336 / 682
本編
605 トウジ「……ニヤリ」
しおりを挟む
──こうして幕を開けた、俺と混沌の魔王の根比べ。
3ヶ月経過した。いや、マジで。
なかなか思念体が出て来ないから、俺もずっとこの世界に引きこもってる。
アレだな。
お互い意地を張っちゃってるんだな、これ。
その間、ずっとポチもどきたちと過ごしていた。
一線から退いた支援職として、城下町に家を購入して悠々自適である。
もちろん、手持ちのお金をこの世界で消費したくないので、王の金だ。
装備、ポーション、売っぱらったお金はとんでもない規模になる。
マイヤーには安値で卸していたが、デプリからは容赦無くボるぞ。
こちとら戦争のために一等級ポーションを1000個単位で出している。
おかげで、この世界にいる魔王勢力に勇者は対抗できているんだからな。
【強化の欠片】
必要枚数集めると強化のスクロールに錬成できる。
錬金術レベル:【匠】
成功率100%のスクロール各種一つ=100枚
成功率60%のスクロール各種一つ=600枚
錬金レベル:【巨匠】
成功率10%のスクロール各種一つ=900枚
成功率30%で失敗時破壊確率50%のスクロール各種一つ=1000枚
成功率70%で失敗時破壊確率50%のスクロール各種一つ=400枚
錬金レベル:【神匠】
成功率100%の悪魔のスクロール=10000枚
成功率100%の天使のスクロール=10000枚
成功率10%の霊装化のスクロール=5000枚
成功率50%の初期化のスクロール=5000枚
成功率100%の幸運のスクロール=5000枚
成功率100%の保護のスクロール=5000枚
成功率10%の純白のスクロール=2000枚
当然ながら、職人技能も【神匠】になった。
強化の欠片を錬成して作るスクロールもそれに合わせて増える。
悪魔は攻撃力・魔力+20。
天使は全ステータス+20。
霊装化は霊核を宿すためのもの。
純白は失敗したUG回数を1回だけ戻すもの。
んで、他のスクロールについての説明だが……。
初期化のスクロールは、強化値とUG回数を最初の状態に戻すもの。
全ての強化や特殊強化を終えたアイテムに使うと、リセットできる。
幸運のスクロールは、次に使用するアイテムの成功率を二倍にするというもの。
まあ、基本的には成功率25%の霊核を成功率50%にするためのアイテムだ。
保護のスクロールは、アイテムが破壊される時、破壊されずに残るという代物。
霊核を使用し失敗した際、使用した霊核と装備が破壊されずに残る感じ。
っつーことは、この世界で呪い装備とか言われるものも、ぶっちゃけ残る。
うーん、【神匠】やべー。
思わず、城下町の本を全て買い占めて、全部分解してしまった。
王城の書庫にも出入りして、全ての本をカナトコでダミー化。
そして全て分解。
それによって手に入る強化の欠片は大体100万欠片前後。
ふっ、天使と悪魔のスクロールを用いて強化しても、お釣りが返ってくるレベルだ。
今ある30%のスクロールで強化したものは、全て初期化してこれに換装した。
せっかく合成して強化した装備が勿体無くも感じる。
しかし、それよりも普通に天使、悪魔ので強化しただけの方が強かった。
このままこの世界の全ての書物を分解して、合成用にとっておきましょうね。
たとえば、UG回数が7回の武器を悪魔のスクロールで強化するだろ?
その時点で攻撃力・魔力が140という化け物武器になるだろ?
それを二つ用意して、合成するだろ?
攻撃力・魔力280という化け物装備ができてしまうだろ?
さらに合成後の装備はUG回数が全て使用されるが、強化済み扱いでは無い。
つまり、純白のスクロールでUG回数を全て戻すだろ?
再び7回強化するだろ?
