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4章 冬
45話
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金沢からひたすらに走ってきたので、僕たちは昼食も兼ねてサービスエリアで休憩をとることにした。駐車場に車を停めて、フードコートに入る。建物の中は暖房が効いていてとても暖かい。僕はチキン南蛮定食を、心美はきつねうどんを食べた。食べ終わった後に辺りを見回すと、挽き立ての珈琲が飲めるというので、二つ購入して、心美の前に置く。珈琲からは温かな湯気が伸びていて、良い香りがした。
「きてくれてありがとね。これからお正月なのに」
珈琲の香りに元気づけられたわけではないと思うが、ずっと静かにしていた心美が、ようやく口をひらいた。
僕は彼女のお願いが年末年始をまたいでしまうことを、彼女から聞かされていた。一日や二日で終わることではなく、何日かかかってしまう。それでもいいですか、と。年末年始はいつも母と市内の神社へ初詣に行っていたけれど、それ以外とくにすることもない。
年末年始を友人と過ごしてもいいかと母に相談すると、
「こないだの心美ちゃんもいるの?」
「うん、いるよ」
「じゃあ、行ってきなさい」
と二つ返事で快諾してくれた。
じゃあ、の意味がよく分からない。
「前にも言ったけど、正月は母親と過ごすだけでいつも何の予定もないんだ」
僕は正直に言った。隠す必要もない。
「恭二郎のお母さん、楽しい人だよね」
「そう?」
「それに、優しい」
「褒めても何もでないよ」
「恭二郎も優しい」
「雪でも降るのかな。ああ、降ってるね」
「ひどいなあ、本心なのに」
「いつもと調子がちがうからさ」
「ちがう?」
「いつもの犀川じゃないからかな」
「わたしたち、ほとんど犀川の川辺でしか話してないもんね」
「そうかな?」
「そうそう」
「初めて会った日は、犀川の橋の下だね」
「“犀川の会”にはいったのも、犀川の川辺だよ」
「夏まつりも」
「うん」
「三光さんを見たのも」
「うん」
「ねえ心美?」
「恭二郎のほっぺにチューしたのも、を忘れてるよ」
「ねえ」
「胸を触ったのも忘れてない?」
「ねえ」
「あ、“楽太郎”は犀川だとは言えないか、でも」
「ねえってば!」
声を発してハッとする。
思っていた以上に大きな声が出ていたようだ、周りから視線が向けられる。
周りを見て軽く頭を下げると、心美にも頭を下げた。
「ごめん」
「ううん・・・車にもどろっか?」
心美が珈琲を手に持って椅子から立ち上がるので、僕も後につづく。外は相変わらず雪がひどく降っていて、僕たちは走って車まで戻った。
エンジンをつけると、車がぶるっと震えて動き出す。
「どうして、僕を連れてきたの?」
「・・・運転手をしてほしかったの」
「免許もってるでしょ」
「雪道を運転するのは怖いし」
「だったら、別の日に行けばいい」
一手一手王手をかけるみたいに詰めていくのは、気乗りしない。だけど詰めていかなければ、本当のことは何も話してはもらえない。心美はそういう女の子だって、もう十分わかった。僕は自分が手にしている駒をひとつひとつかき集めて、彼女の囲いを崩していく。
「夏祭りで会った、心美のおばさん、あの人が関係しているんだろ」
ときおり巻き上がる小さな地吹雪が視界をふさぐので、僕はエンジンブレーキを使ってスピードを落とした。ハンドルの横にある右レバーを捻り、車幅灯を点灯させる。
「おばさんは新潟に住んでいるって言っていたよね。実は不思議に思っていたんだ。新潟といえば長岡の花火大会が有名で、とても大規模だ。なのに、心美のおばさんはわざわざ時間をかけて、犀川の花火大会を見にきた」
「お母さんの墓参りもかねてって言ってたでしょ」
「うん。だけど、心美やおばさんの口ぶりからすると、おばさんと心美のお母さんは、そんなに仲が良いようには思えなかった。・・・もしかしたら一番の目的は」
―姉さんの絵?あんなのたいしたことないわよぉ
ちょっとフランスで賞をもらったから騒がれて、人気が出ただけでしょ
心美の叔母の声が頭に響く。
「美術館に展示されている、心美の絵だったんじゃないのか」
―美術館に展示してあるあなたの絵、お昼に見に行ったのよぉ
だけど、姉さんの絵とはまた違う感じなのねぇ
ねっとりとした声は蛇のようで、身体に絡みついてくる。
「そして、おばさんが絵を見にくるということを、心美は読んでいた。だから本来の描き方ではない絵を、美術館に展示した」
赤いバラを一厘咥えた黒猫と赤い傘をさす少女の絵だ。あのときの僕は少女を心美自身だと考えていたけれど、むしろ逆だったのかもしれない、と思った。地吹雪がさらに舞い上がったので、ブレーキを踏み、ハンドル横の右レバーをさらに捻り、ヘッドライトまで点灯させる。
