134 / 146
第三話 第五章
第七節
しおりを挟む「門司きゅん!ワガハイ勝ったよ勝った!」
第一戦目がエルマの勝利で終わり、天地も元に戻る。
喜びの言葉と共にエルマは門司に駆け寄った。
『……誰?』
門人に駆け寄るエルマの姿を見て思わずそんな声が漏れた睦美。なぜならこれまでの彼女の姿とは大きく異なっていたからである。
以前はマスコットキャラクターの様な二頭身のちんちくりんボディであった筈なのに、今は自分達と同じ普通の頭身へと変わっている。
身に着けているモノや漂う雰囲気でエルマだとわかるが、逆にそれが無ければわからない程の劇的なビフォーアフターであった。
「今までのあの姿も実は【演目】により変化していた姿だ…何でも自分の発想力を子供のまま維持する為らしい。何故今元の姿に戻ったかはわからないが……」
「んもぅそんなの門司きゅんになでなでチュチュしてもらう為に決まっているじゃんか♪厳しい戦いを終えた者は愛する者と交じり合う。鉄板でしょでしょ?」
「………………」
「というわけだからさァ門司きゅん!ギュ~☆」
抱き着きにかかろうとしたエルマを門司は額を抑えつつさっと躱した。
「いや~しか~し驚いたね、あのリギルがこうも一方的だと~は」
一方のアトラスサイド。一敗を喫し早くも後がなくなった状態ながらもドロップは軽い口調で呟く。
「……興味ない。リギルの事なんぞ…」
「だ~よね、ただ【演目】重用されていただけで「自分はトワ様の特別だ~」な~んて思い込んでいたみた~いだけれど…ただの勘違いだ~し、それで偉そうにされてむかついていたんだ~よね」
「だがアイツ…あの【星】は少し気になるな…」
「あ~んな奴、前の式典に居なかったよ~ね?彼等もメンバーを増やしたよ~うだね…」
そこで二人の視線はエルマに注がれる。
「在野にあんな【星】が現れ出でるとは……いいな、後で存分に戦いたいぐらいだ……」
「うわ~おスゴイやる気~「生きるのがツマンナ~イ」とかで収容所に引きこもってい~た癖に随分なバトルジャンキーにな~ったようだね」
「見出したのではない思い出したのだ……それよりも次のお前の戦い落とす事は許さないぞ…」
「あっは♪負けたら『鬼神』と戦えないもの~ね……後に殺されるのは嫌だ~からキッチリやらせてもらいますよ」
そう言い2番手のドロップは前へと出た。
「ではではぁ、そろそろ私の出番ですので行って参りますねぇ」
「頼んだぞチェルシー…」
ドロップが出たのを見計らいチェルシーも前へと躍り出た。
「ねえねえ門司きゅん…あの従者さん大丈夫なの?」
「どういうことだ?」
「だってあの従者さん門司きゅん達と違って特訓をしてないんでしょ?…危ないんじゃあない?」
エルマの言葉は尤もだ。10日間の修業期間、エイプリルやミコが大きく成長したのは確かであるが、それは裏方としてチェルシーが動いて貰った部分が大きい。その代償として彼女は全く参加出来ていないのだ。
「ああその事か…心配するな………」
だが門司は全く心配していない。なぜなら……。
「主である兄弟が信頼をおいてこの戦場に現れた以上、その心配は杞憂というものだ」
彼女の仕事ぶりを見ている以上、おそらく大丈夫という安心感が常にあるからだ。
「それじゃあは~じめよっかぁ、『魔女の旅団』所属ドロップ。よろし~くね」
「【星団】『創世神』所属。従者チェルシーと申しますぅ。どうもご丁寧に」
向かい合うと同時に名乗りを上げたチェルシーとドロップ。相対戦第二戦目が始まった。
「そ~れじゃ…最初はコレだ!」
言葉と共に球体のような身体から腕ほどの大きさの突起物を撃ち出したドロップ。
