蒼炎のカチュア

黒桐 涼風

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第八章 魔人族の脅威

8ー後日談 スイレンサイド

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「元々、ヴァルキュリア族はそう言った特徴なんだね」

 エドナちゃん達と合流する前に、イヤンさんとした話をエドナちゃんと話しているッス。

「それって、女将軍のシェリアもヴァルキュリア族だったのかな?」
「どうッスかね? 確かに、シェリアは蒼い炎を纏ったと言われていて、カチュアさんと、共通するところは多いッス」
「ん~。それが、ヴァルキュリアの特徴なのかな?」
「……話は変わるッスが、エドナちゃんの魔術は誰から学んだの?」
「あれ? 急にどうしたの? あたしの村の村長さん」
「そうッスか……」
「どうしたの?」
「いいえ! 何でもないです!」
「変なスイレンさん」

 ヴァルキュリア族。彼女達のことはまだ分かっていないッス。しかし、魔人族の戦いの中で、それと同等の謎を見つけたッス。それはエドナちゃんッス。あの戦いで、不思議なことがあったッス。それはエドナさんの放った風の矢。あれがカチュアさんの蒼い炎の壁を貫通して、ギャングに命中したッス。そう、蒼い炎の壁を貫通して。
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