181 / 682
本編
450 麓の村にたどり着いた
しおりを挟む
それから、5日ほどかけてようやく俺たちは現地へとたどり着いた。
移動前のなんとも言えない不穏な空気に辟易としていたけど。
馬車での移動は各馬車に一つのパーティー単位、食事もパーティー単位。
意外と他のパーティーと依頼意外で交流することはなく平和に過ごせた。
さらに傷の舐め合いという訳ではないが、ノーマリー達ともそれなりに楽しく過ごせた。
彼らも俺らと同じように気まずさを感じていたから、同じもの同士ということである。
「やっとつきましたね」
「そうだな、お前達がいてくれなかったら精神的にどっと疲れていたよ」
「こちらこそです」
「ジャードって野郎はコボルトとかゴーレムとか馬鹿にしてたけどよ、実際すげえよな」
「そうですか?」
「うん、海での戦いとか俺は間近で見てた」
ポチの遠距離から指揮官に当てた矢の一撃とか。
ゴレオの暴れっぷりのことだな、懐かしい。
「それに料理もあんなに美味いなんて尊敬する」
夕食を共にした、ということはポチの料理を食べたということだ。
ノーマリーのパーティーは大絶賛。
パーティー同士の交流も進み、なかなか良い日々を過ごせたと思う。
どうなることかと思ったが、こうした良い奴らもいるのだ。
それを再確認できた、そんな一幕である。
「あとな、あいつらは見た目で侮ってるけどさ」
ノーマリーは言う。
「トウジは普通の見た目をしてて、実はえげつねえ強さ持ってるだろ?」
「ええ……?」
「ヤベェスライムキングにロック鳥とか……あの時の戦闘は、最後まで戦った冒険者の中で貿易船の奇跡だっつってめちゃくちゃ他の冒険者に語り継がれてるぜ?」
俺のレベルがわかるのか、と一瞬思った。
けど、俺ではなくキングさんとワシタカくんのことだった。
「語り継がれてるんですか……俺特に何もしてないですけど……」
「それだけ強烈だったってことさ」
確かに俺も驚くほど強烈な一撃だったのは覚えている。
嵐によってシケっていた海が、一瞬にして凪になったのだから。
「だからこの依頼でトウジの顔を見た時、これは勝ったって思ったぜ」
「そんな買い被らなくても良いですよ」
「いいや、平凡だからこそ俺は本当に強い奴がわかる」
そう言いながらノーマリーは白い歯をむき出しにしてサムズアップした。
「格好悪いがこれからも贔屓にさせてもらうぜ?」
「リーダー本当に格好悪い! ダサい! 自分で言ってる!」
「うるせー! これが俺の処世術だ!」
「ハハハ、こちらこそ贔屓にさせてもらいます」
割とこうやってコミュニケーションを円滑に取れる人は好みだ。
初めからツンケンするよか、よっぽど行動を共にしやすい。
どんな職場でもそうだけど。
そこに足が向くかって大事なんだよな。
「トウジ、そろそろ現地の集合場所よ」
「うん、そうだね」
イグニールの言葉に頷くとギリス中央山脈の麓に存在する村の一軒家を借りた場所へと俺らも続く。
そこがワイバーンライダー討伐のために組織された冒険者たちの一つの拠点だ。
冒険者は俺たちの他にもぞろぞろといる。
それはすでに現地で待機している発見組のことだ。
ワイバーンライダーを発見して、その動向を監視するために残った冒険者。
現地に集まった合計パーティー数は、10パーティー。
人数で言えば、軽く50人を超える大規模集団ともなった。
故に、陣頭指揮を取る存在が欠かさず必要となり、《鉄壁》のドルジ。
クランマスターである彼にその白羽の矢が立ったと言うことだ。
「割と多いわね」
「うん」
小規模なスタンピードにはこの人数で対応できそうなほどだった。
そして、それだけワイバーンライダーの規模が大きいこと表している。
「ちゃんと連携できるか心配になってきたなあ」
以前、スタンピードの時は前線にはいたけど強敵と戦っていたのは高ランクパーティー。
俺とポチはその合間を縫うように駆けずり回っていただけだった。
