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新章突入! ラストダンジョンで勇者パーティーに捨てられたから、あたしお家に帰りたいです。
挿話 形而上 流星
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「鏡よ、鏡。わたしは、だあれ?」
またこの問いかけか。
よくもまあ、この少女は飽きずに毎日繰り返せるものだな。人間とは実に単細胞な生命体だ。
鏡面世界でしか生きられない我の暇潰しといえば、鏡の裏側から外界をのぞき見ることぐらいしかない。
しかしながら、魔力や霊力が高ければ我の存在を感知されやすいため、特殊能力値が低い人間の暮らしをこうしてよくのぞいている。
「わたしは……なんだろう」
真顔の少女は、いつものように最後にそうつぶやき、痣や噛み痕が目立つ肌に下着をとおす。そして身仕度を整え終えると、年老いた男の呼び声に答えて部屋を出ていった。
*
エレロイダに戻った我は、あの少女の姿を真似て実体化していた。特別な意味はないが、まあまあの容姿なのでそうしているだけだ。
ダ=ズール様よりラストダンジョン内で任されている鏡張りのこの階層が、我の本当の住まう世界。退屈極まりないこんな場所にも、たまになら来客はある。
「フシュルルルル……ミメシス」
「うるさい、話しかけるな。ここを通るなら、さっさと行ってくれ」
招かれざる客──同じ闇の使徒である闘争のフェルムを顔も見ずに冷たくあしらい、我はふたたび鏡の中へ入った。
しばらくすると、立ち止まっていたフェルムが移動魔法陣のあるほうへと姿を消した。
やれやれ、やっと行ってくれたか。
なにかと理由をつけては、我の尻についてまわる武骨一辺なアイツがどうも苦手だ。まさか、我が授かった闇の力を狙っているのではなかろうか……同胞を潰すまえに、先ずは光の女神を倒すべきだろう、愚か者め。
タイミングを見計らい、鏡からまた抜け出す。
感じたのは、消え去った気配。
降り立つ足音もやがて静寂に呑まれ、無数の鏡に映るのは、かりそめの擬態の自分だけ。
「ああ、そうだな。たしかに、誰なんだ……」
感情のない顔も、瞳に宿る消えかけた生気も、あの少女とまったく同じモノだった。
*
どれくらいの時間が経過したのだろうか。
天井を見上げ続ける。
この階層全体を覆う鏡には、希少魔水晶が使われている。その鉱石は高濃度の魔素を有するため、内部で常にそれらがぶつかり合い、そのときに発生する熱と光のお陰で、松明や蝋燭などの光源がいっさい必要ないほど通路の隅々まで常時明るかった。
時計を持たない我には──武器や防具はもちろん、衣服や下着類、髪飾りのひとつさえ持ってはいない── 現在の時刻を知る術がなにも無かった。そもそも、時間を気にする必要はないのだが、ごく稀に、なんとなく、今は朝なのか夜なのかが気になる瞬間があった。
「なにか異変でもあったのか、ミメシス?」
不意に呼ばれて振り返る。
闇夜を擬人化させたような、吸い込まれそうなほど黒さが美しい甲冑に全身を守られた男が、そこに佇んでいた。
「峻厳のヴァイン……か。闇黒騎士殿、守護する深さが違うぞ。それとも、我に助けを求めにやって来られたのかな?」
「フッ、いや。ダ=ズール様に呼ばれた帰りだ。それより、天井をじっと見つめていたようだが、なにかあったのか?」
「なにもない。なにもないからこそ、見ていたのだ」
「そうか……ずいぶんと哲学的な答えだな」
「哲学ではない。ただ──」
もう一度、仰ぎ見る。
もしかしたらいつの日か、この天井に空が映るのではないかと、淡い期待を抱いていた。
古の神々の力で魔素が濃縮された多結晶体のレアクリスタルなら、我の望みをほんの短い時間だけでも叶えてくれるような気がしていた。
バカげているのは自分でも理解できている。だが、想像してみてくれ。気が遠くなるような長い歳月を、鏡面世界だけで孤独に暮らしている者の気持ちを。こんなおかしな夢のひとつくらいなら、信じてみても許されるのではないだろうか。
「夜だ」
「え?」
そんなヴァインの言葉に、ふたたび彼を見る。
「エレロイダの空なら、今は夜だ。知りたいのだろう?」
どうして我の考えていることがわかった?
