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第四章
第九節
しおりを挟む『旧支配者』に拳を叩き込んだ大和。【星】でも知覚が難しいほどの速度による動きは、衝撃波を巻き起こす。
「■■■■■■■!!?」
反撃を試みようとする『旧支配者』。だが、一の反撃をする時には大和はすでに五の打撃を叩き込んでいる。
「あっは★すげースピード★★」
決して『旧支配者』が鈍重というわけではない。触手の打突と形作った腕部による薙ぎ払いは並みの【星】はおろか【銘付き】でさえも躱すのに骨が折れる速度である。
「ふぅーん成る程ぉ☆今までの全て舐めプしていたということかァ♪」
そう分析するイド。だがそれは50%程度である。
大和は般人や程度の低い【星】には手加減をしていたのは事実だが、それ以外の【天使】や晴菜相手では万全で望んでいた。
ではこの出力の違いは何か…それは彼の【演目】『龍桜』に秘密がある。
『龍桜』
大和が習得した体術とあるモノを組み合わさった【演目】
そのあるモノ……それは感情。魂の発する揺らぎである。
単純に言うと『龍桜』は攻撃や防御その全てに感情の発するエネルギーを載せる。
蛇口から水を流すように、魂からエネルギーを引き出す。
『想いの込めた一撃』その極致にいる【演目】なのである。
「このままじゃ流石にマズイね☆」
言って『月下の雫』の柄を振るったイド。
応じるかのように『旧支配者』はさらに触手を広げ周囲のエネルギーを吸い始める。
体躯は更に増し天にある扉に近づく程になる。
触手は倍以上に数を増やし、腕部は六本になった。
「いっちゃえ♪」
『旧支配者』の肩に乗り触手と腕部を一斉に大和に襲いかからせるイド。
だが、さらに加速した大和の拳に一瞬にして破壊される。
「………うっそ★……★」
見立てが甘い…。
極致にあるのである。
攻撃や防御なんて大まかに述べたが、それだけではない。
指先から眼球の動きに至るまで大和は自身の動きすべてに感情を載せているのである。それにより全ての動きは積算ではなく乗算形式に強化される。
さらに大和は修練により感情の出力の操作が出来る。まるで機械のスイッチを押すようにMINからMAXまでフルスロットル。一気に高めることが出来るのである。
武としてならば不要と断じ、明鏡止水の境地とはまた逆。
爆発ともとれる感情のエネルギーを乗算形式に打撃に載せる。それにより『龍桜』での打撃は異次元の領域に達しているのである。
一瞬の出来事に思わず絶句したイド。
大和は『旧支配者』の肉体駆け登るとイドに蹴りを叩き込んだ。
「………★………★★★★♪★♪」
「今回手前に振り回された全員の分だ。キッチリ受け取りな」
高速で吹き飛ぶイド。めり込むように壁に叩きつけられる。
「★☆★☆★☆★☆★!?」
「んじゃ、とどめだ……」
壁に近づき突き刺さっているイドに拳を振り上げる大和。
とその時……。
「プっ、あハハハハハハ葉派波母波母破爬恥~☆★」
「ッ!?」
「ハハハハハハハハハハハハハハハはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっはははははははははははあはははははっはははっははははっはははははh♪♪」
突然狂ったように笑い始めたイド。『月下の雫』の柄を振るう。
次の瞬間、『旧支配者』は急速再生させた触手でイドを絡めとった。
「やっぱりそうだよねぇ♪そうしなきゃあいけないよねぇ♪♪君に勝つにはさあ♪♪」
テンション高く叫ぶイド。顔面から鮮血をまき散らす。
「本当は☆もう少し復活されてから取り込んでいただくはずだったのにねぇ☆★でも仕方がないよねぇ♪生きるっていうのは不合理の塊なんだからさぁ~☆」
