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第十五章 軍神
15ー10 メリアサイド
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俺達がどうやって、ここまで、飛んでいったかと言うと、レオの叔母のオリーに俺達三人を投げ飛ばしたからなんだ。
これが、投げる側がカチュアだったら、投げ飛ばす勢いが強すぎて、着地できずに潰れたトマトになっていたな。
エドナより強い風の魔術は使えないが、数少ない風の魔術が使える俺は、風を着地地点に風を発生させて、勢いを弱められるから、人形の体で着地に失敗しても、死なないサリナ共に特攻隊に選ばれてしまった。
「蒼い髪に蒼い瞳。まるで、伝説の女将軍シェリアね」
「わたし、カチュアよ~。よろしくね~」
「挨拶している場合か!」
相変わらず、緊張感がなさ過ぎるな、カチュアは。戦いに、来たんだよね?
「おお!!」
ダルマ見たいな、体格をした男が、カチュアを見ながら声をあげた。どうしたんだ。
「綺麗な蒼い髪と瞳。透け通った肌色。小柄ながらも、魅惑な大きい胸。なのに、ウェストが細い。さらに、とても、大きい胸を支えるか心配する程の細目の美脚。まさに、絶世の美女」
わー。どこかのソムリエかのように語っているよ。もう、顔が、獣になっているよ。
「これは! いい手土産になるのでは!? 捕えよ!!」
「は~。やるにしろ。油断はしないように」
ため息を付くレティ。
確かに、カチュアは絶世の美人だが……。
「ぐっほ!」
カチュアを絶世の美人と心の中で思ってしまったから、吐血してしまった。
「ぐっほ!」
また、吐血してしまった。
「どうした、いきなり吐血して、大丈夫かよ!?」
「いや、俺のことは大丈夫だ」
「吐血して、大丈夫って、よく言えるな」
だけど、カチュアを捕らえることなんてできな。あのダルマ見たいな体格した男。カチュアの見た目に騙されていたら、痛い目に合うぞ。
「ところで、レティちゃん。わたし達の味方になってくれるのね~」
前代未聞。カチュアがいきなり敵を勧誘し始めた。いや、勧誘ではないか。もう、レティが仲間になることが確定した方向でいるよ。
「いきなり何を!?」
普通、驚くよね。
「そうよね。きっと」
こっちは、こっちで、断言しているよ。
「何を根拠に?」
「え? 味方になってくれないの? 今でも、マリンちゃんを心配しているのに~?」
「カチュア、こんな時に何を?」
「え? ん~、勧誘?」
「敵の将を勧誘してどうする?」
「え? だって、この子は初めから、太った人を仲間として見ていないわ~」
「ああ、そうなんだ」
カチュアは相手の心が分かるから、レティがこのダルマ体型の男ことをよく思っていないのは感じ取れたみたいだ。でも、だからと言って、レティが仲間になるとは別の話でしょ? あんた以外に相手を心を読める人なんて早々いないし。
「だったら、わたし達側で戦ってもらうように勧誘しましょ~」
「いや、そんなあっさり」
「というわけで仲間になって、私達と戦いましょ~」
それで、「はい、そうですね。仲間になりましょう」って言う奴いないだろ。
「ふふふ。は! は! は! は!」
レティが急に笑い始めた。
「まさか! 私の読みが違う方向性であたるなんて!」
レティは、懐から、鳥? いや、よく見たら紙で折った鳥だった。それを取り出した。
「じゃあ、早速」
その紙で折った鳥を空高く、投げた。紙で折った鳥は形通り、翼部分が上下に動いて、空硬く飛んで行った。
パーーーン!!!
紙で折った鳥が突然、破裂した。
「花火!?」
すると、コルネリア兵の一部が兜を外した。その下にはさらに、兜とは別の被り物を被っていった。
「かかれ!!」
どういう状況だ? コルネリア軍同士で戦い始めた。
「どういうことだ? まさか、裏切ったな!!」
怒り狂う、ダルマ体型の男。そんな奴を無視して、レティに問いかけた。
「あんたは、始めっから裏切るつもりだったのか?」
「ダグザに勝利したら、私を部下諸共消そうという魂胆がバレバレだったから、私の部下を救うには、こうするしかなかったから」
「読みがうまくいかなかったら、どうするんだよ」
「この蒼い髪の女の勧誘は予想外。それとは別に勝算があった」
最初の言い方が勧誘ではないんだけどね。
「ふざけやがって! 俺には勇能力がある。これを使えば……」
ダルマ体型の男が鞘から剣を取り出した。その瞬間。
バッキーーーン!!!
「何!?」
俺はメイスで力一杯振り切って、鞘から抜けたばかりの剣の刃を砕いた。
ボーーーーー!!!
「あっちゃああああ!!!」
追撃にカチュアが蒼い炎を纏った闘技をぶつけた。ダルマ体型の男の全身蒼い炎で燃え上がった。
「ぎあああああ!!!」
今度はサリナが魔物化した右手の口から、黒い炎を吐き出して、ダルマ体型の男に当てる。
俺達の怒涛の攻撃でダルマ体型の男に何もさせないで倒した。そう言えば、こいつって誰だ? 八騎将のレティがこの軍の将ではないって話だったが、もしかして、そのレティに偉そうにいっていた、こいつがダルマとかいう奴か。ん、ダルマ? なんか、名前が違うような。取り敢えず、ダルマでいいか。
「こんな簡単に、勝利するなんて。こいつ、本当に勇能力持っているのか?」
「元々、あなた達がここに来る前に、矢の雨が降ってきて、それを障壁で防ぎため、障壁の方はかなり消耗していました」
道理で「俺には勇能力がある」っと言いながら、カチュアにあっさり、障壁を壊されたわけだな。
一方、この将である、ダルマ? を倒したはずなのに、カチュアは警戒の姿勢をしていた。相変わらず、表情は、のほほーんとしているが。そのカチュアは警戒の姿勢をするってことは恐らく……。
「まだ、終わっていないわ~。ここに魔物がいるわ~」
「え? 魔物が?」
「それは、このダルマが生物兵器として、持ち運んだ魔物だな。それを始末しないと」
「いいえ~。それは難しいわ~」
すると、コルネリア軍の慌てて駆け付けた。ダルマ? 側の兵だろう。
「たっ! 大変です!! 魔物が!! 魔物が!!」
ベッチャリ!!!
これが、投げる側がカチュアだったら、投げ飛ばす勢いが強すぎて、着地できずに潰れたトマトになっていたな。
エドナより強い風の魔術は使えないが、数少ない風の魔術が使える俺は、風を着地地点に風を発生させて、勢いを弱められるから、人形の体で着地に失敗しても、死なないサリナ共に特攻隊に選ばれてしまった。
「蒼い髪に蒼い瞳。まるで、伝説の女将軍シェリアね」
「わたし、カチュアよ~。よろしくね~」
「挨拶している場合か!」
相変わらず、緊張感がなさ過ぎるな、カチュアは。戦いに、来たんだよね?
「おお!!」
ダルマ見たいな、体格をした男が、カチュアを見ながら声をあげた。どうしたんだ。
「綺麗な蒼い髪と瞳。透け通った肌色。小柄ながらも、魅惑な大きい胸。なのに、ウェストが細い。さらに、とても、大きい胸を支えるか心配する程の細目の美脚。まさに、絶世の美女」
わー。どこかのソムリエかのように語っているよ。もう、顔が、獣になっているよ。
「これは! いい手土産になるのでは!? 捕えよ!!」
「は~。やるにしろ。油断はしないように」
ため息を付くレティ。
確かに、カチュアは絶世の美人だが……。
「ぐっほ!」
カチュアを絶世の美人と心の中で思ってしまったから、吐血してしまった。
「ぐっほ!」
また、吐血してしまった。
「どうした、いきなり吐血して、大丈夫かよ!?」
「いや、俺のことは大丈夫だ」
「吐血して、大丈夫って、よく言えるな」
だけど、カチュアを捕らえることなんてできな。あのダルマ見たいな体格した男。カチュアの見た目に騙されていたら、痛い目に合うぞ。
「ところで、レティちゃん。わたし達の味方になってくれるのね~」
前代未聞。カチュアがいきなり敵を勧誘し始めた。いや、勧誘ではないか。もう、レティが仲間になることが確定した方向でいるよ。
「いきなり何を!?」
普通、驚くよね。
「そうよね。きっと」
こっちは、こっちで、断言しているよ。
「何を根拠に?」
「え? 味方になってくれないの? 今でも、マリンちゃんを心配しているのに~?」
「カチュア、こんな時に何を?」
「え? ん~、勧誘?」
「敵の将を勧誘してどうする?」
「え? だって、この子は初めから、太った人を仲間として見ていないわ~」
「ああ、そうなんだ」
カチュアは相手の心が分かるから、レティがこのダルマ体型の男ことをよく思っていないのは感じ取れたみたいだ。でも、だからと言って、レティが仲間になるとは別の話でしょ? あんた以外に相手を心を読める人なんて早々いないし。
「だったら、わたし達側で戦ってもらうように勧誘しましょ~」
「いや、そんなあっさり」
「というわけで仲間になって、私達と戦いましょ~」
それで、「はい、そうですね。仲間になりましょう」って言う奴いないだろ。
「ふふふ。は! は! は! は!」
レティが急に笑い始めた。
「まさか! 私の読みが違う方向性であたるなんて!」
レティは、懐から、鳥? いや、よく見たら紙で折った鳥だった。それを取り出した。
「じゃあ、早速」
その紙で折った鳥を空高く、投げた。紙で折った鳥は形通り、翼部分が上下に動いて、空硬く飛んで行った。
パーーーン!!!
紙で折った鳥が突然、破裂した。
「花火!?」
すると、コルネリア兵の一部が兜を外した。その下にはさらに、兜とは別の被り物を被っていった。
「かかれ!!」
どういう状況だ? コルネリア軍同士で戦い始めた。
「どういうことだ? まさか、裏切ったな!!」
怒り狂う、ダルマ体型の男。そんな奴を無視して、レティに問いかけた。
「あんたは、始めっから裏切るつもりだったのか?」
「ダグザに勝利したら、私を部下諸共消そうという魂胆がバレバレだったから、私の部下を救うには、こうするしかなかったから」
「読みがうまくいかなかったら、どうするんだよ」
「この蒼い髪の女の勧誘は予想外。それとは別に勝算があった」
最初の言い方が勧誘ではないんだけどね。
「ふざけやがって! 俺には勇能力がある。これを使えば……」
ダルマ体型の男が鞘から剣を取り出した。その瞬間。
バッキーーーン!!!
「何!?」
俺はメイスで力一杯振り切って、鞘から抜けたばかりの剣の刃を砕いた。
ボーーーーー!!!
「あっちゃああああ!!!」
追撃にカチュアが蒼い炎を纏った闘技をぶつけた。ダルマ体型の男の全身蒼い炎で燃え上がった。
「ぎあああああ!!!」
今度はサリナが魔物化した右手の口から、黒い炎を吐き出して、ダルマ体型の男に当てる。
俺達の怒涛の攻撃でダルマ体型の男に何もさせないで倒した。そう言えば、こいつって誰だ? 八騎将のレティがこの軍の将ではないって話だったが、もしかして、そのレティに偉そうにいっていた、こいつがダルマとかいう奴か。ん、ダルマ? なんか、名前が違うような。取り敢えず、ダルマでいいか。
「こんな簡単に、勝利するなんて。こいつ、本当に勇能力持っているのか?」
「元々、あなた達がここに来る前に、矢の雨が降ってきて、それを障壁で防ぎため、障壁の方はかなり消耗していました」
道理で「俺には勇能力がある」っと言いながら、カチュアにあっさり、障壁を壊されたわけだな。
一方、この将である、ダルマ? を倒したはずなのに、カチュアは警戒の姿勢をしていた。相変わらず、表情は、のほほーんとしているが。そのカチュアは警戒の姿勢をするってことは恐らく……。
「まだ、終わっていないわ~。ここに魔物がいるわ~」
「え? 魔物が?」
「それは、このダルマが生物兵器として、持ち運んだ魔物だな。それを始末しないと」
「いいえ~。それは難しいわ~」
すると、コルネリア軍の慌てて駆け付けた。ダルマ? 側の兵だろう。
「たっ! 大変です!! 魔物が!! 魔物が!!」
ベッチャリ!!!
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