「ずっと引っかかっていたんだ。美術館に展示されていた絵はすごく上手だし、とても僕に真似できるようなものじゃない。だけど初めて会った日、ううん、初めて心美の絵を見た日、僕は身体が震えるほどに感動したんだ。どこかに溶けて消えていきそうなのに、ものすごい生命力を持ったあの絵に」
僕は盤上に駒を打ち込みつづけるが、心美はなにも答えない。
歩や銀を進めるだけではダメだ、と思った。
大駒を進めるしかない。
「心美はさ、お母さんの絵を描くことができるんじゃないか?」
―これは、花川静香の絵だよ
十文字は心美のアトリエで、そう言った。
アトリエで見た心美の母親の絵にはクジラが描かれていた。
犀川の河川敷で見た心美の絵にはクジラが描かれていなかった。
二つの絵に描かれているものはクジラ以外、すべて同じに思えた。
「心美はお母さんと同じ絵が描けることを、おばさんに隠していた。それはなんで?おばさんと心美のお母さんは仲が悪かったから、同じ絵が描けると心美が嫌がらせをされるとか?」
僕はあのおばさんならあり得る、と思った。
姉妹の間に黒々としたものが横たわっているのは間違いがない。ひどい高校生活だったと話す心美や、夏祭りで会ったときのおばさんの口ぶりからそれは察することができるものだ。
だけどこれだけでは足りない。
これだけでは、心美がわざわざ新潟に向かう理由にはならないのだ。
最後のピースは、心美自身の口から聞かねばならないものだ。
「よく、わかったね」
小さな声で呟くように、心美は言った。
ふぅっと吐いた息の中になにか諦めを含んだような、そんな声だった。
「恭二郎は絵に詳しくないから、わかりっこないって思ってたんだけどな」
ふふっと心美は笑う。
なぜか嬉しそうな顔をしている彼女の気持ちが、僕にはわからない。彼女のほんとうの気持ちがわかったことなんて、今まであったのだろうか。
「ということはやっぱり」
「ひとつ訂正はありますよ」心美は僕に向かって、人差し指を一本ビシッと立てて、「おばさんからの嫌がらせを避けて、絵を変えたわけじゃないよ」と言った。
窓の外をみると吹雪がだんだんとおさまってきていて、心美の機嫌に天気が左右されているみたいだった。
「じゃあどうして」
「うーん・・・」
この期に及んで、心美は言い淀んでいるようだった。おそらくだけど、このことは誰にも言ったことがないのかもしれない。十文字にも話していない、心美だけが知っている秘密。彼女がときおり見せるさみしそうな笑顔の理由はきっと、この秘密の先にあるのだと僕は思った。
心美はひとしきり悩むと、覚悟を決めたように、ポツリポツリと話しはじめた。
「ほんとはね、ぜんぶ、一人でやろうと思ってたんだ」
「きてくれてありがとね。これからお正月なのに」
珈琲の香りに元気づけられたわけではないと思うが、ずっと静かにしていた心美が、ようやく口をひらいた。
僕は彼女のお願いが年末年始をまたいでしまうことを、彼女から聞かされていた。一日や二日で終わることではなく、何日かかかってしまう。それでもいいですか、と。年末年始はいつも母と市内の神社へ初詣に行っていたけれど、それ以外とくにすることもない。
年末年始を友人と過ごしてもいいかと母に相談すると、
「こないだの心美ちゃんもいるの?」
「うん、いるよ」
「じゃあ、行ってきなさい」
と二つ返事で快諾してくれた。
じゃあ、の意味がよく分からない。
「前にも言ったけど、正月は母親と過ごすだけでいつも何の予定もないんだ」
僕は正直に言った。隠す必要もない。
「恭二郎のお母さん、楽しい人だよね」
「そう?」
「それに、優しい」
「褒めても何もでないよ」
「恭二郎も優しい」
「雪でも降るのかな。ああ、降ってるね」
「ひどいなあ、本心なのに」
「いつもと調子がちがうからさ」
「ちがう?」
「いつもの犀川じゃないからかな」
「わたしたち、ほとんど犀川の川辺でしか話してないもんね」
「そうかな?」
「そうそう」
「初めて会った日は、犀川の橋の下だね」
「“犀川の会”にはいったのも、犀川の川辺だよ」
「夏まつりも」
「うん」
「三光さんを見たのも」
「うん」
「ねえ心美?」
「恭二郎のほっぺにチューしたのも、を忘れてるよ」
「ねえ」
「胸を触ったのも忘れてない?」
「ねえ」
「あ、“楽太郎”は犀川だとは言えないか、でも」
「ねえってば!」
声を発してハッとする。
思っていた以上に大きな声が出ていたようだ、周りから視線が向けられる。
周りを見て軽く頭を下げると、心美にも頭を下げた。
「ごめん」
「ううん・・・車にもどろっか?」
心美が珈琲を手に持って椅子から立ち上がるので、僕も後につづく。外は相変わらず雪がひどく降っていて、僕たちは走って車まで戻った。
エンジンをつけると、車がぶるっと震えて動き出す。
「どうして、僕を連れてきたの?」
「・・・運転手をしてほしかったの」
「免許もってるでしょ」
「雪道を運転するのは怖いし」
「だったら、別の日に行けばいい」
一手一手王手をかけるみたいに詰めていくのは、気乗りしない。だけど詰めていかなければ、本当のことは何も話してはもらえない。心美はそういう女の子だって、もう十分わかった。僕は自分が手にしている駒をひとつひとつかき集めて、彼女の囲いを崩していく。
「夏祭りで会った、心美のおばさん、あの人が関係しているんだろ」
ときおり巻き上がる小さな地吹雪が視界をふさぐので、僕はエンジンブレーキを使ってスピードを落とした。ハンドルの横にある右レバーを捻り、車幅灯を点灯させる。
「おばさんは新潟に住んでいるって言っていたよね。実は不思議に思っていたんだ。新潟といえば長岡の花火大会が有名で、とても大規模だ。なのに、心美のおばさんはわざわざ時間をかけて、犀川の花火大会を見にきた」
「お母さんの墓参りもかねてって言ってたでしょ」
「うん。だけど、心美やおばさんの口ぶりからすると、おばさんと心美のお母さんは、そんなに仲が良いようには思えなかった。・・・もしかしたら一番の目的は」
―姉さんの絵?あんなのたいしたことないわよぉ
ちょっとフランスで賞をもらったから騒がれて、人気が出ただけでしょ
心美の叔母の声が頭に響く。
「美術館に展示されている、心美の絵だったんじゃないのか」
―美術館に展示してあるあなたの絵、お昼に見に行ったのよぉ
だけど、姉さんの絵とはまた違う感じなのねぇ
ねっとりとした声は蛇のようで、身体に絡みついてくる。
「そして、おばさんが絵を見にくるということを、心美は読んでいた。だから本来の描き方ではない絵を、美術館に展示した」
赤いバラを一厘咥えた黒猫と赤い傘をさす少女の絵だ。あのときの僕は少女を心美自身だと考えていたけれど、むしろ逆だったのかもしれない、と思った。地吹雪がさらに舞い上がったので、ブレーキを踏み、ハンドル横の右レバーをさらに捻り、ヘッドライトまで点灯させる。
「ずっと引っかかっていたんだ。美術館に展示されていた絵はすごく上手だし、とても僕に真似できるようなものじゃない。だけど初めて会った日、ううん、初めて心美の絵を見た日、僕は身体が震えるほどに感動したんだ。どこかに溶けて消えていきそうなのに、ものすごい生命力を持ったあの絵に」
僕は盤上に駒を打ち込みつづけるが、心美はなにも答えない。
歩や銀を進めるだけではダメだ、と思った。
大駒を進めるしかない。
「心美はさ、お母さんの絵を描くことができるんじゃないか?」
―これは、花川静香の絵だよ
十文字は心美のアトリエで、そう言った。
アトリエで見た心美の母親の絵にはクジラが描かれていた。
犀川の河川敷で見た心美の絵にはクジラが描かれていなかった。
二つの絵に描かれているものはクジラ以外、すべて同じに思えた。
「心美はお母さんと同じ絵が描けることを、おばさんに隠していた。それはなんで?おばさんと心美のお母さんは仲が悪かったから、同じ絵が描けると心美が嫌がらせをされるとか?」
僕はあのおばさんならあり得る、と思った。
姉妹の間に黒々としたものが横たわっているのは間違いがない。ひどい高校生活だったと話す心美や、夏祭りで会ったときのおばさんの口ぶりからそれは察することができるものだ。
だけどこれだけでは足りない。
これだけでは、心美がわざわざ新潟に向かう理由にはならないのだ。
最後のピースは、心美自身の口から聞かねばならないものだ。
「よく、わかったね」
小さな声で呟くように、心美は言った。
ふぅっと吐いた息の中になにか諦めを含んだような、そんな声だった。
「恭二郎は絵に詳しくないから、わかりっこないって思ってたんだけどな」
ふふっと心美は笑う。
なぜか嬉しそうな顔をしている彼女の気持ちが、僕にはわからない。彼女のほんとうの気持ちがわかったことなんて、今まであったのだろうか。
「ということはやっぱり」
「ひとつ訂正はありますよ」心美は僕に向かって、人差し指を一本ビシッと立てて、「おばさんからの嫌がらせを避けて、絵を変えたわけじゃないよ」と言った。
窓の外をみると吹雪がだんだんとおさまってきていて、心美の機嫌に天気が左右されているみたいだった。
「じゃあどうして」
「うーん・・・」
この期に及んで、心美は言い淀んでいるようだった。おそらくだけど、このことは誰にも言ったことがないのかもしれない。十文字にも話していない、心美だけが知っている秘密。彼女がときおり見せるさみしそうな笑顔の理由はきっと、この秘密の先にあるのだと僕は思った。
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