「やばい!?」
即座にそう察しイドを絡めとった触手の破壊を試みようとする大和。
だが、一手遅かった。
「ハハハハハハハハハハハハハハハ☆★☆★さぁ~新しい世界に参りますぞ~☆」
そう言い放ってイドは『旧支配者』の中に取り込まれていった。
「■■■■■■■■■■■~~!!!」
イドを取り込み大きく叫び声のようなモノを上げた『旧支配者』。さらに形を変化させ顔と腕部が更に2対現れる。
「ダラァ!!」
接近し打撃を叩き込む大和。
だが、『旧支配者』は直撃する部分を内に引っ込めるようにして躱す。
そのまま流れるように触手を撃ち出した。
「ッ!!?」
腕を交差させ紙一重で受ける大和。衝撃で吹っ飛ぶが、何とか受け身をとった。
『マジですか…』
今の一合を見てそう漏らした睦美。
先程までの『旧支配者』。それにはお世辞にも知性を感じることができなかった。
ただ単純に【星具】を持っている者の命令に対して本能的・野性的に暴れているだけであった。
だが先ほどの反撃。それには最適とまではいかなくとも知性のようなモノを感じる答えであった。
『大和。このままでは本当に…』
「………」
「■■■■■■■■■…ナリ…ヤマト…呉成・大和…イヒっ……」
ついに聞き取れるまでの言葉を発し始めた『旧支配者』。
見上げるほどの体躯のまま。構えをとった。
「く…呉成・大和ォオ!!」
腕を振るい大和に襲いかかる『旧支配者』。
初手、二撃目と躱す大和であったが、三撃目の叩き潰すような打撃についに捉えられる。
まるで虫けらのように叩かれた大和。だが逆に掌を破壊して抜け出す。
「イヒ?…イヒィイイイイ!!」
包囲網のように打ち出した触手の打突。だが弾幕のように張り巡らせたそれも大和は全て破壊する。
「イヒッ!?」
「ダラッシャァアアイ!!」
そのまま大和は『旧支配者』の頭部を殴り飛ばした。
「ブゴッ!!」
巨体を大きく揺らす『旧支配者』。一瞬恐怖のような表情を見せたが、天にある扉を見ると笑みへと変わった。
天の扉に向けて腕部を伸ばす。扉も応じるように開き始めた。
「お外…イヒッ……」
「ヤバいッ!!やっぱりそう考えやがったか!!……睦美ィ!!?」
『もう少し…エイプリル達はすでに制御中枢に到着しています。ですが、その部分にも『旧支配者』の肉片が……』
「…っ、わかった…」
睦美の報告を聞いて頷いた大和。
先程よりも高速で腕部を蹴り飛ばす。
「じゃま……すないで…ぇえええ!!」
「うっせぇえええええ!!」
無数に伸ばした触手を次々に飛び移りながら破壊していく大和。限界までギアを跳ね上げ、数百の触手を己が一人で捌いていく。
(ちっ、ちょいと不味いか……)
そんなことを思い始めた大和。
そこで睦美からの吉報が入る。
『大和。エイプリル達が制御中枢を掌握出来たみたいです』
「よっしゃ!」
それを示すように閉じていく扉に思わずガッツポーズをとる大和。
「お外……」
「悪いがここは通行止めだ、とっとと回れ右して……」
「帰りなぁ!!」
叫びとともに振り下ろすような打撃を叩き込んだ大和。
『旧支配者』は短いうめき声を上げながら地に伏した。
今度こそようやく終わると確信した大和。
だが、『旧支配者』の生存本能はその刹那ともいえる隙を見逃さなかった。
「イヒッ!♪」
大和に先程と似たような触手の打突を仕掛ける『旧支配者』。同じように防がれるのを見越し三度体の形を変える。
張った根より吸い上げたエネルギーにより盛り上がる腹部。巨大なコブのような肉片が現れる。
その肉片を『旧支配者』は閉まる扉に向けて撃ち出した。
「いい加減しぶてーぞ!!」
高速で飛翔する肉片を追いかける大和。だが、執念にも似た元カミの渾身の力で打ち上げられたそれは恐ろしい速度を発しており届かない。
そのまま滑り込むように肉片は扉をくぐり消えた。
「■■■■■■■!!?」
反撃を試みようとする『旧支配者』。だが、一の反撃をする時には大和はすでに五の打撃を叩き込んでいる。
「あっは★すげースピード★★」
決して『旧支配者』が鈍重というわけではない。触手の打突と形作った腕部による薙ぎ払いは並みの【星】はおろか【銘付き】でさえも躱すのに骨が折れる速度である。
「ふぅーん成る程ぉ☆今までの全て舐めプしていたということかァ♪」
そう分析するイド。だがそれは50%程度である。
大和は般人や程度の低い【星】には手加減をしていたのは事実だが、それ以外の【天使】や晴菜相手では万全で望んでいた。
ではこの出力の違いは何か…それは彼の【演目】『龍桜』に秘密がある。
『龍桜』
大和が習得した体術とあるモノを組み合わさった【演目】
そのあるモノ……それは感情。魂の発する揺らぎである。
単純に言うと『龍桜』は攻撃や防御その全てに感情の発するエネルギーを載せる。
蛇口から水を流すように、魂からエネルギーを引き出す。
『想いの込めた一撃』その極致にいる【演目】なのである。
「このままじゃ流石にマズイね☆」
言って『月下の雫』の柄を振るったイド。
応じるかのように『旧支配者』はさらに触手を広げ周囲のエネルギーを吸い始める。
体躯は更に増し天にある扉に近づく程になる。
触手は倍以上に数を増やし、腕部は六本になった。
「いっちゃえ♪」
『旧支配者』の肩に乗り触手と腕部を一斉に大和に襲いかからせるイド。
だが、さらに加速した大和の拳に一瞬にして破壊される。
「………うっそ★……★」
見立てが甘い…。
極致にあるのである。
攻撃や防御なんて大まかに述べたが、それだけではない。
指先から眼球の動きに至るまで大和は自身の動きすべてに感情を載せているのである。それにより全ての動きは積算ではなく乗算形式に強化される。
さらに大和は修練により感情の出力の操作が出来る。まるで機械のスイッチを押すようにMINからMAXまでフルスロットル。一気に高めることが出来るのである。
武としてならば不要と断じ、明鏡止水の境地とはまた逆。
爆発ともとれる感情のエネルギーを乗算形式に打撃に載せる。それにより『龍桜』での打撃は異次元の領域に達しているのである。
一瞬の出来事に思わず絶句したイド。
大和は『旧支配者』の肉体駆け登るとイドに蹴りを叩き込んだ。
「………★………★★★★♪★♪」
「今回手前に振り回された全員の分だ。キッチリ受け取りな」
高速で吹き飛ぶイド。めり込むように壁に叩きつけられる。
「★☆★☆★☆★☆★!?」
「んじゃ、とどめだ……」
壁に近づき突き刺さっているイドに拳を振り上げる大和。
とその時……。
「プっ、あハハハハハハ葉派波母波母破爬恥~☆★」
「ッ!?」
「ハハハハハハハハハハハハハハハはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっはははははははははははあはははははっはははっははははっはははははh♪♪」
突然狂ったように笑い始めたイド。『月下の雫』の柄を振るう。
次の瞬間、『旧支配者』は急速再生させた触手でイドを絡めとった。
「やっぱりそうだよねぇ♪そうしなきゃあいけないよねぇ♪♪君に勝つにはさあ♪♪」
テンション高く叫ぶイド。顔面から鮮血をまき散らす。
「本当は☆もう少し復活されてから取り込んでいただくはずだったのにねぇ☆★でも仕方がないよねぇ♪生きるっていうのは不合理の塊なんだからさぁ~☆」
「やばい!?」
即座にそう察しイドを絡めとった触手の破壊を試みようとする大和。
だが、一手遅かった。
「ハハハハハハハハハハハハハハハ☆★☆★さぁ~新しい世界に参りますぞ~☆」
そう言い放ってイドは『旧支配者』の中に取り込まれていった。
「■■■■■■■■■■■~~!!!」
イドを取り込み大きく叫び声のようなモノを上げた『旧支配者』。さらに形を変化させ顔と腕部が更に2対現れる。
「ダラァ!!」
接近し打撃を叩き込む大和。
だが、『旧支配者』は直撃する部分を内に引っ込めるようにして躱す。
そのまま流れるように触手を撃ち出した。
「ッ!!?」
腕を交差させ紙一重で受ける大和。衝撃で吹っ飛ぶが、何とか受け身をとった。
『マジですか…』
今の一合を見てそう漏らした睦美。
先程までの『旧支配者』。それにはお世辞にも知性を感じることができなかった。
ただ単純に【星具】を持っている者の命令に対して本能的・野性的に暴れているだけであった。
だが先ほどの反撃。それには最適とまではいかなくとも知性のようなモノを感じる答えであった。
『大和。このままでは本当に…』
「………」
「■■■■■■■■■…ナリ…ヤマト…呉成・大和…イヒっ……」
ついに聞き取れるまでの言葉を発し始めた『旧支配者』。
見上げるほどの体躯のまま。構えをとった。
「く…呉成・大和ォオ!!」
腕を振るい大和に襲いかかる『旧支配者』。
初手、二撃目と躱す大和であったが、三撃目の叩き潰すような打撃についに捉えられる。
まるで虫けらのように叩かれた大和。だが逆に掌を破壊して抜け出す。
「イヒ?…イヒィイイイイ!!」
包囲網のように打ち出した触手の打突。だが弾幕のように張り巡らせたそれも大和は全て破壊する。
「イヒッ!?」
「ダラッシャァアアイ!!」
そのまま大和は『旧支配者』の頭部を殴り飛ばした。
「ブゴッ!!」
巨体を大きく揺らす『旧支配者』。一瞬恐怖のような表情を見せたが、天にある扉を見ると笑みへと変わった。
天の扉に向けて腕部を伸ばす。扉も応じるように開き始めた。
「お外…イヒッ……」
「ヤバいッ!!やっぱりそう考えやがったか!!……睦美ィ!!?」
『もう少し…エイプリル達はすでに制御中枢に到着しています。ですが、その部分にも『旧支配者』の肉片が……』
「…っ、わかった…」
睦美の報告を聞いて頷いた大和。
先程よりも高速で腕部を蹴り飛ばす。
「じゃま……すないで…ぇえええ!!」
「うっせぇえええええ!!」
無数に伸ばした触手を次々に飛び移りながら破壊していく大和。限界までギアを跳ね上げ、数百の触手を己が一人で捌いていく。
(ちっ、ちょいと不味いか……)
そんなことを思い始めた大和。
そこで睦美からの吉報が入る。
『大和。エイプリル達が制御中枢を掌握出来たみたいです』
「よっしゃ!」
それを示すように閉じていく扉に思わずガッツポーズをとる大和。
「お外……」
「悪いがここは通行止めだ、とっとと回れ右して……」
「帰りなぁ!!」
叫びとともに振り下ろすような打撃を叩き込んだ大和。
『旧支配者』は短いうめき声を上げながら地に伏した。
今度こそようやく終わると確信した大和。
だが、『旧支配者』の生存本能はその刹那ともいえる隙を見逃さなかった。
「イヒッ!♪」
大和に先程と似たような触手の打突を仕掛ける『旧支配者』。同じように防がれるのを見越し三度体の形を変える。
張った根より吸い上げたエネルギーにより盛り上がる腹部。巨大なコブのような肉片が現れる。
その肉片を『旧支配者』は閉まる扉に向けて撃ち出した。
「いい加減しぶてーぞ!!」
高速で飛翔する肉片を追いかける大和。だが、執念にも似た元カミの渾身の力で打ち上げられたそれは恐ろしい速度を発しており届かない。
そのまま滑り込むように肉片は扉をくぐり消えた。
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