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7話 朝が弱い
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次の日。目が覚めて上半身を動かして、寝袋から出る。焚火の方を見ると、ベラが朝ご飯を作っていた。
「おはよう」
「おはようございます。もう少しで朝ご飯が出来ます。椅子に座って待っていてください」
僕は氷で出来た椅子の方に行って座る。
昨日も氷の椅子に座ったがよぉ、冷たくねぇし溶けもしねぇ・・・。魔法ってここまで出来るのか?
待っていると朝ご飯が運ばれてくる。シルビアはまだ起きてないから、ベラが起こしに行く。シルビアは起きるが、まだ脳が寝てるようで中々動こうとしない。
「マジで朝が弱いのか。どうする。このまま放置すると朝ご飯が冷めるぞ」
「空間の中に入れとけばいいでしょ。先に私たちは食べてましょう」
「それもそうだな。次から時間を決めて起こした方がいいな」
ベラはシルビアの分を空間の中に入れて、僕とベラは先に朝ご飯を食べる。数分経ったらシルビアが起きて、氷の椅子に座る。ベラは空間からシルビアの分を出す。
「・・・すまないが、次から時間を指定してくれないか? そうしないと、いつ起きるか分からなくなる」
「それは構わねぇよ。僕もそれは考えていたからな。・・・朝の7時くらいでどうだ?」
「それくらいなら起きれる」
「なら起きる時間は7時にするか。・・・見張りの最後をシルビアにすればいいんじゃね?」
「あ・・・。その方がいいか。だがその後で支障が出ないか、ちょっと不安だがな」
「その時はその時だ。先ずは朝ご飯を食べようぜ」
僕たちは朝ご飯を食べる。食べ終わったら食器を洗って、ベラが魔法を使って綺麗にして片付ける。寝袋をアイテムボックスに入れて、焚火を片付けて先に進む。
歩き出してから1時間くらい経つ。目の前に盗賊がいる。
「オイクソガキ。その女2人と金目の物を置いていけば、そのまま見逃してやるぜ」
「はいそうします。っとでも言うと思ったか! 逆にテメェらから金を巻き上げてやるぜっ!」
「(勇者としてそれはどうなんだ!?)」
「やれるもんなら―――」
僕は喋っている奴の所まで行って、顔を殴る。そのまま横にいる人の喉を、左手で掴んで喉を潰す。
「コイツよくも!」
「がら空きだぞ」
シルビアも参戦してきて、盗賊を斬り殺す。ベラは投げナイフで盗賊の目を潰し、僕は盗賊の後ろに回り両手で頭を掴んで首を折る。そのまま残っている奴を殺す。
「こ、こいつら強いぞ! に、逃げろー!!」
生き残った盗賊は逃げていく。
「・・・・・・キモチワリィ」
初めて人を殺して、出た感想がそれだった。
「そうだろうな。自分も最初はそうだったし、胃から何かかが出そうになった。手と足も震えたな。悪い事なんだろうが、その内慣れる」
シルビアはそう言って、僕の後ろに回って背中を撫でられる。
「ワリィ。助かる」
「気にするな」
「・・・・・・死体からお金を貰いますね」
ベラは死体から金を漁る。僕は少ししたらシルビアに、撫でるのを止めてもらう。
「で、殺した盗賊から金を奪っているが。こいらも空間収納魔法が使えたら、奪えねぇじゃねぇか?」
「大丈夫です。私は相手の空間収納魔法に、干渉できる魔法を持っています。ただこの魔法は、相手が止まっている時にしか使えません」
「とんでもねぇ魔法を持ってるな・・・。つまり僕の空間の中に入っている武具も、取り出せたり出来るのか?」
「さぁ? 試して無いので分かりません」
「なら試してみようぜ。その前にこの死体をどうするかだが」
「自分が土魔法で埋めておこう」
「深く埋めておけよ。何か蘇ったりしそうで怖いぜ・・・」
「言われなくてもそうする」
シルビアは土魔法で死体を埋める。その後はベラの魔法で、僕の空間収納魔法(武具)に干渉をする。
「・・・無理ですね。干渉しようとすると、途中で壁にぶつかりますね」
「(武具)だから、普通の空間収納魔法とは別扱いかもな。多分自分の空間収納魔法には干渉できると思うが」
「そうでしょうね。シルビアさんの空間収納魔法には、干渉する気は無いです。間違えて下着を取り出しそうなので」
「助かる・・・。なら先に行こう」
僕たちは歩いて街に向かう。
「―――あ、気付いたんだが。ベラが空間収納魔法に干渉できるなら、他の人でも出来ると思うのだが」
「えぇ、私以外にも使える人もいるでしょう。それに魔物が使える可能性があります。ですが、全ての空間収納魔法が干渉出来るわけではないと。さっきの事で証明されました」
「なぁ相手の空間収納魔法に、干渉できるのは分かったがよぉ。僕の腰に付けている、アイテムボックスは大丈夫なのか?」
「そこは大丈夫です。タクヤさんのアイテムボックスは、空間収納魔法とは別に違う魔法が付与されているので、アイテムボックスに干渉する事は出来ません」
「スゲェーな。このアイテムボックスには、違う魔法が付与されてるのか」
「タクヤさんが持っているアイテムボックスは、人の手で作られましたが。他のアイテムボックスはダンジョンで手に入る事もあります」
「だんじょん? 何だそりゃ?」
「詳しく分かってないが、突然何処かに現れるんだ。そのダンションに入ると、違う空間になるんだ。朝ダンジョンに入ったら夜だったり、夜ダンジョンに入れば朝だったりする。今回はダンジョンには行かないから、憶えなくてもいいだろ」
「あっそう」
街に向かって歩いていると夜になる。今日も野営をする。そこから3日後。ようやく街に着く。
「おはよう」
「おはようございます。もう少しで朝ご飯が出来ます。椅子に座って待っていてください」
僕は氷で出来た椅子の方に行って座る。
昨日も氷の椅子に座ったがよぉ、冷たくねぇし溶けもしねぇ・・・。魔法ってここまで出来るのか?
待っていると朝ご飯が運ばれてくる。シルビアはまだ起きてないから、ベラが起こしに行く。シルビアは起きるが、まだ脳が寝てるようで中々動こうとしない。
「マジで朝が弱いのか。どうする。このまま放置すると朝ご飯が冷めるぞ」
「空間の中に入れとけばいいでしょ。先に私たちは食べてましょう」
「それもそうだな。次から時間を決めて起こした方がいいな」
ベラはシルビアの分を空間の中に入れて、僕とベラは先に朝ご飯を食べる。数分経ったらシルビアが起きて、氷の椅子に座る。ベラは空間からシルビアの分を出す。
「・・・すまないが、次から時間を指定してくれないか? そうしないと、いつ起きるか分からなくなる」
「それは構わねぇよ。僕もそれは考えていたからな。・・・朝の7時くらいでどうだ?」
「それくらいなら起きれる」
「なら起きる時間は7時にするか。・・・見張りの最後をシルビアにすればいいんじゃね?」
「あ・・・。その方がいいか。だがその後で支障が出ないか、ちょっと不安だがな」
「その時はその時だ。先ずは朝ご飯を食べようぜ」
僕たちは朝ご飯を食べる。食べ終わったら食器を洗って、ベラが魔法を使って綺麗にして片付ける。寝袋をアイテムボックスに入れて、焚火を片付けて先に進む。
歩き出してから1時間くらい経つ。目の前に盗賊がいる。
「オイクソガキ。その女2人と金目の物を置いていけば、そのまま見逃してやるぜ」
「はいそうします。っとでも言うと思ったか! 逆にテメェらから金を巻き上げてやるぜっ!」
「(勇者としてそれはどうなんだ!?)」
「やれるもんなら―――」
僕は喋っている奴の所まで行って、顔を殴る。そのまま横にいる人の喉を、左手で掴んで喉を潰す。
「コイツよくも!」
「がら空きだぞ」
シルビアも参戦してきて、盗賊を斬り殺す。ベラは投げナイフで盗賊の目を潰し、僕は盗賊の後ろに回り両手で頭を掴んで首を折る。そのまま残っている奴を殺す。
「こ、こいつら強いぞ! に、逃げろー!!」
生き残った盗賊は逃げていく。
「・・・・・・キモチワリィ」
初めて人を殺して、出た感想がそれだった。
「そうだろうな。自分も最初はそうだったし、胃から何かかが出そうになった。手と足も震えたな。悪い事なんだろうが、その内慣れる」
シルビアはそう言って、僕の後ろに回って背中を撫でられる。
「ワリィ。助かる」
「気にするな」
「・・・・・・死体からお金を貰いますね」
ベラは死体から金を漁る。僕は少ししたらシルビアに、撫でるのを止めてもらう。
「で、殺した盗賊から金を奪っているが。こいらも空間収納魔法が使えたら、奪えねぇじゃねぇか?」
「大丈夫です。私は相手の空間収納魔法に、干渉できる魔法を持っています。ただこの魔法は、相手が止まっている時にしか使えません」
「とんでもねぇ魔法を持ってるな・・・。つまり僕の空間の中に入っている武具も、取り出せたり出来るのか?」
「さぁ? 試して無いので分かりません」
「なら試してみようぜ。その前にこの死体をどうするかだが」
「自分が土魔法で埋めておこう」
「深く埋めておけよ。何か蘇ったりしそうで怖いぜ・・・」
「言われなくてもそうする」
シルビアは土魔法で死体を埋める。その後はベラの魔法で、僕の空間収納魔法(武具)に干渉をする。
「・・・無理ですね。干渉しようとすると、途中で壁にぶつかりますね」
「(武具)だから、普通の空間収納魔法とは別扱いかもな。多分自分の空間収納魔法には干渉できると思うが」
「そうでしょうね。シルビアさんの空間収納魔法には、干渉する気は無いです。間違えて下着を取り出しそうなので」
「助かる・・・。なら先に行こう」
僕たちは歩いて街に向かう。
「―――あ、気付いたんだが。ベラが空間収納魔法に干渉できるなら、他の人でも出来ると思うのだが」
「えぇ、私以外にも使える人もいるでしょう。それに魔物が使える可能性があります。ですが、全ての空間収納魔法が干渉出来るわけではないと。さっきの事で証明されました」
「なぁ相手の空間収納魔法に、干渉できるのは分かったがよぉ。僕の腰に付けている、アイテムボックスは大丈夫なのか?」
「そこは大丈夫です。タクヤさんのアイテムボックスは、空間収納魔法とは別に違う魔法が付与されているので、アイテムボックスに干渉する事は出来ません」
「スゲェーな。このアイテムボックスには、違う魔法が付与されてるのか」
「タクヤさんが持っているアイテムボックスは、人の手で作られましたが。他のアイテムボックスはダンジョンで手に入る事もあります」
「だんじょん? 何だそりゃ?」
「詳しく分かってないが、突然何処かに現れるんだ。そのダンションに入ると、違う空間になるんだ。朝ダンジョンに入ったら夜だったり、夜ダンジョンに入れば朝だったりする。今回はダンジョンには行かないから、憶えなくてもいいだろ」
「あっそう」
街に向かって歩いていると夜になる。今日も野営をする。そこから3日後。ようやく街に着く。
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