こうして正式な戦闘員として依頼に出向くとなると、なんとも言えない緊張を感じる。
「何言ってんのよ、自分のレベルを考えてみなさい。それにステータスも」
「そうは言ってもなあ……」
こうして今から討伐に行く、という依頼。
防衛でもなく、相手の場所に行って倒す依頼はあまり受けたことがなかった。
なし崩し的に、そういう場面に遭遇してしまうことはもちろんある。
しかし俺が率先して倒しに行くのは……オーガの時以来だった。
腰を据える、腹を括る。
それが一番苦手な人間だから、やっぱり緊張もしてお腹も痛くなるさ。
「それは高ランクになれば野良以外のパーティーはそれぞれ持ち回りが決まってるのよ」
「う、うん」
「大まかな指示と動き方の説明はあるけど、細かな部分はパーティー任せが常なんだから」
「なるほどね」
やはり、先輩冒険者のイグニールがいてくれて助かった。
心強いです、好き。
「クエッ」
「コレクトがスライムたくさん倒した時と大違いっスね。だって」
「時と場を考えろ」
あの時はキングさんがいた。
ワシタカくんもいた。
そもそもドロップ拾いで精一杯だったんだよなあ……。
「大丈夫よ、トウジ」
イグニールが俺の前に来て手を握ってくれる。
「修羅場は何度もくぐり抜けて来たでしょ?」
「まあね」
本当に色々あったよ。
「それに比べたら、ワイバーンライダーなんてどうってことないわよ」
「それもそうだな」
キングさんが近くにいたら、覚悟を決めるのが遅いと俺を怒るだろう。
邪竜とか、小賢者とか、ダンジョンコアとか。
他にもネームドの伝説級とかと対峙して来た経験がある。
まあ、なんとかなるか!
みんながいてくれるからね!
それに、ポチやゴレオを見た冒険者はだいたい俺らを侮る。
前線よりもコボルトを使用した索敵メインでの動きになるはずだ。
「よーし頑張るぞ」
「そうね頑張りましょ」
「ォン!」
「クエッ!」
「どんな敵でもあたしがけちょんけちょんにするし!」
シュッシュッシュッと空中でシャドーボクシングをするジュノー。
ハハッ、ダンジョンから出たダンジョンコアに何ができるんだか。
「おい、ちょっと良いか?」
集合した場所の一角で意気込んでいると、ドルジが俺らの前にくる。
「あっはい、なんでしょう」
慌てて背筋を伸ばして気をつけして話を聞く。
「戦力温存のために、《名無し》と《平々凡々》には前線での索敵と雑魚との戦闘を任せたい」
引っ張ってくれるのかと思っていたら、最初の露払いに大抜擢か……。
移動前のなんとも言えない不穏な空気に辟易としていたけど。
馬車での移動は各馬車に一つのパーティー単位、食事もパーティー単位。
意外と他のパーティーと依頼意外で交流することはなく平和に過ごせた。
さらに傷の舐め合いという訳ではないが、ノーマリー達ともそれなりに楽しく過ごせた。
彼らも俺らと同じように気まずさを感じていたから、同じもの同士ということである。
「やっとつきましたね」
「そうだな、お前達がいてくれなかったら精神的にどっと疲れていたよ」
「こちらこそです」
「ジャードって野郎はコボルトとかゴーレムとか馬鹿にしてたけどよ、実際すげえよな」
「そうですか?」
「うん、海での戦いとか俺は間近で見てた」
ポチの遠距離から指揮官に当てた矢の一撃とか。
ゴレオの暴れっぷりのことだな、懐かしい。
「それに料理もあんなに美味いなんて尊敬する」
夕食を共にした、ということはポチの料理を食べたということだ。
ノーマリーのパーティーは大絶賛。
パーティー同士の交流も進み、なかなか良い日々を過ごせたと思う。
どうなることかと思ったが、こうした良い奴らもいるのだ。
それを再確認できた、そんな一幕である。
「あとな、あいつらは見た目で侮ってるけどさ」
ノーマリーは言う。
「トウジは普通の見た目をしてて、実はえげつねえ強さ持ってるだろ?」
「ええ……?」
「ヤベェスライムキングにロック鳥とか……あの時の戦闘は、最後まで戦った冒険者の中で貿易船の奇跡だっつってめちゃくちゃ他の冒険者に語り継がれてるぜ?」