140プラスされることによって、合計値が420になる。
どういうことかというと、今の武器の二倍近い能力で最強。
ちなみに、初期化のスクロールで初期化されるのは強化値のみ。
装備についている潜在能力はリセットされたりはしないのである!
やっべ、楽しくなってきた。
いいのか、これ、いいのか?
勇者うぜえとか思いつつ、最近ストレス溜まってたけど。
今めっちゃハッピー。
そうだ、ちゃんと他の職人技能も全て【神匠】にしてるよ。
錬金術だけでなく、装備製作やアクセサリー製作も。
話すと長くなりかねないので、また後で説明しようと思う。
「さて、今日も行くか」
「ォン」
この世界から出す出さないの問題だから、城の外に出るのは自由である。
俺はドロップアイテム集めのために、ポチもどきたちを連れて冒険だ。
どういう訳か知らんが、この精神世界でも魔物を倒せばドロップアイテムが出る。
恐らく、別のフィールドとして認識されていて、出現する魔物は魔物なのだろう。
経験値だけが入らないってのが、惜しむべきところなのだけど、贅沢言ってられんね。
ポチ、ゴレオ、コレクト。
この三体が揃っていたら、基本ドロップアイテム集めには困らない。
インベントリに入れることができる、故にこの世界の物は俺のもの。
資源は全て、俺のもの!
馬車を使って、あらゆるところに出向いてみて、狩ったり掘ったりしていた。
一応ジュノーのダンジョンがあった場所とか、ギルドでイグニールを尋ねてみた。
だが、ダンジョンがあった場所には何もなく。
ギルドにもイグニールの名前は登録されていなかった。
この世界には、彼女たちだけがいない。
それをなんとも寂しく思いながらも、どうせ精神世界だと納得する。
現実にはしっかり彼女たちはいて、ポチたちも側にいる。
何も心配することはないじゃないか。
うん、だから俺は魔王の思念体とここで根比べを続けるよ。
それにしても、イグニールがこの世界にもいたらよかったのになー。
現実世界じゃないんだったら、玉砕覚悟で告白してそのまま色々する。
変態カルマの限りを尽くしかったのに、まったく魔王め……空気読め。
「よし、今日はコボルト、スライム、そしてコレクションピークを探すぞー」
「ォン!」
「……!」
「クエー」
ついでにサモンカードも大量に集めておく。
できるだけ効率よく、この世界を満喫するのだ。
俺を取り入れるために呼び寄せただって?
馬鹿め、ここはただのボーナスステージだ。
──おい。
「よーし行ってみよー」
「ォン!」
「……!」
「クエー」
──おい!
「どうせならダンジョンコアのサモンカードとか手に入れてもいいのでは?」
「ォン!」
「……!」
「クエー」
「だよな? ここ、別に現実世界じゃないし、罪悪感とか微塵も感じねえ!」
──おい聞け! おい! おい!
「うっさいなー」
3ヶ月ぶりに話しかけて来たと思ったら、だいぶ焦ってらっしゃるみたい。
いったい何の用だ、混沌たる魔王の力の源的な思念体。
「もう根をあげたのか? まだまだこれからだぞ? つーかもうちょっと待って」
──貴様、いったいなんなんだ。
──何故そうも平気でいられる。
──普通は違う世界を延々と記憶を持って生かされたら、廃人になるんだぞ!
「あー、お前は一つ勘違いしているぞ」
──何?
「俺はこの世界に来る前から廃人だ。別の世界で二十年近く生きて来た」
──!?
息を呑むような声が聞こえる。
……ま、ネトゲの中だけどな。
俺にとっては、そこはもう一つのリアルでもある。
「だからぶっちゃけこの勝負負ける気がしないんだわ」
──チッ、まあいい、何を目的として魔物を狩るのか知らんが、意味ないからやめとけ。
「え? なんで?」
どうやら、こいつにはドロップアイテムが見えてないようだな。
俺の装備を作る力もスキルによるものとか思ってそうだし。
馬鹿だなあ。
「意味あるよ? 楽しいよ?」
小馬鹿にするように言い返すと、声は怒気を含ませて言った。
──何でもだ。これ以上やると、本当にタダでは済まさないぞ。
「ふーん。どうタダでは済まさないって言うんだ? 世界の構築自体に力を使ってるとか?」
──……。
「沈黙は肯定を受け取るぞ」
なんとなく、こいつが焦って怒る理由が見えて来た。
「俺、いろいろこの世にないもの作ったり、分解したりしてるからな、お前のリソース食いつぶしてるんだろ?」
──このシロアリが。いや、イーター種にも近い下衆だ。
「ほーん? むふっ……よし、そこらの森に火をつけて大火事起こすか!」
──やめろ!
──我を怒らせて、貴様に一番ストレスがかかる世界に作り変えるぞ!
──いいのか? いいのか? 全てが貴様を憎む世界だ。
「上等。全ての魔物、全ての人間、ぜーんぶまとめて寄越してみろよ」
──言ったな? 言ったな? 我の力を甘く見るなよ?
──永久に殺される世界に作り変え、地獄を見せてやる。
──この混沌たる魔王の力を舐めるな、クソガキ。
そこで声が止んで、目の前の風景が歪み切り替わった。
淀んだ空の下の荒野。
右には大量の魔物が大軍で並び。
左には大量の人間が同じく大軍。
──フハハハ、人魔大戦真っ只中。その渦中に貴様はいる。
──勇者でも魔王でもない厄災として、討ち滅ぼされろッ!
──何度も、何度も、何度も、何度もだ!
「趣味悪っ……でも、この世界のリソースが一同集ったんだよな?」
ボーナスステージ第二、開幕だった。
とりあえずみんなで小人の秘薬ペナルティを使用した。
さらに、そこにあらゆる秘薬を追加。
『巨神だ! やはり厄災だー!』
「……好き放題だな。まあいいや」
魔物の軍勢に向かって、一気にクイックスライディング。
ズザザザーッと轢き殺した。
霊気のカウントが一気に100になったので、そのまま邪竜を召喚する。
「顕現せよ、邪竜イビルテール」
ほら、精神世界でもこの世を滅ぼすチャンスだぞ。
=====
天使のスクロールと霊獣のスクロールの効果が同じだったので削除。
完全に忘れてました。(メモって無いとチンプンカンプンになりがちすいません土下座します)
3ヶ月経過した。いや、マジで。
なかなか思念体が出て来ないから、俺もずっとこの世界に引きこもってる。
アレだな。
お互い意地を張っちゃってるんだな、これ。
その間、ずっとポチもどきたちと過ごしていた。
一線から退いた支援職として、城下町に家を購入して悠々自適である。
もちろん、手持ちのお金をこの世界で消費したくないので、王の金だ。
装備、ポーション、売っぱらったお金はとんでもない規模になる。
マイヤーには安値で卸していたが、デプリからは容赦無くボるぞ。
こちとら戦争のために一等級ポーションを1000個単位で出している。
おかげで、この世界にいる魔王勢力に勇者は対抗できているんだからな。
【強化の欠片】
必要枚数集めると強化のスクロールに錬成できる。
錬金術レベル:【匠】
成功率100%のスクロール各種一つ=100枚
成功率60%のスクロール各種一つ=600枚
錬金レベル:【巨匠】
成功率10%のスクロール各種一つ=900枚
成功率30%で失敗時破壊確率50%のスクロール各種一つ=1000枚
成功率70%で失敗時破壊確率50%のスクロール各種一つ=400枚
