蒼炎のカチュア

黒桐 涼風

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第四章 再会

4-後日談 ナギサイド

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 カチュアたちは一向は、アヴァルの街へ戻ることに。アルヴスはロゼッタに連れられ帝都に戻った。

 道中、ルナちゃんはカチュアさんに。

「カチュアさんはロゼッタさんと幼馴染なんですよね?」
「そーだよ~」
「カチュアさんは帝都ナウザの生まれ何ですか?」
「ん~、確か……イリースよ~」

 確かって、覚えてなかったのか?

「イリース? って、どこですか?」

 エドナが尋ねる。

「コルネリアの北側にあった国よ」
「あった?」
「七年前に滅びたのよ」
「そーなの? なんで?」
「イーリス国王がコルネリア帝国の親善大使を殺害命令を下したのよ。その親善大使はロゼッタさんの父親よ」
「そんな」
「お姉ちゃんたちだいじょぶかな~?」
「お姉ちゃんって、カチュアさんに兄弟が居たんですか?」
「うん。姉と妹よ~。姉はアンリお姉ちゃんで、妹はリリカちゃんよ~」
「二人とも、カチュアさんのような蒼い髪をしているんですか?」

 まあ、血が繋がった、姉妹なら、カチュアに似た、蒼髪と瞳に大きい胸を想像する。

「確か……お姉ちゃんが黄色で、リリカちゃんが赤色。わたしの亡くなったお母さんは銀色だったって話だわ~。あ! 皆んな、瞳の色が髪の色と同じなんだよ~」
「カラフル家族なんですね」

 カラフルって、話しか? 本当に血が繋がっているのか? お父さん出てきていないが、皆んな、髪の色がバラバラ過ぎでしょ。どんな遺伝子を持っているんだが。てか、お母さんが銀色って。それ、ほぼ、白目じゃないのか?

 あれ? 途中からルナが会話に入ってこなくなった。

「……今の話で確証を得ました。だけど、それ以上にとんでもない情報を得ました。それが本当ならカチュアさんは……」
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