322 / 682
本編
591 一方その頃 ※イグニール視点
しおりを挟む家主の一人がいなくなってしまった部屋。
ぽっかりと空いたベット。
「……くぅん、くぅん」
そこで、寂しそうな目をしたコボルトが鳴いていた。
「ポチ……」
「料理も手につかなくなっちゃってるポチ、初めて見たし……」
私とジュノーは、そんなポチを見ながら唇を噛み締める。
「ポチ見てると、あたしも寂しくなってきた」
「私もよ」
「ふえぇイグニールゥ~」
ジュノーも泣きそうになりながら、私の胸に飛び込んできた。
「今回ばかりは、不味い状況かもしれないわね……」
私はそう独り言ちる。
「もう、一週間よ……どこに行ってんのよ……」
一週間前、彼は食事中、唐突に姿を消した。
食事の際はポチとわいわい言いながら食べる、いつもの光景。
それが一瞬にして一変した。
私たちはすぐに消えてしまった彼を探すために動く。
しかし、あのコレクトでさえも、見つけることはできなかった。
ジュノーの通訳によれば、すごく遠い場所に存在を感じるらしい。
でも、その存在はすごくすごく小さなものになっていったそうだ。
ポチ達がこの場にいる、ということ。
それはトウジが生きているということを指し示すのだけど。
コレクトの言う、存在を感じ辛くなったのが気になった。
「……どういうことかしら」
コレクションピークの能力で、コレクトはトウジの考えていること。
それがなんとなくわかる様になっている。
距離が遠くなればなるほど、わかり辛くなることはないそうだ。
従魔として、サモンモンスターとしてトウジと常に繋がっているから。
しかし、それがこの一週間で。
私たちが大まかな居場所を調べる前に、消えてしまったそうだ。
「何が、起きているの……?」
トウジなら、今すぐ図鑑に戻して再召喚すればポチ達は連れて行ける。
それをしないと言うことは……トウジなりの考えがあってのことかしら?
「くぅん、くぅん」
なんだかわからないけれど、ポチを悲しませるのはダメよね。
アホじゃないの、トウジ。
誰よりも、何よりも。
ポチやゴレオたちを大切にしていたんじゃないの?
「ポチ、大丈夫よ」
「アォン?」
私は彼のベッドの上で耳をしなだれさせたポチを抱きしめる。
ベッドにはトウジの匂い。
ポチはそれで寂しさを紛れさせてたのかしらね。クンクン。
「きっとトウジは帰ってくる」
「アォン……」
「あなた達の存在は、彼の存在の証明なんだから」
この状況にも、色々と考えがあってのことかもしれない。
いや、きっとそうだろう。
彼は、頭の中でグダグダ考えることが癖なんだから。
「でも、この状況はなんか癪に触るわね……」
「ォン?」
私の呟きに首を傾げるポチ。
「いや、召喚し直さない理由を考えてみると、巻き込まないためにやってるんじゃないかしら?」
彼のことだもの、最後は色々投げやりだけど。
その前の段階までは色々と気を揉んでしまうタイプ。
だからこそ、ぶっちゃけ勢いで押し込むのが大事よね。
まあ、色々な関係性の手前、そんなことはしないけど。
「イグニール、この状況はトウジが気を使ってるんじゃないかってことだし?」
「ええ、まあだいたいそんな感じじゃないかしら?」
それが本当かどうかは知らないけど、ね。
「もー! 家族相手に気を使うなんて捨て置けないし!」
「そうね。だから、捜しに行きましょ?」
そう言うと、ジュノーとポチの視線が私に向く。
「ォン?」
「コレクトでも今はまったくトウジの気持ち感じないし、どうやって捜すし?」
「うーん……そうね……」
トウジには私たちの居場所がマップ機能でいつでもどこでもわかるけど。
私たちにはそれがわからない。
相変わらず、おんぶ抱っこされてる状態なのかな、なんて常々思う。
だからこそ、今度はこっちから捜してあげたいと、そう思うのだ。
「最後に感じた薄い気配は、南東の方だったわよね?」
「うん、コレクトはそう言ってたし」
「だったら言ってやろうじゃないの、その方角」
近くに行けば行くほど、コレクトもその存在を見つけやすくなるかもしれない。
とにかく近づくことが重要なのではないか、と思えた。
「──ここにいたのか」
そんな折、トウジの部屋にチビを頭に乗せたウィンストが入ってきた。
彼は、トウジの代わりに暗殺者たちをデプリに強制送還してくれている。
「トウジはまだ戻ってないのか?」
「ええ……」
「なるほど」
彼は顎に少し手を当てて考えると、言った。
「デプリを見てきたのだが、少し気になることがあった」
「気になること?」
「ああ、トウジと同じ時に、デプリからも勇者が消えたそうだ」
「消えた……?」
彼は勇者召喚に巻き込まれて異世界に来た。
だから、その言葉がすごく気がかりだった。
絶対関係している。
「そしてさらなる情報として、勇者の保有権がデプリから別の国に奪われたそうだ」
「奪われた……」
「デプリ側はそう言うが、他の諸国関係者の口ぶりだと譲渡らしい。食い違っているな」
「ウィンスト、どこの国に譲渡されたのかってことはわかるかしら?」
「ん? ああ、確か情報によればクロイツだったかと」
「クロイツ、ね……」
ストリア北東に存在する国。
「……行くのか? イグニール」
「当たり前よ」
どこにでもついて行くって約束したんだから。
私と彼はパーティーなんだもの。
「だが、陸路は遠いぞ?」
「だったらウィンスト乗せて行くし! チビに!」
そう言うジュノーに、ウィンストは首を横に振って返答する。
「チビのことも考えて、私はそろそろトガルに戻るタイミングだ。連れて行けない」
「えー!」
「勇者が消えて、デプリでも色々と動きがある。私はトガルで守れと言われたものがある」
「ウィンストはそれで良いわよ。私たちは私たちでやることをやるだけだから」
「そうか」