錬金レベル:【神匠】
成功率100%の悪魔のスクロール=10000枚
成功率100%の天使のスクロール=10000枚
成功率10%の霊装化のスクロール=5000枚
成功率50%の初期化のスクロール=5000枚
成功率100%の幸運のスクロール=5000枚
成功率100%の保護のスクロール=5000枚
成功率10%の純白のスクロール=2000枚
当然ながら、職人技能も【神匠】になった。
強化の欠片を錬成して作るスクロールもそれに合わせて増える。
悪魔は攻撃力・魔力+20。
天使は全ステータス+20。
霊装化は霊核を宿すためのもの。
純白は失敗したUG回数を1回だけ戻すもの。
んで、他のスクロールについての説明だが……。
初期化のスクロールは、強化値とUG回数を最初の状態に戻すもの。
全ての強化や特殊強化を終えたアイテムに使うと、リセットできる。
幸運のスクロールは、次に使用するアイテムの成功率を二倍にするというもの。
まあ、基本的には成功率25%の霊核を成功率50%にするためのアイテムだ。
保護のスクロールは、アイテムが破壊される時、破壊されずに残るという代物。
霊核を使用し失敗した際、使用した霊核と装備が破壊されずに残る感じ。
っつーことは、この世界で呪い装備とか言われるものも、ぶっちゃけ残る。
うーん、【神匠】やべー。
思わず、城下町の本を全て買い占めて、全部分解してしまった。
王城の書庫にも出入りして、全ての本をカナトコでダミー化。
そして全て分解。
それによって手に入る強化の欠片は大体100万欠片前後。
ふっ、天使と悪魔のスクロールを用いて強化しても、お釣りが返ってくるレベルだ。
今ある30%のスクロールで強化したものは、全て初期化してこれに換装した。
せっかく合成して強化した装備が勿体無くも感じる。
しかし、それよりも普通に天使、悪魔ので強化しただけの方が強かった。
このままこの世界の全ての書物を分解して、合成用にとっておきましょうね。
たとえば、UG回数が7回の武器を悪魔のスクロールで強化するだろ?
その時点で攻撃力・魔力が140という化け物武器になるだろ?
それを二つ用意して、合成するだろ?
攻撃力・魔力280という化け物装備ができてしまうだろ?
さらに合成後の装備はUG回数が全て使用されるが、強化済み扱いでは無い。
つまり、純白のスクロールでUG回数を全て戻すだろ?
再び7回強化するだろ?
140プラスされることによって、合計値が420になる。
どういうことかというと、今の武器の二倍近い能力で最強。
ちなみに、初期化のスクロールで初期化されるのは強化値のみ。
装備についている潜在能力はリセットされたりはしないのである!
やっべ、楽しくなってきた。
いいのか、これ、いいのか?
勇者うぜえとか思いつつ、最近ストレス溜まってたけど。
今めっちゃハッピー。
そうだ、ちゃんと他の職人技能も全て【神匠】にしてるよ。
錬金術だけでなく、装備製作やアクセサリー製作も。
話すと長くなりかねないので、また後で説明しようと思う。
「さて、今日も行くか」
「ォン」
この世界から出す出さないの問題だから、城の外に出るのは自由である。
俺はドロップアイテム集めのために、ポチもどきたちを連れて冒険だ。
どういう訳か知らんが、この精神世界でも魔物を倒せばドロップアイテムが出る。
恐らく、別のフィールドとして認識されていて、出現する魔物は魔物なのだろう。
経験値だけが入らないってのが、惜しむべきところなのだけど、贅沢言ってられんね。
ポチ、ゴレオ、コレクト。
この三体が揃っていたら、基本ドロップアイテム集めには困らない。
インベントリに入れることができる、故にこの世界の物は俺のもの。
資源は全て、俺のもの!
馬車を使って、あらゆるところに出向いてみて、狩ったり掘ったりしていた。
一応ジュノーのダンジョンがあった場所とか、ギルドでイグニールを尋ねてみた。
だが、ダンジョンがあった場所には何もなく。
ギルドにもイグニールの名前は登録されていなかった。
この世界には、彼女たちだけがいない。
それをなんとも寂しく思いながらも、どうせ精神世界だと納得する。
現実にはしっかり彼女たちはいて、ポチたちも側にいる。
何も心配することはないじゃないか。
うん、だから俺は魔王の思念体とここで根比べを続けるよ。
それにしても、イグニールがこの世界にもいたらよかったのになー。
現実世界じゃないんだったら、玉砕覚悟で告白してそのまま色々する。
変態カルマの限りを尽くしかったのに、まったく魔王め……空気読め。
「よし、今日はコボルト、スライム、そしてコレクションピークを探すぞー」
「ォン!」
「……!」
「クエー」
ついでにサモンカードも大量に集めておく。
できるだけ効率よく、この世界を満喫するのだ。
俺を取り入れるために呼び寄せただって?
馬鹿め、ここはただのボーナスステージだ。
──おい。
「よーし行ってみよー」
「ォン!」
「……!」
「クエー」
──おい!
「どうせならダンジョンコアのサモンカードとか手に入れてもいいのでは?」
「ォン!」
「……!」
「クエー」
「だよな? ここ、別に現実世界じゃないし、罪悪感とか微塵も感じねえ!」
──おい聞け! おい! おい!
「うっさいなー」
3ヶ月ぶりに話しかけて来たと思ったら、だいぶ焦ってらっしゃるみたい。
いったい何の用だ、混沌たる魔王の力の源的な思念体。
「もう根をあげたのか? まだまだこれからだぞ? つーかもうちょっと待って」
──貴様、いったいなんなんだ。
──何故そうも平気でいられる。
──普通は違う世界を延々と記憶を持って生かされたら、廃人になるんだぞ!
「あー、お前は一つ勘違いしているぞ」
──何?
「俺はこの世界に来る前から廃人だ。別の世界で二十年近く生きて来た」
──!?
息を呑むような声が聞こえる。
……ま、ネトゲの中だけどな。
俺にとっては、そこはもう一つのリアルでもある。
「だからぶっちゃけこの勝負負ける気がしないんだわ」
──チッ、まあいい、何を目的として魔物を狩るのか知らんが、意味ないからやめとけ。
「え? なんで?」
どうやら、こいつにはドロップアイテムが見えてないようだな。
俺の装備を作る力もスキルによるものとか思ってそうだし。
馬鹿だなあ。
「意味あるよ? 楽しいよ?」
小馬鹿にするように言い返すと、声は怒気を含ませて言った。
──何でもだ。これ以上やると、本当にタダでは済まさないぞ。
「ふーん。どうタダでは済まさないって言うんだ? 世界の構築自体に力を使ってるとか?」
──……。
「沈黙は肯定を受け取るぞ」
なんとなく、こいつが焦って怒る理由が見えて来た。
「俺、いろいろこの世にないもの作ったり、分解したりしてるからな、お前のリソース食いつぶしてるんだろ?」
──このシロアリが。いや、イーター種にも近い下衆だ。
「ほーん? むふっ……よし、そこらの森に火をつけて大火事起こすか!」
──やめろ!
──我を怒らせて、貴様に一番ストレスがかかる世界に作り変えるぞ!
──いいのか? いいのか? 全てが貴様を憎む世界だ。
「上等。全ての魔物、全ての人間、ぜーんぶまとめて寄越してみろよ」
──言ったな? 言ったな? 我の力を甘く見るなよ?
──永久に殺される世界に作り変え、地獄を見せてやる。
──この混沌たる魔王の力を舐めるな、クソガキ。
そこで声が止んで、目の前の風景が歪み切り替わった。
淀んだ空の下の荒野。
右には大量の魔物が大軍で並び。
左には大量の人間が同じく大軍。
──フハハハ、人魔大戦真っ只中。その渦中に貴様はいる。
──勇者でも魔王でもない厄災として、討ち滅ぼされろッ!
