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「食事が終わったら部屋に戻ろうか?今日は一日ゆっくりとくつろいでいいからね」
ルードヴィッヒは動く事の出来ない夜神の頬を優しく指で撫でながら、労うように優しく言葉をかけていく。
唇を悔しそうに噛む夜神を見下ろし、少し離れていきながら鼻で笑うと足に巻き付いている鎖がハラハラと解けてなくなっていく。それは足から順番に腰や手首、胸となくなり、最後に額に巻き付いていた鎖がなくなる。

「あっ・・・・・・」
全ての拘束がなくなり、やっと自由になった体を皇帝から隠すように、椅子の上で小さくなる。剥き出しの肩を抱き寄せてしまう。
何でもいいからこの場から直ぐ様退散したかった。無理矢理とはいえ、皇帝に遊ばれて、ひと目のがあるのに、強制的に快楽を与えられ、絶頂をむかえる。
「穴があったら入りたい」とはまさに、この事かもしれない。

自分の中に埋められた存在を気にしつつも、何とか立ち上がり部屋に戻ろうと皇帝の横を通り過ぎようとした時に、皇帝に腕を掴まれてしまう。
「?!・・・・何を」
「いや、自分で動くのは大変だよね?だから・・・・」
グイッと掴まれた腕が皇帝に引き寄せられると、足腰の弱った夜神は簡単にバランスを崩し、皇帝の胸に倒れてしまう。
「なっ!」
そして、有無を言わさず横抱きにされてしまう。
「お、降ろして!!自分で歩けます!!」
「駄目だよ?だって歩くのも本当は辛いでしょう?あぁ、腰もかな?それに、こうやってすると・・・・・」
「つぅ・・・・・い、ゃぁ・・・・んっ」
横抱きにされた体が圧迫される。すると、振動も動きもないのに蜜壷に埋められた鎖の塊が子宮口にゴリゴリと当る。

散々、弄られ昂られた体は直ぐに痺れてくる。結果、縋りたくないのに、皇帝にすがってしまう。
赤くなった瞳は涙で潤んでしまい、吐息は艶を増してしまう。体は寒さとは違う震え方をしてしまう。
「ね?辛いよね。だから部屋まで届けてあげようね?」
冷笑を顔に浮かべてルードヴィッヒは歩き出す。夜神は口を開けば、喘ぎ声しか出ないことが分かっていたせいか、唇を噛んで耐えるしかなかった。


「ゆっくりとすればいい。けど、今日は一緒に湯浴みをしょうね?前みたいに綺麗にあげるからね?」
皇帝は笑いながら意味深な事を言って夜神をソファに降ろすと、白練色の頭を軽く撫でて部屋を出でいく。
以前も夜神がいた部屋で、家具も配置変わっていない。
皇帝が部屋から出ていくと、全身から力が抜ける。ソファに背中を預けて、長いため息を出していく。
息を出していきながら、緊張で固まっていた体が解れていくような気がする。

けど、それは叶わない。何故なら自分の体の中には忌々しい物が埋め込まれている。
突然動き出すは、自分の矜持も誇りも奪っていくような気がする。

部屋に一人になって、やっと何かに開放されたような気がしてきた。落ち着いて自分の置かれている状況が整理出来てきたのかも知れない。
すると、涙が溢れて一粒が頬を伝う。それを皮切りに次々と溢れては頬を伝う。
頭の中を様々な人達が過ぎっていく。小さい頃の記憶から、今に至るまでの記憶。様々な人達が関わってくれた。そして、失ってしまった人達の顔も。
けど、最後に過ぎった顔は何度も思いましてしまう。それは声と一緒に・・・・・

『凪さん』

大好きな人に名前を呼ばれるたびに嬉しかった。自分だけ呼ばれる事が嬉しかった。
その、声が何度も何度も耳元で聞こえてくるような気がする。その度に頭の中は、色々な表情で溢れる。

「・・・・・庵君・・・・・海斗・・・・海斗、会いたいよ・・・・合いたい・・・・」
部屋の中は一人だけど、声を殺して泣いてしまった。弱さを見せたくないし、外に漏れ出させたくもなかった。
自分の肩を抱きしめて、落ち着くまで、気のすむまで静かに泣いた。
沢山泣いて、泣いて涙が枯れるくらい沢山泣けば、何かが変わるのかもしれないと。
何かが変わるのかは分からないけど、きっとそうなればいいのに・・・・と、現実逃避をしてしまうぐらい泣いた。



「ぐぅ・・・・ゔゔぅ・・・げぇ・・・・」
ぐぼっ、じゅぷと粘ついた音が白い湯気の中から聞こえてくる。それに合わせて、女の苦しそうな空嘔からえずきも聞える。
湯気で湿った壁に背中を預けて立っているルードヴィッヒは、タオル地のガウンを羽織っているが、前は肌蹴はだけている。
アイスシルバーの髪はしっとりと湿っていて、水滴がポタ、ポタとガウンに落ちている。

そして、足元には全裸の夜神がいて、何故か両手首を鎖で拘束され、白練色の濡た髪を揺らしている。両手はルードヴィッヒの太腿を掴み、口いっぱいに屹立した、猛々しい熱杭を咥え込んでいた。
「初めてだからしょうがないけど、ちゃんと奥まで咥え込まないと駄目だよ?出来ない私が手伝ってあげるからね?」
「ゔーゔ━━━がはっ、げほっ、げほっ、はぁ、はぁ・・・・」
苦しくて、耐えきれず口から皇帝の肉茎を吐き出してしまい、濡た床に手をついて咳き込んでしまう。



あれから一人で過ごしていた。時々、侍女が来てお茶やお菓子をテーブルに並べる以外は誰も来ず、色んな意味でゆっくりと出来たのかもしれない。
けど、時々、何かを思い出したかのように鎖が動き出してしまう。
動き出した最初は声を出してしまうが、慌てて口を抑え、ソファを握りしめて何とかして耐えようとする。
けど、結局は耐えきれず絶頂を迎え入れてしまう。すると、中の鎖はやっと動きを止めてくれるのだ。

そんな気の抜けない状況を過ごしていると、いつの間にか部屋は薄暗くなり夜を迎える。
一日をソファで過ごすなど、今までなら考えられない状況に目眩がするが、この場合は致し方ないことだと割り切っている。
そして、部屋に訪れた侍女長達に連れられて、広々とした湯船のあるこの部屋で体を洗われ、髪を洗われ湯船に浸かっていると、皇帝がやって来たのだ。
逃げようとしたが、結局は捕まり、手首を鎖で拘束されて無理矢理、皇帝の屹立したものを口に咥え込んでいた。

『凪ちゃんの小さなお口に入るかなぁ?ねぇ・・・お口に男のものを入れたことある?』
などと、ガウンを肌蹴させながら、床に倒れている夜神の濡た髪を掴んで、無理くり膝立ちにさせる。

そして、引っ張りながら壁際まで誘導していく中で、尋問のように聞いてくる質問に夜神は、痛さと恐怖で声を上擦らせながら叫ぶしかなかった。
『ないっ!そんな事をした事ないっ!いっっ!!離してっ!お願い離して!!』

壁に背を預けて皇帝は肌蹴たガウンから、屹立したものを取り出す。
既に固く、天井に向けて唆りだったモノを夜神に突きつける。
『初めてなんだね?下手くそでもいいから最後までイカせられるかな?そしたら凪ちゃんの中にある鎖を抜いてあげるよ?』
悦楽の笑いを夜神に向けてルードヴィッヒは見下ろす。
悔しそうに顔を歪めた夜神は躊躇ったが、このまま何もしなかったら一生、中に鎖を埋め込まれたままだと確信していたので、恐る恐るグロテスクな雄の象徴を口にする。
そして、口いっぱいに咥え込んで、舐めていったのだ。
の事で分らない夜神は、取り敢えず舐めたり、頭を動かして口で扱いたりと、必死になって皇帝の肉茎を奉仕するしかなかった。

分からないなりにやっていたが、結局耐えきれず口を離してしまい、空嘔しながら、肩で息をしていたのだ。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

初めてじゃないけど、「記憶にございません」と、何処かの政治家のような発言をしていた夜神大佐でした(笑)
だって、酔っ払っていたので致し方ない。こればっかりは・・・・・
さて、大佐は無事に鎖を出してもらえるのでしょうか?
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