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第二十一章 暗殺の夜
21-3 エドナサイド
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ここ本陣に敵が侵入してきたらしいんだよ。
人が集まっているところへ向かってみたら、大きな切口を付けられて倒れている人が何人か見かけたんだよ。ピクリとも動かないんだよ。もう死んでいるんだよ。
「はうう……、酷いんだよ」
この人達は、侵入してきた敵さんの仕業なのかな? だとしたら、見つけないと、被害が大きくなるんだよ。でも、どうやって敵さんを探すのかな?
「スイレン様! ご無事でしたか!」
同盟軍の兵士さんがこちらへ駆け足で向かって来たんだよ。
だけど……。
バッシーーーーーン!!!
「グフェェェェェェェェェェェ!!!?」
カチュアさんがいきなり、あたし達に向かってきた兵士さんを殴り飛ばしたんだよ。
「カチュアさん!? いきなり、何しているッスか!?」
カン、カーーーン!!!
兵士さんから、何かが、出てきたんだよ。ナイフかな? このナイフどこかで見たことあるんだよ。刃の部分が動物の死骸でできたような、このナイフを。
「もしかして、この人が侵入者ッスか?」
はうう。カチュアさんは、この人が侵入者と分かっていたから、殴ったのかな? カチュアさんがお顔に殴ったことで、侵入者さんの顔が潰れたんだよ。
「カチュア殿! こちらにいましたか?」
そこにソフィアが駆けつけて来たんだよ。
とこで、ソフィアの右手に掴んでいたのは何だろう? 人の形はしているんだけど、真っ黒なんだよ。それに煙が出ているんだよ。ご飯作っている途中だったのかな?
「カチュアさん、あのソフィアさんは?」
「ん~~……、本物だわ~」
「それは良かったッス」
「エドナ殿も、スイレン殿もご無事で何よりです」
「ソフィアさん! 敵がこの陣地に侵入してきたッス」
「ああ、把握済みだ。もう何度か、奇襲され掛かっています」
「もしかして、ソフィアさんの右手に掴んでいるのは……」
「ああ、私の背後を取ったつもりでいたと思ったでしょうね。しかし、それに気づいて、咄嗟に雷の魔術を放ったんだ。火力出し過ぎてしまった」
「それ、人だったんですね」
「焦がしてしまった……」
「何をやっているッスか?」
「それよりも、カチュア殿すみませんが、恐らく本陣にいる間者を捕まえるために、協力をお願いしたいです。奴らは、私でさえ、ギリギリまで、殺気を隠して接近して来ます」
「勿論協力するわ~」
「すみません」
「それよりも、ユミルちゃんのことが心配でしょ? 行ってあげて」
「! すみません。お願いします」
ソフィアさんは駆け足で去っていったんだよ。
「それでは、私達も行動へ移すッス」
「うん、そーね~……、でも」
「どうしたッスか? 浮かない顔をして」
「この感じ……、また、会いたくない人が現れたわ~」
ドクン!!
はうう。この感じ、嫌な空気を感じ取れったんだよ。この感じどこかで感じたことがあったんだよ。
確か、メリアさんのお兄さんを救出した時の砦で……。
シュパ! シュパ! シュパ! シュパ! シュパ! シュパ!
「ギャアァァァァァァァァァ!!!」
あたし達の、周りから悲鳴が響き渡ったてきたんだよ。
辺りを見渡したら、兵士さん達の体が、バラバラになっていたんだよ。
一瞬で何が起きたんですか? これは。
「ギャハハハハハハハハ!!! 会いたかったぜぇぇぇぇぇ!!! カチュアァァァァァ!!!」
あたし達の目の前には、現れたのは、以前、マリンさんの命を狙った女の人なんだよ。確か、名前はキルだっけ?
「帰ってもらって、いいかしら~? わたしは、あなたの相手をしている場合じゃ、ないわ~」
「カチュアさん、恐らく、本陣に侵入した者達の仲間ッス。私達の邪魔をするのは当然ッスよ」
「仲間? でも、この人、仲間を殺しているわよ~」
「え? それって、この者が、殺した人達の中に、仲間が紛れていたってことッスか!? それで、仲間事、切り捨てったってこと?」
「カチュアとの最高の舞台のために、邪魔しそうな者は殺しといた」
「無茶苦茶ッス!!!」
「……どーしても、わたし達の邪魔をするのね~」
「は? テメェーは私と戦うこと以外、選択しはねぇんだよ!!! いいから戦えよ!!!」
「……あなたと戦うのは嫌だわ~。だけど、あなたの勝手で多くの人を殺していくのは見過ごせないわ~。すぐにあなたを倒すわ~」
「すぐにとは、勿体ない! じっくり、戦いをたのしもうぜぇぇぇ!!!」
同盟軍の陣地に侵入してきた人達を見つけ出さないといけないのに。
でも、気のせいかな? この人、以前戦ったよりも、狂気じみているんだよ。まるで、魔物になってきているんだよ。
人が集まっているところへ向かってみたら、大きな切口を付けられて倒れている人が何人か見かけたんだよ。ピクリとも動かないんだよ。もう死んでいるんだよ。
「はうう……、酷いんだよ」
この人達は、侵入してきた敵さんの仕業なのかな? だとしたら、見つけないと、被害が大きくなるんだよ。でも、どうやって敵さんを探すのかな?