──何度も、何度も、何度も、何度もだ!
「趣味悪っ……でも、この世界のリソースが一同集ったんだよな?」
ボーナスステージ第二、開幕だった。
とりあえずみんなで小人の秘薬ペナルティを使用した。
さらに、そこにあらゆる秘薬を追加。
『巨神だ! やはり厄災だー!』
「……好き放題だな。まあいいや」
魔物の軍勢に向かって、一気にクイックスライディング。
ズザザザーッと轢き殺した。
霊気のカウントが一気に100になったので、そのまま邪竜を召喚する。
「顕現せよ、邪竜イビルテール」
ほら、精神世界でもこの世を滅ぼすチャンスだぞ。
=====
天使のスクロールと霊獣のスクロールの効果が同じだったので削除。
完全に忘れてました。(メモって無いとチンプンカンプンになりがちすいません土下座します)
51
お気に入りに追加
30,171
あなたにおすすめの小説
無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~
鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!
詳細は近況ボードに載せていきます!
「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

スキルを得られない特殊体質の少年。祠を直したらユニークスキルもらえた(なんで??)
屯神 焔
ファンタジー
魔法が存在し、魔物が跋扈し、人々が剣を磨き戦う世界、『ミリオン』
この世界では自身の強さ、もしくは弱さを知られる『ステータス』が存在する。
そして、どんな人でも、亜人でも、動物でも、魔物でも、生まれつきスキルを授かる。
それは、平凡か希少か、1つか2つ以上か、そういった差はあれ不変の理だ。
しかし、この物語の主人公、ギル・フィオネットは、スキルを授からなかった。
正確には、どんなスキルも得られない体質だったのだ。
そんな彼は、田舎の小さな村で生まれ暮らしていた。
スキルを得られない体質の彼を、村は温かく迎え・・・はしなかった。
迫害はしなかったが、かといって歓迎もしなかった。
父親は彼の体質を知るや否や雲隠れし、母は長年の無理がたたり病気で亡くなった。
一人残された彼は、安い賃金で雑用をこなし、その日暮らしを続けていた。
そんな彼の唯一の日課は、村のはずれにある古びた小さな祠の掃除である。
毎日毎日、少しずつ、汚れをふき取り、欠けてしまった所を何とか直した。
そんなある日。
『ありがとう。君のおかげで私はここに取り残されずに済んだ。これは、せめてものお礼だ。君の好きなようにしてくれてかまわない。本当に、今までありがとう。』
「・・・・・・え?」
祠に宿っていた、太古の時代を支配していた古代龍が、感謝の言葉と祠とともに消えていった。
「祠が消えた?」
彼は、朝起きたばかりで寝ぼけていたため、最後の「ありがとう」しか聞こえていなかった。
「ま、いっか。」
この日から、彼の生活は一変する。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。

ハイエルフの幼女は異世界をまったりと過ごしていく ~それを助ける過保護な転移者~
まぁ
ファンタジー
事故で亡くなった日本人、黒野大河はクロノとして異世界転移するはめに。
よし、神様からチートの力をもらって、無双だ!!!
ではなく、神様の世界で厳しい修行の末に力を手に入れやっとのことで異世界転移。
目的もない異世界生活だがすぐにハイエルフの幼女とであう。
なぜか、その子が気になり世話をすることに。
神様と修行した力でこっそり無双、もらった力で快適生活を。
邪神あり勇者あり冒険者あり迷宮もありの世界を幼女とポチ(犬?)で駆け抜けます。
PS
2/12 1章を書き上げました。あとは手直しをして終わりです。
とりあえず、この1章でメインストーリーはほぼ8割終わる予定です。
伸ばそうと思えば、5割程度終了といったとこでしょうか。
2章からはまったりと?、自由に異世界を生活していきます。
以前書いたことのある話で戦闘が面白かったと感想をもらいましたので、
1章最後は戦闘を長めに書いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。