俺のレベルがわかるのか、と一瞬思った。
けど、俺ではなくキングさんとワシタカくんのことだった。
「語り継がれてるんですか……俺特に何もしてないですけど……」
「それだけ強烈だったってことさ」
確かに俺も驚くほど強烈な一撃だったのは覚えている。
嵐によってシケっていた海が、一瞬にして凪になったのだから。
「だからこの依頼でトウジの顔を見た時、これは勝ったって思ったぜ」
「そんな買い被らなくても良いですよ」
「いいや、平凡だからこそ俺は本当に強い奴がわかる」
そう言いながらノーマリーは白い歯をむき出しにしてサムズアップした。
「格好悪いがこれからも贔屓にさせてもらうぜ?」
「リーダー本当に格好悪い! ダサい! 自分で言ってる!」
「うるせー! これが俺の処世術だ!」
「ハハハ、こちらこそ贔屓にさせてもらいます」
割とこうやってコミュニケーションを円滑に取れる人は好みだ。
初めからツンケンするよか、よっぽど行動を共にしやすい。
どんな職場でもそうだけど。
そこに足が向くかって大事なんだよな。
「トウジ、そろそろ現地の集合場所よ」
「うん、そうだね」
イグニールの言葉に頷くとギリス中央山脈の麓に存在する村の一軒家を借りた場所へと俺らも続く。
そこがワイバーンライダー討伐のために組織された冒険者たちの一つの拠点だ。
冒険者は俺たちの他にもぞろぞろといる。
それはすでに現地で待機している発見組のことだ。
ワイバーンライダーを発見して、その動向を監視するために残った冒険者。
現地に集まった合計パーティー数は、10パーティー。
人数で言えば、軽く50人を超える大規模集団ともなった。
故に、陣頭指揮を取る存在が欠かさず必要となり、《鉄壁》のドルジ。
クランマスターである彼にその白羽の矢が立ったと言うことだ。
「割と多いわね」
「うん」
小規模なスタンピードにはこの人数で対応できそうなほどだった。
そして、それだけワイバーンライダーの規模が大きいこと表している。
「ちゃんと連携できるか心配になってきたなあ」
以前、スタンピードの時は前線にはいたけど強敵と戦っていたのは高ランクパーティー。
俺とポチはその合間を縫うように駆けずり回っていただけだった。
こうして正式な戦闘員として依頼に出向くとなると、なんとも言えない緊張を感じる。
「何言ってんのよ、自分のレベルを考えてみなさい。それにステータスも」
「そうは言ってもなあ……」
こうして今から討伐に行く、という依頼。
防衛でもなく、相手の場所に行って倒す依頼はあまり受けたことがなかった。
なし崩し的に、そういう場面に遭遇してしまうことはもちろんある。
しかし俺が率先して倒しに行くのは……オーガの時以来だった。
腰を据える、腹を括る。
それが一番苦手な人間だから、やっぱり緊張もしてお腹も痛くなるさ。
「それは高ランクになれば野良以外のパーティーはそれぞれ持ち回りが決まってるのよ」
「う、うん」
「大まかな指示と動き方の説明はあるけど、細かな部分はパーティー任せが常なんだから」
「なるほどね」
やはり、先輩冒険者のイグニールがいてくれて助かった。
心強いです、好き。
「クエッ」
「コレクトがスライムたくさん倒した時と大違いっスね。だって」
「時と場を考えろ」
あの時はキングさんがいた。
ワシタカくんもいた。
そもそもドロップ拾いで精一杯だったんだよなあ……。
「大丈夫よ、トウジ」
イグニールが俺の前に来て手を握ってくれる。
「修羅場は何度もくぐり抜けて来たでしょ?」
「まあね」
本当に色々あったよ。
「それに比べたら、ワイバーンライダーなんてどうってことないわよ」
「それもそうだな」
キングさんが近くにいたら、覚悟を決めるのが遅いと俺を怒るだろう。
邪竜とか、小賢者とか、ダンジョンコアとか。
他にもネームドの伝説級とかと対峙して来た経験がある。
まあ、なんとかなるか!
みんながいてくれるからね!
それに、ポチやゴレオを見た冒険者はだいたい俺らを侮る。
前線よりもコボルトを使用した索敵メインでの動きになるはずだ。
「よーし頑張るぞ」
「そうね頑張りましょ」
「ォン!」
「クエッ!」
「どんな敵でもあたしがけちょんけちょんにするし!」
シュッシュッシュッと空中でシャドーボクシングをするジュノー。
ハハッ、ダンジョンから出たダンジョンコアに何ができるんだか。
「おい、ちょっと良いか?」
集合した場所の一角で意気込んでいると、ドルジが俺らの前にくる。
「あっはい、なんでしょう」
慌てて背筋を伸ばして気をつけして話を聞く。
「戦力温存のために、《名無し》と《平々凡々》には前線での索敵と雑魚との戦闘を任せたい」
引っ張ってくれるのかと思っていたら、最初の露払いに大抜擢か……。
93
お気に入りに追加
30,171
あなたにおすすめの小説
無名の三流テイマーは王都のはずれでのんびり暮らす~でも、国家の要職に就く弟子たちがなぜか頼ってきます~
鈴木竜一
ファンタジー
※本作の書籍化が決定いたしました!
詳細は近況ボードに載せていきます!
「もうおまえたちに教えることは何もない――いや、マジで!」
特にこれといった功績を挙げず、ダラダラと冒険者生活を続けてきた無名冒険者兼テイマーのバーツ。今日も危険とは無縁の安全な採集クエストをこなして飯代を稼げたことを喜ぶ彼の前に、自分を「師匠」と呼ぶ若い女性・ノエリ―が現れる。弟子をとった記憶のないバーツだったが、十年ほど前に当時惚れていた女性にいいところを見せようと、彼女が運営する施設の子どもたちにテイマーとしての心得を説いたことを思い出す。ノエリ―はその時にいた子どものひとりだったのだ。彼女曰く、師匠であるバーツの教えを守って修行を続けた結果、あの時の弟子たちはみんな国にとって欠かせない重要な役職に就いて繁栄に貢献しているという。すべては師匠であるバーツのおかげだと信じるノエリ―は、彼に王都へと移り住んでもらい、その教えを広めてほしいとお願いに来たのだ。
しかし、自身をただのしがない無名の三流冒険者だと思っているバーツは、そんな指導力はないと語る――が、そう思っているのは本人のみで、実はバーツはテイマーとしてだけでなく、【育成者】としてもとんでもない資質を持っていた。
バーツはノエリ―に押し切られる形で王都へと出向くことになるのだが、そこで立派に成長した弟子たちと再会。さらに、かつてテイムしていたが、諸事情で契約を解除した魔獣たちも、いつかバーツに再会することを夢見て自主的に鍛錬を続けており、気がつけばSランクを越える神獣へと進化していて――
こうして、無名のテイマー・バーツは慕ってくれる可愛い弟子や懐いている神獣たちとともにさまざまな国家絡みのトラブルを解決していき、気づけば国家の重要ポストの候補にまで名を連ねるが、当人は「勘弁してくれ」と困惑気味。そんなバーツは今日も王都のはずれにある運河のほとりに建てられた小屋を拠点に畑をしたり釣りをしたり、今日ものんびり暮らしつつ、弟子たちからの依頼をこなすのだった。
誰一人帰らない『奈落』に落とされたおっさん、うっかり暗号を解読したら、未知の遺物の使い手になりました!
ミポリオン
ファンタジー
旧題:巻き込まれ召喚されたおっさん、無能で誰一人帰らない場所に追放されるも、超古代文明の暗号を解いて力を手にいれ、楽しく生きていく
高校生達が勇者として召喚される中、1人のただのサラリーマンのおっさんである福菅健吾が巻き込まれて異世界に召喚された。
高校生達は強力なステータスとスキルを獲得したが、おっさんは一般人未満のステータスしかない上に、異世界人の誰もが持っている言語理解しかなかったため、転移装置で誰一人帰ってこない『奈落』に追放されてしまう。
しかし、そこに刻まれた見たこともない文字を、健吾には全て理解する事ができ、強大な超古代文明のアイテムを手に入れる。
召喚者達は気づかなかった。健吾以外の高校生達の通常スキル欄に言語スキルがあり、健吾だけは固有スキルの欄に言語スキルがあった事を。そしてそのスキルが恐るべき力を秘めていることを。
※カクヨムでも連載しています

スキルを得られない特殊体質の少年。祠を直したらユニークスキルもらえた(なんで??)
屯神 焔
ファンタジー
魔法が存在し、魔物が跋扈し、人々が剣を磨き戦う世界、『ミリオン』
この世界では自身の強さ、もしくは弱さを知られる『ステータス』が存在する。
そして、どんな人でも、亜人でも、動物でも、魔物でも、生まれつきスキルを授かる。
それは、平凡か希少か、1つか2つ以上か、そういった差はあれ不変の理だ。
しかし、この物語の主人公、ギル・フィオネットは、スキルを授からなかった。
正確には、どんなスキルも得られない体質だったのだ。
そんな彼は、田舎の小さな村で生まれ暮らしていた。
スキルを得られない体質の彼を、村は温かく迎え・・・はしなかった。
迫害はしなかったが、かといって歓迎もしなかった。
父親は彼の体質を知るや否や雲隠れし、母は長年の無理がたたり病気で亡くなった。
一人残された彼は、安い賃金で雑用をこなし、その日暮らしを続けていた。
そんな彼の唯一の日課は、村のはずれにある古びた小さな祠の掃除である。
毎日毎日、少しずつ、汚れをふき取り、欠けてしまった所を何とか直した。
そんなある日。
『ありがとう。君のおかげで私はここに取り残されずに済んだ。これは、せめてものお礼だ。君の好きなようにしてくれてかまわない。本当に、今までありがとう。』
「・・・・・・え?」
祠に宿っていた、太古の時代を支配していた古代龍が、感謝の言葉と祠とともに消えていった。
「祠が消えた?」
彼は、朝起きたばかりで寝ぼけていたため、最後の「ありがとう」しか聞こえていなかった。
「ま、いっか。」
この日から、彼の生活は一変する。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
間違い召喚! 追い出されたけど上位互換スキルでらくらく生活
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
僕は20歳独身、名は小日向 連(こひなた れん)うだつの上がらないダメ男だ
ひょんなことから異世界に召喚されてしまいました。
間違いで召喚された為にステータスは最初見えない状態だったけどネットのネタバレ防止のように背景をぼかせば見えるようになりました。
多分不具合だとおもう。
召喚した女と王様っぽいのは何も持っていないと言って僕をポイ捨て、なんて世界だ。それも元の世界には戻せないらしい、というか戻さないみたいだ。
そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。

ハイエルフの幼女は異世界をまったりと過ごしていく ~それを助ける過保護な転移者~
まぁ
ファンタジー
事故で亡くなった日本人、黒野大河はクロノとして異世界転移するはめに。
よし、神様からチートの力をもらって、無双だ!!!
ではなく、神様の世界で厳しい修行の末に力を手に入れやっとのことで異世界転移。
目的もない異世界生活だがすぐにハイエルフの幼女とであう。
なぜか、その子が気になり世話をすることに。
神様と修行した力でこっそり無双、もらった力で快適生活を。
邪神あり勇者あり冒険者あり迷宮もありの世界を幼女とポチ(犬?)で駆け抜けます。
PS
2/12 1章を書き上げました。あとは手直しをして終わりです。
とりあえず、この1章でメインストーリーはほぼ8割終わる予定です。
伸ばそうと思えば、5割程度終了といったとこでしょうか。
2章からはまったりと?、自由に異世界を生活していきます。
以前書いたことのある話で戦闘が面白かったと感想をもらいましたので、
1章最後は戦闘を長めに書いてみました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。