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10 意外な再会
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華街に入るためには、まず華屋に行かなくてはいけない。華屋は華街における手配屋のようなもので、ここで登録するといずれかの街にある華街に斡旋してもらえる。
リトスが知っている華屋は、故郷の町を挟んだこの町の反対側にあった。そこへ行くためにはどうしても故郷近くを通らなくてはいけない。
(誰にも見つからないようにしないと)
知り合いの兎族に姿を見られればきっとよくない噂が立つ。ルヴィニの足を引っ張ることになってしまうかもしれない。
リトスは日中に故郷近くを通ることを避けるため、手前にある宿に早めに入ることにした。本当なら宿に泊まらずすぐさま華屋に行きたいところだが、華屋は昼前までしか開いていないためどのみち登録することはできない。
明日は朝一番で宿を出ようと決め、ベッドしかない小さな部屋に入る。
(どの街の華街に行くことになるんだろう)
考えるのはそのことばかりだ。残念ながら自分で行きたい街を選ぶことはできないため、行き先は華屋次第ということになる。場合によってはとんでもなく遠い街に斡旋されることもあると聞いた。
(むしろそっちのほうがいいかもしれないか)
故郷から遠ければ遠いほど新しい生活だと実感できる。それに働いていたあの町に近い場所では、酒場に来ていた狼族に見つかってしまうかもしれない。さすがにそれは避けたかった。
そんなことをつらつら考えていると、外から賑やかな声が聞こえてきた。すでに夕方近くだというのに何の騒ぎだろうか。気になったリトスが窓際に近づいたとき、外から「ルヴィニだ!」という歓声が聞こえて驚いた。
「え?」
そっと外を覗くと、宿の前の大通りに大勢の兎族が集まっていた。よく見れば、その中心をキラキラと眩しい人物が歩いている。
「……ルヴィニ」
光り輝くような装いで歩いていたのはルヴィニだった。赤毛の長い髪は高く結い上げられ、キラキラした宝石をあしらった髪飾りが光っている。ピンと伸びた耳も綺麗な耳飾りで彩られ、誇らしげな様子で揺れているのが眩しかった。
(そういえば、花嫁候補は支度のために早めに月の宴がある街に行くと聞いたような)
ということは月の宴に向かっている途中なのだろう。そんな蒼灰の君の花嫁候補をひと目見ようと近隣の兎族がこぞって集まっているのだ。
(やっぱりルヴィニはすごい)
貸家で見たときよりもさらに綺麗になっている。集まっている兎族たちも褒め称えるようにルヴィニに歓声を送っていた。
ルヴィニは間違いなく蒼灰の君の花嫁になる。そして美しい狼族の子を生むに違いない。リトスはそう確信した。
「おめでとう、ルヴィニ」
そっと囁いた言葉になぜか胸がチリリと痛んだ。祝福の言葉は本心からのものなのに、なぜか胸が痛くて仕方ない。その痛みが妬みからくるものなのか、それとも自分の境遇を情けなく思っているからかリトスにはわからなかった。
(夕飯はなくていいかな)
本当はしっかり食べるつもりだったが、そんな気分にはなれそうになかった。部屋を出るのさえ億劫だったものの、明日は華屋に行くのだから体は綺麗にしておいたほうがいい。
リトスは重い足を引きずるように宿に備え付けられた共同浴場へと向かった。時間が早いからか風呂場に客はおらず、いまのうちにと髪と垂れ耳を洗う。それから布でくるりと巻いて隠し、体のあちこちを擦り始めた。先ほど見た光り輝くルヴィニを思い出しながら、リトスはただひたすら肌を擦り続けた。
・ ・
翌朝、リトスは朝陽が昇るとともに逃げるように宿を後にした。華屋が開くまでまだ時間があるが、近くにルヴィニがいるかもしれないと思うと居ても立ってもいられなかったのだ。
宿で買った小さなパンと果実水を左手に、右手には数少ない荷物を入れた鞄を持って目的の街へと向かった。とにかくいまは街に入って、華屋が開く時間まで身を隠せる場所を探そう。
(朝一で登録すれば、その日のうちに行き先がわかるはず)
