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第十七章 忌まわしき過去
17-7 エドナサイド
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ドスン!! ドスン!! ドスン!!
火の海から、大きな人形が現れたんだよ。でも、その人形はあたしが知っている、木で、できた人形とは違うんだよ。あたしが見た感じでは、まるで岩でできているように見えるんだよ。
「あれは、ロックドールです。火系は効かない魔物です」
「なるほど。森を火の海にして、火に耐性を持つロックドールで渡らせる」
「何だか、可愛い名前なんだよ!」
「可愛いか? ……いや、感性は人それぞれか。でも、そんな名前と裏腹に、凶暴な魔物だよ。全く、もうちょっと、危機感を感じられる命名にしなかったのかな?」
アイラさんが息を大きく吐きながら頭を掛け始めたんだよ。頭が痒いのかな?
「取り敢えず、このカステラを組み立てたような、魔物はわたし達が食い止めとくから、エドナちゃんとルナちゃんは雨を降らせて~」
「何で食べ物で例えた? 確かにカステラに見えなくはないけど……」
何だか、お腹すいてきたんだよ。でも、今は、あたしがやることをやらないとなんだよ。カステラを食べるのはその後なんだよ。
ところで、カステラってなんだろう? アイラさんが「食べ物」って言っていたから、食べ物なのは分かったんだよ。カチュアさんは、そのカステラを知っている見たいだから、後で聞いて見るんだよ。
「そうと決まれば、やるッス!」
スイレンさんは、鉄扇を取り出したんだよ。
「スイレン様!! 危ないです!」
ロゼッタさんが叫んだんだよ。どうしたのかな?
はうう! ロックドールと呼ばれる魔物が、スイレンさん目掛けて殴りかかってきたんだよ。
「スイレンさん!!」
ドーーーン!!
はわわ!! スイレンさんが危ないと思ったんだけど、スイレンさんの水の魔術で纏った鉄扇で、ロックドールの拳を防いだんだよ。しかも、受け止めた瞬間に、鉄扇から水が噴出して、ロックドールを後方へ吹き飛ばしたんだよ。
「スイレンさん力持ちなんだよ」
「エドナさん。たぶん、スイレンさんは水の魔術による、水流の圧力で吹き飛ばしたと思いますよ」
ルナちゃんが説明してくれたんだよ。だけど、どういうことなのか、分からないんだよ! とにかく、スイレンさんの水の魔術は強力なことは分かったんだよ。たぶん。
あ! あたしは、あたしでやることをやらなくっちゃなんだよ。確か、あたしの風の魔術と、ルナちゃんの魔術と一緒に放って雨を降らして、火の海を消すんだったね。
「ねえ、アニー。火の海のせいで、戦いにくいから、ここは、あの水の魔術を使ってくれない?」
「ああ、あれね。でも、あれを発動中は、オレは動けないよ。しばらくは、戦闘に参加できなくなるけど……」
「でも、魔術が使えない、あーしが、この炎の海で戦うには、他人の魔術に頼らないといけないしー」
「……まあ、ロックドールの相手は、サポートよりの魔術が多めのオレには無理か。それを言ったら、オレは前衛系のメリアとギルティを頼らないといけないか。分かったよ。取り敢えず、詠唱するよ。発動するまで、時間稼ぎしてよ」
アニーさんが大きく深呼吸したんだよ。
「はうう! 危ないんだよ」
ロックドールがアニーさんの方を向いていたギルティさん目掛けて向かって来たんだよ!
ボッコッーーーーン!!!
「食べれないカステラ野郎は、引っ込んでいろよ!!」
ギルティさんが斧で、カステラの魔物をぶつけて、吹き飛ばしたんだよ。
あれ? あの全身岩で、できた様な人形の魔物って、カステラって言う名前だっけ?
う~ん。うん、気のせいだから、カステラでいいかな? きっとそうなんだよ!
「腹が減ったからって、食べ物に似た魔物に当たるなよ! まあ、いいか。それよりもギルティ! 準備を!」
「はいよー」
ギルティさんが、カステラの魔物の元へ走って行ったんだよ。何が始まるのかな?
「展開!!」
ギルティさん中心に、広範囲の水のドームが現れたんだよ。その水のドームの中に、カステラの魔物が三体も入ったんだよ。
バキバキ!!
水のドームの中に入った、カステラの魔物の体には微かだけど、ひびが入ったのが見えたんだよ。
「あれ? ひびが入ったんだよ」
「高熱で暖められた物は急激に冷やすと、衝撃が発生するらしいですよ。その衝撃でひびが入ることがあるらしいですよ」
水のドームの中に入ったギルティさんは物凄い速さで泳ぎながらカステラの魔物に突っ込んでいったんだよ。
泳ぎ方はまるで、スイレンさん見たいなんだよ! スイレンさんも泳ぐのが速いんだよ。あたしが水辺に落ちたたびに、泳いで助けてくれるんだよ。だから、泳ぐ姿はよく見ていたんだよ!
ロックドールのひびの入った体の部分目掛けて、泳ぎながら斧を振るうんだよ。命中はしたんだけど、ひびの割れ目が大きくなっただけで、ロックドールは倒れないんだよ。
何度か、ギルティさんは物凄い速さで泳ぎながら、カステラの魔物のひびの入った体の部分目掛けて、斧を当てているんだけど、ひびが大きくなるだけで、倒せないんだよ。やっぱり、あのカステラの魔物という魔物は硬いんだよ。
「あの……ギルティさん、何分か、水中にいますが、大丈夫なんですか?」
ルナちゃんの言う通りなんだよ。ギルティさん長い間泳いでいるんだよ。あれ? ルナちゃんは何を心配していたんだろう?
バシャーーーン!!!
ギルティさんが水のドームから出てきたんだよ。
「火の海が広がってきたしー。周りの火を消していくよー」
ギルティさんが大きく息を吸うと。
ふぅぅぅぅぅぅぅ!!!
息を吐いたんだよ。だけど。
「何ですかこれ? まるで、風の魔術じゃないですか」
「いや、ギルティは一般人よりも、肺活量が多いだけだよ」
ギルティさんが吐いた息で、水のドームが飛ばされて、津波のように炎の海を襲ったんだよ。
「エドナさん。ルナたちもやりましょう」
「分かったんだよ」
火の海から、大きな人形が現れたんだよ。でも、その人形はあたしが知っている、木で、できた人形とは違うんだよ。あたしが見た感じでは、まるで岩でできているように見えるんだよ。
「あれは、ロックドールです。火系は効かない魔物です」
「なるほど。森を火の海にして、火に耐性を持つロックドールで渡らせる」
「何だか、可愛い名前なんだよ!」
「可愛いか? ……いや、感性は人それぞれか。でも、そんな名前と裏腹に、凶暴な魔物だよ。全く、もうちょっと、危機感を感じられる命名にしなかったのかな?」
アイラさんが息を大きく吐きながら頭を掛け始めたんだよ。頭が痒いのかな?
「取り敢えず、このカステラを組み立てたような、魔物はわたし達が食い止めとくから、エドナちゃんとルナちゃんは雨を降らせて~」
「何で食べ物で例えた? 確かにカステラに見えなくはないけど……」
何だか、お腹すいてきたんだよ。でも、今は、あたしがやることをやらないとなんだよ。カステラを食べるのはその後なんだよ。
ところで、カステラってなんだろう? アイラさんが「食べ物」って言っていたから、食べ物なのは分かったんだよ。カチュアさんは、そのカステラを知っている見たいだから、後で聞いて見るんだよ。
「そうと決まれば、やるッス!」
スイレンさんは、鉄扇を取り出したんだよ。
「スイレン様!! 危ないです!」
ロゼッタさんが叫んだんだよ。どうしたのかな?
はうう! ロックドールと呼ばれる魔物が、スイレンさん目掛けて殴りかかってきたんだよ。
「スイレンさん!!」
ドーーーン!!