闇の使徒の中でも一二を争う実力者は、読心術も心得ているようだ。
「教えてくれたのに悪いが、それを確かめる術を我は持ち合わせていない」
「……つまり、オレを信用していないのか?」
「そうではない。我の盟約を知っているだろう? つまり、そういうことだ」
「ならば、見に行けばいい」
「ジョークにしては、笑えんな」
男という生き物には愚か者しかいないのか。呆れ果て、となりのヴァインから視線を逸らして壁側の鏡を見る。早くおまえも消えてしまえ。
すると鏡には、ヴァインが剣を抜き始める姿が映されていた。
「──!?」
「そう睨むな。おまえと殺し合うつもりはない。よく見ろ」
そう言いながら前へ突き出された刀身に、怪訝な表情をする少女の顔が映り込んでいた。
「まさか……」
「そのまさかだ。行くぞ、ミメシス」
*
荒涼とした異次元空間の大地。
ほとんどが砂の地面と岩山ばかりで、面白味がなにもない。
ただ、空だけは綺麗だった。
どこまでも続いて広がる満天の星の海。
地上界では、都合がいいようにこの星を境界線で象り、神々や動物、髪の毛にさえも見立てて崇拝していると聞き及んでいるが……その気持ち、今なら少しくらいわかる。
「見えているか?」
『ああ。よく見える』
剣を掲げるヴァインに返事をする我は、窮屈な内側から両手をつけて星空を仰ぎ見ていた。
『ムッ? おい、あれはなんだ? 星が撃ち落とされて死んだのか?』
「星が?……あれは流星だ。オレも詳しくは知らないが、星がなにかにぶつかって発光しているらしい」
『そうか……散り際の花火のように、あざやかで美しいな』
「ミメシス」
『なんだ、ヴァイン?』
「おまえ詩人だな」
『詩人ではない』
そんなやり取りを交わしていると、ひとすじの流星が──流れ星が次々に増え、みるみるうちに夜空が数多の光のシャワーで覆い尽くされていった。
魔法とは違う、幻想的な天体の煌めき。それらは、どんな芸術作品や宝石よりも美しくて儚かった。
『凄い……』
思わずもれ出た我の言葉に合わせて、刀身に青白い光の粒子が無数に吸い寄せられてゆく。
やがて、輝く剣がその光を弾けさせ、霧散した粒子がヴァインのとなりに集り人型を造る。あの少女の姿をふたたび借りて、我は鏡面世界の外に実体化した。
「ミメシス!」
「少しの時間であれば大丈夫だ。こうして自分の瞳でしっかりと、この素晴らしい光景を見たかったんだ」
「そうか……」
悠久とも感じられる長い時間を生きてきたつもりではいたが、エレロイダの空すら、きょうまで知らなかった。ラストダンジョンから地上に出れば、空はすぐそこにあるというのに──。
「なら、オレもそうしよう」
そう言うとヴァインは、星空を映す鉄仮面を惜し気もなく脱いだ。
ミディアムヘアの黒髪と左右対称の整った顔立ち。エルフまでとは言わないが、耳の先端は少しだけ尖り、鼻筋も彫像のように美しくとおっていた。やや切れ長の双眸は鮮血のように紅く、妖しい魅力を満々とたたえている。
光の女神との最終決戦が近づく中で、一騎当千の戦力としてダ=ズール様の牙から生み出された暗黒騎士ヴァイン。常に臨戦態勢である彼の素顔を見るのは、これが初めてだった。
「ん? どうした、そんなに珍しい顔なのかオレは?」
そう訊ねながら見せた彼の微笑みは、少年のような無邪気さの中に絶対的な余裕も感じられた。
「フフッ、そうだな。おかしな顔だ」
思わずつられて、笑顔をみせる。
笑う……?
自分も笑うことができたなんて……今宵は初めてのことばかりだ。
ふたたび夜空を仰ぐ。
ふと、こんなことを思った。
もしかしたら、これはレアクリスタルが叶えてくれた奇跡なのかもしれない──と。
「礼を言うぞ、ヴァイン」
「なんだ、感謝の気持ちまで高圧的で偉そうじゃないか。言葉遣いを知らなさすぎるぞ、おまえ」
「フフッ、そう気にするな」
ありがとう。
さすがにその言葉だけは、言えなかった。
またこの問いかけか。
よくもまあ、この少女は飽きずに毎日繰り返せるものだな。人間とは実に単細胞な生命体だ。
鏡面世界でしか生きられない我の暇潰しといえば、鏡の裏側から外界をのぞき見ることぐらいしかない。
しかしながら、魔力や霊力が高ければ我の存在を感知されやすいため、特殊能力値が低い人間の暮らしをこうしてよくのぞいている。
「わたしは……なんだろう」
真顔の少女は、いつものように最後にそうつぶやき、痣や噛み痕が目立つ肌に下着をとおす。そして身仕度を整え終えると、年老いた男の呼び声に答えて部屋を出ていった。
*
エレロイダに戻った我は、あの少女の姿を真似て実体化していた。特別な意味はないが、まあまあの容姿なのでそうしているだけだ。
ダ=ズール様よりラストダンジョン内で任されている鏡張りのこの階層が、我の本当の住まう世界。退屈極まりないこんな場所にも、たまになら来客はある。
「フシュルルルル……ミメシス」
「うるさい、話しかけるな。ここを通るなら、さっさと行ってくれ」
招かれざる客──同じ闇の使徒である闘争のフェルムを顔も見ずに冷たくあしらい、我はふたたび鏡の中へ入った。
しばらくすると、立ち止まっていたフェルムが移動魔法陣のあるほうへと姿を消した。
やれやれ、やっと行ってくれたか。
なにかと理由をつけては、我の尻についてまわる武骨一辺なアイツがどうも苦手だ。まさか、我が授かった闇の力を狙っているのではなかろうか……同胞を潰すまえに、先ずは光の女神を倒すべきだろう、愚か者め。
タイミングを見計らい、鏡からまた抜け出す。
感じたのは、消え去った気配。
降り立つ足音もやがて静寂に呑まれ、無数の鏡に映るのは、かりそめの擬態の自分だけ。
「ああ、そうだな。たしかに、誰なんだ……」
感情のない顔も、瞳に宿る消えかけた生気も、あの少女とまったく同じモノだった。
*
どれくらいの時間が経過したのだろうか。
天井を見上げ続ける。
この階層全体を覆う鏡には、希少魔水晶が使われている。その鉱石は高濃度の魔素を有するため、内部で常にそれらがぶつかり合い、そのときに発生する熱と光のお陰で、松明や蝋燭などの光源がいっさい必要ないほど通路の隅々まで常時明るかった。
時計を持たない我には──武器や防具はもちろん、衣服や下着類、髪飾りのひとつさえ持ってはいない── 現在の時刻を知る術がなにも無かった。そもそも、時間を気にする必要はないのだが、ごく稀に、なんとなく、今は朝なのか夜なのかが気になる瞬間があった。
「なにか異変でもあったのか、ミメシス?」
不意に呼ばれて振り返る。
闇夜を擬人化させたような、吸い込まれそうなほど黒さが美しい甲冑に全身を守られた男が、そこに佇んでいた。
「峻厳のヴァイン……か。闇黒騎士殿、守護する深さが違うぞ。それとも、我に助けを求めにやって来られたのかな?」
「フッ、いや。ダ=ズール様に呼ばれた帰りだ。それより、天井をじっと見つめていたようだが、なにかあったのか?」
「なにもない。なにもないからこそ、見ていたのだ」
「そうか……ずいぶんと哲学的な答えだな」
「哲学ではない。ただ──」
もう一度、仰ぎ見る。
もしかしたらいつの日か、この天井に空が映るのではないかと、淡い期待を抱いていた。
古の神々の力で魔素が濃縮された多結晶体のレアクリスタルなら、我の望みをほんの短い時間だけでも叶えてくれるような気がしていた。
バカげているのは自分でも理解できている。だが、想像してみてくれ。気が遠くなるような長い歳月を、鏡面世界だけで孤独に暮らしている者の気持ちを。こんなおかしな夢のひとつくらいなら、信じてみても許されるのではないだろうか。
「夜だ」
「え?」
そんなヴァインの言葉に、ふたたび彼を見る。
「エレロイダの空なら、今は夜だ。知りたいのだろう?」
どうして我の考えていることがわかった?