そうすれば月の宴が始まる前に華街で働き始めることができる。一度華街に入ってしまえば、身請けでもされない限り二度と外に出ることはない。つまり、ルヴィニに迷惑をかける心配はないということだ。
(いい華街に入れるといいな)
華街をひどい場所だという人たちもいる。しかし、中には宝石のように大切にされ贅沢できるものもいた。そこまででなくても、きちんとお勤めを果たせば客に可愛がられるというし、客がつかなくても最低限の生活は保障される。
何よりアフィーテだというだけで蔑まれることなく、酒場のようにひどいことをされることもない。商品である限り華街はリトスを守ってくれるだろう。華街ならアフィーテでも一人で生きていくことができる。
(そうだ、華街なら僕でも生きていける。それに怖いことなんてもうないじゃないか)
同じ兎族に蔑まされながら体をいじられていたあの頃に比べれば何てことはない。
「とにかく朝ご飯を食べてしまおう」
腹ごしらえをして、それから華屋が開くのを待とう。
華屋のある街に入ったところで、ようやく朝陽が顔を覗かせた。さすがに早すぎるからか大通りも小径も歩く人影はない。キョロキョロと見回す紺碧の目に、こんもりとした木々が映った。遠くには立派な屋敷が見える。
(屋敷の庭にしては大きいな)
きっと名家の狼族の屋敷に違いない。長が住む街に近いここには何人もの高い地位の狼族が住んでいると酒場で聞いた。そういった屋敷の近くなら狼族が近づくこともないはず。それに小柄だから木の陰に隠れるのもたやすい。
リトスは綺麗に整えられた垣根に近づいた。少し歩くと小さな木の扉があり、閉め忘れたのかほんの少し開いている。
(勝手に入るのはよくないことだけど……)
外よりも中のほうが誰にも見つからない気がする。そう思い扉の中に入ると、ちょうどよく小屋が見つかった。ここなら少しの間身を隠せる。
そろりと小屋に近づいたリトスが、垣根との隙間にそうっと腰を下ろそうとしたときだった。
「誰だ?」
「ひっ」
背後から声をかけられて驚いた。慌てて振り返ると狼族が立っている。「しまった」と思い逃げようとしたが、それより先に腕を掴まれてしまった。
「子どもの盗っ人か? ……いや、ひょっとして兎族か? 兎族が狼族の屋敷で何をしている」
「ぁ、」
語気を強めた狼族に、リトスは酒場でのことを思い出した。このまま捕まれば、きっとあのときのようなことをされるに違いない。もし盗っ人だと勘違いされているのなら、もっとひどいことをされるかもしれない。
慌てて違うのだと言おうとしたが、喉が詰まってうまく声が出なかった。「ぁの、ちが、」と掠れて途切れる声に狼族が眉をひそめる。
「何だおまえ、喋れないのか?」
狼族がずいっと顔を近づけたとき「どうした?」という別の声がした。
「これはアスピダ様。いえ、おかしな兎族が迷い込んだみたいなんですが、どうやら喋れないようで」
「兎族?」
艶やかな声と「アスピダ様」という言葉に、リトスは必死に視線を向けた。腕を掴む狼族の向こう側に、あのときの白銀の狼族が立っている。
「リトスじゃないか」
「アスピダ、さま」
アスピダの姿に、リトスは全身から力が抜けるのを感じた。
「どうしてここに……あぁ、大丈夫。この子はわたしの知り合いだ」
「そうでしたか。では、お預けしても?」
「かまわない。手間をかけたな」
「いえ、では仕事に戻りますので」
リトスを掴まえていた狼族が離れ、代わりに近づいてきたアスピダがそっと身を屈めた。小柄なリトスに視線を合わせながら「もう大丈夫だ」と声をかける。
「アスピダ、さま、」
声を詰まらせながらも「ありがとう、ございます」と頭を下げた。まさかの再会に喜びよりも驚きのほうが大きい。
「それよりも、どうしてきみがここに……いや、まずは中に入ろう」
背中に触れた手に「あの、」と言いながら足を止めた。おそらく屋敷の中にということだろうが、このまま行ってもいいのだろうか。
(もしかして、敷地に勝手に入ったことの罰を受けるんじゃ……)
そっとアスピダを見る。相変わらず美しく整った顔は怒っているようには見えない。
「リトス?」
「……いえ、何でもありません」
ここで逃げ出しても仕方がない。それに二度も救ってくれているアスピダに迷惑をかけたくない。リトスはきゅっと唇を引き締め、促されるままついていくことにした。
リトスが知っている華屋は、故郷の町を挟んだこの町の反対側にあった。そこへ行くためにはどうしても故郷近くを通らなくてはいけない。
(誰にも見つからないようにしないと)
知り合いの兎族に姿を見られればきっとよくない噂が立つ。ルヴィニの足を引っ張ることになってしまうかもしれない。
リトスは日中に故郷近くを通ることを避けるため、手前にある宿に早めに入ることにした。本当なら宿に泊まらずすぐさま華屋に行きたいところだが、華屋は昼前までしか開いていないためどのみち登録することはできない。
明日は朝一番で宿を出ようと決め、ベッドしかない小さな部屋に入る。
(どの街の華街に行くことになるんだろう)
考えるのはそのことばかりだ。残念ながら自分で行きたい街を選ぶことはできないため、行き先は華屋次第ということになる。場合によってはとんでもなく遠い街に斡旋されることもあると聞いた。
(むしろそっちのほうがいいかもしれないか)
故郷から遠ければ遠いほど新しい生活だと実感できる。それに働いていたあの町に近い場所では、酒場に来ていた狼族に見つかってしまうかもしれない。さすがにそれは避けたかった。
そんなことをつらつら考えていると、外から賑やかな声が聞こえてきた。すでに夕方近くだというのに何の騒ぎだろうか。気になったリトスが窓際に近づいたとき、外から「ルヴィニだ!」という歓声が聞こえて驚いた。
「え?」
そっと外を覗くと、宿の前の大通りに大勢の兎族が集まっていた。よく見れば、その中心をキラキラと眩しい人物が歩いている。
「……ルヴィニ」
光り輝くような装いで歩いていたのはルヴィニだった。赤毛の長い髪は高く結い上げられ、キラキラした宝石をあしらった髪飾りが光っている。ピンと伸びた耳も綺麗な耳飾りで彩られ、誇らしげな様子で揺れているのが眩しかった。
(そういえば、花嫁候補は支度のために早めに月の宴がある街に行くと聞いたような)
ということは月の宴に向かっている途中なのだろう。そんな蒼灰の君の花嫁候補をひと目見ようと近隣の兎族がこぞって集まっているのだ。
(やっぱりルヴィニはすごい)
貸家で見たときよりもさらに綺麗になっている。集まっている兎族たちも褒め称えるようにルヴィニに歓声を送っていた。
ルヴィニは間違いなく蒼灰の君の花嫁になる。そして美しい狼族の子を生むに違いない。リトスはそう確信した。
「おめでとう、ルヴィニ」
そっと囁いた言葉になぜか胸がチリリと痛んだ。祝福の言葉は本心からのものなのに、なぜか胸が痛くて仕方ない。その痛みが妬みからくるものなのか、それとも自分の境遇を情けなく思っているからかリトスにはわからなかった。
(夕飯はなくていいかな)
本当はしっかり食べるつもりだったが、そんな気分にはなれそうになかった。部屋を出るのさえ億劫だったものの、明日は華屋に行くのだから体は綺麗にしておいたほうがいい。
リトスは重い足を引きずるように宿に備え付けられた共同浴場へと向かった。時間が早いからか風呂場に客はおらず、いまのうちにと髪と垂れ耳を洗う。それから布でくるりと巻いて隠し、体のあちこちを擦り始めた。先ほど見た光り輝くルヴィニを思い出しながら、リトスはただひたすら肌を擦り続けた。
・ ・
翌朝、リトスは朝陽が昇るとともに逃げるように宿を後にした。華屋が開くまでまだ時間があるが、近くにルヴィニがいるかもしれないと思うと居ても立ってもいられなかったのだ。
宿で買った小さなパンと果実水を左手に、右手には数少ない荷物を入れた鞄を持って目的の街へと向かった。とにかくいまは街に入って、華屋が開く時間まで身を隠せる場所を探そう。
(朝一で登録すれば、その日のうちに行き先がわかるはず)
そうすれば月の宴が始まる前に華街で働き始めることができる。一度華街に入ってしまえば、身請けでもされない限り二度と外に出ることはない。つまり、ルヴィニに迷惑をかける心配はないということだ。
(いい華街に入れるといいな)
