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痣に湿布や軟膏で手当をしてもらい、そして食堂に行く。
今日のオススメや、色々とメニューがありとても美味しそうだ。
夜神中佐が絶賛している煮込みハンバーグ定食を、オーダーを聞いている女性に伝え、お盆を持って進むと次々に乗せられていく。
ご飯に味噌汁、メインの煮込みハンバーグ、小さなサラダとバランスよく乗せていき最後にお会計だ。
「今日は私が奢るね、初日だし」
「いいんですか?ありがとうございます」
夜神からの嬉しい一言に、庵はお礼を伝える。そして空いている席に着くと二人で食べ始める。
確かに美味しい。オススメしたくなるのも分かる気がする。食事が美味しいと、何故か嬉しくなるのは人間の本能だろう。
「オススメするだけあって、本当に美味しいですね」
「でしょう。他にも色々あるけど私の一番はこれなんだよね。うん、相変わらず美味しい」
二人で食べていると、七海少佐が目の前の席に座ってくる。お盆にはカツ丼(大盛)が乗っていた
「よっ!生きてるか庵青年。うわ~・・・相当ヤラれたな。夜神、少しは手加減してやれよ。青年傷ついて明日から来なくなるぞ」
七海はケラケラ笑いながら庵を見てくる。その目には「ご愁訴」と言っているような気がするのは思い込み過ぎか?
「大丈夫よ。最後までついてきてたから。虎次郎が以前見ていた学生は、指導中に逃げたわよ。それに比べたら庵君は中々鍛えがいがあるよ」
道場で話していた、逃げた先輩の話をしているのだろう。その話を聞いた七海は「あ~」と顔を歪める
「まさかあそこまで飛ばすとは思わなかったんだよ。お前が嵐山大佐の教え子だったのを、学生が逃げ出すまで忘れていたからな」
「それは、虎次郎が悪い。先生がどんなふうにしていたか知ってるでしょう。なら私も同じ事をすると普通は思うわ」
「普通は打ち合いで、相手を飛ばすとは思わないと思うぞ。普通のネジが何本かないのが夜神家だったな。忘れていた」
どんな家なんだ、夜神家。恐ろしいんだが
庵は二人の物騒な会話を聞きながら、食事をしていく。
食事も終わる頃には、長谷部室長の以外と甘党な話や、七海少佐と式部中尉は高校から付き合っているだの、第一室の意外な事を知ることができて充実の昼食だった
夜神も虎次郎の乱入はあったが、庵学生と色々と話ができ、第一室のメンバーの意外な事を知ってもらい交流としては上々だと思っていた。
虎次郎と式部中尉の仲はその内知られると思っていたので、何も言わなかったが、虎次郎自身が自慢してきたので説明すると、庵君は物凄く驚いていた。確かに驚く以外の選択肢はないと私も思う。意外な二人だが私的には凄く素敵な二人だと思う。
席にいる全員の食事が終わり、七海少佐は「午後も頑張れ~逃げたくなったら逃げてもいいぞ~」と軽く言い食器を返却口に持っていく。
自分たちも午後からの予定がある為、席を立ち食器を持っていく。
「午後は体術を見るからね。ご飯を食べた後だから、一時半ぐらいにしましょうか。私は事務処理があるから半になったら第一室に来てね。それまでは自由行動にしましょう。建物の中とか色々見て回ってもいいから」
「分かりました。色々と見てこようと思います。半に第一室に行きますね」
「うん、それで宜しく。じゃ第一室で会いましょう」
午後の予定の待ちあわせ場所を決めて、それぞれ廊下で別れた。夜神は第一室に、庵はとりあえず廊下を歩くのであった
今日のオススメや、色々とメニューがありとても美味しそうだ。
夜神中佐が絶賛している煮込みハンバーグ定食を、オーダーを聞いている女性に伝え、お盆を持って進むと次々に乗せられていく。
ご飯に味噌汁、メインの煮込みハンバーグ、小さなサラダとバランスよく乗せていき最後にお会計だ。
「今日は私が奢るね、初日だし」
「いいんですか?ありがとうございます」
夜神からの嬉しい一言に、庵はお礼を伝える。そして空いている席に着くと二人で食べ始める。
確かに美味しい。オススメしたくなるのも分かる気がする。食事が美味しいと、何故か嬉しくなるのは人間の本能だろう。
「オススメするだけあって、本当に美味しいですね」
「でしょう。他にも色々あるけど私の一番はこれなんだよね。うん、相変わらず美味しい」
二人で食べていると、七海少佐が目の前の席に座ってくる。お盆にはカツ丼(大盛)が乗っていた
「よっ!生きてるか庵青年。うわ~・・・相当ヤラれたな。夜神、少しは手加減してやれよ。青年傷ついて明日から来なくなるぞ」
七海はケラケラ笑いながら庵を見てくる。その目には「ご愁訴」と言っているような気がするのは思い込み過ぎか?
「大丈夫よ。最後までついてきてたから。虎次郎が以前見ていた学生は、指導中に逃げたわよ。それに比べたら庵君は中々鍛えがいがあるよ」
道場で話していた、逃げた先輩の話をしているのだろう。その話を聞いた七海は「あ~」と顔を歪める
「まさかあそこまで飛ばすとは思わなかったんだよ。お前が嵐山大佐の教え子だったのを、学生が逃げ出すまで忘れていたからな」
「それは、虎次郎が悪い。先生がどんなふうにしていたか知ってるでしょう。なら私も同じ事をすると普通は思うわ」
「普通は打ち合いで、相手を飛ばすとは思わないと思うぞ。普通のネジが何本かないのが夜神家だったな。忘れていた」
どんな家なんだ、夜神家。恐ろしいんだが
庵は二人の物騒な会話を聞きながら、食事をしていく。
食事も終わる頃には、長谷部室長の以外と甘党な話や、七海少佐と式部中尉は高校から付き合っているだの、第一室の意外な事を知ることができて充実の昼食だった
夜神も虎次郎の乱入はあったが、庵学生と色々と話ができ、第一室のメンバーの意外な事を知ってもらい交流としては上々だと思っていた。
虎次郎と式部中尉の仲はその内知られると思っていたので、何も言わなかったが、虎次郎自身が自慢してきたので説明すると、庵君は物凄く驚いていた。確かに驚く以外の選択肢はないと私も思う。意外な二人だが私的には凄く素敵な二人だと思う。
席にいる全員の食事が終わり、七海少佐は「午後も頑張れ~逃げたくなったら逃げてもいいぞ~」と軽く言い食器を返却口に持っていく。
自分たちも午後からの予定がある為、席を立ち食器を持っていく。
「午後は体術を見るからね。ご飯を食べた後だから、一時半ぐらいにしましょうか。私は事務処理があるから半になったら第一室に来てね。それまでは自由行動にしましょう。建物の中とか色々見て回ってもいいから」
「分かりました。色々と見てこようと思います。半に第一室に行きますね」
「うん、それで宜しく。じゃ第一室で会いましょう」
午後の予定の待ちあわせ場所を決めて、それぞれ廊下で別れた。夜神は第一室に、庵はとりあえず廊下を歩くのであった
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