579 / 682
本編
847 高貴な光、かもしれない青汁
しおりを挟む
顔立ちはそっくりなのに、耳だけが違っていた。
そこだけが、違う人種だと俺の脳に理解させる。
「手を取って、早く」
彼女は船から身を乗り出して俺に手を差し伸べた。
「ごめん、首の骨が折れてて、手足が動かせないんだ」
「……貴方、すごく不幸だけど、同時に、すごく幸運かも」
小難しい表情を作った女の子は、俺の手をロープで船の縁にくくり付けた。
そのまま船を漕いで、岸辺に連れてってくれるらしい。
「聖域……この泉は、生ある者の命を奪う」
「そうなんだ……」
「そして奪った命をこの森に還元している。たぶん、貴方はほとんど死んでるみたいだから、生かされた」
「へ、へえ……」
水島は潜ったら死んだ。
だから、単純に水面から一定層下に行けば何かあるんじゃないかと思っていた。
話から察するに、HPが一定数以上ある状態だと、無条件で殺すっぽいな。
そんで泉にとって、HPが残り少ない死にかけ判定は生かすに値するらしい。
装備による一定回復があるとは言えど、今の万越えのHPからすれば微々たるもんだ。
もし上手いこと秘薬を飲んで回復していたら、とんでもないことになっていただろう。
「君は誰?」
「私はメイヤ。メイヤ・アルベルト。この聖域の管理者」
「メイヤ……アルベルト……」
「そう。メイヤは親からもらった名前。アルベルトは高貴な光というエルフの名」
おいおい。
名前までそっくりときたもんだ。
エルフ、という単語よりも先に。
俺は彼女の名前を聞いて少し驚いた。
「まったく、他人の空似とは思えないぞ……」
「何が?」
呟くと、興味を惹かれたのか金色の瞳が俺を射抜く。
「君によく似た人を知っててさ。顔立ちも、名前も、そっくりなんだ」
その耳、以外ね。
「顔立ちや、名前がそっくり……ならその子も周りと違った存在?」
「え? まぁちょっとは違うけど……」
あの方言っぽいのは、違いに入るのだろうか。
俺には関西弁に聞こえるのだけど。
この世界の人にはどう聞こえているのかは謎だ。
「親譲りの言葉遣いってだけで、別に一緒かなあ」
意思疎通はしっかりできている。
言葉遣いで差別する、なんて現代人には無いから普通だ。
「……親がいるなら、私とは違う」
「……なんかごめん」
「いい。私には親からもらった名前があるから」
メイヤを親からもらった名前だと言うのなら、彼女は孤児のような出自だったのだろうか。
30歳手前でもう手遅れな親孝行を考え始めた俺には、彼女の考え方が眩しく思える。
まさしく、高貴な光って感じ。
「それより、岸についてからどうするべきか考えた方がいい」
「どういうこと? 人間はみんな殺すとか?」
「エルフをなんだと思ってるの、貴方」
「すいません」
なんとなく排他的な部分を想像していたのだが、そうではないらしい。
「首の骨が折れて、四肢が動かない貴方をどうやって運ぶかが問題」
「ああそれか」
「聖域に魔物は近寄ってこないけど、村までは少し距離があるから」
その途中で魔物に襲われたら、少しややこしいことになるそうだ。
「矢の一撃を見た感じじゃ、相当強そうだけど」
「貴方を襲っていた魔物は弱い。もっと強い魔物がいる」
「なるほど。でも、岸まで送ってくれたら大丈夫だよ」
そこで彼女にインベントリから出した秘薬を飲ませてもらえば済む話だ。
秘薬は腕もくっつくことが証明されてるからね、骨折くらい治るっしょ。
「すごく呑気」
「そう見えるだけで心の中は全然呑気じゃないよ」
むしろ焦っている。
一周回って、冷静になっている、というだけだ。
今だってグループ機能で逐一みんなをチェック中だ。
マップでも動きがないか確認を続けている。
イグニールたちに動きはない。
彼女たちのHPにも動きはない。
アローガンスは、俺に一撃を見舞うだけで満足したのだろうか。
……うーむ、心配だ。
「吐きそう」
「大丈夫? 重度の怪我による症状かもしれない。首の骨が折れたんだから、頭にダメージがあっても不思議じゃない」
「あ、いや……そうじゃなくて、ちょっと心配事とか悩み事とか、それで吐きそうになっているっていうか……」
「……ほんと呑気」
「すいません」
この泉はかなり広く、しばらく船を漕いでようやく岸までたどり着くことができた。
彼女にずるずると岸辺まで引っ張りあげてもらう。
「あの、自分じゃ飲めないんで、飲ませてもらえせんかね」
インベントリから秘薬を取り出しつつ、そう尋ねてみると。
「わかった。ついでに私が100種類の葉っぱを混ぜて調合した秘伝の青汁も一緒に」
「いや、それは結構です」
「……むう」
きっぱり断ると、彼女は少し不満げな表情を作っていた。
いやいやいやいや、俺の秘薬の方が100%まともだ。
100種類の葉っぱを混ぜて調合した青汁って、聞くだけでやばそう。
いろんな毒素が混ざって、新たな毒素が生まれるレベルじゃないか?
