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第三話 第五章
第三節
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「コイツが…ッ!?」
「………………………」
現れた刀をのぞき込む大和。装飾の美しさに驚いたというわけでは無い。
確かに鈍色の糸で編まれた柄や流水紋の彫りが施された鍔は確かに美しい。芸術品や美術品といっても問題ない程に。
だがそれよりも驚いたのはこの刀が漂わせる気配であった。
未だ本体となる刀身が露になっていないのに、妖しく放たれる威圧感は【星具】と全く遜色がない。
まるで持ち主を試す呪い。斬るという概念がそのまま形となったまさに妖刀と呼ぶにふさわしい業物であった。
手に取り鞘から抜き放つ門司。露になった薄紅色の刀身により威圧感は一層増し薄ら寒さまで覚える程である。
「基礎の刀身は門司きゅんの要望通り、紀伊の清流からとれる砂鉄にて精錬された玉鋼。『フツノミタマ』経由で取り入れたそれをスミス君の【演目】により鍛錬を行ったわ!」
「…………………………」
「更にワガハイの愛の【演目】により耐久力、切れ味共に基礎でも十分すぎるソレを超絶強化!それによりこの『桃源』はハイクラスを軽く飛び越えハイエンドの日本刀となったわ!おそらくコレ以上に斬れる刀剣はこの世界に存在しないと断言できるほどにね☆」
「おお~っ!」
カタログスペックを聞き拍手をした大和。
一方の門司は無言で刀身をなぞるように眺めた後、エルマに伝える。
「……エルマ、軽く試し斬りをしたい。適当なモノを出してくれ」
「りょ☆」
指パッチンするエルマ。すると場所はいつの間にか家の外に移っており、目の前には家屋ほどの巨大な漆黒の立方体が現れる。
おそらくエルマの【演目】。だが今はそれどころではない。
「このキューブは鉄とニッケルの合金すなわち隕鉄、それをみっちりと可能な限り圧縮させた特別製☆相手はこれぐらいでいいよね門司きゅん?」
「十二分だ」
短い答えと共に『桃源』を構え一太刀振るった門司。すると鈍い金属音と共に合金の立方体は容易く両断された。
「うぉおお!すげェな!?」
『桃源』の斬断力に思わず驚愕する大和。【演目】を使わず軽く振るっただけなのはわかる。それで合金をバターの様に斬ったのは、これまでの無銘の刀ではありえなかった。
「…斬りたいもの以上に斬るじゃじゃ馬の如き切れ味。それを成すに足る作り…スミス良い仕事をする……」
「もぅ、門司きゅん。ワガハイは?ワ・ガ・ハ・イ☆」
「ああ、ついでにエルマも……助かった」
「良いのよォ門司キュン!キャー!!」
門司の言葉に嬉しそうなエルマ。頬に手を当てながら身をくねらせた。
「ああ~気分が良いわァ☆これはもう結婚ね!」
「脳内トリップで絶頂するな馬鹿」
「何よぅ!せっかく門司キュン達のもう一つのお願いも心置きなく承ろうと思ったのにィ!」
「…何?」
「わざわざ刀を取りに来る為だけに、お隣にそんな頼りになるお友達を連れてきたら嫌でもわかるわよぅ!要件としては~おそらく最近門司キュン達を困らせている悪い人達をお仕置きする為の仲間になってほしいってとこかなぁ?」
「…ッツ!!?」
完璧に言い当てた事に少なからず動揺した大和。言動で少し忘れていたが、彼女は門司が警戒する程の【星】なのだ。少しでも油断をすれば喰われる。
「話が早くなるから助かる。それで、俺達の腹の内を読んだ上でお前はどうする?協力するか?それとも断るか?…断るならそれはそれで構わないが……」
「フッフッフッ、そんなの愚問……協力するに決まっているじゃん!ツンデレな門司きゅんがワガハイを頼って来たという超レアイベント!乗らない手はないじゃ~ん☆」
「おおッ、マジか!?助かるぜ!!」
「ちっちっちっ…話は最後まで聞くもんだぜお友達!ただしこちらも無料じゃあ割に合わないな、という事でワガハイも一つお願いプリーズ!」
「当然だな…なんだ?」
「えっと…あのね……きゃっ恥ずかし~い☆」
「そんなのはいらん、さっさと言え」
「もぅ、少しぐらい良いじゃあないのよぅ~」
ブーブー言いつつ、エルマは仕切り直した。
「ワガハイを門司キュン達の【星団】に入れて欲しいの☆」
「何?」
「門司きゅん最近忙しそうじゃない。ワガハイと関わる時間もどんどん無くなるし寂しくなる一方…そこでワガハイは考えたの、門司きゅんの【星団】に所属すれば、門司きゅんともっと会えるんじゃあ無いかって……ダメ?」
「ああ駄目だ」
「即答ッ!?」
即座に突っぱねた門司に思わずツッコんだ大和。すぐに耳打ちをする。
(おいおいオイオイ別にいいんじゃあねぇの門司。エルマ自身相当な手練れだし、門司経由ならここまで気にかけてくれる。頭数が少ない【創世神】としては願ったりかなったりの大型新人じゃあねぇか?)