はわわ!! スイレンさんが危ないと思ったんだけど、スイレンさんの水の魔術で纏った鉄扇で、ロックドールの拳を防いだんだよ。しかも、受け止めた瞬間に、鉄扇から水が噴出して、ロックドールを後方へ吹き飛ばしたんだよ。
「スイレンさん力持ちなんだよ」
「エドナさん。たぶん、スイレンさんは水の魔術による、水流の圧力で吹き飛ばしたと思いますよ」
ルナちゃんが説明してくれたんだよ。だけど、どういうことなのか、分からないんだよ! とにかく、スイレンさんの水の魔術は強力なことは分かったんだよ。たぶん。
あ! あたしは、あたしでやることをやらなくっちゃなんだよ。確か、あたしの風の魔術と、ルナちゃんの魔術と一緒に放って雨を降らして、火の海を消すんだったね。
「ねえ、アニー。火の海のせいで、戦いにくいから、ここは、あの水の魔術を使ってくれない?」
「ああ、あれね。でも、あれを発動中は、オレは動けないよ。しばらくは、戦闘に参加できなくなるけど……」
「でも、魔術が使えない、あーしが、この炎の海で戦うには、他人の魔術に頼らないといけないしー」
「……まあ、ロックドールの相手は、サポートよりの魔術が多めのオレには無理か。それを言ったら、オレは前衛系のメリアとギルティを頼らないといけないか。分かったよ。取り敢えず、詠唱するよ。発動するまで、時間稼ぎしてよ」
アニーさんが大きく深呼吸したんだよ。
「はうう! 危ないんだよ」
ロックドールがアニーさんの方を向いていたギルティさん目掛けて向かって来たんだよ!
ボッコッーーーーン!!!
「食べれないカステラ野郎は、引っ込んでいろよ!!」
ギルティさんが斧で、カステラの魔物をぶつけて、吹き飛ばしたんだよ。
あれ? あの全身岩で、できた様な人形の魔物って、カステラって言う名前だっけ?
う~ん。うん、気のせいだから、カステラでいいかな? きっとそうなんだよ!
「腹が減ったからって、食べ物に似た魔物に当たるなよ! まあ、いいか。それよりもギルティ! 準備を!」
「はいよー」
ギルティさんが、カステラの魔物の元へ走って行ったんだよ。何が始まるのかな?
「展開!!」
ギルティさん中心に、広範囲の水のドームが現れたんだよ。その水のドームの中に、カステラの魔物が三体も入ったんだよ。
バキバキ!!
水のドームの中に入った、カステラの魔物の体には微かだけど、ひびが入ったのが見えたんだよ。
「あれ? ひびが入ったんだよ」
「高熱で暖められた物は急激に冷やすと、衝撃が発生するらしいですよ。その衝撃でひびが入ることがあるらしいですよ」
水のドームの中に入ったギルティさんは物凄い速さで泳ぎながらカステラの魔物に突っ込んでいったんだよ。
泳ぎ方はまるで、スイレンさん見たいなんだよ! スイレンさんも泳ぐのが速いんだよ。あたしが水辺に落ちたたびに、泳いで助けてくれるんだよ。だから、泳ぐ姿はよく見ていたんだよ!
ロックドールのひびの入った体の部分目掛けて、泳ぎながら斧を振るうんだよ。命中はしたんだけど、ひびの割れ目が大きくなっただけで、ロックドールは倒れないんだよ。
何度か、ギルティさんは物凄い速さで泳ぎながら、カステラの魔物のひびの入った体の部分目掛けて、斧を当てているんだけど、ひびが大きくなるだけで、倒せないんだよ。やっぱり、あのカステラの魔物という魔物は硬いんだよ。
「あの……ギルティさん、何分か、水中にいますが、大丈夫なんですか?」
ルナちゃんの言う通りなんだよ。ギルティさん長い間泳いでいるんだよ。あれ? ルナちゃんは何を心配していたんだろう?
バシャーーーン!!!
ギルティさんが水のドームから出てきたんだよ。
「火の海が広がってきたしー。周りの火を消していくよー」
ギルティさんが大きく息を吸うと。
ふぅぅぅぅぅぅぅ!!!
息を吐いたんだよ。だけど。
「何ですかこれ? まるで、風の魔術じゃないですか」
「いや、ギルティは一般人よりも、肺活量が多いだけだよ」
ギルティさんが吐いた息で、水のドームが飛ばされて、津波のように炎の海を襲ったんだよ。
「エドナさん。ルナたちもやりましょう」
「分かったんだよ」
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