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新章突入! ラストダンジョンで勇者パーティーに捨てられたから、あたしお家に帰りたいです。
前代未聞の急展開! こんな待遇のヒロインなんているんですか!?
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「──フゥ、やれやれ。淫獣はもうこれで最後にしてよね、もう……」
ひとつ目ちゃんの触手に締めつけられていた気色悪い感触と粘液が、まだ腕や太股にハッキリと残っている。そして、股間にまでちょびっと。
あたしが穿いている最高級シルクの下着をグロテスクな触手がずり下ろそうとした、まさに最悪なその瞬間──!
謎の淫夢にうなされていたミメシスが間一髪のところで『ひゃめれぇぇぇぇッ‼』と艶やかな声で叫びながら覚醒し、ひとつ目ちゃんを〝ボギャッ!〟の〝バシバシバシ、ズキャーン!〟ってな感じの圧倒的な強さで木っ端微塵に吹き飛ばして助けてくれたのだ。
「それにしても、さすがはミメシス先生! 闇の使徒は伊達じゃないっ! これからも末永くよろしくお願いします!」
目の前には誰もいないけれど、あたしは感謝の気持ちを込めて、前意識の中にいる大恩人に御辞儀をした。
『先生ではない。目的を果たすまえに死なれては困るから、我はおまえを助けたにすぎん。そこを勘違いするな』
「またまたぁ、本当は優しい性格なクセにぃ♪ あ、そうそう。ねえミメシス、さっき見てた夢の話をあとでちょっとだけでも訊かせてよ……ムヒヒヒ♡」
『夢? なんの話だ? 手首を縛られ目隠しまでされた花嫁姿の我が、全裸のヴァインに背後から太股を抱きかかえられたまま、彼のたくましい──公序良俗に違反するため、以下省略──そんな破廉恥極まりない情事を超古代文明の魔法道具を使って全世界(※天上界・地上界・魔界のすべてを含めた意味)の上空に生中継された夢なんぞ見た覚えがない』
「ええっ……」
実は天然な性格だったミメシスが見ていた夢の衝撃的な内容にドン引きしつつ、不気味な卵の障害物を杖の先で横へと退けながら魔法円に足を踏み入れたあたしは、次の階へとテレポートした。
今度も洞穴みたいな場所だけど、移動用魔法を唱えなくても明るさはなんとか大丈夫そうだ。
魔法円から一歩踏みでたあたしを出迎えたのは、熱い蒸気と硫黄の強烈なにおい、それとボコボコと沸き上がるような水音が絶え間なく辺りに響いていた。
マイナスイオンが充満する黒い岩盤だらけのこのフロアには、おそらく温泉があるのだろう。
「うわ、蒸し暑っ。こんな所に長居はしたくないから、早く次へ行きましょう」
『なんだ、ロアは温泉が嫌いなのか?』
「嫌いじゃないけど、今はそんな気分じゃないってば。第一、ラストダンジョンで裸になって入浴ですか? 文字通りの無防備だし、そんなことをするためにエレロイダまでやって来たんじゃないのよ、馬鹿らしい!」
*
「フゥー、極楽極楽♪」
ミメシスに導かれて温泉を見つけたあたしは、これまでの戦いの疲れといろんな汚れを落とすためにガッツリ入浴していた。
異次元空間の秘湯〝ラストダンジョンの湯〟は茶褐色の炭酸泉で、熱さも不感温度を少し超える程度と、あたし的には快適な温度だ。
「このまま美味しいご飯でも食べて、ゆっくり眠りたいなぁー」
茶褐色の水面から腕を伸ばして撫でれば、本音が手のひらで掬ったお湯と一緒になってこぼれ落ちる。
無事に元の世界へ──お家に帰れたら、メイドのセーリャとあらためて温泉旅行をしようかな。
『……ひとりではさびしかろう。それに、我も温泉に浸かりたい』
「みゃ?」
その直後、あたしの身体から小さな光の結晶がふわりと離れていったかと思えば、ほんの一瞬だけ強い輝きを放ち、プリシラの姿をしたミメシスがすぐそばに現れた。もちろん、全裸で。
「フゥー、極楽極楽♪」
「なんでまたプリシラの姿に……声はミメシスだから、さっきよりはマシだけど」
「ん? マルスのほうがよかったか?」
「──なっ!?」
「どうした、顔が一気に赤くなったぞ? もう湯あたりをしたのか?」
「ぬぐぐ……うん、ちょっとだけ! でも大丈夫だし!(もしかして、前意識にいるときにあたしの記憶をのぞいたわね!?)」
「フフフ。のぼせるまえに頭を冷ませロア」
そう言いながら、瞼を閉じるミメシスは少し意地悪そうに微笑み、プリシラに似せた身体の白い首筋や鎖骨を愛しそうに撫でた。
ミメシスとは親友みたいな信頼関係を築けそうな予感がしていたけれど、マルスに抱いていた密かな想いを知られてしまい、なんだか親に日記帳を見られたような強い憤りと気恥ずかしさを感じてしまった。
このまま無言で温泉に入っているのも嫌だし、なにか別の長続きしそうな会話を探さないと──。
「あの……さあ、あたしの身体から出たり入ったり出来るんなら、せめて戦闘中だけでも出てきて助けてよ」
「それは出来なくもないが、我の生命力を削り続ける行為となってしまう。なるべくそれはしたくない」
「えっ、そうなんだ……でも、今は出てきて平気なの? なんかフツーに温泉に入ってくつろいでるけど」
「フッ、我は鏡面世界でのみ自由に行動する契約を交わしている。この温泉は淀んではいるが、水面は景色をわずかに映している。すなわち、これもまた鏡面世界」
そう言ってミメシスは、茶褐色のお湯を手のひらで掬い上げた。か細い指先からあっという間ににこぼれ落ちたそれを、彼女は悲しそうな瞳をして見つめ続ける。
結局、会話はそこで途切れてしまった。
せっかくの温泉なのに、身体は温まってもお互いの心はテンションがだだ下がりだ。
なにかもっと、ガールズトークらしい話題をしなきゃ……あっ、そうだ!
「ねえねえ、ミメシスさん」
「なんだ? 気色の悪い笑みを浮かべて」
「ヴァインとは、どーゆー関係なのよ」
「どーゆー……とは、どういった意味だ?」
「またまたぁ、誤魔化しちゃって!」
温泉に浸かったままミメシスの真横まで近づき、彼女の二の腕を肘で何度も小突く。
「闇黒騎士ヴァインは、ダ=ズール様に忠誠を誓った同じ闇の使徒。それ以上でも以下でもない」
「ふふ~ん。なら、どうしてあたしなんかと一緒に彼の元へ?」
「それは……」
言葉を詰まらせたミメシスに、あたしは質問を続ける。
「本当はヴァインが心配なんでしょ? マルスたちとダ=ズールに戦いを挑んで、彼の身になにかがあったら嫌なんだよね?」
「当然だ。同じ闇の使徒として、そんな暴挙を止めなければならないし、仲間が傷つくさまを黙ってはいられない……なんだ、また気色の悪い笑顔を浮かべおって!」
「ここには、あたしとミメシスのふたりしかいないんだし、正直にヴァインが好きだって認めちゃいなよ」
「お……おまえは……!」
雪のように白いプリシラの頬を林檎のように真っ赤に染めるミメシスは、あたしの指摘に両目を大きく見開き、今度は恥ずかしそうな表情へとすぐさま変える。
「我の心が……読めるのか?」
「読めはしないけど、乙女の直感でわかるのよね……それじゃあ、ふたりの出会いを訊かせてよ」
にやけるあたしに見つめられたミメシスは、伏し目がちに視線を横へと逸らす。やがて、しばらく黙り込んでいた唇が静かに動きはじめた。
「あれは、忘れもしない……」
ドグォォォォォォォォォォン!
「えっ、なに? なんなのよこれ? 地震?」
突然の轟音と地響き。
天井からも小さな落石が幾つか起きる。
「闇の波動が激しさを増して乱れている……光の女神の力が終焉の起源に近づき過ぎたのだ。まずいぞロア、急がねば最終決戦が始まってしまう!」
「ムホッ!? あーっ、もう! こんな大切なときに〝ちょっとだけなら温泉に浸かって癒されてもいいよね〟って言った馬鹿は誰よ!?……あたしか」
慌てて立ち上がりひとり漫才もこなしたあたしは、装備品を置いていた場所へとジャバジャバ音をたてながら歩いて戻る。
けれども、そこにあるはずの魔法衣や杖、ポーチに靴が無くなっていた。もちろん、下着もだ。
「みゃ?」
「どうしたロア? 急がねば間に合わなくなるぞ」
「あの……たしかここに置いていたはずの服が……下着まで綺麗さっぱりとですね、消えちゃって無かとですよ!」
「なんだと?……まさか、このタイミングで出てくるとは……我としたことが、迂闊だった」
心当たりでもあるのか、ミメシスは悔しそうに唇を噛む。
「えっ? えっ? 意味がよくわからないんですけど……説明してよミメシス!」
「エレロイダラットだ。泥棒ネズミが現れたのだ」
「エレロイダ……ラット? それって、やっぱりモンスター?」
「ああ。冒険者や魔物たちからも金品や所有物を盗む、小型の盗っ人モンスター。それがエレロイダラット」
「ええっ……なんなのよ、それ……ラストダンジョンで出てくるような魔物じゃないでしょ!?」
こうしてあたしは、ラストダンジョンで装備品をすべて失い、まさかの全裸姿となって冒険を続けることになってしまった。
ひとつ目ちゃんの触手に締めつけられていた気色悪い感触と粘液が、まだ腕や太股にハッキリと残っている。そして、股間にまでちょびっと。
あたしが穿いている最高級シルクの下着をグロテスクな触手がずり下ろそうとした、まさに最悪なその瞬間──!
謎の淫夢にうなされていたミメシスが間一髪のところで『ひゃめれぇぇぇぇッ‼』と艶やかな声で叫びながら覚醒し、ひとつ目ちゃんを〝ボギャッ!〟の〝バシバシバシ、ズキャーン!〟ってな感じの圧倒的な強さで木っ端微塵に吹き飛ばして助けてくれたのだ。
「それにしても、さすがはミメシス先生! 闇の使徒は伊達じゃないっ! これからも末永くよろしくお願いします!」
目の前には誰もいないけれど、あたしは感謝の気持ちを込めて、前意識の中にいる大恩人に御辞儀をした。
『先生ではない。目的を果たすまえに死なれては困るから、我はおまえを助けたにすぎん。そこを勘違いするな』
「またまたぁ、本当は優しい性格なクセにぃ♪ あ、そうそう。ねえミメシス、さっき見てた夢の話をあとでちょっとだけでも訊かせてよ……ムヒヒヒ♡」
『夢? なんの話だ? 手首を縛られ目隠しまでされた花嫁姿の我が、全裸のヴァインに背後から太股を抱きかかえられたまま、彼のたくましい──公序良俗に違反するため、以下省略──そんな破廉恥極まりない情事を超古代文明の魔法道具を使って全世界(※天上界・地上界・魔界のすべてを含めた意味)の上空に生中継された夢なんぞ見た覚えがない』
「ええっ……」
実は天然な性格だったミメシスが見ていた夢の衝撃的な内容にドン引きしつつ、不気味な卵の障害物を杖の先で横へと退けながら魔法円に足を踏み入れたあたしは、次の階へとテレポートした。
今度も洞穴みたいな場所だけど、移動用魔法を唱えなくても明るさはなんとか大丈夫そうだ。
魔法円から一歩踏みでたあたしを出迎えたのは、熱い蒸気と硫黄の強烈なにおい、それとボコボコと沸き上がるような水音が絶え間なく辺りに響いていた。
マイナスイオンが充満する黒い岩盤だらけのこのフロアには、おそらく温泉があるのだろう。
「うわ、蒸し暑っ。こんな所に長居はしたくないから、早く次へ行きましょう」
『なんだ、ロアは温泉が嫌いなのか?』
「嫌いじゃないけど、今はそんな気分じゃないってば。第一、ラストダンジョンで裸になって入浴ですか? 文字通りの無防備だし、そんなことをするためにエレロイダまでやって来たんじゃないのよ、馬鹿らしい!」
*
「フゥー、極楽極楽♪」
ミメシスに導かれて温泉を見つけたあたしは、これまでの戦いの疲れといろんな汚れを落とすためにガッツリ入浴していた。
異次元空間の秘湯〝ラストダンジョンの湯〟は茶褐色の炭酸泉で、熱さも不感温度を少し超える程度と、あたし的には快適な温度だ。
「このまま美味しいご飯でも食べて、ゆっくり眠りたいなぁー」
茶褐色の水面から腕を伸ばして撫でれば、本音が手のひらで掬ったお湯と一緒になってこぼれ落ちる。
無事に元の世界へ──お家に帰れたら、メイドのセーリャとあらためて温泉旅行をしようかな。
『……ひとりではさびしかろう。それに、我も温泉に浸かりたい』
「みゃ?」
その直後、あたしの身体から小さな光の結晶がふわりと離れていったかと思えば、ほんの一瞬だけ強い輝きを放ち、プリシラの姿をしたミメシスがすぐそばに現れた。もちろん、全裸で。
「フゥー、極楽極楽♪」
「なんでまたプリシラの姿に……声はミメシスだから、さっきよりはマシだけど」
「ん? マルスのほうがよかったか?」
「──なっ!?」
「どうした、顔が一気に赤くなったぞ? もう湯あたりをしたのか?」
「ぬぐぐ……うん、ちょっとだけ! でも大丈夫だし!(もしかして、前意識にいるときにあたしの記憶をのぞいたわね!?)」
「フフフ。のぼせるまえに頭を冷ませロア」
そう言いながら、瞼を閉じるミメシスは少し意地悪そうに微笑み、プリシラに似せた身体の白い首筋や鎖骨を愛しそうに撫でた。
ミメシスとは親友みたいな信頼関係を築けそうな予感がしていたけれど、マルスに抱いていた密かな想いを知られてしまい、なんだか親に日記帳を見られたような強い憤りと気恥ずかしさを感じてしまった。
このまま無言で温泉に入っているのも嫌だし、なにか別の長続きしそうな会話を探さないと──。
「あの……さあ、あたしの身体から出たり入ったり出来るんなら、せめて戦闘中だけでも出てきて助けてよ」
「それは出来なくもないが、我の生命力を削り続ける行為となってしまう。なるべくそれはしたくない」
「えっ、そうなんだ……でも、今は出てきて平気なの? なんかフツーに温泉に入ってくつろいでるけど」
「フッ、我は鏡面世界でのみ自由に行動する契約を交わしている。この温泉は淀んではいるが、水面は景色をわずかに映している。すなわち、これもまた鏡面世界」
そう言ってミメシスは、茶褐色のお湯を手のひらで掬い上げた。か細い指先からあっという間ににこぼれ落ちたそれを、彼女は悲しそうな瞳をして見つめ続ける。
結局、会話はそこで途切れてしまった。
せっかくの温泉なのに、身体は温まってもお互いの心はテンションがだだ下がりだ。
なにかもっと、ガールズトークらしい話題をしなきゃ……あっ、そうだ!
「ねえねえ、ミメシスさん」
「なんだ? 気色の悪い笑みを浮かべて」
「ヴァインとは、どーゆー関係なのよ」
「どーゆー……とは、どういった意味だ?」
「またまたぁ、誤魔化しちゃって!」
温泉に浸かったままミメシスの真横まで近づき、彼女の二の腕を肘で何度も小突く。
「闇黒騎士ヴァインは、ダ=ズール様に忠誠を誓った同じ闇の使徒。それ以上でも以下でもない」
「ふふ~ん。なら、どうしてあたしなんかと一緒に彼の元へ?」
「それは……」
言葉を詰まらせたミメシスに、あたしは質問を続ける。
「本当はヴァインが心配なんでしょ? マルスたちとダ=ズールに戦いを挑んで、彼の身になにかがあったら嫌なんだよね?」
「当然だ。同じ闇の使徒として、そんな暴挙を止めなければならないし、仲間が傷つくさまを黙ってはいられない……なんだ、また気色の悪い笑顔を浮かべおって!」
「ここには、あたしとミメシスのふたりしかいないんだし、正直にヴァインが好きだって認めちゃいなよ」
「お……おまえは……!」
雪のように白いプリシラの頬を林檎のように真っ赤に染めるミメシスは、あたしの指摘に両目を大きく見開き、今度は恥ずかしそうな表情へとすぐさま変える。
「我の心が……読めるのか?」
「読めはしないけど、乙女の直感でわかるのよね……それじゃあ、ふたりの出会いを訊かせてよ」
にやけるあたしに見つめられたミメシスは、伏し目がちに視線を横へと逸らす。やがて、しばらく黙り込んでいた唇が静かに動きはじめた。
「あれは、忘れもしない……」
ドグォォォォォォォォォォン!
「えっ、なに? なんなのよこれ? 地震?」
突然の轟音と地響き。
天井からも小さな落石が幾つか起きる。
「闇の波動が激しさを増して乱れている……光の女神の力が終焉の起源に近づき過ぎたのだ。まずいぞロア、急がねば最終決戦が始まってしまう!」
「ムホッ!? あーっ、もう! こんな大切なときに〝ちょっとだけなら温泉に浸かって癒されてもいいよね〟って言った馬鹿は誰よ!?……あたしか」
慌てて立ち上がりひとり漫才もこなしたあたしは、装備品を置いていた場所へとジャバジャバ音をたてながら歩いて戻る。
けれども、そこにあるはずの魔法衣や杖、ポーチに靴が無くなっていた。もちろん、下着もだ。
「みゃ?」
「どうしたロア? 急がねば間に合わなくなるぞ」
「あの……たしかここに置いていたはずの服が……下着まで綺麗さっぱりとですね、消えちゃって無かとですよ!」
「なんだと?……まさか、このタイミングで出てくるとは……我としたことが、迂闊だった」
心当たりでもあるのか、ミメシスは悔しそうに唇を噛む。
「えっ? えっ? 意味がよくわからないんですけど……説明してよミメシス!」
「エレロイダラットだ。泥棒ネズミが現れたのだ」
「エレロイダ……ラット? それって、やっぱりモンスター?」
「ああ。冒険者や魔物たちからも金品や所有物を盗む、小型の盗っ人モンスター。それがエレロイダラット」
「ええっ……なんなのよ、それ……ラストダンジョンで出てくるような魔物じゃないでしょ!?」
こうしてあたしは、ラストダンジョンで装備品をすべて失い、まさかの全裸姿となって冒険を続けることになってしまった。
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