(アイツの危険性を詳しくないからそう言えるんだ兄弟)
(合衆国の大規模犯罪の件だろ?清濁併せ吞むってことも必要だし多少は…)
(その大規模犯罪を起こした理由が「俺と遊びたい☆」という。ただそれだけの理由で起こされたとしてもか…)
(何だって?)
(コイツの頭には俺しか存在していない。何処で俺を見つけたのか何をそんなに気に入ったのかは知らんが事件後無力化させたコイツはそう言った。俺に執心しているから安全だが、裏を返せば俺に執心してとんでもないことをやらかす可能性も常に付きまとうという訳だ。俺に構いたい遊びたいという理由で突発的に裏切る可能性もある。そんな爆弾のような存在を兄弟に仲間達に抱えさせたくはない)
(門司…)
(……だが、適度になら問題ない)
「もぅこしょこしょ話して、なんで除け者にするのよ~☆」
「ああごめんごめん…」
「それにワガハイのお願いを断るし…ブーブーそんなのだったら門司きゅんのお願いも協力するの辞めよっかな~ぁ♪」
「それは困る!」
「……いやちょっと打ち合わせをしていてな、今回の貢献度合いを踏まえある条件付きなら仲間に迎えると、この大和と決めたんだ」
「ホント☆!?」
(門司ッ!?)
突発的な門司の言葉。エルマは目を輝かせた。
「………………………」
現れた刀をのぞき込む大和。装飾の美しさに驚いたというわけでは無い。
確かに鈍色の糸で編まれた柄や流水紋の彫りが施された鍔は確かに美しい。芸術品や美術品といっても問題ない程に。
だがそれよりも驚いたのはこの刀が漂わせる気配であった。
未だ本体となる刀身が露になっていないのに、妖しく放たれる威圧感は【星具】と全く遜色がない。
まるで持ち主を試す呪い。斬るという概念がそのまま形となったまさに妖刀と呼ぶにふさわしい業物であった。
手に取り鞘から抜き放つ門司。露になった薄紅色の刀身により威圧感は一層増し薄ら寒さまで覚える程である。
「基礎の刀身は門司きゅんの要望通り、紀伊の清流からとれる砂鉄にて精錬された玉鋼。『フツノミタマ』経由で取り入れたそれをスミス君の【演目】により鍛錬を行ったわ!」
「…………………………」
「更にワガハイの愛の【演目】により耐久力、切れ味共に基礎でも十分すぎるソレを超絶強化!それによりこの『桃源』はハイクラスを軽く飛び越えハイエンドの日本刀となったわ!おそらくコレ以上に斬れる刀剣はこの世界に存在しないと断言できるほどにね☆」
「おお~っ!」
カタログスペックを聞き拍手をした大和。
一方の門司は無言で刀身をなぞるように眺めた後、エルマに伝える。
「……エルマ、軽く試し斬りをしたい。適当なモノを出してくれ」
「りょ☆」
指パッチンするエルマ。すると場所はいつの間にか家の外に移っており、目の前には家屋ほどの巨大な漆黒の立方体が現れる。
おそらくエルマの【演目】。だが今はそれどころではない。
「このキューブは鉄とニッケルの合金すなわち隕鉄、それをみっちりと可能な限り圧縮させた特別製☆相手はこれぐらいでいいよね門司きゅん?」
「十二分だ」
短い答えと共に『桃源』を構え一太刀振るった門司。すると鈍い金属音と共に合金の立方体は容易く両断された。
「うぉおお!すげェな!?」
『桃源』の斬断力に思わず驚愕する大和。【演目】を使わず軽く振るっただけなのはわかる。それで合金をバターの様に斬ったのは、これまでの無銘の刀ではありえなかった。
「…斬りたいもの以上に斬るじゃじゃ馬の如き切れ味。それを成すに足る作り…スミス良い仕事をする……」
「もぅ、門司きゅん。ワガハイは?ワ・ガ・ハ・イ☆」
「ああ、ついでにエルマも……助かった」
