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第三話 第四章
第八節
しおりを挟む「これは…!?」
ぱっと見ではもちろん指先でなぞらないとわからない程綺麗にカモフラージュされている。
古城だから傷ぐらいあって補修されている?
確かにあるにはあるだろう。
だがそれが厨房には似つかわしくない刀傷で、ほぼ最近につけられたとしか思えないモノでなければの話だが……。
(この場所…何かヤバい!?)
何らかの直感か危機察知か…ふと調理器具を入れる棚が少し開いている事に気づく晴菜。
その隙間から人間の指が見えた時、その予感は的中している事を確信した。
「二人とも構えて!?」
「は?」
「……ッ、晴菜殿の言う通りに!?」
急な発言に戸惑うウルフと数瞬遅れて気づいたウォーロック。
それと同時に多数の存在が厨房へと強襲する。
襲ってきたのは無数と言える程の機械の大軍であった。
【演目】『不可思議の迷宮 モンスターハウス』
ウィィィィィイイイイイイン…………。
独特の駆動音を鳴らし一斉に殺到する機械群。下半身はがっしりとしたキャタピラ。その上には製造工場で使われる産業アームを取り付けたシンプルな外装。
アームには通常のマジックハンドから丸鋸、数は少ないが火炎放射器と多種多様である。
「くッ!?一機一機は【星】には及ばない事は明白ですが…ッ!!」
「シャラくせぇ!!」
次々と破壊していく晴菜達。だが勢いは収まることなくドンドンと機械は厨房へと投入される。数の暴力というモノをこれでもかと味あわされていた。
更には……。
『………ッ!!?危ねェ!!?』
急に頭部へと飛んで来たフライパンを弾くウルフ。誰かが投擲したのかと飛んで来た方向を見るとそこには先程まで置かれていなかった調理器具や食器類が在った。
フォークにナイフ、三徳や牛刀等の包丁や皿、空火にかけられ赤く熱せられた鍋もある。
何故?と疑問を抱こうとするその前、金属の光沢が瞬くとそれらはこちらに向かって飛んで来た。
【演目】『不可思議の迷宮 トラップフロア』
まるで放たれた弾丸のように高速で撃ち出される調理器具や食器類。晴菜達全員に襲い掛かる。
「シャラくせぇ!!」
速いが見切れると感じ、ウルフは飛んで来たナイフを先程のフライパンの様に弾き落とそうとする。
だが振るったメイスを躱す様にナイフの軌道は急に変わり腕へと突き刺さった。
「なッ!?」
金属鎧のおかげで何とか防ぐことが出来たウルフ。だが、関節部であり縫い留められたように動きが鈍ったところに機械のアームに殴られ吹き飛び壁に叩きつけられた。
「何だこりゃあ!?」
叫んだそばから再び飛んで来た包丁を躱すウルフ。
そのまま勢いで壁に刺さろうとするが何と直前で動きを止め再び飛んでくる。
まるで水中を泳ぐ魚の様な生物的な挙動。
ただ一つシステム的な部分は先の機械との連携であり、死角より非常にイヤらしいタイミングでこちらに向かってくるのである。
「…ッ………いい加減鬱陶しいわね!二人とも近くの物に身を隠すか防御を固めて!!」
「『爆炎』何をッ!?」
翻弄されている事に業を煮やした晴菜。掌を地面へとかざす。
瞬間、爆発音と高熱を伴った炎が厨房全てを包んだ。
「うぉおオオオ!!?」
言われた通り咄嗟に遮蔽物へと身を隠したウルフとウォーロック。それ以外の機械や器具は炎の大波に飲み込まれグズグズに焼け溶けた。
「…す、スゲェ……これが『爆炎』……ッ」
「ええ…若くして【銘付き】になった力に偽りなしですね……」
液状化した機械や器具を見て呟くウルフとウォーロック。
「全くです。でもよぉ………おい『爆炎』危ねぇだろ!?巻き添えを喰らう所だったぞ!!」
「だから先に言っておいたじゃあないの…それに面倒な状況を一気に解決させたから別に良いじゃない」
『ふふふ……一緒に居るからか外面を取り繕わなくなりましたね…』
「シャラップ。修羅場なのにいちいち丁寧になんて出来ないわ」
『そうしておきましょう…』
第一印象はアレなウルフたちとずいぶん打ち解けたものだと感じた睦美だったがこれ以上は余計な事を言わず話に戻る。
「ところでわざわざ茶々を入れに来ただけじゃあないんでしょ。どうしたの?」
『ふむ、よくお分かりで、端的に言えばR・Rの居場所の件ですよ』
「わかったの?」
『先の機械群の件、機械ゆえ何らかの命令を受信し動いているものと思い何機か発信元を逆探知してみました。するとある一つの場所から一括して発信されていることがわかりました』
「…見た限り同じ機械だったし当然の事じゃあないの?」
『言う通り、それだけじゃあまだ弱い。そう思い城内に設置されている監視カメラや各種センサー等の機械類の一部にハッキングを仕掛け同じように発信元の逆探知を行いました。結果そのどれもこれもが同じ場所だったのです』
「という事は……」
『ええ、先の襲撃がR・Rの【演目】である事は予想出来ますし、それを考慮に入れてもそこが居場所である可能性が非常に高いかと…確証は持てませんが…』
「もし仮に違っていてもコチラの有利になりそうだし情報が少ない以上、一度そこに訪れてみる価値はありそうね……何処なの?」
『ふむ、そうですね…城内の構造が変化しているという状況から詳しい部屋まではわかりませんが場所のある階層までわかります。4階ですね…』
「最上階ね、わかったわ!」
一番上の階層という事もあり、増々重要な場所なのだと感じた晴菜。
『こちらも城内の詳しい構造を把握する為、見つけた発信元へのハッキングを仕掛けてみます。もし掌握出来れば城内の状況全てつまりはR・Rの権限全てを奪うことが出来ますから………晴菜、厨房出入口に4つの人影。おそらく他の参加者です』
「わかったわ」
睦美との通信を一度止め出入り口を警戒した晴菜。敵か味方か…どちらの側かはわからない状態であり、たった一つの椅子を争う競争相手でもある。どちらだろうと向こうも臨戦態勢でいるだろう。
ウルフとウォーロックも晴菜の様子を見て同じく構えた。
ギギィ…とゆっくり開いたドア。
睦美の言った通り入って来たのは4名。
見覚えがある顔で晴菜達と同じように派遣された合衆国のエージェントの【星】達である。
一応は味方側で即座に攻撃してこなかったことから向こうも敵と見なしていないと思い少し安堵する晴菜達。
だが油断は出来ない……椅子は一つ。最終的にはどちらかが決める必要があるのである。
「攻撃してこないという事は対話する気があるという事よね?」
「………………ああそうだ…」
「それは良かった。アタシ達は世界側、貴方がたとおそらく同じよ……合衆国のエージェントで良いのよねミスター?」
「それで構わない」
「自己紹介がまだでしたね、アタシは早乙女……」
「そろそろいいんじゃあないか俺?」
「は?」
突然訳の分からない事を言い出した合衆国エージェントの【星】。何を言っているのかわからず晴菜は思わず素っ頓狂な声をあげる。
そんな晴菜を他所に答えた者が一人いた。
「ええ、そろそろ良いですね私……」
その一人とはウォーロック。
そしてそれと同時に抜き放った剣でウルフを背後から貫いた。
ぱっと見ではもちろん指先でなぞらないとわからない程綺麗にカモフラージュされている。
古城だから傷ぐらいあって補修されている?
確かにあるにはあるだろう。
だがそれが厨房には似つかわしくない刀傷で、ほぼ最近につけられたとしか思えないモノでなければの話だが……。
(この場所…何かヤバい!?)
何らかの直感か危機察知か…ふと調理器具を入れる棚が少し開いている事に気づく晴菜。
その隙間から人間の指が見えた時、その予感は的中している事を確信した。
「二人とも構えて!?」
「は?」
「……ッ、晴菜殿の言う通りに!?」
急な発言に戸惑うウルフと数瞬遅れて気づいたウォーロック。
それと同時に多数の存在が厨房へと強襲する。
襲ってきたのは無数と言える程の機械の大軍であった。
【演目】『不可思議の迷宮 モンスターハウス』
ウィィィィィイイイイイイン…………。
独特の駆動音を鳴らし一斉に殺到する機械群。下半身はがっしりとしたキャタピラ。その上には製造工場で使われる産業アームを取り付けたシンプルな外装。
アームには通常のマジックハンドから丸鋸、数は少ないが火炎放射器と多種多様である。
「くッ!?一機一機は【星】には及ばない事は明白ですが…ッ!!」
「シャラくせぇ!!」
次々と破壊していく晴菜達。だが勢いは収まることなくドンドンと機械は厨房へと投入される。数の暴力というモノをこれでもかと味あわされていた。
更には……。
『………ッ!!?危ねェ!!?』
急に頭部へと飛んで来たフライパンを弾くウルフ。誰かが投擲したのかと飛んで来た方向を見るとそこには先程まで置かれていなかった調理器具や食器類が在った。
フォークにナイフ、三徳や牛刀等の包丁や皿、空火にかけられ赤く熱せられた鍋もある。
何故?と疑問を抱こうとするその前、金属の光沢が瞬くとそれらはこちらに向かって飛んで来た。
【演目】『不可思議の迷宮 トラップフロア』
まるで放たれた弾丸のように高速で撃ち出される調理器具や食器類。晴菜達全員に襲い掛かる。
「シャラくせぇ!!」
速いが見切れると感じ、ウルフは飛んで来たナイフを先程のフライパンの様に弾き落とそうとする。
だが振るったメイスを躱す様にナイフの軌道は急に変わり腕へと突き刺さった。
「なッ!?」
金属鎧のおかげで何とか防ぐことが出来たウルフ。だが、関節部であり縫い留められたように動きが鈍ったところに機械のアームに殴られ吹き飛び壁に叩きつけられた。
「何だこりゃあ!?」
叫んだそばから再び飛んで来た包丁を躱すウルフ。
そのまま勢いで壁に刺さろうとするが何と直前で動きを止め再び飛んでくる。
まるで水中を泳ぐ魚の様な生物的な挙動。
ただ一つシステム的な部分は先の機械との連携であり、死角より非常にイヤらしいタイミングでこちらに向かってくるのである。
「…ッ………いい加減鬱陶しいわね!二人とも近くの物に身を隠すか防御を固めて!!」
「『爆炎』何をッ!?」
翻弄されている事に業を煮やした晴菜。掌を地面へとかざす。
瞬間、爆発音と高熱を伴った炎が厨房全てを包んだ。
「うぉおオオオ!!?」
言われた通り咄嗟に遮蔽物へと身を隠したウルフとウォーロック。それ以外の機械や器具は炎の大波に飲み込まれグズグズに焼け溶けた。
「…す、スゲェ……これが『爆炎』……ッ」
「ええ…若くして【銘付き】になった力に偽りなしですね……」
液状化した機械や器具を見て呟くウルフとウォーロック。
「全くです。でもよぉ………おい『爆炎』危ねぇだろ!?巻き添えを喰らう所だったぞ!!」
「だから先に言っておいたじゃあないの…それに面倒な状況を一気に解決させたから別に良いじゃない」
『ふふふ……一緒に居るからか外面を取り繕わなくなりましたね…』
「シャラップ。修羅場なのにいちいち丁寧になんて出来ないわ」
『そうしておきましょう…』
第一印象はアレなウルフたちとずいぶん打ち解けたものだと感じた睦美だったがこれ以上は余計な事を言わず話に戻る。
「ところでわざわざ茶々を入れに来ただけじゃあないんでしょ。どうしたの?」
『ふむ、よくお分かりで、端的に言えばR・Rの居場所の件ですよ』
「わかったの?」
『先の機械群の件、機械ゆえ何らかの命令を受信し動いているものと思い何機か発信元を逆探知してみました。するとある一つの場所から一括して発信されていることがわかりました』
「…見た限り同じ機械だったし当然の事じゃあないの?」
『言う通り、それだけじゃあまだ弱い。そう思い城内に設置されている監視カメラや各種センサー等の機械類の一部にハッキングを仕掛け同じように発信元の逆探知を行いました。結果そのどれもこれもが同じ場所だったのです』
「という事は……」
『ええ、先の襲撃がR・Rの【演目】である事は予想出来ますし、それを考慮に入れてもそこが居場所である可能性が非常に高いかと…確証は持てませんが…』
「もし仮に違っていてもコチラの有利になりそうだし情報が少ない以上、一度そこに訪れてみる価値はありそうね……何処なの?」
『ふむ、そうですね…城内の構造が変化しているという状況から詳しい部屋まではわかりませんが場所のある階層までわかります。4階ですね…』
「最上階ね、わかったわ!」
一番上の階層という事もあり、増々重要な場所なのだと感じた晴菜。
『こちらも城内の詳しい構造を把握する為、見つけた発信元へのハッキングを仕掛けてみます。もし掌握出来れば城内の状況全てつまりはR・Rの権限全てを奪うことが出来ますから………晴菜、厨房出入口に4つの人影。おそらく他の参加者です』
「わかったわ」
睦美との通信を一度止め出入り口を警戒した晴菜。敵か味方か…どちらの側かはわからない状態であり、たった一つの椅子を争う競争相手でもある。どちらだろうと向こうも臨戦態勢でいるだろう。
ウルフとウォーロックも晴菜の様子を見て同じく構えた。
ギギィ…とゆっくり開いたドア。
睦美の言った通り入って来たのは4名。
見覚えがある顔で晴菜達と同じように派遣された合衆国のエージェントの【星】達である。
一応は味方側で即座に攻撃してこなかったことから向こうも敵と見なしていないと思い少し安堵する晴菜達。
だが油断は出来ない……椅子は一つ。最終的にはどちらかが決める必要があるのである。
「攻撃してこないという事は対話する気があるという事よね?」
「………………ああそうだ…」
「それは良かった。アタシ達は世界側、貴方がたとおそらく同じよ……合衆国のエージェントで良いのよねミスター?」
「それで構わない」
「自己紹介がまだでしたね、アタシは早乙女……」
「そろそろいいんじゃあないか俺?」
「は?」
突然訳の分からない事を言い出した合衆国エージェントの【星】。何を言っているのかわからず晴菜は思わず素っ頓狂な声をあげる。
そんな晴菜を他所に答えた者が一人いた。
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