244 / 682
本編
513 冒険者は底辺ですか?
しおりを挟む「冒険者っていわゆる底辺ですよね? いったい何を目的としてその職業に就かれたんですか? 私たちは研究所に所属し、ゆくゆくはアーティファクトに変わる魔導機器を作っていくという目的があり、そこからさらにキャリアアップもしていけますけど、冒険者はランクを上げて何をするんですか? どうなるんですか? そのキャリアはいったいどこで今後活用されていくんですか? まずはそこを教えていただきたいのですが?」
ワンブレスによって矢継ぎ早と放たれた質問。
教室のみんなが置いてけぼりになる中だ。
皮肉にも、ガレー慣れしていた俺は聞き取れて理解できた。
ふむ……なんとも……。
アーティファクト研究に国を挙げて取り組むギリスの学生らしい意見である。
魔導機器は、安価となり今かなり流行ってきているものだ。
だから、この国で就きたいとされる職業。
それはC.Bファクトリーのような魔導機器商会なのである。
確かに、時代の最先端ってすごくカッコ良い。
しかし、その全てが研究者になれるかは、わからない。
「冒険者に限らず、すべての仕事に底辺なんてないぞ?」
これが、先生らしい回答だろう。
俺の世界でもブルーカラーとか、介護士とか、警備員とか。
底辺だとみなされている仕事はたくさんあった。
しかし、どの仕事も俺は底辺ではないと思っている。
え?
自分で底辺だとか言ってなかったかって?
うん、俺はまごう事なき底辺だよ。
性根が本物の底辺。
だから行き着く先で禊いどる訳だ。
「すいません、私は冒険者が底辺だと述べたまでで、他の職業が底辺であるとは言っていないのですが? 漁業、農業、林業、鉱業、私たちの生活の中ではとても欠かせない職業で、むしろそれと冒険者を同様に扱っている先生こそ、底辺だとバカにしていますよね?」
「ぐっ」
女子学生に論破されてしまった。
最近論破されっぱなし。
委員長はメガネをくいくいしながら続ける。
「護衛も、魔物の討伐も、すべて軍がやればいいのに……冒険者という職業があるから、その辺がまったく活かされていないと思うんですが? そこに関してはどう思ってるんでしょうか?」
し、知らないよそんなこと。
冒険者は依頼があれば行くだけなんだから……。
いちいち、うぜーな。
隙間産業だってことは、誰だって理解してるんだ。
それこそ、職員だってな。
「あのさ、未開地域とか危険な場所が世界にいくつあるか知ってる? 君?」
「安全な街で生活していますから、知る必要はありませんよ」
安全な街で生活してるからいる必要はない、か……。
なんとも上から目線な一言なのだろうか。
それこそ、研究者を愚弄している言葉なんだと気付かないのか?
あのストーカー女もそうだったが……。
別に、研究者は所属する研究所にこもりっきりじゃない。
材料が足りないと、自分で材料を取りに行くもんだ。
さらに材料が事足りていても。
新しい産地が見つかれば、そこを視察に行く。
知る必要はない?
いいや、違うね。
こういうのは知ってこそ。
お前みたいなのがいるからな、上と現場が揉めるんだ。
「ギリス首都は確かに安全かもしれないが、その他の場所はどうするんだ?」
「ギリス首都に住んでいるので、私には関係ないです」
「お前の小さな目線でそこを語るなよ。研究者としても失格だぞ」
「な!?」
拗らせてそうな委員長には、ちゃんと告げておく。
ムカつく気持ちもあるけれど、生徒なんだからね。
「そもそも落ち着いて考えてみろ。冒険者がいらないなら、冒険者って職業は成立しない」
「……」
「なぜ今、冒険者があって、俺がここに話に寄越されていると思う? そこを考えろアホ」
「アホッ!? し、失礼な!! わ、私は無駄を省く話をしているのであって!!」
「その無駄を省いた形が今の冒険者だ」
隙間産業だと言ったが、そういうのはなくてはならない存在なのだ。
どんな職業にもなりたくないと色々と言われることはある。
しかし、それがなくなってしまったら、困るのは自分たちだということを知らん奴が多い。
「全部兵士に任せて、どうするんだ? 兵士の給料は国から出てるだろ? その分税金を高くするのか?」
「……」
「まあ、それで良いかもな?」
黙る委員長に伝えてやる。
「だが、中央山脈には厄介な魔物がまだまだたくさんいる。今は山脈へ行く冒険者も多く、村を経由してくれるおかげで、誰かしらの冒険者はいて後付け依頼で前金払って頼み事を聞いてくれたりするぞ? それを無くしてしまったら、村には兵士が常駐しなきゃいけなくなるな?」
「……それが必要なら、そうすれば……」
「うん、必要とあれば兵士は来てくれるだろう。そうすれば、確かに冒険者はいらなくなる。だけどな、安全な首都に住んでるお前はどう思う? いや安全な場所に住んでる人たちはどう思う? 大方、関係ないから、そこにかけるお金は無駄だって意見を言って、その村を見捨てる人が多いだろうな」
「そ、それは……」
明確な人類の敵として、魔物がいるこの世界では、外は危険極まりない。
そんな中だからこそ、流動的に各地を移動する冒険者が存在するのだ。
国が体、お金が血液だとすれば、冒険者は白血球かな。
いや、このたとえは違うか?
変なたとえだとこんがらがって来そうなのでやめておこう。
「ここは島国だから判り辛いけど、大陸国は国境の山脈とかはほぼ未開拓だぞ?」
「……」
「そんなところに、兵士なんか送ってみろ。国際問題になる」
だからこそ、国またぎの集団である冒険者ギルド。
そしてそこに所属する冒険者という職業が成り立つのだ。
国とずぶずぶなところもあるけど、基本的には中立。
「冒険者が危険な場所に行き魔物を倒してくれるおかげで、兵士は国を、街を守れる」
隙間にうまく入って、ギクシャクする部分を円滑にする役目を担っているのだ。
とてもじゃないが、底辺ではないね。
本物の底辺とは、ついている職業とか人生が底辺なのではなく。
精神面が底辺な奴のことを言うのだよ、俺みたいな。
「それに、みんながやりたくないことだって冒険者はやるぞ。もともといたトガルのサルトって都市は大きな下水があって、たまたま魔物の活性化で管轄の兵士が他に回ってる時は、俺が依頼を受けて下水道清掃をやった。すっげー臭かったし汚かったけど、依頼を受けたらやるのが冒険者だからね」
いつの間にか、俺の話をじっと聞く学生たちがいた。
「あと、最後に一つ聞くけど委員長」
「は、はい……」
「世にあるアーティファクトを発見したのは誰だと思う?」
「そ、それは……っ」
息を飲んだ委員長は、その質問でハッと気づいたような表情をする。
そう、冒険者の誰かだ。
「危険な未開地域に行く奴なんて、一攫千金を夢見るアホな冒険者くらいだ」
国を挙げてダンジョン攻略をしようという試みも無いことはない。
しかし、そこに兵士を使うならば、街を守らせるだろう。
税金使って、ダンジョンなんて、非生産的なことはやらないもんだ。
「さらなるアーティファクトを探して、メーカーだって高ランクの冒険者に探索依頼を出すんだ」
新発見ってのは、基本的にアホが奇跡的に持って帰ってくるもんだ。
いろんな屍の上で、たまたま見つけた奇跡のルートを辿って。
「だから、冒険者を底辺だとは思っちゃいけない」
そう言葉を締めると、パチパチパチと自然に拍手が上がっていた。
「……わ、わかりました」
委員長は自分の思い違いを少し恥ずかしいと感じたのか。
「こ、これからは冒険者を底辺だとは思わないようにしますっ!」
顔を赤らめさせながらそう言って席に座った。
「うん、多少なりしも関わりがあるんだから、少しでも知ってくれたら嬉しいよ」
ふう、とりあえずなんとか拗らせ委員長を説得できた。
これで論破された分を返したって訳である。
「おお~! 思わず私も聞き入ってしまいましたよ~! トウジさ~ん!」
「まあ、そう言ってもらえるとありがたいですよ」
「ではでは、この調子で他の質問いっちゃいましょー! 質問ある方ー!」
「はーい!」
ばばばばっと手が上がる。
なんとも、教室内に受け入れられたって感覚がした。
「どうぞー!」
「トウジ先生が一番辛かった依頼ってなんですかー?」
「あー、あるぞ。Cランクに昇格する時の話で──」
=====
冒険者豆知識
冒険者の税金は依頼のマージンとして一緒に抜かれています。一律です。
31
お気に入りに追加
30,171
あなたにおすすめの小説
無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~
鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!
詳細は近況ボードに載せていきます!
「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

スキルを得られない特殊体質の少年。祠を直したらユニークスキルもらえた(なんで??)
屯神 焔
ファンタジー
魔法が存在し、魔物が跋扈し、人々が剣を磨き戦う世界、『ミリオン』
この世界では自身の強さ、もしくは弱さを知られる『ステータス』が存在する。
そして、どんな人でも、亜人でも、動物でも、魔物でも、生まれつきスキルを授かる。
それは、平凡か希少か、1つか2つ以上か、そういった差はあれ不変の理だ。
しかし、この物語の主人公、ギル・フィオネットは、スキルを授からなかった。
正確には、どんなスキルも得られない体質だったのだ。
そんな彼は、田舎の小さな村で生まれ暮らしていた。
スキルを得られない体質の彼を、村は温かく迎え・・・はしなかった。
迫害はしなかったが、かといって歓迎もしなかった。
父親は彼の体質を知るや否や雲隠れし、母は長年の無理がたたり病気で亡くなった。
一人残された彼は、安い賃金で雑用をこなし、その日暮らしを続けていた。
そんな彼の唯一の日課は、村のはずれにある古びた小さな祠の掃除である。
毎日毎日、少しずつ、汚れをふき取り、欠けてしまった所を何とか直した。
そんなある日。
『ありがとう。君のおかげで私はここに取り残されずに済んだ。これは、せめてものお礼だ。君の好きなようにしてくれてかまわない。本当に、今までありがとう。』
「・・・・・・え?」
祠に宿っていた、太古の時代を支配していた古代龍が、感謝の言葉と祠とともに消えていった。
「祠が消えた?」
彼は、朝起きたばかりで寝ぼけていたため、最後の「ありがとう」しか聞こえていなかった。
「ま、いっか。」
この日から、彼の生活は一変する。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。

ハイエルフの幼女は異世界をまったりと過ごしていく ~それを助ける過保護な転移者~
まぁ
ファンタジー
事故で亡くなった日本人、黒野大河はクロノとして異世界転移するはめに。
よし、神様からチートの力をもらって、無双だ!!!
ではなく、神様の世界で厳しい修行の末に力を手に入れやっとのことで異世界転移。
目的もない異世界生活だがすぐにハイエルフの幼女とであう。
なぜか、その子が気になり世話をすることに。
神様と修行した力でこっそり無双、もらった力で快適生活を。
邪神あり勇者あり冒険者あり迷宮もありの世界を幼女とポチ(犬?)で駆け抜けます。
PS
2/12 1章を書き上げました。あとは手直しをして終わりです。
とりあえず、この1章でメインストーリーはほぼ8割終わる予定です。
伸ばそうと思えば、5割程度終了といったとこでしょうか。
2章からはまったりと?、自由に異世界を生活していきます。
以前書いたことのある話で戦闘が面白かったと感想をもらいましたので、
1章最後は戦闘を長めに書いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。