「良いのよォ門司キュン!キャー!!」
門司の言葉に嬉しそうなエルマ。頬に手を当てながら身をくねらせた。
「ああ~気分が良いわァ☆これはもう結婚ね!」
「脳内トリップで絶頂するな馬鹿」
「何よぅ!せっかく門司キュン達のもう一つのお願いも心置きなく承ろうと思ったのにィ!」
「…何?」
「わざわざ刀を取りに来る為だけに、お隣にそんな頼りになるお友達を連れてきたら嫌でもわかるわよぅ!要件としては~おそらく最近門司キュン達を困らせている悪い人達をお仕置きする為の仲間になってほしいってとこかなぁ?」
「…ッツ!!?」
完璧に言い当てた事に少なからず動揺した大和。言動で少し忘れていたが、彼女は門司が警戒する程の【星】なのだ。少しでも油断をすれば喰われる。
「話が早くなるから助かる。それで、俺達の腹の内を読んだ上でお前はどうする?協力するか?それとも断るか?…断るならそれはそれで構わないが……」
「フッフッフッ、そんなの愚問……協力するに決まっているじゃん!ツンデレな門司きゅんがワガハイを頼って来たという超レアイベント!乗らない手はないじゃ~ん☆」
「おおッ、マジか!?助かるぜ!!」
「ちっちっちっ…話は最後まで聞くもんだぜお友達!ただしこちらも無料じゃあ割に合わないな、という事でワガハイも一つお願いプリーズ!」
「当然だな…なんだ?」
「えっと…あのね……きゃっ恥ずかし~い☆」
「そんなのはいらん、さっさと言え」
「もぅ、少しぐらい良いじゃあないのよぅ~」
ブーブー言いつつ、エルマは仕切り直した。
「ワガハイを門司キュン達の【星団】に入れて欲しいの☆」
「何?」
「門司きゅん最近忙しそうじゃない。ワガハイと関わる時間もどんどん無くなるし寂しくなる一方…そこでワガハイは考えたの、門司きゅんの【星団】に所属すれば、門司きゅんともっと会えるんじゃあ無いかって……ダメ?」
「ああ駄目だ」
「即答ッ!?」
即座に突っぱねた門司に思わずツッコんだ大和。すぐに耳打ちをする。
(おいおいオイオイ別にいいんじゃあねぇの門司。エルマ自身相当な手練れだし、門司経由ならここまで気にかけてくれる。頭数が少ない【創世神】としては願ったりかなったりの大型新人じゃあねぇか?)
(アイツの危険性を詳しくないからそう言えるんだ兄弟)
(合衆国の大規模犯罪の件だろ?清濁併せ吞むってことも必要だし多少は…)
(その大規模犯罪を起こした理由が「俺と遊びたい☆」という。ただそれだけの理由で起こされたとしてもか…)
(何だって?)
(コイツの頭には俺しか存在していない。何処で俺を見つけたのか何をそんなに気に入ったのかは知らんが事件後無力化させたコイツはそう言った。俺に執心しているから安全だが、裏を返せば俺に執心してとんでもないことをやらかす可能性も常に付きまとうという訳だ。俺に構いたい遊びたいという理由で突発的に裏切る可能性もある。そんな爆弾のような存在を兄弟に仲間達に抱えさせたくはない)
(門司…)
(……だが、適度になら問題ない)
「もぅこしょこしょ話して、なんで除け者にするのよ~☆」
「ああごめんごめん…」
「それにワガハイのお願いを断るし…ブーブーそんなのだったら門司きゅんのお願いも協力するの辞めよっかな~ぁ♪」
「それは困る!」
「……いやちょっと打ち合わせをしていてな、今回の貢献度合いを踏まえある条件付きなら仲間に迎えると、この大和と決めたんだ」
「ホント☆!?」
(門司ッ!?)
突発的な門司の言葉。エルマは目を輝かせた。
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