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熟した蕾の花嫁2
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「……いま、なんと?」
「あなたを迎えたいというαからの申請がありました。すでに皇帝陛下の許可は下りていますので、事務手続きが滞りなく終われば半月後には蕾宮を出ることになります。そのお心構えでいるように」
「そう、ですか」
必要事項だけ伝えた後宮官吏が部屋を出て行く。その背中をキーシュはぼんやりと見送った。
「まさか、この年になって下賜されることになるなんてなぁ」
思わずそんなことをつぶやいた。三十歳のΩを望むαがいるとは恐れ入る。
それにしても物好きなαもいたものだ。いや、地位が高いαだからこそ物好きになれるのかもしれない。蕾宮のΩを下賜されるのは帝室や高位貴族、それに連なるような高級官吏のαだけだ。相手が誰かはわからないが、そういったαの誰かが皇帝に願い出たのだろう。
(ということは、もうシュクラに会うこともなくなるのか)
不意にシュクラの笑顔が脳裏をよぎった。二十二歳にしては落ち着いたαで、穏やかな声と笑顔が絶えないからかそばにいると安心できた。αの近くで落ち着くΩもどうかと思うが、キーシュはシュクラがまとう雰囲気が好きだった。
(それも、もう感じることができなくなるのか)
このまま蕾宮にいるよりαに下賜されたほうがいい。キーシュもそれはわかっている。それでも素直に喜べないのはシュクラの顔がちらつくからだ。
(少しは、そういう気持ちを持ってもらえているんじゃなかと思っていたんだけどなぁ)
会うたびに「真面目なキーシュさんが好きです」と言っていた。駄目だとわかっていたのに、内心はその言葉に少しだけ期待したりもした。「もしかして下賜を願い出てくれるのでは」と夢見る夜もあった。しかし、あの言葉はシュクラにとって挨拶のようなものだったのだ。
(三十にもなって、そんなことすら気づけないなんて情けない)
これでは何も知らないおぼこのようじゃないかと笑いたくなった。いや、満足に発情したことのない自分は未熟なΩに違いない。
その自覚があったからこそキーシュは他人の世話を熱心に焼いた。同じくらい東の国の言葉や作法も熱心に身につけた。時間だけはたっぷりあったから、一年も経てば会話に不自することもなくなった。考え方の違いを埋めるのは難しいものの、そういった様々なことを帝国外からやって来る新人Ωに伝えるのも自分の役目だと思っていた。
それで少しでも暮らしやすくなってほしい。そのくらいしか自分にできることはない。そう思っていたのだが、Ωとしては自分のほうこそ新人のままだったのだ。
(あの子は大丈夫だろうか)
ふと、先日蕾宮にやって来たばかりのΩのことを思い出した。名をルルアーナと言い、南の島特有の濃い肌色に鮮やかな金色の髪をした男性のΩだった。南では濃い髪色がほとんどだと聞いていたが、どうやら西の国の血が混じっているらしい。
そのせいで祖国ではあまり恵まれていなかったのだろう。Ω宮にも高値で売りつけられたのだと聞いた。
(自分で売り込むのと親に売られるのとではわけが違う)
自分も高値で売られた身ではあるものの、自ら願ってのことだ。Ω宮にやって来るΩの大半は国のために、家のためにと送り出される。ルルアーナはそうしたΩたちとも違う。
少し怯えたルルアーナの眼差しがキーシュの脳裏に浮かんだ。表情がないぶん、やや紫がかった眼差しがやけに印象的だった。
(もう少し様子を見ていたかったんだけどな)
まったく心を開かないと聞いていたが、同じ金髪だからか自分にだけは少し話をしてくれた。最近はわずかながら笑顔を見せてくれることもある。それなのに、急に自分がいなくなっても大丈夫だろうか。
キーシュはそれだけが心残りだった。しかしΩ宮を離れる身でできることは、もう何もない。
(……仕方ない)
自分はΩでαに捧げられるだけの存在だ。相手が皇帝でなくなっただけで、娶ってくれたαに尽くすことがこれからの役目になる。
「……せめて、娶ってくれるのがシュクラであったなら」
思わず口走った言葉に苦い笑みが浮かんだ。
それから半月を待たずして蕾宮を出ることが正式に決まった。蕾宮に住むΩたちは残念がり涙する者もいたが、誰もがキーシュの幸せを願った。
ルルアーナのことは最後まで気になったものの、キーシュが気にしたところでどうなることでもない。最後に温室から花を運び、少しでも気が晴れるようにと願うことにした。
「さて、身辺整理もこれが最後か」
もともと祖国から持って来たものは少ない。下賜されるときに持って行ってもよいのかもしれないが、すべてを吹っ切るためにも処分しよう。そう考えたキーシュは、帝国に来るときに着ていた服と絵を手に焼却炉へと向かった。
「あれ? その絵、捨てるんですか?」
「シュクラ」
久しぶりに見るシュクラの顔に胸がざわついた。蕾宮を出ると決まってからは初の対面で、二度と会うことはないと思っていたからか鼓動が少し早くなる。
「それ、故郷から持って来たものですよね?」
「そうだけど……」
シュクラが指さしたのは皿ほどの大きさの風景画だった。生まれ育った屋敷を描いたもので、これだけが故郷を思い出させてくれるものだ。
しかし、キーシュにはもう必要ない。この絵を処分し、これまでの自分ときっぱり決別しようと思っていた。
「捨てるなんてもったいない」
「いいんだ。僕が故郷に戻ることはないし、いつまでも未練がましく持っていても仕方がない」
「それじゃあ、俺にください」
「え?」
「ちょうど西の絵がほしいって思っていたんですよね」
「あぁ、そういうことなら」
捨てるよりも誰かに愛でられるほうがこの絵も嬉しいだろう。そう思って差し出すと、シュクラが絵を見ながら「素敵ですね」と微笑んだ。
「キーシュさんにもらった絵だと思うと、なおさらいい絵に見えます」
優しい眼差しを向けられドキッとした。同時にツキンとした痛みが胸に走る。
(シュクラと会うのは、これが最後なんだ)
キーシュはちらっと周囲に視線を巡らせた。周囲に人影も気配もない。
掃除担当の者がごみを捨てに来るのは朝と夕方だ。昼間のこの時間はほとんどの人が食事中で、それなら静かに故郷との別れの時間が取れるだろうと思ってこの時間を選んだ。
(二度とシュクラに会うことはできない)
そう思ったら、わき上がる衝動を抑えられなかった。
絵を見て微笑んでいるシュクラの腕を掴み、物陰に引っ張った。驚いているのか、シュクラは抵抗することなくされるがままついてくる。そうして建物の影に入り込んだキーシュは、勢いのままシュクラの唇に自分のそれを押しつけた。
「キ、」
驚いたようなシュクラの声を塞ぐように、なおも唇を塞いだ。
間もなくαに嫁ぐ身で、ほかのαに口づけるなどあってはならない。そもそも皇帝に捧げられたΩが皇帝以外に肌を許すのはもってのほかだ。
(それでも、これが最後だから)
αに対して、男に対して口づけたいと思ったのは初めてだった。
(そうか、僕はとっくにΩになっていたんだな)
本当はΩになった自分が嫌で仕方なかった。自分のせいで家は潰れ、家族のために身を売るような真似までしなくてはいけなくなった。貴族として、男としての自尊心はあのとき木っ端微塵に砕け散った。
そんな自分を取り戻すため、蕾宮にやって来た新人Ωの世話を進んで焼いた。力仕事も進んで受け持った。そうすることで自分に少しでも価値があると思いたかった。皇帝に求められることなく、自分に唯一残されたΩとしての価値すらないのだと思いたくなくて勝手に役割を作っていた。
そんな自分にシュクラは「好きだ」と言ってくれた。東の国のΩよりも大きな体をしているのに、それを嘲り憐れむような眼差しを向けることもなかった。
(僕だって、本当は好きだと言いたかった)
しかし、口にするには気持ちが強くなりすぎていた。優しいから好き、真面目だから好き、そんなありきたりな“好き”とは違う思いを自分はシュクラに抱いている。だからこそ隠し通さなくてはいけない。
(でも、もう二度と会えなくなるなら……)
思いを口にすれば心が揺れてしまう。それでは娶ってくれるαに申し訳ない。わかっていても心が苦しくて、最後の思い出にと唇を奪うことにした。ここでシュクラに会わなければこんな行動には出なかっただろう。
(……なんて、これはただの言い訳だ)
唇を離し、まだ鼻先が触れるほどの距離でキーシュが口を開く。