華街をひどい場所だという人たちもいる。しかし、中には宝石のように大切にされ贅沢できるものもいた。そこまででなくても、きちんとお勤めを果たせば客に可愛がられるというし、客がつかなくても最低限の生活は保障される。
何よりアフィーテだというだけで蔑まれることなく、酒場のようにひどいことをされることもない。商品である限り華街はリトスを守ってくれるだろう。華街ならアフィーテでも一人で生きていくことができる。
(そうだ、華街なら僕でも生きていける。それに怖いことなんてもうないじゃないか)
同じ兎族に蔑まされながら体をいじられていたあの頃に比べれば何てことはない。
「とにかく朝ご飯を食べてしまおう」
腹ごしらえをして、それから華屋が開くのを待とう。
華屋のある街に入ったところで、ようやく朝陽が顔を覗かせた。さすがに早すぎるからか大通りも小径も歩く人影はない。キョロキョロと見回す紺碧の目に、こんもりとした木々が映った。遠くには立派な屋敷が見える。
(屋敷の庭にしては大きいな)
きっと名家の狼族の屋敷に違いない。長が住む街に近いここには何人もの高い地位の狼族が住んでいると酒場で聞いた。そういった屋敷の近くなら狼族が近づくこともないはず。それに小柄だから木の陰に隠れるのもたやすい。
リトスは綺麗に整えられた垣根に近づいた。少し歩くと小さな木の扉があり、閉め忘れたのかほんの少し開いている。
(勝手に入るのはよくないことだけど……)
外よりも中のほうが誰にも見つからない気がする。そう思い扉の中に入ると、ちょうどよく小屋が見つかった。ここなら少しの間身を隠せる。
そろりと小屋に近づいたリトスが、垣根との隙間にそうっと腰を下ろそうとしたときだった。
「誰だ?」
「ひっ」
背後から声をかけられて驚いた。慌てて振り返ると狼族が立っている。「しまった」と思い逃げようとしたが、それより先に腕を掴まれてしまった。
「子どもの盗っ人か? ……いや、ひょっとして兎族か? 兎族が狼族の屋敷で何をしている」
「ぁ、」
語気を強めた狼族に、リトスは酒場でのことを思い出した。このまま捕まれば、きっとあのときのようなことをされるに違いない。もし盗っ人だと勘違いされているのなら、もっとひどいことをされるかもしれない。
慌てて違うのだと言おうとしたが、喉が詰まってうまく声が出なかった。「ぁの、ちが、」と掠れて途切れる声に狼族が眉をひそめる。
「何だおまえ、喋れないのか?」
狼族がずいっと顔を近づけたとき「どうした?」という別の声がした。
「これはアスピダ様。いえ、おかしな兎族が迷い込んだみたいなんですが、どうやら喋れないようで」
「兎族?」
艶やかな声と「アスピダ様」という言葉に、リトスは必死に視線を向けた。腕を掴む狼族の向こう側に、あのときの白銀の狼族が立っている。
「リトスじゃないか」
「アスピダ、さま」
アスピダの姿に、リトスは全身から力が抜けるのを感じた。
「どうしてここに……あぁ、大丈夫。この子はわたしの知り合いだ」
「そうでしたか。では、お預けしても?」
「かまわない。手間をかけたな」
「いえ、では仕事に戻りますので」
リトスを掴まえていた狼族が離れ、代わりに近づいてきたアスピダがそっと身を屈めた。小柄なリトスに視線を合わせながら「もう大丈夫だ」と声をかける。
「アスピダ、さま、」
声を詰まらせながらも「ありがとう、ございます」と頭を下げた。まさかの再会に喜びよりも驚きのほうが大きい。
「それよりも、どうしてきみがここに……いや、まずは中に入ろう」
背中に触れた手に「あの、」と言いながら足を止めた。おそらく屋敷の中にということだろうが、このまま行ってもいいのだろうか。
(もしかして、敷地に勝手に入ったことの罰を受けるんじゃ……)
そっとアスピダを見る。相変わらず美しく整った顔は怒っているようには見えない。
「リトス?」
「……いえ、何でもありません」
ここで逃げ出しても仕方がない。それに二度も救ってくれているアスピダに迷惑をかけたくない。リトスはきゅっと唇を引き締め、促されるままついていくことにした。
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