「でも、もしかしたら首にも効くかもしれない」
「いや、結構です」
「もし四肢に麻痺が残ったとしても、効くかもしれない」
「遠慮しておきます」
かもしれない、で変な薬飲ますなよ。
車の運転じゃないんだぞ。
「滅多に試せない怪我だから、この際一緒に飲んでみることをお勧めする」
「……試したいだけじゃ」
「とりあえず貴方の薬と私の青汁を混ぜた。多分相互作用ですごい薬になったはず」
「ちょ」
「試しに飲んでみたら一瞬猛毒状態になった後に、それを上書きするように体力が回復した」
「いやそれ違う」
青汁の猛毒効果を、俺の秘薬が上回って回復しただけ。
つーか、手に持たせるだけでいいよやっぱり。
手に持った状態だったら使用すれば一瞬で使えるから。
あと、どんな変貌を遂げたか確認してやる。
「貴方馬鹿? 飲まなきゃ回復しないのは当たり前」
「そうだけどそうじゃないというか」
「ぐちぐちうるさい。さっさと飲め」
「わぷっ」
彼女の顔が急速に近づく、そして俺の唇は塞がれた。
ついでに鼻も。
飲んだ瞬間、体に電撃が走り、そこから猛烈な勢いで回復した。
味は、苦い……とは言い難く、なんと形容したらいいのだろう。
とにかく。
イグニールにバレたら怒られそうだ、とだけ言っておこう。
=====
メイヤ「今日は人助けをした。善行を積んだ日は秘伝の青汁の調子がいい」
トウジ「善行を積まなかったらどうなる?」
メイヤ「体調の悪化とともに、お通じがものすごくよくなる」
トウジ「……えっ」
そこだけが、違う人種だと俺の脳に理解させる。
「手を取って、早く」
彼女は船から身を乗り出して俺に手を差し伸べた。
「ごめん、首の骨が折れてて、手足が動かせないんだ」
「……貴方、すごく不幸だけど、同時に、すごく幸運かも」
小難しい表情を作った女の子は、俺の手をロープで船の縁にくくり付けた。
そのまま船を漕いで、岸辺に連れてってくれるらしい。
「聖域……この泉は、生ある者の命を奪う」
「そうなんだ……」
「そして奪った命をこの森に還元している。たぶん、貴方はほとんど死んでるみたいだから、生かされた」
「へ、へえ……」
水島は潜ったら死んだ。
だから、単純に水面から一定層下に行けば何かあるんじゃないかと思っていた。
話から察するに、HPが一定数以上ある状態だと、無条件で殺すっぽいな。
そんで泉にとって、HPが残り少ない死にかけ判定は生かすに値するらしい。
装備による一定回復があるとは言えど、今の万越えのHPからすれば微々たるもんだ。
もし上手いこと秘薬を飲んで回復していたら、とんでもないことになっていただろう。
「君は誰?」
「私はメイヤ。メイヤ・アルベルト。この聖域の管理者」
「メイヤ……アルベルト……」
「そう。メイヤは親からもらった名前。アルベルトは高貴な光というエルフの名」
おいおい。
名前までそっくりときたもんだ。
エルフ、という単語よりも先に。
俺は彼女の名前を聞いて少し驚いた。
「まったく、他人の空似とは思えないぞ……」
「何が?」
呟くと、興味を惹かれたのか金色の瞳が俺を射抜く。
「君によく似た人を知っててさ。顔立ちも、名前も、そっくりなんだ」
