34 / 68
第二章 ~ぶらり馬車の旅 リディアス国・王都篇~
行商人と魔法の道具
しおりを挟む
「おーい、レベッカ! いたら返事をしろー!」
「レベッカ、おやつの時間が過ぎたわよー! 早く帰ってらっしゃーい!」
アシュリンたち一行は、レベッカを探しにふたたび下水道へやって来たものの、手掛かりはまったく無かったので、地道に名前を呼びながら探すことにしていた。
「くさっ……やっぱり、くさっ……」
鼻を摘まみこそしなかったが、ドロシーは正直な感想を言葉にして吐き出す。
しかし、悪臭の原因のひとつである生活排水は、自分たちが産み出したものである。環境問題について少しだけ真剣に考えてみようと、ほんの一瞬だけドロシーは思った。
「やれやれ……レベッカさーん、どこですかー?」
「ギィギュゥゥゥゥゥゥッ!」
「うわっ、また出た!」
こうして少女騎士団の騒ぎ声を聞きつけたハダカネズミが幾度となく現われるも、
「ハッ!」
「ギィギャァァァス!?」
アシュリンが即座に放つ聖剣クラウザーソードの強烈な一太刀の前に、ことごとく簡単に瞬殺されていった。まさに、向かうところ敵無し。無双状態である。
「めちゃくちゃな強さじゃないですか、その武器。ランタンの油もたっぷりと有りますし、早くレベッカさんを見つけてお風呂に入りましょうよ」
「シッ! あそこに誰かがいるぞ……新手のモンスターか?」
ランタンのぼんやりとした穏やかな灯火に照らされて前方に浮かんだのは、壁を背にしてすわる人の影。
「女の子……みたいですわね。迷子かしら?」
「いやいやいや。こんなところで迷子になるのは、わたしたちくらいでしょ?」
「何者なんだ、あいつは……」
アシュリンは剣を、ドロシーは短剣を握り構え、そしてハルは巨大なハンマーを引きずりながら、ゆっくりと謎の人物に近づいていく。
その少女は、アシュリンたちと同い歳くらいで、値札の付いた様々な骨董品や道具類を古びた絨毯の上に並べて胡座をかいていた。下水道の闇黒世界のなかで、なんの灯りもつけずに商売でもしているのだろうか?
「いらっしゃいアル。〈パオちゃんのお店〉に、おまえたちよく来たな」
おでこの半分くらいの長さに切りそろえられた短い前髪の下で、無邪気な笑顔が歓迎の意思を伝える。奇妙な言葉のアクセントが、彼女を異国出身者だと教えてくれた。
それにしても行商人の少女は、いろいろと怪しかった。
角のような形をしたふたつのお団子頭からは、胸前まで伸びる髪がゆるやかに波を打つ。身につけている物も実に個性的で、なんと、ピンク色をしたウサギの着ぐるみであった。ウサギだとわかった理由は、彼女の傍らに置かれた〝頭部〟の存在感が半端なかったからである。
「〈パオちゃんのお店〉って、あなたがパオちゃんなのかな? こんな危ないところでお客さんなんて来るの?」
前屈みで訊ねるドロシーに対して、少女は笑顔のまま答える。
「わたしパオちゃん違うなら、誰の代わりに店開くか? おまえたちなにも買わない、わたし飢え死ぬ。天国のパパとママすぐ会って、おまえたち地獄行き。嫌なら全部買うヨロシ」
「ええっ……」
「ははは、商売上手だな。せっかくだし、なにかひとつくらいは買ってやろうじゃないか」
ドン引きするドロシーをよそに、しゃがみ込んで商品を手に取るアシュリン。何気に、人生初の買い物だ。
「かわいくて美人の騎士サマ、お目が高い。それ摩訶不思議な縦笛ネ。夜中に吹くと、みんなから怒られるアルヨ」
「それって、ただの近所迷惑なだけじゃない!」
「そーとも言う。これどうか?」
パオはドロシーのツッコミを受け流し、別の商品をアシュリンに笑顔で差し出す。
「これ、昔の偉い人が使ったカツラ。かわいくて美人の騎士サマ、頭被る。あら不思議、歩いたあとみんな笑顔。世界中しあわせネ」
「それって、陰で笑われてるだけじゃない! それに粗悪品でバレバレだし! クオリティーが低すぎでしょ、このヅラ!」
「そーとも言う。これどうか? 世にも奇妙な石版」
「奇妙な石版?」
アシュリンが受け取ると、石版は音もなく崩れて消えた。
「えっ……」
「な?」
「『な?』じゃないわよ! さっきからガラクタばかり売りつけようとして、まともな商品のひとつもないわけ!?」
激昂するドロシーをキョトンと見上げるパオは、しばらく見つめてから「それなら、おまえなに欲しい?」と、逆に訊き返してきた。
「なにって……それじゃあさ、欲しいものを言ったら出してくれるの? 例えばその……人探し用の道具とか」
目の前の客の半信半疑な様子に、パオが不機嫌そうな表情をほんの一瞬だけみせると、それを気のせいだったのかと思わせるくらいの笑顔に変え──瞳の奥はまったく笑っていなかったが──陳列されていた握りこぶしくらいの大きさのメタリックな球体を手に取った。
「この玉っころ、素敵な玉っころ。おまえ探してるをダンジョンで見つける、魔法の道具。どんな場所でも、これひとつ。一家にひとつ、パーティーにひとつの玉っころ。この玉っころ、買うヨロシ」
そう言い終えるや否や、胡散臭い行商人はドロシーに〝魔法の玉っころ〟を手渡す。受け取ったドロシーもそれを顔に近づけて、まじまじと舐めるように見つめる。鏡面世界で、疑いの眼差しを向ける自分と目が合った。
「つまり、これを使うと探し物が見つかるわけね?」
だとすれば、レベッカも見つけられるのだろうか。本当にこんな、ピカピカの玉っころで……。
「まあ! それじゃあ、この玉っころさんは、レベッカも見つけてくれるのかしら?」
ハルも笑顔を近づけ、ドロシーが握る魔法の玉っころに優しく話しかけながら、人差し指でゆっくりと押す。銀色の薄い皮膜に覆われたそれは、水風船にも似た冷たい感触で、とてもプニプニとしていた。
「おお、それは素晴らしい玉っころじゃないか! これをもらうとしよう。店主、いくらだ?」
「百万デアリー、払うヨロシ」
「ひゃ、百万!? この玉っころひとつが!?」
驚きのあまり、ドロシーは高価な道具を握り潰しそうになる。真横のハルも笑顔が凍りつき、唇からゆっくりと赤い筋が滴った。
「百万デアリーか……すまないが、今の手持ちはこれしかない」
着丈の短い上着のポケットから十枚の金貨を取り出したアシュリンは、発行されたばかりの新硬貨の肖像画を悔しそうに見つめる。それは亡き母・アシュレイ王妃に似せて刻まれた、女神デア=リディアの横顔であった。
今から馬車に戻るべきか悩むアシュリンの細い指から、金貨十枚がひったくられるようにしてパオに取られてしまう。
「まいどありアル~♪」
そしてすぐに、陳列されていた胡散臭い商品が凄まじい速さで背負子へと片づけられていく。
ものの数秒で店じまいを済ませたパオは、ランタンの薄灯りのなかで笑顔を輝かせながら、最後にウサギの着ぐるみの頭部を被った。
「ちょ……ちょっと! パオちゃん、この玉っころの使い方を教えなさいよ!」
握り締めた魔法の玉っころを前に突き出すドロシーが、今にも立ち去りそうなピンク色の大ウサギに詰め寄る。
『玉っころ使うとき、探し物のこと強く念じる。それから、遠くにぶん投げるヨロシ』
振り向きざまにくぐもった声でそう言い残すと、背負い紐を握ったパオは暗闇の通路を爆走し、何処かへとあっという間に去っていってしまった。
「レベッカ、おやつの時間が過ぎたわよー! 早く帰ってらっしゃーい!」
アシュリンたち一行は、レベッカを探しにふたたび下水道へやって来たものの、手掛かりはまったく無かったので、地道に名前を呼びながら探すことにしていた。
「くさっ……やっぱり、くさっ……」
鼻を摘まみこそしなかったが、ドロシーは正直な感想を言葉にして吐き出す。
しかし、悪臭の原因のひとつである生活排水は、自分たちが産み出したものである。環境問題について少しだけ真剣に考えてみようと、ほんの一瞬だけドロシーは思った。
「やれやれ……レベッカさーん、どこですかー?」
「ギィギュゥゥゥゥゥゥッ!」
「うわっ、また出た!」
こうして少女騎士団の騒ぎ声を聞きつけたハダカネズミが幾度となく現われるも、
「ハッ!」
「ギィギャァァァス!?」
アシュリンが即座に放つ聖剣クラウザーソードの強烈な一太刀の前に、ことごとく簡単に瞬殺されていった。まさに、向かうところ敵無し。無双状態である。
「めちゃくちゃな強さじゃないですか、その武器。ランタンの油もたっぷりと有りますし、早くレベッカさんを見つけてお風呂に入りましょうよ」
「シッ! あそこに誰かがいるぞ……新手のモンスターか?」
ランタンのぼんやりとした穏やかな灯火に照らされて前方に浮かんだのは、壁を背にしてすわる人の影。
「女の子……みたいですわね。迷子かしら?」
「いやいやいや。こんなところで迷子になるのは、わたしたちくらいでしょ?」
「何者なんだ、あいつは……」
アシュリンは剣を、ドロシーは短剣を握り構え、そしてハルは巨大なハンマーを引きずりながら、ゆっくりと謎の人物に近づいていく。
その少女は、アシュリンたちと同い歳くらいで、値札の付いた様々な骨董品や道具類を古びた絨毯の上に並べて胡座をかいていた。下水道の闇黒世界のなかで、なんの灯りもつけずに商売でもしているのだろうか?
「いらっしゃいアル。〈パオちゃんのお店〉に、おまえたちよく来たな」
おでこの半分くらいの長さに切りそろえられた短い前髪の下で、無邪気な笑顔が歓迎の意思を伝える。奇妙な言葉のアクセントが、彼女を異国出身者だと教えてくれた。
それにしても行商人の少女は、いろいろと怪しかった。
角のような形をしたふたつのお団子頭からは、胸前まで伸びる髪がゆるやかに波を打つ。身につけている物も実に個性的で、なんと、ピンク色をしたウサギの着ぐるみであった。ウサギだとわかった理由は、彼女の傍らに置かれた〝頭部〟の存在感が半端なかったからである。
「〈パオちゃんのお店〉って、あなたがパオちゃんなのかな? こんな危ないところでお客さんなんて来るの?」
前屈みで訊ねるドロシーに対して、少女は笑顔のまま答える。
「わたしパオちゃん違うなら、誰の代わりに店開くか? おまえたちなにも買わない、わたし飢え死ぬ。天国のパパとママすぐ会って、おまえたち地獄行き。嫌なら全部買うヨロシ」
「ええっ……」
「ははは、商売上手だな。せっかくだし、なにかひとつくらいは買ってやろうじゃないか」
ドン引きするドロシーをよそに、しゃがみ込んで商品を手に取るアシュリン。何気に、人生初の買い物だ。
「かわいくて美人の騎士サマ、お目が高い。それ摩訶不思議な縦笛ネ。夜中に吹くと、みんなから怒られるアルヨ」
「それって、ただの近所迷惑なだけじゃない!」
「そーとも言う。これどうか?」
パオはドロシーのツッコミを受け流し、別の商品をアシュリンに笑顔で差し出す。
「これ、昔の偉い人が使ったカツラ。かわいくて美人の騎士サマ、頭被る。あら不思議、歩いたあとみんな笑顔。世界中しあわせネ」
「それって、陰で笑われてるだけじゃない! それに粗悪品でバレバレだし! クオリティーが低すぎでしょ、このヅラ!」
「そーとも言う。これどうか? 世にも奇妙な石版」
「奇妙な石版?」
アシュリンが受け取ると、石版は音もなく崩れて消えた。
「えっ……」
「な?」
「『な?』じゃないわよ! さっきからガラクタばかり売りつけようとして、まともな商品のひとつもないわけ!?」
激昂するドロシーをキョトンと見上げるパオは、しばらく見つめてから「それなら、おまえなに欲しい?」と、逆に訊き返してきた。
「なにって……それじゃあさ、欲しいものを言ったら出してくれるの? 例えばその……人探し用の道具とか」
目の前の客の半信半疑な様子に、パオが不機嫌そうな表情をほんの一瞬だけみせると、それを気のせいだったのかと思わせるくらいの笑顔に変え──瞳の奥はまったく笑っていなかったが──陳列されていた握りこぶしくらいの大きさのメタリックな球体を手に取った。
「この玉っころ、素敵な玉っころ。おまえ探してるをダンジョンで見つける、魔法の道具。どんな場所でも、これひとつ。一家にひとつ、パーティーにひとつの玉っころ。この玉っころ、買うヨロシ」
そう言い終えるや否や、胡散臭い行商人はドロシーに〝魔法の玉っころ〟を手渡す。受け取ったドロシーもそれを顔に近づけて、まじまじと舐めるように見つめる。鏡面世界で、疑いの眼差しを向ける自分と目が合った。
「つまり、これを使うと探し物が見つかるわけね?」
だとすれば、レベッカも見つけられるのだろうか。本当にこんな、ピカピカの玉っころで……。
「まあ! それじゃあ、この玉っころさんは、レベッカも見つけてくれるのかしら?」
ハルも笑顔を近づけ、ドロシーが握る魔法の玉っころに優しく話しかけながら、人差し指でゆっくりと押す。銀色の薄い皮膜に覆われたそれは、水風船にも似た冷たい感触で、とてもプニプニとしていた。
「おお、それは素晴らしい玉っころじゃないか! これをもらうとしよう。店主、いくらだ?」
「百万デアリー、払うヨロシ」
「ひゃ、百万!? この玉っころひとつが!?」
驚きのあまり、ドロシーは高価な道具を握り潰しそうになる。真横のハルも笑顔が凍りつき、唇からゆっくりと赤い筋が滴った。
「百万デアリーか……すまないが、今の手持ちはこれしかない」
着丈の短い上着のポケットから十枚の金貨を取り出したアシュリンは、発行されたばかりの新硬貨の肖像画を悔しそうに見つめる。それは亡き母・アシュレイ王妃に似せて刻まれた、女神デア=リディアの横顔であった。
今から馬車に戻るべきか悩むアシュリンの細い指から、金貨十枚がひったくられるようにしてパオに取られてしまう。
「まいどありアル~♪」
そしてすぐに、陳列されていた胡散臭い商品が凄まじい速さで背負子へと片づけられていく。
ものの数秒で店じまいを済ませたパオは、ランタンの薄灯りのなかで笑顔を輝かせながら、最後にウサギの着ぐるみの頭部を被った。
「ちょ……ちょっと! パオちゃん、この玉っころの使い方を教えなさいよ!」
握り締めた魔法の玉っころを前に突き出すドロシーが、今にも立ち去りそうなピンク色の大ウサギに詰め寄る。
『玉っころ使うとき、探し物のこと強く念じる。それから、遠くにぶん投げるヨロシ』
振り向きざまにくぐもった声でそう言い残すと、背負い紐を握ったパオは暗闇の通路を爆走し、何処かへとあっという間に去っていってしまった。
10
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
スケートリンクでバイトしてたら大惨事を目撃した件
フルーツパフェ
大衆娯楽
比較的気温の高い今年もようやく冬らしい気候になりました。
寒くなって本格的になるのがスケートリンク場。
プロもアマチュアも関係なしに氷上を滑る女の子達ですが、なぜかスカートを履いた女の子が多い?
そんな格好していたら転んだ時に大変・・・・・・ほら、言わんこっちゃない!
スケートリンクでアルバイトをする男性の些細な日常コメディです。
ゲーミング自殺、16連射アルマゲドン
LW
ファンタジー
ゲーム感覚で世界を滅ぼして回ろう!
最強ゲーマー女子高生による終末系百合ライトノベル。
「今すぐ自殺しなければ! 何でも構わない。今ここで私が最速で死ぬ方法はどれだ?」
自殺癖持ちのプロゲーマー、空水彼方には信条がある。
それは決着したゲームを最速で完全に清算すること。クリアした世界を即滅ぼして即絶命する。
しかも現実とゲームの区別が付いてない戦闘民族系ゲーマーだ。私より強いやつに会いに行く、誰でも殺す、どこでも滅ぼす、いつでも死ぬ。
最強ゲーマー少女という災厄が異世界を巡る旅が始まる。
表紙イラスト:えすけー様(@sk_kun)
表紙ロゴ:コタツラボ様(@musical_0327)
#ゲーマゲ
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる