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新しい比乃子、爆誕!
第2話 捕らわれた美少女高校生
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目を覚ますと、手術室の天井にありそうな無影灯がまぶしく見えた。
たしか、高校へ向かっていたはずなのに、いったい何がどうしてわたしは横になっているのだろう?
身体を起こそうとしたけれど、手首や足首、腰や首までもが革ベルトで固定されていて身動きがとれない。それに、わたしは下着姿で、手足は大の字に広げられていた。
「なんなのよ、これ……ちょっ、誰かぁ! 誰か助けてくださいッ!」
大声で助けを呼ぶ。
誰からも返事はない。
額に汗が滲んだ。
なんとか首だけは自由に動かせたので、今度は周囲の様子を確認する。
壁面には使用法がよくわからない医療機器のような物がたくさん設置されていて、レントゲン画像とか心電図が映された大きな液晶画面が埋め込まれてもいた。
ここは……手術室?
近くの台の上には、血がべったりと付着したトンカチやノコギリとか、いかにも完全アウトな工具類が几帳面に並べられてあった。
まさに絶望。
この状況から導き出された答えは、自分史上最悪な結末だった。
「ええっ……ウソでしょ……いやっ……いやあああああッッッ‼」
混乱したわたしは、絶叫しながら大暴れをして、革ベルトをなんとか引き千切ろうと必死にもがく。
だって当然でしょ? 今から頭のおかしな変態野郎に、全身をバラバラにされるかもしれないんだから!
でも、いくら暴れても革ベルトは外れないし、誰も助けにはこない。下着姿のわたしは、拘束されたままの放置状態で叫び続けた。
「うっせーぞ! 静かにしやがれ!」
どれくらい時間が経ったんだろう。男の大声が聞こえたのと同時に手術室の両開きのドアが勢いよく開けられ、筋肉質で角刈り頭の背が高い黒人男性が中に入ってきた。
「じゃ……ジャクソン伍長?!」
その大男は、今朝の夢に出てきたジャクソン伍長にそっくりだった。
「ホワット? ジャクソンて誰だよ。オレ様には、デンジャーDっていう超クールな名前があるぜ。因みに、DDって超ホットなあだ名もあるけどな」
冷たいのか熱いのか、何をどうしたいのか全然わからない名前なので、とりあえずわたしは、心の中でジャクソン伍長のままにしておくことにする。
「あ……あのっ、それより早く助けてください!」
わたしの救助要請を拒絶するかのように、タコみたく唇を尖らせてジャクソン伍長が口笛を〝ピュ~ッ♪〟と、カッコつけて吹いてみせた。軽くイラッとした。
「ノーノーノー。そいつはできない相談だぜ、シスター」
「えっ、どうして……」
やっぱりわたしは、ジャクソン伍長に身体を切り刻まれる運命なのだろうか?
そして、彼の美少女剥製コレクションの仲間入りをして、やがては闇のオークションに出品までされて、きっと史上最高金額で落札されるに違いない。
「助けるも何も、とっくに助け終わってるからさ!」
そう言い終えたジャクソン伍長は、自分の股間を右手で強く押さえると、左手を高く上げて笑いながら腰をキモいくらい滑らかに回し始めた。
「た、助け終わってるって、どういうことですか?」
「ホワット? ユーは何も覚えてないのかーい?」
ジャクソン伍長がわたしの問いかけに答えるまえに、手術室のドアが今度はゆっくりと押し開かれた。
たしか、高校へ向かっていたはずなのに、いったい何がどうしてわたしは横になっているのだろう?
身体を起こそうとしたけれど、手首や足首、腰や首までもが革ベルトで固定されていて身動きがとれない。それに、わたしは下着姿で、手足は大の字に広げられていた。
「なんなのよ、これ……ちょっ、誰かぁ! 誰か助けてくださいッ!」
大声で助けを呼ぶ。
誰からも返事はない。
額に汗が滲んだ。
なんとか首だけは自由に動かせたので、今度は周囲の様子を確認する。
壁面には使用法がよくわからない医療機器のような物がたくさん設置されていて、レントゲン画像とか心電図が映された大きな液晶画面が埋め込まれてもいた。
ここは……手術室?
近くの台の上には、血がべったりと付着したトンカチやノコギリとか、いかにも完全アウトな工具類が几帳面に並べられてあった。
まさに絶望。
この状況から導き出された答えは、自分史上最悪な結末だった。
「ええっ……ウソでしょ……いやっ……いやあああああッッッ‼」
混乱したわたしは、絶叫しながら大暴れをして、革ベルトをなんとか引き千切ろうと必死にもがく。
だって当然でしょ? 今から頭のおかしな変態野郎に、全身をバラバラにされるかもしれないんだから!
でも、いくら暴れても革ベルトは外れないし、誰も助けにはこない。下着姿のわたしは、拘束されたままの放置状態で叫び続けた。
「うっせーぞ! 静かにしやがれ!」
どれくらい時間が経ったんだろう。男の大声が聞こえたのと同時に手術室の両開きのドアが勢いよく開けられ、筋肉質で角刈り頭の背が高い黒人男性が中に入ってきた。
「じゃ……ジャクソン伍長?!」
その大男は、今朝の夢に出てきたジャクソン伍長にそっくりだった。
「ホワット? ジャクソンて誰だよ。オレ様には、デンジャーDっていう超クールな名前があるぜ。因みに、DDって超ホットなあだ名もあるけどな」
冷たいのか熱いのか、何をどうしたいのか全然わからない名前なので、とりあえずわたしは、心の中でジャクソン伍長のままにしておくことにする。
「あ……あのっ、それより早く助けてください!」
わたしの救助要請を拒絶するかのように、タコみたく唇を尖らせてジャクソン伍長が口笛を〝ピュ~ッ♪〟と、カッコつけて吹いてみせた。軽くイラッとした。
「ノーノーノー。そいつはできない相談だぜ、シスター」
「えっ、どうして……」
やっぱりわたしは、ジャクソン伍長に身体を切り刻まれる運命なのだろうか?
そして、彼の美少女剥製コレクションの仲間入りをして、やがては闇のオークションに出品までされて、きっと史上最高金額で落札されるに違いない。
「助けるも何も、とっくに助け終わってるからさ!」
そう言い終えたジャクソン伍長は、自分の股間を右手で強く押さえると、左手を高く上げて笑いながら腰をキモいくらい滑らかに回し始めた。
「た、助け終わってるって、どういうことですか?」
「ホワット? ユーは何も覚えてないのかーい?」
ジャクソン伍長がわたしの問いかけに答えるまえに、手術室のドアが今度はゆっくりと押し開かれた。
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