行かない、という選択肢は私の中にはない。
たぶんだけど、トウジは勇者と一緒にいる可能性が高い。
……ストレスで胃に穴が空いてそうね。
私たちがそばについてなきゃ、彼は抱え込んで良くない方向に行くかもしれない。
だから行く。
「陸路でもなんでも、行くわよね? ポチ?」
「アォン!」
ワシタカくんを使った飛行だとあっさり移動できるけど。
陸路を用いると1ヶ月以上かかる旅路。
それでも関係ないとばかりに、ポチは荷造りを終えていた。
トウジが作ってくれたリュックに、色々なものを詰めている。
「だったらあたしもいく! みんなの荷物はあたしのストレージに入れていいよ!」
「ふむ、気合十分だな。だったらこれを持っていけ」
ウィンストはそんな私達を見て、何かの小瓶を投げ渡した。
怪しく光る黄色チックな液体が詰まっている。
「ウィスント、これなんだしー?」
「竜の聖水だ。弱い魔物は寄りつかないぞ」
「聖水? なんだしそれ?」
「別名、チビの黄金水だ」
「おっ──、バカー! そんなのいらないし!」
慌ててジュノーが投げ返して、瓶が割れた。
トウジの部屋に、すごい匂いと魔力が充満する。
「おい! 貴重なものなんだぞ!」
「1日複数回でるもんだし!」
「生産量が限定されているからかなり貴重だろう!」
そんな言い争いを始める二人。
「はあ……」
「ギャオ……」
「アォン……」
場を収める人がいないと、こうも扱い辛いやつなのね、ウィンスト。
いや、トウジでも扱いきれてなかったかしら……はあ、帰ってきて。
「おい! トウジはまだ戻らないのか! って、きゃっ──!」
次におめかししたオスローがズカズカと部屋に入ってくる。
そして滑って転んでいた。
「な、なんだこれは……って、くさっ! せ、せっかくシャワー浴びて来たのに!」
「チビのおしっこだし」
「おし……? のわあああああ、口についたじゃないか!」
「チビの聖水だぞ、魔力が回復するぞ」
「あと、オスローの匂いの方がやばい時あるし」
「私の匂いの方が!? って、そ、そんな問題じゃない! トウジはまだいないのか!」
「うん、まだ帰ってきてないし」
「まったく……今日は実際に運行実験を始めようと思っていたのに──」
──運行実験?
それは、まさか……。
32
お気に入りに追加
30,171
あなたにおすすめの小説
無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~
鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!
詳細は近況ボードに載せていきます!
「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

スキルを得られない特殊体質の少年。祠を直したらユニークスキルもらえた(なんで??)
屯神 焔
ファンタジー
魔法が存在し、魔物が跋扈し、人々が剣を磨き戦う世界、『ミリオン』
この世界では自身の強さ、もしくは弱さを知られる『ステータス』が存在する。
そして、どんな人でも、亜人でも、動物でも、魔物でも、生まれつきスキルを授かる。
それは、平凡か希少か、1つか2つ以上か、そういった差はあれ不変の理だ。
しかし、この物語の主人公、ギル・フィオネットは、スキルを授からなかった。
正確には、どんなスキルも得られない体質だったのだ。
そんな彼は、田舎の小さな村で生まれ暮らしていた。
スキルを得られない体質の彼を、村は温かく迎え・・・はしなかった。
迫害はしなかったが、かといって歓迎もしなかった。
父親は彼の体質を知るや否や雲隠れし、母は長年の無理がたたり病気で亡くなった。
一人残された彼は、安い賃金で雑用をこなし、その日暮らしを続けていた。
そんな彼の唯一の日課は、村のはずれにある古びた小さな祠の掃除である。
毎日毎日、少しずつ、汚れをふき取り、欠けてしまった所を何とか直した。
そんなある日。
『ありがとう。君のおかげで私はここに取り残されずに済んだ。これは、せめてものお礼だ。君の好きなようにしてくれてかまわない。本当に、今までありがとう。』
「・・・・・・え?」
祠に宿っていた、太古の時代を支配していた古代龍が、感謝の言葉と祠とともに消えていった。
「祠が消えた?」
彼は、朝起きたばかりで寝ぼけていたため、最後の「ありがとう」しか聞こえていなかった。
「ま、いっか。」
この日から、彼の生活は一変する。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。

ハイエルフの幼女は異世界をまったりと過ごしていく ~それを助ける過保護な転移者~
まぁ
ファンタジー
事故で亡くなった日本人、黒野大河はクロノとして異世界転移するはめに。
よし、神様からチートの力をもらって、無双だ!!!
ではなく、神様の世界で厳しい修行の末に力を手に入れやっとのことで異世界転移。
目的もない異世界生活だがすぐにハイエルフの幼女とであう。
なぜか、その子が気になり世話をすることに。
神様と修行した力でこっそり無双、もらった力で快適生活を。
邪神あり勇者あり冒険者あり迷宮もありの世界を幼女とポチ(犬?)で駆け抜けます。
PS
2/12 1章を書き上げました。あとは手直しをして終わりです。
とりあえず、この1章でメインストーリーはほぼ8割終わる予定です。
伸ばそうと思えば、5割程度終了といったとこでしょうか。
2章からはまったりと?、自由に異世界を生活していきます。
以前書いたことのある話で戦闘が面白かったと感想をもらいましたので、
1章最後は戦闘を長めに書いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。