「本当は、ずっとこうしたいと思っていたんだ」
そうして囁くような声で「ごめん」と言い、逃げるようにその場を後にした。
「あなたを迎えたいというαからの申請がありました。すでに皇帝陛下の許可は下りていますので、事務手続きが滞りなく終われば半月後には蕾宮を出ることになります。そのお心構えでいるように」
「そう、ですか」
必要事項だけ伝えた後宮官吏が部屋を出て行く。その背中をキーシュはぼんやりと見送った。
「まさか、この年になって下賜されることになるなんてなぁ」
思わずそんなことをつぶやいた。三十歳のΩを望むαがいるとは恐れ入る。
それにしても物好きなαもいたものだ。いや、地位が高いαだからこそ物好きになれるのかもしれない。蕾宮のΩを下賜されるのは帝室や高位貴族、それに連なるような高級官吏のαだけだ。相手が誰かはわからないが、そういったαの誰かが皇帝に願い出たのだろう。
(ということは、もうシュクラに会うこともなくなるのか)
不意にシュクラの笑顔が脳裏をよぎった。二十二歳にしては落ち着いたαで、穏やかな声と笑顔が絶えないからかそばにいると安心できた。αの近くで落ち着くΩもどうかと思うが、キーシュはシュクラがまとう雰囲気が好きだった。
(それも、もう感じることができなくなるのか)
このまま蕾宮にいるよりαに下賜されたほうがいい。キーシュもそれはわかっている。それでも素直に喜べないのはシュクラの顔がちらつくからだ。
(少しは、そういう気持ちを持ってもらえているんじゃなかと思っていたんだけどなぁ)
会うたびに「真面目なキーシュさんが好きです」と言っていた。駄目だとわかっていたのに、内心はその言葉に少しだけ期待したりもした。「もしかして下賜を願い出てくれるのでは」と夢見る夜もあった。しかし、あの言葉はシュクラにとって挨拶のようなものだったのだ。
(三十にもなって、そんなことすら気づけないなんて情けない)
これでは何も知らないおぼこのようじゃないかと笑いたくなった。いや、満足に発情したことのない自分は未熟なΩに違いない。
その自覚があったからこそキーシュは他人の世話を熱心に焼いた。同じくらい東の国の言葉や作法も熱心に身につけた。時間だけはたっぷりあったから、一年も経てば会話に不自することもなくなった。考え方の違いを埋めるのは難しいものの、そういった様々なことを帝国外からやって来る新人Ωに伝えるのも自分の役目だと思っていた。
それで少しでも暮らしやすくなってほしい。そのくらいしか自分にできることはない。そう思っていたのだが、Ωとしては自分のほうこそ新人のままだったのだ。
(あの子は大丈夫だろうか)
ふと、先日蕾宮にやって来たばかりのΩのことを思い出した。名をルルアーナと言い、南の島特有の濃い肌色に鮮やかな金色の髪をした男性のΩだった。南では濃い髪色がほとんどだと聞いていたが、どうやら西の国の血が混じっているらしい。
そのせいで祖国ではあまり恵まれていなかったのだろう。Ω宮にも高値で売りつけられたのだと聞いた。
(自分で売り込むのと親に売られるのとではわけが違う)
自分も高値で売られた身ではあるものの、自ら願ってのことだ。Ω宮にやって来るΩの大半は国のために、家のためにと送り出される。ルルアーナはそうしたΩたちとも違う。
少し怯えたルルアーナの眼差しがキーシュの脳裏に浮かんだ。表情がないぶん、やや紫がかった眼差しがやけに印象的だった。
(もう少し様子を見ていたかったんだけどな)
まったく心を開かないと聞いていたが、同じ金髪だからか自分にだけは少し話をしてくれた。最近はわずかながら笑顔を見せてくれることもある。それなのに、急に自分がいなくなっても大丈夫だろうか。
キーシュはそれだけが心残りだった。しかしΩ宮を離れる身でできることは、もう何もない。
(……仕方ない)
自分はΩでαに捧げられるだけの存在だ。相手が皇帝でなくなっただけで、娶ってくれたαに尽くすことがこれからの役目になる。
「……せめて、娶ってくれるのがシュクラであったなら」
思わず口走った言葉に苦い笑みが浮かんだ。
それから半月を待たずして蕾宮を出ることが正式に決まった。蕾宮に住むΩたちは残念がり涙する者もいたが、誰もがキーシュの幸せを願った。
