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第十三章 三姉妹
13ー6 エドナサイド
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あたし達は、帝都に一番近くにある村、ロンド村にいるんだよ。マリンさんは、ドラゴンが現れたら壊滅は避けられない村にも関わらず、帝国兵が配置されていなかったから、シグマさんに応援を呼んでいるんだよ。それまでに、待機しているんだよ。
カチュアさん、ナギさん、ルナさんは、レオさん、アニーさんは、ドラゴンの動向を見るために、様子を見にいっているんだよ。
待機している、あたし達はロゼッタさんのお手伝いをすることに。
「すまないの~。態々知らせてくれたうえに、馬車までを作ってくれて」
「いえ! 私の力ではないのですが……」
この馬車は、ミラさんが作ってくれたんだよ。この村は、老人や子供が多いから、自力で、逃げるのが難しいから、馬車で避難するんだよ。馬は、この村には何頭かいたから、問題はなかったんだよ。元々、農家が盛んな村みたいなんだよ。
ちなみに、ミラさんが馬車を作るところは誰にも、見られていないんだよ。ユミルさん達が見張っているから。
あたしもミラさんの手伝いたかったんだけど、ロゼッタさんのお願いで、見張りをお願いされたんだよ。ロゼッタさんのように、馬車に荷物を運ぶ手伝いをしたかったんだけど、止められたんだよ。でも、皆んな、あたしも手伝うっていったら、必死に見張りをお願いされたんだよ。なんで、あんなに必死になってお願いをしていたのかな?
「はうう。カチュアさん達、大丈夫かな。心配なんだよ」
あたしは、カチュアさん達が偵察に向かった方角を眺めていたんだよ。
「くんくん! 匂う! 匂います!」
「はうう!!」
驚いたんだよ! いつの間にか、あたしの隣には、身知らない赤髪の女の子が、あたしのことを、嗅いでいるんだよ。
「え?」
「あなた達から、お姉ちゃんの匂いが……そう! お姉ちゃん匂が!」
「何か、危ないこといっているよ、この人」
メリアさんが来てくれたんだよ。
「あたし、お姉ちゃんとしての威厳があるって、ことかな?」
「うん。絶対に違うだろ」
はうう。メリアさんが強く否定したんだよ。
「いや! 確かに、わたしのお姉ちゃんではない。しかし、あなたは、背の低さを除けば、お姉ちゃんとしての威厳がある」
「はうう。背が低いと言われるのは、傷つくんだよ。でも、お姉ちゃんとしての威厳があると言われるのは嬉しいんだよ」
「多分、あなたを見て、お姉ちゃんとしての威厳があるとしたら、その小柄に似合わない胸でしょ?」
「はうう。ということは、あたし、胸が大きくなかったら、お姉ちゃんとしての威厳がなかったかもしれないんだよ!」
「分かっていたけど、あなた、かなりの天然ね」
「ははは!!!」
知らない女の子が大きな声で笑ったんだよ。
「いや~。わたしのお姉ちゃん。二人いるんだけど、その内の次女ね。そのお姉ちゃんも、かなり天然で」
「はうう。ということは、三姉妹なんですか?」
「そう姉貴、あ! 一番上の姉ね。生き別れのチーお姉ちゃんを探していたんだけど、姉貴がチーお姉ちゃんを見かけたから、追いかけたんだ。その途中で、姉貴と逸れたんだ」
「はわわ! それは大変なんだよ。お姉さん達に会えるといいね」
「リリカ!? リリカじゃない」
あれ? ロゼッタさんだ? どうしたのか?
「ロゼッタじゃない! 久しぶりだよ、元気にしていた? 七年ぶりだけど、胸は成長していないな」
「はあ!? ぶっ殺すぞ!!」
ロゼッタさんの顔が鬼よりか怖い顔になったんだよ。はうう……
「いや! それよりも……」
あ! 顔が戻ったんだよ。
「あなた達! 今まで、どこに行っていたのよ!?」
「お姉ちゃんを探しに」
「あなたが、この国を彷徨いていいの? 危ないよ!」
「お姉ちゃんを探すのに、危険を顧みないよう」
「相変わらず、アンリ揃ってシスコンよね」
「リリカって、どこかで聞いたことあるんだよ」
「それよりも、チーお姉ちゃんの匂いがするけど、チーお姉ちゃんは、ここには、いないの?」
「今は、ドラゴンの動向を探っている……」
「分かった」
女の子が走り出そうとしたんだよ。
「ちょっと! どこに?」
「お姉ちゃんの元に。せっかくお姉ちゃんが見つかりそうなんだから」
「会いたいのは分かったんだけど、いつドラゴンがここに来るかもしれないから、あなたの力を貸して欲しいんだ。最後に会ったのは、幼い頃だけど、それでも、あなたも、当時、幼いながら、強いから」
「ん~。……わたしはお姉ちゃん程、心が読めないけど、お姉ちゃんと同行している人達なら信用ができるかな? 分かった。ここで待っていれば、お姉ちゃんも、そのうち来るかもしれないから」
「ありがたい」
ロゼッタさんは女の子に向かってお辞儀をしたんだよ。
何だか、ロゼッタさんは、女の子と親しそうなんだよ。
「ロゼッタさんの知り合いですか?」
「話を聞いている限り、姉を探しているようだ。それに、ロゼッタは、彼女の姉を知っているみたいだが」
「彼女はリリカ。カチュアの妹だよ」
カチュアさん、ナギさん、ルナさんは、レオさん、アニーさんは、ドラゴンの動向を見るために、様子を見にいっているんだよ。
待機している、あたし達はロゼッタさんのお手伝いをすることに。
「すまないの~。態々知らせてくれたうえに、馬車までを作ってくれて」
「いえ! 私の力ではないのですが……」
この馬車は、ミラさんが作ってくれたんだよ。この村は、老人や子供が多いから、自力で、逃げるのが難しいから、馬車で避難するんだよ。馬は、この村には何頭かいたから、問題はなかったんだよ。元々、農家が盛んな村みたいなんだよ。
ちなみに、ミラさんが馬車を作るところは誰にも、見られていないんだよ。ユミルさん達が見張っているから。
あたしもミラさんの手伝いたかったんだけど、ロゼッタさんのお願いで、見張りをお願いされたんだよ。ロゼッタさんのように、馬車に荷物を運ぶ手伝いをしたかったんだけど、止められたんだよ。でも、皆んな、あたしも手伝うっていったら、必死に見張りをお願いされたんだよ。なんで、あんなに必死になってお願いをしていたのかな?
「はうう。カチュアさん達、大丈夫かな。心配なんだよ」
あたしは、カチュアさん達が偵察に向かった方角を眺めていたんだよ。
「くんくん! 匂う! 匂います!」
「はうう!!」
驚いたんだよ! いつの間にか、あたしの隣には、身知らない赤髪の女の子が、あたしのことを、嗅いでいるんだよ。
「え?」
「あなた達から、お姉ちゃんの匂いが……そう! お姉ちゃん匂が!」
「何か、危ないこといっているよ、この人」
メリアさんが来てくれたんだよ。
「あたし、お姉ちゃんとしての威厳があるって、ことかな?」
「うん。絶対に違うだろ」
はうう。メリアさんが強く否定したんだよ。
「いや! 確かに、わたしのお姉ちゃんではない。しかし、あなたは、背の低さを除けば、お姉ちゃんとしての威厳がある」
「はうう。背が低いと言われるのは、傷つくんだよ。でも、お姉ちゃんとしての威厳があると言われるのは嬉しいんだよ」
「多分、あなたを見て、お姉ちゃんとしての威厳があるとしたら、その小柄に似合わない胸でしょ?」
「はうう。ということは、あたし、胸が大きくなかったら、お姉ちゃんとしての威厳がなかったかもしれないんだよ!」
「分かっていたけど、あなた、かなりの天然ね」
「ははは!!!」
知らない女の子が大きな声で笑ったんだよ。
「いや~。わたしのお姉ちゃん。二人いるんだけど、その内の次女ね。そのお姉ちゃんも、かなり天然で」
「はうう。ということは、三姉妹なんですか?」
「そう姉貴、あ! 一番上の姉ね。生き別れのチーお姉ちゃんを探していたんだけど、姉貴がチーお姉ちゃんを見かけたから、追いかけたんだ。その途中で、姉貴と逸れたんだ」
「はわわ! それは大変なんだよ。お姉さん達に会えるといいね」
「リリカ!? リリカじゃない」
あれ? ロゼッタさんだ? どうしたのか?
「ロゼッタじゃない! 久しぶりだよ、元気にしていた? 七年ぶりだけど、胸は成長していないな」
「はあ!? ぶっ殺すぞ!!」
ロゼッタさんの顔が鬼よりか怖い顔になったんだよ。はうう……
「いや! それよりも……」
あ! 顔が戻ったんだよ。
「あなた達! 今まで、どこに行っていたのよ!?」
「お姉ちゃんを探しに」
「あなたが、この国を彷徨いていいの? 危ないよ!」
「お姉ちゃんを探すのに、危険を顧みないよう」
「相変わらず、アンリ揃ってシスコンよね」
「リリカって、どこかで聞いたことあるんだよ」
「それよりも、チーお姉ちゃんの匂いがするけど、チーお姉ちゃんは、ここには、いないの?」
「今は、ドラゴンの動向を探っている……」
「分かった」
女の子が走り出そうとしたんだよ。
「ちょっと! どこに?」
「お姉ちゃんの元に。せっかくお姉ちゃんが見つかりそうなんだから」
「会いたいのは分かったんだけど、いつドラゴンがここに来るかもしれないから、あなたの力を貸して欲しいんだ。最後に会ったのは、幼い頃だけど、それでも、あなたも、当時、幼いながら、強いから」
「ん~。……わたしはお姉ちゃん程、心が読めないけど、お姉ちゃんと同行している人達なら信用ができるかな? 分かった。ここで待っていれば、お姉ちゃんも、そのうち来るかもしれないから」
「ありがたい」
ロゼッタさんは女の子に向かってお辞儀をしたんだよ。
何だか、ロゼッタさんは、女の子と親しそうなんだよ。
「ロゼッタさんの知り合いですか?」
「話を聞いている限り、姉を探しているようだ。それに、ロゼッタは、彼女の姉を知っているみたいだが」
「彼女はリリカ。カチュアの妹だよ」
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