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閑話 イタリア共同演習 20
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立派な門をくぐり抜けて建物に入っいくと、何故か個室に案内される。
何故?と、疑問だったが運び込まれる料理の美味しさに「まー良いか」といつの間にかシフトチェンジしていた。
だが、確かに料理はとても美味しかった。
胡麻豆腐のお澄しに、汲み上げ湯葉のお刺身、豆腐の揚出しに湯豆腐と、豆腐だけで立派な懐石料理に仕立て上げるのだから感心する。
ベルナルディ中佐も同じ様な考えだったようで、見る料理全てに「凄い・素晴らしい・美味しい」と感想を述べていた。
心もお腹も満足して、店の外に出る。建物の中と外では気温の差があり、一瞬身震いした。
どうしても首筋や手首から、冷たい風が入り込んでしまうのが着物の難点である。防寒すればいいのだが、今回はそれらを持ち合わせてない。
『寒いですか?』
心配してくれたのはいいのだが、何故、包み込むように、私の両手を握る?
驚いて、慌て後に一歩下がる。挙動不審を疑われるのも嫌なので、ニッコリしてベルナルディ中佐を見る。
『大丈夫です。それにしても昼食代本当にいいんですか?』
そうなのだ。お会計でお金を払おうとした時に、じつにスマートに「二人分です」と言って支払いをしてくれたのだ。
『もちろんです。私が連れてきたのですから、それぐらい当たり前ですよ』
ベルナルディ中佐もニッコリして応えてくれる。
『そうなんですか・・・・ご馳走さまです』
軽く一礼する。色々とあるが、奢ってもらったのだから、感謝はしておく。
ベルナルディ中佐は相変わらずニッコリしていて、感情が読めない。
少しだけ警戒するが、ずっと玄関の前で、立ち尽くしていたので、ベルナルディ中佐が腰辺りを軽く押して歩くように促してくる。
『行きましょうか。実は家族に箸をプレゼントしたいと考えているんです。お店探し手伝って下さい』
『プレゼントですか?いいお店あるといいですね』
次の目的を決める。箸を取り扱っている店を探す為、二人は歩きはじめる。
家族分の箸と箸置きを購入したベルナルディ中佐は、次に夜神の髪飾りの「つまみ細工」が気になったようで、つまみ細工を取り扱う店を見つけることにする。
舞妓さんが使うような本格的なものから、お土産用のかんざしや、スリーピンにあしらったものなど様々なものがあり、扱いやすいかんざしや、親戚の女の子にあげるように、スリーピンの物などを色々と購入していくベルナルディ中佐は楽しそうだった。
『おかげで良いものが買えました。やはり女性物は女性に聞くのが一番ですね』
『良いものが買えたのなら良かったです。喜んでもらえると良いですね。次は何処に行きたいですか?』
夜神が次の場所を確認すると、ベルナルディ中佐はスマホを動かして写真を見せる。
『この場所は徒歩圏内で行けるので、行ってみたいと思うんです。カラフルで楽しそうですよね』
『あぁ、ここは有名ですよね。分かりました。行きましょう』
見せられた場所は、日本で演習をして、その後の観光案内でよく行く場所なので地図は頭の中にある。
『ついてきて下さい』
観光客で多い道を歩きながら、ベルナルディ中佐の行きたい場所に案内していく。
朱塗りの門をくぐると、はじめに目に飛び込んできたものはカラフルなボールに見える「何か」だ。でも、よく見るとそれは布地の四隅をくくりつけて綿を入れた人形だ。