高速で飛翔しチェルシーを穿とうとするが、チェルシーはスカートを翻し取り出した金属製のトレーで容易に逸らした。
「いいねぇ~じゃあ次はコ~レで!」
続けて突起物を今度は大量に撃ちだしたドロップ。まるで機関銃の様に連続で撃ち出す。
それも全て弾き逸らしていくチェルシー。突起物の残骸のみが周囲に散らばる。
「い~よぉ~いいよぉ~じゃあ次はコイツだ!」
撃ち出す手を止めずに今度は突起物を槍の様に伸ばすドロップ。四方八方より突起物がチェルシーを襲う。
だがこれも問題なく対応したチェルシー。射出される突起と併せ躱し弾き全て捌き切った。
「中々に激しいダンスをご所望なようでぇ、精一杯努めさせていただきましょう」
トレーを投擲したチェルシー。円盤の様な変則的な軌道でトレーは飛翔すると突起物を切り裂いた。
「お~ぉおッ!」
続けてフォークとナイフを手にし投擲したチェルシー。ドロップも問題なく弾き飛ばす。
中距離での射撃戦のような様相を呈してきた両名。突起物と給仕道具や食器が乱れ飛ぶ。
「おやぁ?」
場を動かせたのはチェルシーから、伸ばされた突起がチェルシーの弾幕を掻い潜りチェルシーの脇腹を貫く。
【演目】『どこにもいない/いる 三幕 ロマンス 逃避行 』
だがこれはわざと。【演目】『どこにもいない/いる』を演いトランプによる変わり身をしたチェルシー。それを利用しドロップの懐に飛び込む。
そして手にしたモップをドロップに打ちつけた。
防御も無い不意打ちの一撃が入った。だが……。
「あ~あ…折角撃ち合いが心地よかったの~に…」
残念そうに呟いたドロップ。モップの柄は奴の身体に埋まっていた。
まるでゴム毬の様な質感。威力ががっちりと吸収している。
「相手のリクエストを無視するな~んて従者失格だよも~」
新たな突起物のカウンター。チェルシーはモップを即座に放棄したことで躱した。
「確かに要望をはき違えてしまったようで、敵対する相手方といえど…コレは少々不手際でしたね。大変失礼いたしましたぁ」
「本当だ~よ……でも仕方が~無いね、コチラも真意を言わなかったのも駄目だし」
「恐れ入りますぅ」
「うんやっぱ~り、誘った以上こちらがリードするのが当然の事だ~よね……教え~てあげるよ俺の身体の秘密そして【演目】を…」
そう言った瞬間ドロップの球体の身体が歪に膨れ上がった。
そして何かを吐き出すかのように膨れた部分から何かが現れた。
「俺~の身体は実は飴で出来てい~るんだ。パッと見ではわからないけれど、この美味しそ~な球体の身体とドロップとい~う名で少しは察せるか~な」
ぱっと見ではあるが先程までの突起物と同じ材質に見える。際限なく現れ幾重にも折り畳まれていき。やがて堅牢な壁となった。
「そし~て俺の【演目】は『甘い神話』。自分の身体で~ある飴を自在に操~る【演目】さ」
更に飴の壁はドンドンとドロップの体内から現れる。まるで尽きること無い大量の飴が変幻自在に形を変えていく。
「その飴に~基本底は無~い。砲弾に変えて機銃のように撃ち出せ~るほどあるし、こうし~て……」
【演目】『甘い神話 神聖創造 要塞』
「何者も打ち破れな~いこんな要塞をも作ること~が出来る」
そしてチェルシーの前には強大な要塞が現れる。
「ちなみに一応食べられ~るよ、味は保証しないけれど~ね」
そう楽しそうにドロップは言った。
第一戦目がエルマの勝利で終わり、天地も元に戻る。
喜びの言葉と共にエルマは門司に駆け寄った。
『……誰?』
門人に駆け寄るエルマの姿を見て思わずそんな声が漏れた睦美。なぜならこれまでの彼女の姿とは大きく異なっていたからである。
