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32話 スケルトン
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アレアが魔法で光の玉を出して、周りを照らす。僕たちは先に進む。
「最近光が当たらねぇところばっかだな」
「確かに光が当たらない場所が多いな。まぁしょうがないじゃないか? ここに道があるんだから、俺達はその道を通るしかないんだから」
「そうだけどよぉ。何度もこんな暗い所を移動してると、何か気が滅入るぜ」
「言えてるな」
「やっぱり飛んで行った方が早かった気がするが」
「魔法の効果が続けばいいのですが。途中で効果が切れれば、そのまま地面にぶつかりますね」
「それはちょっと嫌だとねぇ~。まだ死にたく無し」
「誰だってそうだろ。ところであのデケェ蛇は何だ?」
「デススネークですね。噛みつかれれば即死ですね。それ以外は普通のスネークですね」
「あんなデケェのが普通なのかよ・・・」
「でも普通の蛇より、お肉は美味しかったよ」
「そこを動くんじゃねぇぞ! 今日の晩御飯はテメェだっ!!」
僕は両手に籠手を装備して、デススネークを殺しに行く。
「おいタクヤ、1人で行くな! 自分も肉を食べたいのだぞ!」
「ちょ! シルビアも突撃するのかよ!? 大丈夫なのか?」
「大丈夫だと思いますよ。あの2人は何だかんだで連携は取れてますので」
「そう言えばそうだよね。あの2人って何であそこまで連携が出来るんだろ?」
「城にいた時はあの2人ほぼ一緒にいたそうですよ。何回シカ狩りにも行ったそうです」
「それで連携が取れるようになるのか? ほぼ一緒にいたのって5日だけだろ。普通はあそこまで連携は無理だろ」
「戦い慣れしてるから、すぐに連携が取れるんじゃないの? ボクたちだって連携取れじゃん」
「それは何年も一緒にいるからだろ。アイツらは5日でこうなってると思うぜ」
「そうなんだ。でも今は何ヶ月も経っているから、更に連携が取れてるかもね。もうデススネークが死んでるよ」
「早くね? 流石にちょっと引くわ・・・」
「でもこれで今日の晩御飯は決まりかな。デススネークのお肉なんて久しぶりに食べるよ」
「あまり市場とかに出回らないからな。大体は人族の貴族に食われるからな」
「あるいは高級店に持って行かれるでしょう。意外と高級食材なので」
「へぇーそうなんだ。まぁ確かに里でもあまり現れ無いからね。現れたら現れたらで、殺すに時間がかかるけど」
「おーいお前たち。サッサと先に行こうぜ」
アルセルたちがこっちに来る。揃ったら歩き出す。
「もう解体したのか?」
「シルビアの空間の中に入れたんだよ。ここで解体とかしたくねぇよ」
「そりゃしたくないよな。周りは暗いし、血の匂いで魔物がよって来そうだしな」
「食べる時は一部だけ切り取ればいいな」
「思ったんだけどさぁ。この洞窟ってかなり長いのかな?」
「洞窟だから長いんじゃねぇの? 長かったら洞窟で野営だな」
「わぁしたくないな~。早く洞窟を抜けられるといいんだけど」
「簡単にはいけませんね。前からかなりの魔物が来ますよ」
「面倒だな・・・。タクヤはまだ戦えるか? 自分は大丈夫だが」
「まだまだ平気だぜ。これでへばってたら、ししょーに怒られるぜ」
「来ます」
前から来たのでは歩く骨だった。まだこっちに来るまで時間がある。
「骨が動いてやがる。何かこんな妖怪いたな。名前は何だったけなぁ・・・」
「そんな事はどうでもいいだろ。しかしスケルトンか・・・。自分やアルセルとアレアには無理があるぞ」
「そうだな。アイツら再生するからな」
「げっ。また再生系かよ」
「でも頭を潰すか浄化すれば終わりだよ。頭が残っているとどっかから他の骨が、出てくるんだよね。浄化は言わなくてもいいよね」
「アイツらは怨念か何かで動いてるんだろ。その割には頭を潰されると、怨念が何処かに行くんだな。なら僕とアディシアの出番か」
「メイスの準備では出来てます」
「そこは浄化じゃねぇのかよ。まぁいいや。行くぞ!」
僕とベラはスケルトンの所に行く。スケルトンに近づいたら、拳でスケルトンの頭を殴って砕く。ベラはメイスでスケルトンの頭を砕く。スケルトンはこっちに向かってくるが、すぐに頭を殴る。
「・・・なぁシルビア。アディシアは本当にシスターなのか? シスターはあそこまで戦うものなのか?」
「そんな訳がない。アディシアがちょっと異常なだけだ。普通のシスターなら、前に出て戦うわけが無い」
「鍛えてるから、あんな風に戦えるんだよね。シスターって何だっけ?」
「さぁな」
最後のスケルトンの頭を殴り、スケルトンは動かなくなる。
「これで終わりだな。こいつらの骨って売れるのか?」
「使い物のならないので売れません。その辺に捨てておきましょう。ウルフが勝手に持って帰ります」
「ウルフが持って帰るのかよ」
「終わったか?」
「あぁ終わったぜ。意外と脆かったな」
「オリハルコン製の籠手で殴ってるから、スケルトンなんて一撃で倒せるだろ」
「オリハルコン製か。タクヤ。間違ってもそれを装備した状態で、俺達を殴るなよ。殴られたら死ぬと思う」
「頭や喉や心臓じゃなければ、そう簡単には死なねぇだろ。つか、殴らねぇよ」