『凄いカラフルですね。写真で見るより実物は鮮やかだ』
ベルナルディ中佐の行きたかった場所は「八坂庚申堂」だった。
『あのカラフルな人形はなんのためにあんな事になっているんですか?』
『あれはですね、猿は欲のままに行動します。願った事を叶えようとする時、欲望の心が動いてそれを妨げないように「猿」に「くくり」つけ庚申さんに上手くコントロールしてもらうためと言われてます』
必ずこの質問がある為、いつの間にか覚えてしまった、由来を説明する。
『なる程、「願い事」を叶える手助けをしてくれるのですね。それは是非ともしなくては!ちょっと書いてきます!』
とても楽しそうにしながら、くくり猿が売られている所にいく。
『ベルナルディ中佐、カメラ貸して下さい。折角ですから、くくり付けている所を撮りますよ?』
『お願いします』
カメラを受け取り、書いてるところや、カラフルなくくり猿をくくり付けているところなど、何枚か撮っていく。
『夜神大佐もここに立って下さい!きっと合いますよ!写真撮らせて下さい』
『大丈夫です!間に合ってます!!』
『なら、二人で撮りましょう・・・・やぁ~すまんが宜しく頼むよ』
ここでもイタリア軍の人間がいたようで早速、頼んでいるのを見て、げんなりしてきた。
ベルナルディ中佐はどこ吹く風で、夜神をカラフルなくくり猿が連なる所にエスコートして、ニッコリしてカメラを見る。
またしても、あれよあれよとカメラに撮られることになった夜神は、引きつりながらの笑顔でカメラを見ることになった。
こうして、ベルナルディ中佐の京都観光は念願かなっての観光になり、大満足で幕を閉じた。
だが、しかし、色々と悶々としている人物がいたようで、それが誰かは本人だけが知っている。
演習が終わり、イタリア軍が帰国する日が訪れる。
初日と同じ用に七海少佐が挨拶をしていく。
そして、最後は両軍、敬礼して終わる。
『カルロ~~観光楽しかったようだな~オーラが違うよオーラが』
七海は笑いながら、ベルナルディ中佐の肩を叩いていく。
『虎か・・・・あぁ、もちろんだ。やはり勝負事に勝利するのは気持ちがいいな。さらにご褒美があると人は燃えるからな』
『わかり易すぎるのもどうかと思うが・・・まー人生楽しんだもん勝ちだしな。俺はカルロの一途な所は好きだよ。ただ相手がなぁ━━━ある意味、難攻不落の城塞だからなぁー』
『たとえ難攻不落でも、どこかに必ずほころびはあるものだよ。私はほころびを見つけるまでは頑張るがね?』
ベルナルディは笑顔で七海の肩を叩き、夜神が居るところまで行く。
庵と話してきた夜神は、近づいてくる気配で後を振り向く。そこにはベルナルディ中佐が近づいてくる。反応で逃げ出そうとしたが、いつもの軽薄な様子でない、ただならぬ雰囲気が出ていたので、逃げるのはやめることにした。それは隣の庵にも伝わっていた。
『夜神大佐!観光ありがとうございます。とても楽しかったですよ』
『それは良かったです。私も楽しかったですよ』
差し障りのない程度の、挨拶をする。
ベルナルディ中佐は目を細めて、夜神を見ると少し屈んで顔を夜神の耳元に近づける
『ちょ、なにを・・・・』
『動かないで!大佐、上層部には気をつけて下さい。私にだけ大佐の情報を流したのは、日本の上層部の人間です。誰とまでは特定出来ませんが・・・・』
『・・・・・・分かりました。信頼できる人間と共有しても大丈夫ですか?』
『もちろんです』
小声で短いやり取りをかわす。伝えるだけ伝えたベルナルディ中佐は、もう一度夜神を見て笑う。
悲しいが軍の人間。上層部のやり方には、時々、嫌気が差してくる事もある。特に人をだまし討ちのようにしていくのは最も気持ち悪いものだ。
たが、従わないといけない立場でもある。「中佐」という階級がある限り難しいことこの上ない。ベルナルディは考えてため息をしてしまう。
『薬にならない、毒そのものですね。それはどこも同じですね』
夜神はベルナルディ中佐からの情報を受け取り、感想を述べる。
『そうですね。お伝えはしました。そろそろ私は行きます。あんまり長居してもいけませんからね』
『そうですね。帰国の際は怪我なく帰って下さい』
『ありがとうございます。では、これで』
握手を求めるベルナルディ中佐に一瞬、躊躇してしまったが、帰国する人に気持ちよく帰ってもらいたいと思い、握手する。
ベルナルディ中佐も一瞬、驚いたが笑って握手する。
が、突然腕を引っ張られて、またもベルナルディ中佐の胸の中に引き込まれる。
「中佐!?」
『私は諦めの悪い男なので、何度でも頑張りますから!!庚申さんに、た━━ぁぷりとお願いしましたからね!!』
そうして、今度は本当に唇を夜神の頬に軽く当てて、「チュ」とリップ音付きでチークキスをして、素早く離れると、イタリア軍の集団の中に消えてしまった。
「なっ、えっ、中佐!!」
あまりの素早さについて行けなかった夜神は、ただ、呆然と立ち尽くすしかなかった。
全てのやり取りを見ていた、庵はベルナルディ中佐の背中を追いかける。初日と同じように庵の顔を見て、勝ち誇った顔をしていた。
色々と思うことはあるが、たとえ中佐であっても負ける予定はない。
庵は静かに、心の中で誓いをたてた。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
これにてイタリア共同演習は終了です。
ベルナルディ中佐は一途な男なんです。ただ、相手が悪かった。
これからも頑張って、ちょっかいを出していきますが、どこ吹く風で、全てを葬る夜神大佐に、ベルナルディ中佐は勝てるのでしょうか?
それは庚申さんだけが知ってるのかもしれないですね。
京都は昔、行ったことがあるのでそれを元に、資料を見ながら書きました。
豆腐や箸、かんざしの店はあるのかもしれませんが、創作です。清水寺周辺にそんな店「ないよ~」と、思ってしまっても軽く受け流して下さい(笑)
さて、演習も終わり、これから庵学生の卒業に向かって突き進むのみです。どんな風に突き進むのかは分かりません。
少しでも読んでくださるみなさんが、楽しんでくださればと思い、頑張って仕上げていければと思います。
何故?と、疑問だったが運び込まれる料理の美味しさに「まー良いか」といつの間にかシフトチェンジしていた。
だが、確かに料理はとても美味しかった。
胡麻豆腐のお澄しに、汲み上げ湯葉のお刺身、豆腐の揚出しに湯豆腐と、豆腐だけで立派な懐石料理に仕立て上げるのだから感心する。
ベルナルディ中佐も同じ様な考えだったようで、見る料理全てに「凄い・素晴らしい・美味しい」と感想を述べていた。
心もお腹も満足して、店の外に出る。建物の中と外では気温の差があり、一瞬身震いした。
どうしても首筋や手首から、冷たい風が入り込んでしまうのが着物の難点である。防寒すればいいのだが、今回はそれらを持ち合わせてない。
『寒いですか?』
心配してくれたのはいいのだが、何故、包み込むように、私の両手を握る?
驚いて、慌て後に一歩下がる。挙動不審を疑われるのも嫌なので、ニッコリしてベルナルディ中佐を見る。
『大丈夫です。それにしても昼食代本当にいいんですか?』
そうなのだ。お会計でお金を払おうとした時に、じつにスマートに「二人分です」と言って支払いをしてくれたのだ。
『もちろんです。私が連れてきたのですから、それぐらい当たり前ですよ』
ベルナルディ中佐もニッコリして応えてくれる。
『そうなんですか・・・・ご馳走さまです』
軽く一礼する。色々とあるが、奢ってもらったのだから、感謝はしておく。
ベルナルディ中佐は相変わらずニッコリしていて、感情が読めない。
少しだけ警戒するが、ずっと玄関の前で、立ち尽くしていたので、ベルナルディ中佐が腰辺りを軽く押して歩くように促してくる。
『行きましょうか。実は家族に箸をプレゼントしたいと考えているんです。お店探し手伝って下さい』
『プレゼントですか?いいお店あるといいですね』
次の目的を決める。箸を取り扱っている店を探す為、二人は歩きはじめる。
家族分の箸と箸置きを購入したベルナルディ中佐は、次に夜神の髪飾りの「つまみ細工」が気になったようで、つまみ細工を取り扱う店を見つけることにする。
舞妓さんが使うような本格的なものから、お土産用のかんざしや、スリーピンにあしらったものなど様々なものがあり、扱いやすいかんざしや、親戚の女の子にあげるように、スリーピンの物などを色々と購入していくベルナルディ中佐は楽しそうだった。
『おかげで良いものが買えました。やはり女性物は女性に聞くのが一番ですね』
『良いものが買えたのなら良かったです。喜んでもらえると良いですね。次は何処に行きたいですか?』
夜神が次の場所を確認すると、ベルナルディ中佐はスマホを動かして写真を見せる。
『この場所は徒歩圏内で行けるので、行ってみたいと思うんです。カラフルで楽しそうですよね』
『あぁ、ここは有名ですよね。分かりました。行きましょう』
見せられた場所は、日本で演習をして、その後の観光案内でよく行く場所なので地図は頭の中にある。
『ついてきて下さい』
観光客で多い道を歩きながら、ベルナルディ中佐の行きたい場所に案内していく。
朱塗りの門をくぐると、はじめに目に飛び込んできたものはカラフルなボールに見える「何か」だ。でも、よく見るとそれは布地の四隅をくくりつけて綿を入れた人形だ。
『凄いカラフルですね。写真で見るより実物は鮮やかだ』
ベルナルディ中佐の行きたかった場所は「八坂庚申堂」だった。
『あのカラフルな人形はなんのためにあんな事になっているんですか?』
『あれはですね、猿は欲のままに行動します。願った事を叶えようとする時、欲望の心が動いてそれを妨げないように「猿」に「くくり」つけ庚申さんに上手くコントロールしてもらうためと言われてます』
必ずこの質問がある為、いつの間にか覚えてしまった、由来を説明する。
『なる程、「願い事」を叶える手助けをしてくれるのですね。それは是非ともしなくては!ちょっと書いてきます!』
とても楽しそうにしながら、くくり猿が売られている所にいく。
『ベルナルディ中佐、カメラ貸して下さい。折角ですから、くくり付けている所を撮りますよ?』
『お願いします』
カメラを受け取り、書いてるところや、カラフルなくくり猿をくくり付けているところなど、何枚か撮っていく。
『夜神大佐もここに立って下さい!きっと合いますよ!写真撮らせて下さい』
『大丈夫です!間に合ってます!!』
『なら、二人で撮りましょう・・・・やぁ~すまんが宜しく頼むよ』
ここでもイタリア軍の人間がいたようで早速、頼んでいるのを見て、げんなりしてきた。
ベルナルディ中佐はどこ吹く風で、夜神をカラフルなくくり猿が連なる所にエスコートして、ニッコリしてカメラを見る。
またしても、あれよあれよとカメラに撮られることになった夜神は、引きつりながらの笑顔でカメラを見ることになった。
こうして、ベルナルディ中佐の京都観光は念願かなっての観光になり、大満足で幕を閉じた。
だが、しかし、色々と悶々としている人物がいたようで、それが誰かは本人だけが知っている。
演習が終わり、イタリア軍が帰国する日が訪れる。
初日と同じ用に七海少佐が挨拶をしていく。
そして、最後は両軍、敬礼して終わる。
『カルロ~~観光楽しかったようだな~オーラが違うよオーラが』
七海は笑いながら、ベルナルディ中佐の肩を叩いていく。
『虎か・・・・あぁ、もちろんだ。やはり勝負事に勝利するのは気持ちがいいな。さらにご褒美があると人は燃えるからな』
『わかり易すぎるのもどうかと思うが・・・まー人生楽しんだもん勝ちだしな。俺はカルロの一途な所は好きだよ。ただ相手がなぁ━━━ある意味、難攻不落の城塞だからなぁー』
『たとえ難攻不落でも、どこかに必ずほころびはあるものだよ。私はほころびを見つけるまでは頑張るがね?』
ベルナルディは笑顔で七海の肩を叩き、夜神が居るところまで行く。
庵と話してきた夜神は、近づいてくる気配で後を振り向く。そこにはベルナルディ中佐が近づいてくる。反応で逃げ出そうとしたが、いつもの軽薄な様子でない、ただならぬ雰囲気が出ていたので、逃げるのはやめることにした。それは隣の庵にも伝わっていた。
『夜神大佐!観光ありがとうございます。とても楽しかったですよ』
『それは良かったです。私も楽しかったですよ』
差し障りのない程度の、挨拶をする。
ベルナルディ中佐は目を細めて、夜神を見ると少し屈んで顔を夜神の耳元に近づける
『ちょ、なにを・・・・』
『動かないで!大佐、上層部には気をつけて下さい。私にだけ大佐の情報を流したのは、日本の上層部の人間です。誰とまでは特定出来ませんが・・・・』
『・・・・・・分かりました。信頼できる人間と共有しても大丈夫ですか?』
『もちろんです』
小声で短いやり取りをかわす。伝えるだけ伝えたベルナルディ中佐は、もう一度夜神を見て笑う。
悲しいが軍の人間。上層部のやり方には、時々、嫌気が差してくる事もある。特に人をだまし討ちのようにしていくのは最も気持ち悪いものだ。
たが、従わないといけない立場でもある。「中佐」という階級がある限り難しいことこの上ない。ベルナルディは考えてため息をしてしまう。
『薬にならない、毒そのものですね。それはどこも同じですね』
夜神はベルナルディ中佐からの情報を受け取り、感想を述べる。
『そうですね。お伝えはしました。そろそろ私は行きます。あんまり長居してもいけませんからね』
『そうですね。帰国の際は怪我なく帰って下さい』
『ありがとうございます。では、これで』
握手を求めるベルナルディ中佐に一瞬、躊躇してしまったが、帰国する人に気持ちよく帰ってもらいたいと思い、握手する。
ベルナルディ中佐も一瞬、驚いたが笑って握手する。
が、突然腕を引っ張られて、またもベルナルディ中佐の胸の中に引き込まれる。
「中佐!?」
『私は諦めの悪い男なので、何度でも頑張りますから!!庚申さんに、た━━ぁぷりとお願いしましたからね!!』
そうして、今度は本当に唇を夜神の頬に軽く当てて、「チュ」とリップ音付きでチークキスをして、素早く離れると、イタリア軍の集団の中に消えてしまった。
「なっ、えっ、中佐!!」
あまりの素早さについて行けなかった夜神は、ただ、呆然と立ち尽くすしかなかった。
全てのやり取りを見ていた、庵はベルナルディ中佐の背中を追いかける。初日と同じように庵の顔を見て、勝ち誇った顔をしていた。
色々と思うことはあるが、たとえ中佐であっても負ける予定はない。
庵は静かに、心の中で誓いをたてた。
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これにてイタリア共同演習は終了です。
ベルナルディ中佐は一途な男なんです。ただ、相手が悪かった。
これからも頑張って、ちょっかいを出していきますが、どこ吹く風で、全てを葬る夜神大佐に、ベルナルディ中佐は勝てるのでしょうか?
それは庚申さんだけが知ってるのかもしれないですね。
京都は昔、行ったことがあるのでそれを元に、資料を見ながら書きました。
豆腐や箸、かんざしの店はあるのかもしれませんが、創作です。清水寺周辺にそんな店「ないよ~」と、思ってしまっても軽く受け流して下さい(笑)
さて、演習も終わり、これから庵学生の卒業に向かって突き進むのみです。どんな風に突き進むのかは分かりません。
少しでも読んでくださるみなさんが、楽しんでくださればと思い、頑張って仕上げていければと思います。
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