以前はマスコットキャラクターの様な二頭身のちんちくりんボディであった筈なのに、今は自分達と同じ普通の頭身へと変わっている。
身に着けているモノや漂う雰囲気でエルマだとわかるが、逆にそれが無ければわからない程の劇的なビフォーアフターであった。
「今までのあの姿も実は【演目】により変化していた姿だ…何でも自分の発想力を子供のまま維持する為らしい。何故今元の姿に戻ったかはわからないが……」
「んもぅそんなの門司きゅんになでなでチュチュしてもらう為に決まっているじゃんか♪厳しい戦いを終えた者は愛する者と交じり合う。鉄板でしょでしょ?」
「………………」
「というわけだからさァ門司きゅん!ギュ~☆」
抱き着きにかかろうとしたエルマを門司は額を抑えつつさっと躱した。
「いや~しか~し驚いたね、あのリギルがこうも一方的だと~は」
一方のアトラスサイド。一敗を喫し早くも後がなくなった状態ながらもドロップは軽い口調で呟く。
「……興味ない。リギルの事なんぞ…」
「だ~よね、ただ【演目】重用されていただけで「自分はトワ様の特別だ~」な~んて思い込んでいたみた~いだけれど…ただの勘違いだ~し、それで偉そうにされてむかついていたんだ~よね」
「だがアイツ…あの【星】は少し気になるな…」
「あ~んな奴、前の式典に居なかったよ~ね?彼等もメンバーを増やしたよ~うだね…」
そこで二人の視線はエルマに注がれる。
「在野にあんな【星】が現れ出でるとは……いいな、後で存分に戦いたいぐらいだ……」
「うわ~おスゴイやる気~「生きるのがツマンナ~イ」とかで収容所に引きこもってい~た癖に随分なバトルジャンキーにな~ったようだね」
「見出したのではない思い出したのだ……それよりも次のお前の戦い落とす事は許さないぞ…」
「あっは♪負けたら『鬼神』と戦えないもの~ね……後に殺されるのは嫌だ~からキッチリやらせてもらいますよ」
そう言い2番手のドロップは前へと出た。
「ではではぁ、そろそろ私の出番ですので行って参りますねぇ」
「頼んだぞチェルシー…」
ドロップが出たのを見計らいチェルシーも前へと躍り出た。
「ねえねえ門司きゅん…あの従者さん大丈夫なの?」
「どういうことだ?」
「だってあの従者さん門司きゅん達と違って特訓をしてないんでしょ?…危ないんじゃあない?」
エルマの言葉は尤もだ。10日間の修業期間、エイプリルやミコが大きく成長したのは確かであるが、それは裏方としてチェルシーが動いて貰った部分が大きい。その代償として彼女は全く参加出来ていないのだ。
「ああその事か…心配するな………」
だが門司は全く心配していない。なぜなら……。
「主である兄弟が信頼をおいてこの戦場に現れた以上、その心配は杞憂というものだ」
彼女の仕事ぶりを見ている以上、おそらく大丈夫という安心感が常にあるからだ。
「それじゃあは~じめよっかぁ、『魔女の旅団』所属ドロップ。よろし~くね」
「【星団】『創世神』所属。従者チェルシーと申しますぅ。どうもご丁寧に」
向かい合うと同時に名乗りを上げたチェルシーとドロップ。相対戦第二戦目が始まった。
「そ~れじゃ…最初はコレだ!」
言葉と共に球体のような身体から腕ほどの大きさの突起物を撃ち出したドロップ。
高速で飛翔しチェルシーを穿とうとするが、チェルシーはスカートを翻し取り出した金属製のトレーで容易に逸らした。
「いいねぇ~じゃあ次はコ~レで!」
続けて突起物を今度は大量に撃ちだしたドロップ。まるで機関銃の様に連続で撃ち出す。
それも全て弾き逸らしていくチェルシー。突起物の残骸のみが周囲に散らばる。
「い~よぉ~いいよぉ~じゃあ次はコイツだ!」
撃ち出す手を止めずに今度は突起物を槍の様に伸ばすドロップ。四方八方より突起物がチェルシーを襲う。
だがこれも問題なく対応したチェルシー。射出される突起と併せ躱し弾き全て捌き切った。
「中々に激しいダンスをご所望なようでぇ、精一杯努めさせていただきましょう」
トレーを投擲したチェルシー。円盤の様な変則的な軌道でトレーは飛翔すると突起物を切り裂いた。
「お~ぉおッ!」
続けてフォークとナイフを手にし投擲したチェルシー。ドロップも問題なく弾き飛ばす。
中距離での射撃戦のような様相を呈してきた両名。突起物と給仕道具や食器が乱れ飛ぶ。
「おやぁ?」
場を動かせたのはチェルシーから、伸ばされた突起がチェルシーの弾幕を掻い潜りチェルシーの脇腹を貫く。
【演目】『どこにもいない/いる 三幕 ロマンス 逃避行 』
だがこれはわざと。【演目】『どこにもいない/いる』を演いトランプによる変わり身をしたチェルシー。それを利用しドロップの懐に飛び込む。
そして手にしたモップをドロップに打ちつけた。
防御も無い不意打ちの一撃が入った。だが……。
「あ~あ…折角撃ち合いが心地よかったの~に…」
残念そうに呟いたドロップ。モップの柄は奴の身体に埋まっていた。
まるでゴム毬の様な質感。威力ががっちりと吸収している。
「相手のリクエストを無視するな~んて従者失格だよも~」
新たな突起物のカウンター。チェルシーはモップを即座に放棄したことで躱した。
「確かに要望をはき違えてしまったようで、敵対する相手方といえど…コレは少々不手際でしたね。大変失礼いたしましたぁ」
「本当だ~よ……でも仕方が~無いね、コチラも真意を言わなかったのも駄目だし」
「恐れ入りますぅ」
「うんやっぱ~り、誘った以上こちらがリードするのが当然の事だ~よね……教え~てあげるよ俺の身体の秘密そして【演目】を…」
そう言った瞬間ドロップの球体の身体が歪に膨れ上がった。
そして何かを吐き出すかのように膨れた部分から何かが現れた。
「俺~の身体は実は飴で出来てい~るんだ。パッと見ではわからないけれど、この美味しそ~な球体の身体とドロップとい~う名で少しは察せるか~な」
ぱっと見ではあるが先程までの突起物と同じ材質に見える。際限なく現れ幾重にも折り畳まれていき。やがて堅牢な壁となった。
「そし~て俺の【演目】は『甘い神話』。自分の身体で~ある飴を自在に操~る【演目】さ」
更に飴の壁はドンドンとドロップの体内から現れる。まるで尽きること無い大量の飴が変幻自在に形を変えていく。
「その飴に~基本底は無~い。砲弾に変えて機銃のように撃ち出せ~るほどあるし、こうし~て……」
【演目】『甘い神話 神聖創造 要塞』
「何者も打ち破れな~いこんな要塞をも作ること~が出来る」
そしてチェルシーの前には強大な要塞が現れる。
「ちなみに一応食べられ~るよ、味は保証しないけれど~ね」
そう楽しそうにドロップは言った。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
モブ高校生、ダンジョンでは話題の冒険者【ブラック】として活動中。~転校生美少女がいきなり直属の部下とか言われても困るんだが~
エース皇命
ファンタジー
学校では正体を隠し、普通の男子高校生を演じている黒瀬才斗。実は【ブラック】という活動名でダンジョンに潜っているAランク冒険者だった。
ダンジョンが世界に出現して30年後の東京。
モンスターを倒し、ダンジョンの攻略を目指す冒険者は、新しい職業として脚光を浴びるようになった。
黒瀬の通う高校に突如転校してきた白桃楓香。初対面なのにも関わらず、なぜかいきなり黒瀬に抱きつくという奇行に出る。果たして、白桃の正体は!?
「才斗先輩、これからよろしくお願いしますねっ」
これは、上級冒険者の黒瀬と、美少女転校生の純愛ラブコメディ――ではなく、ちゃんとしたダンジョン・ファンタジー(多分)。
※序盤は結構ラブコメ感がありますが、ちゃんとファンタジーします。モンスターとも戦いますし、冒険者同士でも戦ったりします。ガチです。
※小説家になろう、カクヨムでも連載しています。
※お気に入り登録者2600人超えの人気作、『実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する』も大好評連載中です!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


烙印騎士と四十四番目の神
赤星 治
ファンタジー
生前、神官の策に嵌り王命で処刑された第三騎士団長・ジェイク=シュバルトは、意図せず転生してしまう。
ジェイクを転生させた女神・ベルメアから、神昇格試練の話を聞かされるのだが、理解の追いつかない状況でベルメアが絶望してしまう蛮行を繰り広げる。
神官への恨みを晴らす事を目的とするジェイクと、試練達成を決意するベルメア。
一人と一柱の前途多難、堅忍不抜の物語。
【【低閲覧数覚悟の報告!!!】】
本作は、異世界転生ものではありますが、
・転生先で順風満帆ライフ
・楽々難所攻略
・主人公ハーレム展開
・序盤から最強設定
・RPGで登場する定番モンスターはいない
といった上記の異世界転生モノ設定はございませんのでご了承ください。
※【訂正】二週間に数話投稿に変更致しましたm(_ _)m

劣等生のハイランカー
双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ダンジョンが当たり前に存在する世界で、貧乏学生である【海斗】は一攫千金を夢見て探索者の仮免許がもらえる周王学園への入学を目指す!
無事内定をもらえたのも束の間。案内されたクラスはどいつもこいつも金欲しさで集まった探索者不適合者たち。通称【Fクラス】。
カーストの最下位を指し示すと同時、そこは生徒からサンドバッグ扱いをされる掃き溜めのようなクラスだった。
唯一生き残れる道は【才能】の覚醒のみ。
学園側に【将来性】を示せねば、一方的に搾取される未来が待ち受けていた。
クラスメイトは全員ライバル!
卒業するまで、一瞬たりとも油断できない生活の幕開けである!
そんな中【海斗】の覚醒した【才能】はダンジョンの中でしか発現せず、ダンジョンの外に出れば一般人になり変わる超絶ピーキーな代物だった。
それでも【海斗】は大金を得るためダンジョンに潜り続ける。
難病で眠り続ける、余命いくばくかの妹の命を救うために。
かくして、人知れず大量のTP(トレジャーポイント)を荒稼ぎする【海斗】の前に不審に思った人物が現れる。
「おかしいですね、一学期でこの成績。学年主席の私よりも高ポイント。この人は一体誰でしょうか?」
学年主席であり【氷姫】の二つ名を冠する御堂凛華から注目を浴びる。
「おいおいおい、このポイントを叩き出した【MNO】って一体誰だ? プロでもここまで出せるやつはいねーぞ?」
時を同じくゲームセンターでハイスコアを叩き出した生徒が現れた。
制服から察するに、近隣の周王学園生であることは割ている。
そんな噂は瞬く間に【学園にヤバい奴がいる】と掲示板に載せられ存在しない生徒【ゴースト】の噂が囁かれた。
(各20話編成)
1章:ダンジョン学園【完結】
2章:ダンジョンチルドレン【完結】
3章:大罪の権能【完結】
4章:暴食の力【完結】
5章:暗躍する嫉妬【完結】
6章:奇妙な共闘【完結】
7章:最弱種族の下剋上【完結】

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる