円と河童の髪隠し

刻命

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勝負

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河童「勝負は何にする?」
河童「あと5分で決めないから帰る」
せっかちな河童だな。くそっ!
だが変えられると困る。
俺「分かった。5分以内に考える」
少年と作戦会議をした。

泳ぎは河童の特技だから避けたい。
俺は少年…ルに特技が何か聞いた。
「釣りが得意かな」
釣りか。なるほど。

そして時間になった。
河童「5分経ったな。勝負は決まったか。」
時計も持ったないのにどうやって時間を測っているのだろか。
ゲ「釣りだ。制限時間内に魚を多く釣った方が勝ちだ。」
河童「いいだろう」
河童「だが、1体1での勝負だ。片方は審判だ」
ル「ゲさんがやってよ。僕は審判やる」
ゲ「分かった」
河童「決まったようだな」
河童「それじゃ勝負開始だな」
ゲ「あぁ。ん?」
河童「何だ?」
ゲ「いや、釣り道具持ってるか」
河童「……」
すると河童は川に飛び込んだ。
ゲ「はぁあああ!?」
そして何かを持って戻ってきた。
きゅうりに糸を括り付けている。
河童「自家製釣り竿だ」
ゲ「………」
ル「………」
こうして俺と河童の勝負は始まった。
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