「スイレン様! ご無事でしたか!」
同盟軍の兵士さんがこちらへ駆け足で向かって来たんだよ。
だけど……。
バッシーーーーーン!!!
「グフェェェェェェェェェェェ!!!?」
カチュアさんがいきなり、あたし達に向かってきた兵士さんを殴り飛ばしたんだよ。
「カチュアさん!? いきなり、何しているッスか!?」
カン、カーーーン!!!
兵士さんから、何かが、出てきたんだよ。ナイフかな? このナイフどこかで見たことあるんだよ。刃の部分が動物の死骸でできたような、このナイフを。
「もしかして、この人が侵入者ッスか?」
はうう。カチュアさんは、この人が侵入者と分かっていたから、殴ったのかな? カチュアさんがお顔に殴ったことで、侵入者さんの顔が潰れたんだよ。
「カチュア殿! こちらにいましたか?」
そこにソフィアが駆けつけて来たんだよ。
とこで、ソフィアの右手に掴んでいたのは何だろう? 人の形はしているんだけど、真っ黒なんだよ。それに煙が出ているんだよ。ご飯作っている途中だったのかな?
「カチュアさん、あのソフィアさんは?」
「ん~~……、本物だわ~」
「それは良かったッス」
「エドナ殿も、スイレン殿もご無事で何よりです」
「ソフィアさん! 敵がこの陣地に侵入してきたッス」
「ああ、把握済みだ。もう何度か、奇襲され掛かっています」
「もしかして、ソフィアさんの右手に掴んでいるのは……」
「ああ、私の背後を取ったつもりでいたと思ったでしょうね。しかし、それに気づいて、咄嗟に雷の魔術を放ったんだ。火力出し過ぎてしまった」
「それ、人だったんですね」
「焦がしてしまった……」
「何をやっているッスか?」
「それよりも、カチュア殿すみませんが、恐らく本陣にいる間者を捕まえるために、協力をお願いしたいです。奴らは、私でさえ、ギリギリまで、殺気を隠して接近して来ます」
「勿論協力するわ~」
「すみません」
「それよりも、ユミルちゃんのことが心配でしょ? 行ってあげて」
「! すみません。お願いします」
ソフィアさんは駆け足で去っていったんだよ。
「それでは、私達も行動へ移すッス」
「うん、そーね~……、でも」
「どうしたッスか? 浮かない顔をして」
「この感じ……、また、会いたくない人が現れたわ~」
ドクン!!
はうう。この感じ、嫌な空気を感じ取れったんだよ。この感じどこかで感じたことがあったんだよ。
確か、メリアさんのお兄さんを救出した時の砦で……。
シュパ! シュパ! シュパ! シュパ! シュパ! シュパ!
「ギャアァァァァァァァァァ!!!」
あたし達の、周りから悲鳴が響き渡ったてきたんだよ。
辺りを見渡したら、兵士さん達の体が、バラバラになっていたんだよ。
一瞬で何が起きたんですか? これは。
「ギャハハハハハハハハ!!! 会いたかったぜぇぇぇぇぇ!!! カチュアァァァァァ!!!」
あたし達の目の前には、現れたのは、以前、マリンさんの命を狙った女の人なんだよ。確か、名前はキルだっけ?
「帰ってもらって、いいかしら~? わたしは、あなたの相手をしている場合じゃ、ないわ~」
「カチュアさん、恐らく、本陣に侵入した者達の仲間ッス。私達の邪魔をするのは当然ッスよ」
「仲間? でも、この人、仲間を殺しているわよ~」
「え? それって、この者が、殺した人達の中に、仲間が紛れていたってことッスか!? それで、仲間事、切り捨てったってこと?」
「カチュアとの最高の舞台のために、邪魔しそうな者は殺しといた」
「無茶苦茶ッス!!!」
「……どーしても、わたし達の邪魔をするのね~」
「は? テメェーは私と戦うこと以外、選択しはねぇんだよ!!! いいから戦えよ!!!」
「……あなたと戦うのは嫌だわ~。だけど、あなたの勝手で多くの人を殺していくのは見過ごせないわ~。すぐにあなたを倒すわ~」
「すぐにとは、勿体ない! じっくり、戦いをたのしもうぜぇぇぇ!!!」
同盟軍の陣地に侵入してきた人達を見つけ出さないといけないのに。
でも、気のせいかな? この人、以前戦ったよりも、狂気じみているんだよ。まるで、魔物になってきているんだよ。
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