も撫でられ、シュエシは茹だったように耳や首を真っ赤にした。
「おまえは本当に敏感だな」
「あっ!」
いつの間にか緩く勃ち上がっていた性器を撫でられ顎が上がった。
「ここもすぐにこうなる」
「ヴァイルさま、だめ、です、っ」
「洗っているだけだ、これ以上のことはしない」
「でもっ」
「それとも、これ以上のことをしてほしいのか?」
囁く低い声に目の前でパチパチと星が瞬いた。薄く開いた黒目は快感の涙に濡れ、血色がよくなった唇から赤い舌先がチロチロと見え隠れする。
「果ててもいいぞ」
そう告げられた瞬間、シュエシの体がビクンと震えた。湯の表面を揺らすように二度、三度と腰が跳ねる。
「こうした戯れもたまには……おい」
これでもかと顔を真っ赤にしたシュエシの体から力が抜けた。腕の中でくたりとしているのを見たヴァイルが小さく唸る。
「湯に浸かったことがない体には酷だったか」
額に手を当てたヴァイルは、そのまま前髪をかき上げるとシュエシを抱いて湯船から出た。
「故郷が近づいているせいか、少し浮き足立っていた」
シュエシの全身を布で拭いながらヴァイルがそう告げる。それに答えられないほど湯あたりしていたシュエシは、いつもと雰囲気が違う声をぼんやりと聞いていた。手つきもいつもより優しく、というより壊れ物を扱うような雰囲気さえしている。
「同胞の中には他人の眷属に興味を持つものがいる。それだけならいいが、ちょっかいを出すものもいる。だからこそ故郷に入る前に血を……いや、焦ってはいけないとわかってはいる」
途切れ途切れに聞こえる声を聞きながら、シュエシはヴァイルの願いを叶えたいと思った。早く空腹になり、初めての牙でヴァイルの血を口にしたい。そうすればヴァイルも喜んでくれる。
(僕もきっと安心できる)
いや、それだけではない。ヴァイルの肌に牙を立てるのだと想像するだけで体が熱くなった。肌を重ねているときのような例えようがない興奮に頭がとろりととろける。
(早く……ヴァイルさまの血を……)
額に冷たい布が触れるのを心地よく感じながら、シュエシはゆっくりと目を閉じた。
(一緒にって、どういうことだろう)
シュエシにとって体を綺麗にする行為は、布を水に浸しそれで肌を拭うことだった。両親と旅をしていたときからそうで、両親を亡くした後もそれは変わらない。さすがに冬は湯を沸かしていたが、髪の毛を洗うほどの湯を沸かすのは大変だったため昼間に水で洗うことが多かった。
身代わりの花嫁として屋敷に住むようになってからも布で拭うのは同じだった。変わったのは毎日湯を使えるようになったことと湯がたっぷりと用意されたことで、着るものをできるだけ汚さないようにと肌が赤くなるまで擦るようにもなった。旅を始めてからもそれは変わらず、宿でも屋敷にいたときと同じように体は布で拭い髪だけ湯を使って洗っていた。
それなのに「一緒に」というのはどういうことだろう。まさか布で拭い合うということだろうか。困惑したまま立ち尽くしていると「何をしている?」と声をかけられた。
目の前ではヴァイルが裸体を惜しげもなく晒している。奥には優美な形をした大きな湯船があり、たっぷりの湯があるからか湯気が立っていた。シュエシはヴァイルを見ては顔を真っ赤にし、慌てて湯船を見ては視線をさまよわせた。
「なんだ、恥ずかしいのか? 体など何度も見ているだろう」
「そう、ですけど」
「さっさと脱げ、湯が冷めてしまうぞ」
裸のヴァイルが近づいて来る。慌てて視線を逸らしながら胸元のリボンに手をかけたものの、どうしても解くことができない。
(きっとドレスというのもよくないんだ)
旅が始まってからもヴァイルが用意するのはドレスばかりで、シュエシもそれが当たり前になっていた。だが、見られながらドレスを脱ぐというのはさすがに恥ずかしい。まるで自分が少女になってしまったかのような気になる。
「湯浴みのお手伝いをいたしましょうか?」
いつの間に近づいたのか、耳元でそんなことを囁かれギョッとした。ヴァイルが執事に扮していたときに毎日のように聞いていた言葉だからか、当時のことを思い出しうろたえる。密かに想いを寄せていたことまで蘇り、咄嗟に返事をすることができなかった。
俯きながらもじもじと手を動かす様子に、ヴァイルが小さなため息をついた。
「まさか、いまだに執事のほうがよいなどと思っているわけではないだろうな?」
「そ、そんなことありません」
「その割には喜んでいるように見えるが?」
「ちっ、違います」
「まぁ、いいだろう。それよりさっさと服を脱げ」
「あっ、あのっ」
脱げと言いながら、あっという間にドレスも肌着も脱がされてしまった。全身真っ赤になったシュエシを軽々と抱き上げたヴァイルは、そのまま湯船に入り膝に座らせるように体を沈める。
湯船の湯が尻に触れた瞬間、シュエシは「ひぇっ!」と悲鳴を上げた。背中にもたれかかるように座らされたことに慌てふためき、腹や胸に湯が触れると声にならない悲鳴を上げながら手足をばたつかせる。
「おい、何をしている」
「だ、だって」
「暴れるな、湯がこぼれる」
「で、でも」
慌てふためくシュエシの様子に、ヴァイルは「まさか」とつぶやいた。
「湯に浸かるのは初めてか?」
「は、はい」
返事をするシュエシの目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
「やはり湯浴みの手伝いをするべきだったな」
ヴァイルの言葉に俯きながらブンブンと頭を横に振る。真っ赤な耳に唇を寄せたヴァイルが「おまえの好きな執事に手伝ってもらえばよかっただろう?」と囁くと、途端にシュエシが肩を震わせた。
「おまえは執事のほうが好きなのではないだろうな」
「そ、そんなことは、」
「それにしてはいちいち反応しているように見える」
「し、執事もヴァイルさまです。それにこんなこと、してもらうなんて、……っ」
ついに言葉が途切れた。混乱と羞恥に最後のほうは涙声になっている。それに気づいたヴァイルは小さくため息をつき、顔を隠している黒髪を耳にかけてやりながら優しく問いかけた。
「これまで湯浴みはどうしていた?」
「て、手桶に湯を入れて、布を浸して……」
「髪は洗っていただろう? なぜ体もそうしなかった?」
「お湯は、その、大切に使うものですから……」
答えながらもシュエシは湯船から出ようと手足を動かした。しかし腹に手を回され身動きが取れなくなる。その間も湯に触れている肌がピリピリとして落ち着かない。
「なるほどな。では、故郷に着くまでわたしが湯浴みの仕方を教えてやろう」
「え?」
「わたしはこうして湯に浸かるのを好む。おまえもきっと好きになる」
「でも、」
「それにこうして触れ合いながら湯を使うのもいいものだ」
「……っ」
ますます恥ずかしくなったシュエシは一瞬にして体を硬直させた。
その様子に背後で小さく笑ったヴァイルが湯船の脇に置いてある石鹸を手にした。それを湯船に入れ泡立て始める。もちろんシュエシも石鹸は知っているが、こうした使い方は見たことがなく目を見開いた。そのうち湯の表面に泡が浮き、心なしか湯もぬるりとした感触になる。「このくらいでいいか」とつぶやいたヴァイルが泡を手にし、シュエシの腕を撫で始めた。
「ひっ」
「おとなしくしろ」
「で、でも」
「洗うだけだ」
「あ、あの」
「ほら、次は胸だ」
「っ」
ぬるりとした手に胸を撫でられビクッと震えた。息を詰めていると、今度は胸の尖りを擦られ「んっ」と声が漏れる。
もう何度も撫でられたり摘まれたりしてきたというのに、ぬめりがあるからか何ともいえない感覚がした。はじめはくすぐったいような感じだったが、段々と違うものが混じり始める。ぬるっとした指に擦られるだけで背中がゾクッとし肌が粟立った。
「んふっ」
シュエシの口から漏れたのは明かな嬌声だった。慌てて唇を噛み締めグッと我慢するものの、どうしても吐息が漏れてしまう。体を洗ってもらっているのにいやらしく感じてしまっていることをヴァイルに知られるわけにはいかない。
(我慢、しないと)
何度もそう思ったが、すぐに限界を迎えた。このままでは大変なことになる。シュエシは動き回るヴァイルの手を止めようと両手で手首を掴んだ。
「ヴァ、ヴァイルさまっ」
「おとなしくしていろ」