「聞いて安心したが。本当にやめてくれよ」
僕たちは先に進み、丁度いい所で野営の準備を始める。
「最近光が当たらねぇところばっかだな」
「確かに光が当たらない場所が多いな。まぁしょうがないじゃないか? ここに道があるんだから、俺達はその道を通るしかないんだから」
「そうだけどよぉ。何度もこんな暗い所を移動してると、何か気が滅入るぜ」
「言えてるな」
「やっぱり飛んで行った方が早かった気がするが」
「魔法の効果が続けばいいのですが。途中で効果が切れれば、そのまま地面にぶつかりますね」
「それはちょっと嫌だとねぇ~。まだ死にたく無し」
「誰だってそうだろ。ところであのデケェ蛇は何だ?」
「デススネークですね。噛みつかれれば即死ですね。それ以外は普通のスネークですね」
「あんなデケェのが普通なのかよ・・・」
「でも普通の蛇より、お肉は美味しかったよ」
「そこを動くんじゃねぇぞ! 今日の晩御飯はテメェだっ!!」
僕は両手に籠手を装備して、デススネークを殺しに行く。
「おいタクヤ、1人で行くな! 自分も肉を食べたいのだぞ!」
「ちょ! シルビアも突撃するのかよ!? 大丈夫なのか?」
「大丈夫だと思いますよ。あの2人は何だかんだで連携は取れてますので」
「そう言えばそうだよね。あの2人って何であそこまで連携が出来るんだろ?」
「城にいた時はあの2人ほぼ一緒にいたそうですよ。何回シカ狩りにも行ったそうです」
「それで連携が取れるようになるのか? ほぼ一緒にいたのって5日だけだろ。普通はあそこまで連携は無理だろ」
「戦い慣れしてるから、すぐに連携が取れるんじゃないの? ボクたちだって連携取れじゃん」
「それは何年も一緒にいるからだろ。アイツらは5日でこうなってると思うぜ」
「そうなんだ。でも今は何ヶ月も経っているから、更に連携が取れてるかもね。もうデススネークが死んでるよ」
「早くね? 流石にちょっと引くわ・・・」
「でもこれで今日の晩御飯は決まりかな。デススネークのお肉なんて久しぶりに食べるよ」
「あまり市場とかに出回らないからな。大体は人族の貴族に食われるからな」
「あるいは高級店に持って行かれるでしょう。意外と高級食材なので」
「へぇーそうなんだ。まぁ確かに里でもあまり現れ無いからね。現れたら現れたらで、殺すに時間がかかるけど」
「おーいお前たち。サッサと先に行こうぜ」
アルセルたちがこっちに来る。揃ったら歩き出す。
「もう解体したのか?」
「シルビアの空間の中に入れたんだよ。ここで解体とかしたくねぇよ」
「そりゃしたくないよな。周りは暗いし、血の匂いで魔物がよって来そうだしな」
「食べる時は一部だけ切り取ればいいな」
「思ったんだけどさぁ。この洞窟ってかなり長いのかな?」
「洞窟だから長いんじゃねぇの? 長かったら洞窟で野営だな」
「わぁしたくないな~。早く洞窟を抜けられるといいんだけど」
「簡単にはいけませんね。前からかなりの魔物が来ますよ」
「面倒だな・・・。タクヤはまだ戦えるか? 自分は大丈夫だが」
「まだまだ平気だぜ。これでへばってたら、ししょーに怒られるぜ」
「来ます」
前から来たのでは歩く骨だった。まだこっちに来るまで時間がある。
「骨が動いてやがる。何かこんな妖怪いたな。名前は何だったけなぁ・・・」
「そんな事はどうでもいいだろ。しかしスケルトンか・・・。自分やアルセルとアレアには無理があるぞ」
「そうだな。アイツら再生するからな」
「げっ。また再生系かよ」
「でも頭を潰すか浄化すれば終わりだよ。頭が残っているとどっかから他の骨が、出てくるんだよね。浄化は言わなくてもいいよね」
「アイツらは怨念か何かで動いてるんだろ。その割には頭を潰されると、怨念が何処かに行くんだな。なら僕とアディシアの出番か」
「メイスの準備では出来てます」
「そこは浄化じゃねぇのかよ。まぁいいや。行くぞ!」
僕とベラはスケルトンの所に行く。スケルトンに近づいたら、拳でスケルトンの頭を殴って砕く。ベラはメイスでスケルトンの頭を砕く。スケルトンはこっちに向かってくるが、すぐに頭を殴る。
「・・・なぁシルビア。アディシアは本当にシスターなのか? シスターはあそこまで戦うものなのか?」
「そんな訳がない。アディシアがちょっと異常なだけだ。普通のシスターなら、前に出て戦うわけが無い」
「鍛えてるから、あんな風に戦えるんだよね。シスターって何だっけ?」
「さぁな」
最後のスケルトンの頭を殴り、スケルトンは動かなくなる。
「これで終わりだな。こいつらの骨って売れるのか?」
「使い物のならないので売れません。その辺に捨てておきましょう。ウルフが勝手に持って帰ります」
「ウルフが持って帰るのかよ」
「終わったか?」
「あぁ終わったぜ。意外と脆かったな」
「オリハルコン製の籠手で殴ってるから、スケルトンなんて一撃で倒せるだろ」
「オリハルコン製か。タクヤ。間違ってもそれを装備した状態で、俺達を殴るなよ。殴られたら死ぬと思う」
「頭や喉や心臓じゃなければ、そう簡単には死なねぇだろ。つか、殴らねぇよ」
「聞いて安心したが。本当にやめてくれよ」
僕たちは先に進み、丁度いい所で野営の準備を始める。
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