その耳、以外ね。
「顔立ちや、名前がそっくり……ならその子も周りと違った存在?」
「え? まぁちょっとは違うけど……」
あの方言っぽいのは、違いに入るのだろうか。
俺には関西弁に聞こえるのだけど。
この世界の人にはどう聞こえているのかは謎だ。
「親譲りの言葉遣いってだけで、別に一緒かなあ」
意思疎通はしっかりできている。
言葉遣いで差別する、なんて現代人には無いから普通だ。
「……親がいるなら、私とは違う」
「……なんかごめん」
「いい。私には親からもらった名前があるから」
メイヤを親からもらった名前だと言うのなら、彼女は孤児のような出自だったのだろうか。
30歳手前でもう手遅れな親孝行を考え始めた俺には、彼女の考え方が眩しく思える。
まさしく、高貴な光って感じ。
「それより、岸についてからどうするべきか考えた方がいい」
「どういうこと? 人間はみんな殺すとか?」
「エルフをなんだと思ってるの、貴方」
「すいません」
なんとなく排他的な部分を想像していたのだが、そうではないらしい。
「首の骨が折れて、四肢が動かない貴方をどうやって運ぶかが問題」
「ああそれか」
「聖域に魔物は近寄ってこないけど、村までは少し距離があるから」
その途中で魔物に襲われたら、少しややこしいことになるそうだ。
「矢の一撃を見た感じじゃ、相当強そうだけど」
「貴方を襲っていた魔物は弱い。もっと強い魔物がいる」
「なるほど。でも、岸まで送ってくれたら大丈夫だよ」
そこで彼女にインベントリから出した秘薬を飲ませてもらえば済む話だ。
秘薬は腕もくっつくことが証明されてるからね、骨折くらい治るっしょ。
「すごく呑気」
「そう見えるだけで心の中は全然呑気じゃないよ」
むしろ焦っている。
一周回って、冷静になっている、というだけだ。
今だってグループ機能で逐一みんなをチェック中だ。
マップでも動きがないか確認を続けている。
イグニールたちに動きはない。
彼女たちのHPにも動きはない。
アローガンスは、俺に一撃を見舞うだけで満足したのだろうか。
……うーむ、心配だ。
「吐きそう」
「大丈夫? 重度の怪我による症状かもしれない。首の骨が折れたんだから、頭にダメージがあっても不思議じゃない」
「あ、いや……そうじゃなくて、ちょっと心配事とか悩み事とか、それで吐きそうになっているっていうか……」
「……ほんと呑気」
「すいません」
この泉はかなり広く、しばらく船を漕いでようやく岸までたどり着くことができた。
彼女にずるずると岸辺まで引っ張りあげてもらう。
「あの、自分じゃ飲めないんで、飲ませてもらえせんかね」
インベントリから秘薬を取り出しつつ、そう尋ねてみると。
「わかった。ついでに私が100種類の葉っぱを混ぜて調合した秘伝の青汁も一緒に」
「いや、それは結構です」
「……むう」
きっぱり断ると、彼女は少し不満げな表情を作っていた。
いやいやいやいや、俺の秘薬の方が100%まともだ。
100種類の葉っぱを混ぜて調合した青汁って、聞くだけでやばそう。
いろんな毒素が混ざって、新たな毒素が生まれるレベルじゃないか?