ルルアーナのことは最後まで気になったものの、キーシュが気にしたところでどうなることでもない。最後に温室から花を運び、少しでも気が晴れるようにと願うことにした。
「さて、身辺整理もこれが最後か」
もともと祖国から持って来たものは少ない。下賜されるときに持って行ってもよいのかもしれないが、すべてを吹っ切るためにも処分しよう。そう考えたキーシュは、帝国に来るときに着ていた服と絵を手に焼却炉へと向かった。
「あれ? その絵、捨てるんですか?」
「シュクラ」
久しぶりに見るシュクラの顔に胸がざわついた。蕾宮を出ると決まってからは初の対面で、二度と会うことはないと思っていたからか鼓動が少し早くなる。
「それ、故郷から持って来たものですよね?」
「そうだけど……」
シュクラが指さしたのは皿ほどの大きさの風景画だった。生まれ育った屋敷を描いたもので、これだけが故郷を思い出させてくれるものだ。
しかし、キーシュにはもう必要ない。この絵を処分し、これまでの自分ときっぱり決別しようと思っていた。
「捨てるなんてもったいない」
「いいんだ。僕が故郷に戻ることはないし、いつまでも未練がましく持っていても仕方がない」
「それじゃあ、俺にください」
「え?」
「ちょうど西の絵がほしいって思っていたんですよね」
「あぁ、そういうことなら」
捨てるよりも誰かに愛でられるほうがこの絵も嬉しいだろう。そう思って差し出すと、シュクラが絵を見ながら「素敵ですね」と微笑んだ。
「キーシュさんにもらった絵だと思うと、なおさらいい絵に見えます」
優しい眼差しを向けられドキッとした。同時にツキンとした痛みが胸に走る。
(シュクラと会うのは、これが最後なんだ)
キーシュはちらっと周囲に視線を巡らせた。周囲に人影も気配もない。
掃除担当の者がごみを捨てに来るのは朝と夕方だ。昼間のこの時間はほとんどの人が食事中で、それなら静かに故郷との別れの時間が取れるだろうと思ってこの時間を選んだ。
(二度とシュクラに会うことはできない)
そう思ったら、わき上がる衝動を抑えられなかった。
絵を見て微笑んでいるシュクラの腕を掴み、物陰に引っ張った。驚いているのか、シュクラは抵抗することなくされるがままついてくる。そうして建物の影に入り込んだキーシュは、勢いのままシュクラの唇に自分のそれを押しつけた。
「キ、」
驚いたようなシュクラの声を塞ぐように、なおも唇を塞いだ。
間もなくαに嫁ぐ身で、ほかのαに口づけるなどあってはならない。そもそも皇帝に捧げられたΩが皇帝以外に肌を許すのはもってのほかだ。
(それでも、これが最後だから)
αに対して、男に対して口づけたいと思ったのは初めてだった。
(そうか、僕はとっくにΩになっていたんだな)
本当はΩになった自分が嫌で仕方なかった。自分のせいで家は潰れ、家族のために身を売るような真似までしなくてはいけなくなった。貴族として、男としての自尊心はあのとき木っ端微塵に砕け散った。
そんな自分を取り戻すため、蕾宮にやって来た新人Ωの世話を進んで焼いた。力仕事も進んで受け持った。そうすることで自分に少しでも価値があると思いたかった。皇帝に求められることなく、自分に唯一残されたΩとしての価値すらないのだと思いたくなくて勝手に役割を作っていた。
そんな自分にシュクラは「好きだ」と言ってくれた。東の国のΩよりも大きな体をしているのに、それを嘲り憐れむような眼差しを向けることもなかった。
(僕だって、本当は好きだと言いたかった)
しかし、口にするには気持ちが強くなりすぎていた。優しいから好き、真面目だから好き、そんなありきたりな“好き”とは違う思いを自分はシュクラに抱いている。だからこそ隠し通さなくてはいけない。
(でも、もう二度と会えなくなるなら……)
思いを口にすれば心が揺れてしまう。それでは娶ってくれるαに申し訳ない。わかっていても心が苦しくて、最後の思い出にと唇を奪うことにした。ここでシュクラに会わなければこんな行動には出なかっただろう。
(……なんて、これはただの言い訳だ)
唇を離し、まだ鼻先が触れるほどの距離でキーシュが口を開く。
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