闇の使徒の中でも一二を争う実力者は、読心術も心得ているようだ。
「教えてくれたのに悪いが、それを確かめる術を我は持ち合わせていない」
「……つまり、オレを信用していないのか?」
「そうではない。我の盟約を知っているだろう? つまり、そういうことだ」
「ならば、見に行けばいい」
「ジョークにしては、笑えんな」
男という生き物には愚か者しかいないのか。呆れ果て、となりのヴァインから視線を逸らして壁側の鏡を見る。早くおまえも消えてしまえ。
すると鏡には、ヴァインが剣を抜き始める姿が映されていた。
「──!?」
「そう睨むな。おまえと殺し合うつもりはない。よく見ろ」
そう言いながら前へ突き出された刀身に、怪訝な表情をする少女の顔が映り込んでいた。
「まさか……」
「そのまさかだ。行くぞ、ミメシス」
*
荒涼とした異次元空間の大地。
ほとんどが砂の地面と岩山ばかりで、面白味がなにもない。
ただ、空だけは綺麗だった。
どこまでも続いて広がる満天の星の海。
地上界では、都合がいいようにこの星を境界線で象り、神々や動物、髪の毛にさえも見立てて崇拝していると聞き及んでいるが……その気持ち、今なら少しくらいわかる。
「見えているか?」
『ああ。よく見える』
剣を掲げるヴァインに返事をする我は、窮屈な内側から両手をつけて星空を仰ぎ見ていた。
『ムッ? おい、あれはなんだ? 星が撃ち落とされて死んだのか?』
「星が?……あれは流星だ。オレも詳しくは知らないが、星がなにかにぶつかって発光しているらしい」
『そうか……散り際の花火のように、あざやかで美しいな』
「ミメシス」
『なんだ、ヴァイン?』
「おまえ詩人だな」
『詩人ではない』
そんなやり取りを交わしていると、ひとすじの流星が──流れ星が次々に増え、みるみるうちに夜空が数多の光のシャワーで覆い尽くされていった。
魔法とは違う、幻想的な天体の煌めき。それらは、どんな芸術作品や宝石よりも美しくて儚かった。
『凄い……』
思わずもれ出た我の言葉に合わせて、刀身に青白い光の粒子が無数に吸い寄せられてゆく。
やがて、輝く剣がその光を弾けさせ、霧散した粒子がヴァインのとなりに集り人型を造る。あの少女の姿をふたたび借りて、我は鏡面世界の外に実体化した。
「ミメシス!」
「少しの時間であれば大丈夫だ。こうして自分の瞳でしっかりと、この素晴らしい光景を見たかったんだ」
「そうか……」
悠久とも感じられる長い時間を生きてきたつもりではいたが、エレロイダの空すら、きょうまで知らなかった。ラストダンジョンから地上に出れば、空はすぐそこにあるというのに──。
「なら、オレもそうしよう」
そう言うとヴァインは、星空を映す鉄仮面を惜し気もなく脱いだ。
ミディアムヘアの黒髪と左右対称の整った顔立ち。エルフまでとは言わないが、耳の先端は少しだけ尖り、鼻筋も彫像のように美しくとおっていた。やや切れ長の双眸は鮮血のように紅く、妖しい魅力を満々とたたえている。
光の女神との最終決戦が近づく中で、一騎当千の戦力としてダ=ズール様の牙から生み出された暗黒騎士ヴァイン。常に臨戦態勢である彼の素顔を見るのは、これが初めてだった。
「ん? どうした、そんなに珍しい顔なのかオレは?」
そう訊ねながら見せた彼の微笑みは、少年のような無邪気さの中に絶対的な余裕も感じられた。
「フフッ、そうだな。おかしな顔だ」
思わずつられて、笑顔をみせる。
笑う……?
自分も笑うことができたなんて……今宵は初めてのことばかりだ。
ふたたび夜空を仰ぐ。
ふと、こんなことを思った。
もしかしたら、これはレアクリスタルが叶えてくれた奇跡なのかもしれない──と。
「礼を言うぞ、ヴァイン」
「なんだ、感謝の気持ちまで高圧的で偉そうじゃないか。言葉遣いを知らなさすぎるぞ、おまえ」
「フフッ、そう気にするな」
ありがとう。
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