「でも、もしかしたら首にも効くかもしれない」
「いや、結構です」
「もし四肢に麻痺が残ったとしても、効くかもしれない」
「遠慮しておきます」
かもしれない、で変な薬飲ますなよ。
車の運転じゃないんだぞ。
「滅多に試せない怪我だから、この際一緒に飲んでみることをお勧めする」
「……試したいだけじゃ」
「とりあえず貴方の薬と私の青汁を混ぜた。多分相互作用ですごい薬になったはず」
「ちょ」
「試しに飲んでみたら一瞬猛毒状態になった後に、それを上書きするように体力が回復した」
「いやそれ違う」
青汁の猛毒効果を、俺の秘薬が上回って回復しただけ。
つーか、手に持たせるだけでいいよやっぱり。
手に持った状態だったら使用すれば一瞬で使えるから。
あと、どんな変貌を遂げたか確認してやる。
「貴方馬鹿? 飲まなきゃ回復しないのは当たり前」
「そうだけどそうじゃないというか」
「ぐちぐちうるさい。さっさと飲め」
「わぷっ」
彼女の顔が急速に近づく、そして俺の唇は塞がれた。
ついでに鼻も。
飲んだ瞬間、体に電撃が走り、そこから猛烈な勢いで回復した。
味は、苦い……とは言い難く、なんと形容したらいいのだろう。
とにかく。
イグニールにバレたら怒られそうだ、とだけ言っておこう。
=====
メイヤ「今日は人助けをした。善行を積んだ日は秘伝の青汁の調子がいい」
トウジ「善行を積まなかったらどうなる?」
メイヤ「体調の悪化とともに、お通じがものすごくよくなる」
トウジ「……えっ」
32
お気に入りに追加
30,171
あなたにおすすめの小説
無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~
鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!
詳細は近況ボードに載せていきます!
「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

スキルを得られない特殊体質の少年。祠を直したらユニークスキルもらえた(なんで??)
屯神 焔
ファンタジー
魔法が存在し、魔物が跋扈し、人々が剣を磨き戦う世界、『ミリオン』
この世界では自身の強さ、もしくは弱さを知られる『ステータス』が存在する。
そして、どんな人でも、亜人でも、動物でも、魔物でも、生まれつきスキルを授かる。
それは、平凡か希少か、1つか2つ以上か、そういった差はあれ不変の理だ。
しかし、この物語の主人公、ギル・フィオネットは、スキルを授からなかった。
正確には、どんなスキルも得られない体質だったのだ。
そんな彼は、田舎の小さな村で生まれ暮らしていた。
スキルを得られない体質の彼を、村は温かく迎え・・・はしなかった。
迫害はしなかったが、かといって歓迎もしなかった。
父親は彼の体質を知るや否や雲隠れし、母は長年の無理がたたり病気で亡くなった。
一人残された彼は、安い賃金で雑用をこなし、その日暮らしを続けていた。
そんな彼の唯一の日課は、村のはずれにある古びた小さな祠の掃除である。
毎日毎日、少しずつ、汚れをふき取り、欠けてしまった所を何とか直した。
そんなある日。
『ありがとう。君のおかげで私はここに取り残されずに済んだ。これは、せめてものお礼だ。君の好きなようにしてくれてかまわない。本当に、今までありがとう。』
「・・・・・・え?」
祠に宿っていた、太古の時代を支配していた古代龍が、感謝の言葉と祠とともに消えていった。
「祠が消えた?」
彼は、朝起きたばかりで寝ぼけていたため、最後の「ありがとう」しか聞こえていなかった。
「ま、いっか。」
この日から、彼の生活は一変する。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。

ハイエルフの幼女は異世界をまったりと過ごしていく ~それを助ける過保護な転移者~
まぁ
ファンタジー
事故で亡くなった日本人、黒野大河はクロノとして異世界転移するはめに。
よし、神様からチートの力をもらって、無双だ!!!
ではなく、神様の世界で厳しい修行の末に力を手に入れやっとのことで異世界転移。
目的もない異世界生活だがすぐにハイエルフの幼女とであう。
なぜか、その子が気になり世話をすることに。
神様と修行した力でこっそり無双、もらった力で快適生活を。
邪神あり勇者あり冒険者あり迷宮もありの世界を幼女とポチ(犬?)で駆け抜けます。
PS
2/12 1章を書き上げました。あとは手直しをして終わりです。
とりあえず、この1章でメインストーリーはほぼ8割終わる予定です。
伸ばそうと思えば、5割程度終了といったとこでしょうか。
2章からはまったりと?、自由に異世界を生活していきます。
以前書いたことのある話で戦闘が面白かったと感想をもらいましたので、
1章最後は戦闘を長めに書いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。