そう囁かれ掴む力が弱くなる。
「いい子だ」
褒めるように耳元で囁いたヴァイルが、撫でていた手を胸から腹へと動かした。
「んぅっ」
鼻から抜けるような声が漏れた。慌てて唇を噛み締めるが、今度は下生えを撫でられ全身が震えてしまう。そのまま足の付け根や際どい部分を何度も撫でられ、シュエシは茹だったように耳や首を真っ赤にした。
「おまえは本当に敏感だな」
「あっ!」
いつの間にか緩く勃ち上がっていた性器を撫でられ顎が上がった。
「ここもすぐにこうなる」
「ヴァイルさま、だめ、です、っ」
「洗っているだけだ、これ以上のことはしない」
「でもっ」
「それとも、これ以上のことをしてほしいのか?」
囁く低い声に目の前でパチパチと星が瞬いた。薄く開いた黒目は快感の涙に濡れ、血色がよくなった唇から赤い舌先がチロチロと見え隠れする。
「果ててもいいぞ」
そう告げられた瞬間、シュエシの体がビクンと震えた。湯の表面を揺らすように二度、三度と腰が跳ねる。
「こうした戯れもたまには……おい」
これでもかと顔を真っ赤にしたシュエシの体から力が抜けた。腕の中でくたりとしているのを見たヴァイルが小さく唸る。
「湯に浸かったことがない体には酷だったか」
額に手を当てたヴァイルは、そのまま前髪をかき上げるとシュエシを抱いて湯船から出た。
「故郷が近づいているせいか、少し浮き足立っていた」
シュエシの全身を布で拭いながらヴァイルがそう告げる。それに答えられないほど湯あたりしていたシュエシは、いつもと雰囲気が違う声をぼんやりと聞いていた。手つきもいつもより優しく、というより壊れ物を扱うような雰囲気さえしている。
「同胞の中には他人の眷属に興味を持つものがいる。それだけならいいが、ちょっかいを出すものもいる。だからこそ故郷に入る前に血を……いや、焦ってはいけないとわかってはいる」
途切れ途切れに聞こえる声を聞きながら、シュエシはヴァイルの願いを叶えたいと思った。早く空腹になり、初めての牙でヴァイルの血を口にしたい。そうすればヴァイルも喜んでくれる。
(僕もきっと安心できる)
いや、それだけではない。ヴァイルの肌に牙を立てるのだと想像するだけで体が熱くなった。肌を重ねているときのような例えようがない興奮に頭がとろりととろける。
(早く……ヴァイルさまの血を……)
額に冷たい布が触れるのを心地よく感じながら、シュエシはゆっくりと目を閉じた。
67
お気に入りに追加
173
あなたにおすすめの小説
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。

【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
婚約破棄された俺の農業異世界生活
深山恐竜
BL
「もう一度婚約してくれ」
冤罪で婚約破棄された俺の中身は、異世界転生した農学専攻の大学生!
庶民になって好きなだけ農業に勤しんでいたら、いつの間にか「畑の賢者」と呼ばれていた。
そこに皇子からの迎えが来て復縁を求められる。
皇子の魔の手から逃げ回ってると、幼馴染みの神官が‥。
(ムーンライトノベルズ様、fujossy様にも掲載中)
(第四回fujossy小説大賞エントリー中)
お兄様の指輪が壊れたら、溺愛が始まりまして
みこと。
恋愛
お兄様は女王陛下からいただいた指輪を、ずっと大切にしている。
きっと苦しい片恋をなさっているお兄様。
私はただ、お兄様の家に引き取られただけの存在。血の繋がってない妹。
だから、早々に屋敷を出なくては。私がお兄様の恋路を邪魔するわけにはいかないの。私の想いは、ずっと秘めて生きていく──。
なのに、ある日、お兄様の指輪が壊れて?
全7話、ご都合主義のハピエンです! 楽しんでいただけると嬉しいです!
※「小説家になろう」様にも掲載しています。
十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!
翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる