蒼炎のカチュア

第十四章 親と子

１４ー？

「戻ってこい！　くそ！　俺をここまで侮辱するなんて！　許さねえ！！！　それに何で、勇能力が使えないんだ！？　あの女の仕業か！？　ふざけるな！！」

「ギャー！　ギャー！　ギャー！　ギャー！　いい加減、あんたの戯言を聞くのはウンザリしていたんだよな」

「誰だ？」

「勇能力の使えない奴なんて、もう用済みだ。魔物化してくれていたなら良かったのに、あんたには相応しくない死に方をしてもらいましょう」

　グッサ！！

「ぐおおおおお！！」

「地面まで貫いたかな？　まあ、この剣には毒が塗ってある。そのうち死ぬだろ？」

「何のつもりだ！？　この俺をコケにしやがって！」

「チ！　あーやめた。よく考えれば、こいつの面を見るだけでストレスだったんだ。やっぱ、すぐ殺すわ」

　シュッパ！

「ぐおおおおお！！」

　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！　シュッパ！

「あ！　もう死んだか。何回刻み込みましたかな？　四十八？　四十九？　五十？　……どうでもいいか。それにしても、見ているこっちが、気持ちがいいほど、情けない顔で死んでいやがる。さて、あのゲス皇子いや、ゲス皇帝の政権で邪魔な奴は消えた。後は、あのゲス皇帝をうまく利用するだけだ」