順番を待たなくなった側室と、順番を待つようになった皇帝のお話 〜陛下!どうか私のことは思い出さないで〜
この物語は——50人目の側室として暴君の元へ嫁いだ小国の王女が、その暴君皇帝からの溺愛で初めて『恋』を知る物語。少し焦ったいけれど、最後には両思いになって。帝国の未来を一緒に考えようと手を携える、そんな夫婦愛が芽生えるまでのお話。
◇
主人公のレーナマリアは、西の小国エルトネイル王国の第一王女。国王である父は、アヴァンジェル帝国との争いを避けるため、皇帝ルクスフィードの元へ娘を側室として差し出すことにした。「側室なら食べるに困るわけでもないし、痛ぶられるわけでもないわ!」と特別な悲観もせず帝国へ渡ったレーナマリアだが、到着してすぐに己の甘さに気付かされることになる。皇帝ルクスフィードには、既に49人もの側室がいたのだ。自分が50番目の側室であると知ったレーナマリアは呆然とするが、明るい性格で割り切ることにして。毎日を楽しく過ごしていると、ある日……皇帝との「閨の儀」の話を聞いてしまう。すっかり忘れていた皇帝の存在と、その皇帝と男女として交わることへの拒絶感に苛まれ、「望んでもいない順番待ちの列」に加わる気はない!と宣言。すぐに自分にできることを模索し始める。そして月日が流れいつの日か、逆に皇帝が彼女の列に並ぶことになったのだ。立場逆転の恋愛劇、はたして二人の心は結ばれるのか?
➡️登場人物、国、背景など全て架空の100%フィクションです。
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