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「ごめんなさいね、ちょっと興奮しすぎちゃった。」
そういいながら、野々原さんは、打合せスペースに戻ってきた。
幾分落ち着いた様子で、流石にほっとする。
「いいえ、咳落ち着いたようで、よかったです」
「それでね、重版してもらえるように、会議にあげることになったから!私頑張るからね!」
「あ、ありがとうございます!!」
「重版って??」
李衣菜っちゃんは、こてんと首をかしげて、上目遣いで聞いてくる。
私のブラウスの袖をチョンチョンと引っ張っていて、仕草まで可愛らしい。
「重版っていうのは、すでに出版された本を追加印刷するってことよ。」
私が話すより前に、野々原さんが李衣菜ちゃんにわかりやすく教えてくれた。
「わあーー!!凄いすごい!!穂香、よかったねー!!本屋さんに行ったけど、売ってなかったもんね!!」
出版された初日に、家の一番近くの本屋さんに行ってみたけど、そこでは私が注文した分以上には入荷していなくて、店頭に自分の本が並んでいる所を見れなかったのだ。
自分でもちょっと残念な気持ちになった。
「あら、そうなんですか?会社の近くの大型書店には並んでたんですよ、ほら!」
野々原さんが携帯電話を操作して、写真を見せてくれた。
夏の自由研究コーナーの一角に、私の本が2冊置かれていた。
「わーー、私、自分の本が置いてあるの初めて見ました!!」
「わーー!!すごーーーい!!ね、この後、この本屋さん見に行こうよ!!」
「それはいいですね!!」
私は楽しみな予定ができて、心底嬉しかった。
そういいながら、野々原さんは、打合せスペースに戻ってきた。
幾分落ち着いた様子で、流石にほっとする。
「いいえ、咳落ち着いたようで、よかったです」
「それでね、重版してもらえるように、会議にあげることになったから!私頑張るからね!」
「あ、ありがとうございます!!」
「重版って??」
李衣菜っちゃんは、こてんと首をかしげて、上目遣いで聞いてくる。
私のブラウスの袖をチョンチョンと引っ張っていて、仕草まで可愛らしい。
「重版っていうのは、すでに出版された本を追加印刷するってことよ。」
私が話すより前に、野々原さんが李衣菜ちゃんにわかりやすく教えてくれた。
「わあーー!!凄いすごい!!穂香、よかったねー!!本屋さんに行ったけど、売ってなかったもんね!!」
出版された初日に、家の一番近くの本屋さんに行ってみたけど、そこでは私が注文した分以上には入荷していなくて、店頭に自分の本が並んでいる所を見れなかったのだ。
自分でもちょっと残念な気持ちになった。
「あら、そうなんですか?会社の近くの大型書店には並んでたんですよ、ほら!」
野々原さんが携帯電話を操作して、写真を見せてくれた。
夏の自由研究コーナーの一角に、私の本が2冊置かれていた。
「わーー、私、自分の本が置いてあるの初めて見ました!!」
「わーー!!すごーーーい!!ね、この後、この本屋さん見に行こうよ!!」
「それはいいですね!!」
私は楽しみな予定ができて、心底嬉しかった。
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