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本編
549 閑話・エルカリノ
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ギリスとトガルを繋ぐ海路から少しにして離れた海域より、とある大船団が南に向かって進行していた。
目的地は、八大迷宮が一つ極彩諸島にて、古き友人が統べる一つの島である。
「狐女め、ワシを謀りよって……」
大船団の中で一番後方、存在感のある海賊旗を掲げた巨大な海賊船の船室にて。
気難しい表情をしてソファに座り、葉巻を燻らせる存在がいた。
大海賊エルカリノ。
名前を知らないものはいないと言われるほどの伝説的な存在の海賊である。
「大船長、今一度尋ねますが、本当にオデッセイを責めるのですか?」
「無論だ」
エルカリノは側近に煙を吐きかけながら言葉を続ける。
「何を考えているのか知らんが、あの女がギルドに寝返った時点で既に敵」
もはや海賊でもなく、古き友人でもない存在へと成り下がった女。
袂を分かったその瞬間から敵同士、殺し殺される間柄となった。
「一応、ギルドとの伝手があるのならば、組めば海は俺たちの──」
その瞬間、ダンッと剣が側近の顔を掠めて壁に突き刺さる。
猛禽類の様な鋭い目を向けたエルカリノは言った。
「それじゃ筋が通ってない。俺たちの信条は何か言ってみろ」
「は、はい! 同胞には容赦、裏切り者には死を!」
「ならば、あの女はどうなる?」
「死、です!」
「そうだ。世話した仲間を見捨て、敵に寝返り、さらにはワシの顔に泥を塗った男に組する……ッ!」
エルカリノは目の前にあったテーブルを強く叩いた。
その一撃でバキバキとテーブルが割れて、乗っていたグラスが落ちて割れる。
「断じて許されることはないのだカリプソ。そしてトウジ・アキノ」
そうして再び葉巻の煙を大きく吐いて落ち着かせたエルカリノは側近に問いかける。
「あいつらの情報はどうなっている」
「は、はい。こちらの500隻に対して、向こうは50隻となっております」
「数にして10倍か。造作もないが、奴らは勝てる算段があって戦いに臨む」
何か秘策を講じているはずだ、とエルカリノは考えていた。
思い出す、前に貿易船を襲った時のこと。
全軍ではなかったが、トウジ・アキノと呼ばれる冒険者の従魔にしてやられた。
船をたやすく沈めるロック鳥を持ち。
海を荒らす伝説の魔物である海地獄を倒す怪物スライム。
「大船長、恐らくはその魔物に頼りきっている状況かと思われます」
「ふむ」
「でしたら、大船団500隻を四分割し四方から攻撃に向かわせましょう。船を落とされることを経費として考え、膨大な数に任せて取り囲めば、一網打尽にはすぐにできると思います」
たとえ、ロック鳥や怪物スライムがガレオン船を落としてしまっても。
一体で何隻も沈んでしまうということはあり得ない。
混戦に持ち込み、数の暴力によって全てを無に帰す。
それが膨大な配下を抱えるエルカリノの常勝戦法の一つだった。
「ならば、今から100隻ほど離れて行動させ、直接オデッセイ島を叩け。相手が全軍を用いて攻撃を仕掛けてくると予想するならば、今のオデッセイ島にはそこまで戦力は残っていない。根絶やしにするならば、全てだ。あの女の築き上げて来た全てのものを破壊しつくすのだ」
「それではこちらの戦力が……」
「そもそも、500隻に対抗する策を講じた奴ら相手に四方からの全軍突撃は甘すぎるとは思わんか? あれほどの従魔の使い手が、他の切り札を隠し持っていないとも言い切れないだろう?」
「で、では……?」
「減らず口のシーモンクを使え、あいつを脅して、この海域の海魔を全て呼び起こせ」
「そ、それはこちらも、大船長にも危険が及ぶと思うのですが……!」
「危険?」
エルカリノは鼻で笑いながら言った。
「全戦力を投下すると決めてしまえば、ワシもその内の一人に過ぎん。他の配下と同じ様にリスクを背負い、必ずこの戦いに打ち勝つのみだ。それくらいしなければ、勝つことは容易くないとワシの勘が告げている」
彼には、敗走の記憶が新しかった。
ただ狩るだけの、奪うだけの餌だと思っていた奴らから、抵抗するものが出る。
その感覚は、久しく感じていないものだった。
それが、覚悟を決めさせ、自分の持てるものを全てを出し尽くさせる。
「そして基本的には極彩諸島近海から少し離れた位置で戦闘を行え」
「そ、それはなぜでしょうか?」
「カリプソは海流を操る。極彩諸島近海ともなれば、その力は大きく増すぞ」
「初耳です」
「あの若作りの女狐は今でこそ表に出てこないが、昔はワシと肩を並べるほどの腕を誇っていた」
エルカリノは昔を思い返しながら語る。
「50年近く昔のことだが、あいつはその力により、少ない船団にてワシと引き分けた実績を持つ」
「だ、大船長と……」
「もはや、水属性のスキルではなく、海属性と言えば良いほどの代物だ」
「で、ではそんな力にどうすれば良いのでしょう……」
「フハハ、若い見た目に拘ってはいるが、ワシ同様すでに老いている」
レベルとともにステータスは上昇するが、同時に老いて限界へと達する。
50年前は若き才能で海を荒らした女狐も自然の摂理には勝てないのだ。
多少寿命は伸びているのかもしれないが、それでも人にとって50年の月日は重たい。
切っても切れない因縁があったとは言い切れないが……。
あの美しかった女を、女の愛した海で、海賊として屠る。
そんな思いをエルカリノは胸の内に少しだけ秘めているのだった。
「隠し子の海地獄を奴の海流の相殺役として海底に待機させておけ」
「わかりました!」
「兄弟を殺されて、あいつもやる気になっているみたいだからな」
「ですが、高確率でシーモンクが呼び出すアレに捕食されるかと……」
「相殺役が一瞬でもできればそれで十分だ。兄弟の元へ送ってやれ」
「そ、そうですか……では今日の餌は多めにしておきます……」
「うむ、ワシにこの手段を取らせてしまったあいつらは、確実に葬り去らねばならんな」
「そうですね……」
「明日の海は荒れる、荒れるだろう」
だが、とエルカリノは一度言葉を置いて続けた。
「荒れた海はワシらの縄張りである。勝利は揺るがない」
目的地は、八大迷宮が一つ極彩諸島にて、古き友人が統べる一つの島である。
「狐女め、ワシを謀りよって……」
大船団の中で一番後方、存在感のある海賊旗を掲げた巨大な海賊船の船室にて。
気難しい表情をしてソファに座り、葉巻を燻らせる存在がいた。
大海賊エルカリノ。
名前を知らないものはいないと言われるほどの伝説的な存在の海賊である。
「大船長、今一度尋ねますが、本当にオデッセイを責めるのですか?」
「無論だ」
エルカリノは側近に煙を吐きかけながら言葉を続ける。
「何を考えているのか知らんが、あの女がギルドに寝返った時点で既に敵」
もはや海賊でもなく、古き友人でもない存在へと成り下がった女。
袂を分かったその瞬間から敵同士、殺し殺される間柄となった。
「一応、ギルドとの伝手があるのならば、組めば海は俺たちの──」
その瞬間、ダンッと剣が側近の顔を掠めて壁に突き刺さる。
猛禽類の様な鋭い目を向けたエルカリノは言った。
「それじゃ筋が通ってない。俺たちの信条は何か言ってみろ」
「は、はい! 同胞には容赦、裏切り者には死を!」
「ならば、あの女はどうなる?」
「死、です!」
「そうだ。世話した仲間を見捨て、敵に寝返り、さらにはワシの顔に泥を塗った男に組する……ッ!」
エルカリノは目の前にあったテーブルを強く叩いた。
その一撃でバキバキとテーブルが割れて、乗っていたグラスが落ちて割れる。
「断じて許されることはないのだカリプソ。そしてトウジ・アキノ」
そうして再び葉巻の煙を大きく吐いて落ち着かせたエルカリノは側近に問いかける。
「あいつらの情報はどうなっている」
「は、はい。こちらの500隻に対して、向こうは50隻となっております」
「数にして10倍か。造作もないが、奴らは勝てる算段があって戦いに臨む」
何か秘策を講じているはずだ、とエルカリノは考えていた。
思い出す、前に貿易船を襲った時のこと。
全軍ではなかったが、トウジ・アキノと呼ばれる冒険者の従魔にしてやられた。
船をたやすく沈めるロック鳥を持ち。
海を荒らす伝説の魔物である海地獄を倒す怪物スライム。
「大船長、恐らくはその魔物に頼りきっている状況かと思われます」
「ふむ」
「でしたら、大船団500隻を四分割し四方から攻撃に向かわせましょう。船を落とされることを経費として考え、膨大な数に任せて取り囲めば、一網打尽にはすぐにできると思います」
たとえ、ロック鳥や怪物スライムがガレオン船を落としてしまっても。
一体で何隻も沈んでしまうということはあり得ない。
混戦に持ち込み、数の暴力によって全てを無に帰す。
それが膨大な配下を抱えるエルカリノの常勝戦法の一つだった。
「ならば、今から100隻ほど離れて行動させ、直接オデッセイ島を叩け。相手が全軍を用いて攻撃を仕掛けてくると予想するならば、今のオデッセイ島にはそこまで戦力は残っていない。根絶やしにするならば、全てだ。あの女の築き上げて来た全てのものを破壊しつくすのだ」
「それではこちらの戦力が……」
「そもそも、500隻に対抗する策を講じた奴ら相手に四方からの全軍突撃は甘すぎるとは思わんか? あれほどの従魔の使い手が、他の切り札を隠し持っていないとも言い切れないだろう?」
「で、では……?」
「減らず口のシーモンクを使え、あいつを脅して、この海域の海魔を全て呼び起こせ」
「そ、それはこちらも、大船長にも危険が及ぶと思うのですが……!」
「危険?」
エルカリノは鼻で笑いながら言った。
「全戦力を投下すると決めてしまえば、ワシもその内の一人に過ぎん。他の配下と同じ様にリスクを背負い、必ずこの戦いに打ち勝つのみだ。それくらいしなければ、勝つことは容易くないとワシの勘が告げている」
彼には、敗走の記憶が新しかった。
ただ狩るだけの、奪うだけの餌だと思っていた奴らから、抵抗するものが出る。
その感覚は、久しく感じていないものだった。
それが、覚悟を決めさせ、自分の持てるものを全てを出し尽くさせる。
「そして基本的には極彩諸島近海から少し離れた位置で戦闘を行え」
「そ、それはなぜでしょうか?」
「カリプソは海流を操る。極彩諸島近海ともなれば、その力は大きく増すぞ」
「初耳です」
「あの若作りの女狐は今でこそ表に出てこないが、昔はワシと肩を並べるほどの腕を誇っていた」
エルカリノは昔を思い返しながら語る。
「50年近く昔のことだが、あいつはその力により、少ない船団にてワシと引き分けた実績を持つ」
「だ、大船長と……」
「もはや、水属性のスキルではなく、海属性と言えば良いほどの代物だ」
「で、ではそんな力にどうすれば良いのでしょう……」
「フハハ、若い見た目に拘ってはいるが、ワシ同様すでに老いている」
レベルとともにステータスは上昇するが、同時に老いて限界へと達する。
50年前は若き才能で海を荒らした女狐も自然の摂理には勝てないのだ。
多少寿命は伸びているのかもしれないが、それでも人にとって50年の月日は重たい。
切っても切れない因縁があったとは言い切れないが……。
あの美しかった女を、女の愛した海で、海賊として屠る。
そんな思いをエルカリノは胸の内に少しだけ秘めているのだった。
「隠し子の海地獄を奴の海流の相殺役として海底に待機させておけ」
「わかりました!」
「兄弟を殺されて、あいつもやる気になっているみたいだからな」
「ですが、高確率でシーモンクが呼び出すアレに捕食されるかと……」
「相殺役が一瞬でもできればそれで十分だ。兄弟の元へ送ってやれ」
「そ、そうですか……では今日の餌は多めにしておきます……」
「うむ、ワシにこの手段を取らせてしまったあいつらは、確実に葬り去らねばならんな」
「そうですね……」
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