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モブ的な学校生活2
モブ女子の放課後は忙しい
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実習の次の日は学校が休みだけど私は必死になって反省文を五枚書くのに一日を使ってしまった。夕方、畑に行くと雑草が伸びていたので目立つものだけ草抜きをした。
夜はぐっすりと休んで朝が来た。今日からまた学校が始まる。
先生に反省文五枚を提出していつもどおりに授業を受ける。
実習9位チームになってしまった私とケイティ、セラビーは放課後に補講を受けるため8位、10位のグループと運動場に向かう。運動場にはすでにアイテム袋を腰に下げたバードン先生とアメリア先生、会ったことがない白髪のおじいちゃん先生がいた。
「あんな先生、いたっけ?」
「さあ?2年か3年の先生じゃない?」
皆も授業で一度も会ったことがないおじいちゃん先生が気になるようで小声でヒソヒソと話す。
「おーっし!全員集まったか~?一日補講は各グループに先生が一人ついてスライムの倒し方を教えてやるぞ!でかい学校だと先生が手とり足取り教えてくれないからな!これが少人数制学校の良いところだぞ!」
バードン先生がガハガハと笑いながら補講について話す。優しいアメリア先生が良いなと思っていたけど私達の担当はバードン先生だった。
「おーっし!お前たち、こっちだ。俺について来い」
白いスライムの入ったモンスターカゴを持った先生の後ろについて運動場の端に移動する。他のグループも運動場にいたけどグループごとに距離が開いていた。
「お前達は先にモンスター学を受けれるラッキーな奴らだぞ。本当なら2学期からモンスター学の授業が始まるからな。先に教えておくとあの実習は野営や戦闘の実習だが、情報がないモンスターや敵が現れても冷静に対応できるようにするための実習だ。
まあ、そう言ってもスライムなんてのは情報に溢れてるし、戦ったことはなくてもその辺で見れるから珍しくもないけどな!」
先生がばんばんとモンスターカゴの上部を叩くと振動でスライムがプルプルと揺れる。
「先生、早く教えてください」
意外にもセラビーが先生を急かした。
「お、やる気だな。いいぞ。やる気のある奴は大歓迎だ。まずスライムは肉食だ。林のスライムやカゴのスライムくらいの大きさだと動いている獲物を弱らせてから丸呑みにする。強くてデカい個体は動く物を発見したらすぐさま丸呑みにしようとする。だから待ち伏せするためにジッとしていたり罠にかけようとするより自分達が動き回っているほうがスライムは捕まえやすい」
先生の説明を聞いて私達は罠にスライムがかかっていなかったことを思い出した。なるほど。罠を張ってもスライムが引っかからない訳だ。
「スライムの攻撃は体当たりや打撃攻撃が多い。回復魔法や攻撃魔法を使うスライムもいるがこれは歳をとったスライムだと言われている。大きさは関係ないそうだぞ。
水属性のスライムが多いから弱点は土属性と言われている。魔法相関は習っただろう。水は土に弱いってな。逆に火には強いからな」
そこで私達は同じ疑問を持ったと思う。
「先生、カツレアさんが火の魔法で倒したから火属性に弱いって言ってましたよ」
私が反射的にカツレアさんから教えてもらったアドバイスを先生に言うと困った顔をされた。
「カツレアか。あいつは段違いの火のパワーでゴリ押しだったからな。たしかに火属性で倒すことはできる。水属性に火属性のダメージは減少するから時間がかかるけどもな。しかしあいつは段違いで火の星の力を持っているから水属性の効果によるダメージの減少量は誤差みたいなものだったんだろうな。早いうちにスライムの核を集めてたぞ」
スライムは土属性に弱いからセラビーをチームの攻撃役だったのは間違いではなかったんだ。私達にもっとその知識があれば核を集めるのに時間がかからなかったのに惜しいことをしてしまった。
夜はぐっすりと休んで朝が来た。今日からまた学校が始まる。
先生に反省文五枚を提出していつもどおりに授業を受ける。
実習9位チームになってしまった私とケイティ、セラビーは放課後に補講を受けるため8位、10位のグループと運動場に向かう。運動場にはすでにアイテム袋を腰に下げたバードン先生とアメリア先生、会ったことがない白髪のおじいちゃん先生がいた。
「あんな先生、いたっけ?」
「さあ?2年か3年の先生じゃない?」
皆も授業で一度も会ったことがないおじいちゃん先生が気になるようで小声でヒソヒソと話す。
「おーっし!全員集まったか~?一日補講は各グループに先生が一人ついてスライムの倒し方を教えてやるぞ!でかい学校だと先生が手とり足取り教えてくれないからな!これが少人数制学校の良いところだぞ!」
バードン先生がガハガハと笑いながら補講について話す。優しいアメリア先生が良いなと思っていたけど私達の担当はバードン先生だった。
「おーっし!お前たち、こっちだ。俺について来い」
白いスライムの入ったモンスターカゴを持った先生の後ろについて運動場の端に移動する。他のグループも運動場にいたけどグループごとに距離が開いていた。
「お前達は先にモンスター学を受けれるラッキーな奴らだぞ。本当なら2学期からモンスター学の授業が始まるからな。先に教えておくとあの実習は野営や戦闘の実習だが、情報がないモンスターや敵が現れても冷静に対応できるようにするための実習だ。
まあ、そう言ってもスライムなんてのは情報に溢れてるし、戦ったことはなくてもその辺で見れるから珍しくもないけどな!」
先生がばんばんとモンスターカゴの上部を叩くと振動でスライムがプルプルと揺れる。
「先生、早く教えてください」
意外にもセラビーが先生を急かした。
「お、やる気だな。いいぞ。やる気のある奴は大歓迎だ。まずスライムは肉食だ。林のスライムやカゴのスライムくらいの大きさだと動いている獲物を弱らせてから丸呑みにする。強くてデカい個体は動く物を発見したらすぐさま丸呑みにしようとする。だから待ち伏せするためにジッとしていたり罠にかけようとするより自分達が動き回っているほうがスライムは捕まえやすい」
先生の説明を聞いて私達は罠にスライムがかかっていなかったことを思い出した。なるほど。罠を張ってもスライムが引っかからない訳だ。
「スライムの攻撃は体当たりや打撃攻撃が多い。回復魔法や攻撃魔法を使うスライムもいるがこれは歳をとったスライムだと言われている。大きさは関係ないそうだぞ。
水属性のスライムが多いから弱点は土属性と言われている。魔法相関は習っただろう。水は土に弱いってな。逆に火には強いからな」
そこで私達は同じ疑問を持ったと思う。
「先生、カツレアさんが火の魔法で倒したから火属性に弱いって言ってましたよ」
私が反射的にカツレアさんから教えてもらったアドバイスを先生に言うと困った顔をされた。
「カツレアか。あいつは段違いの火のパワーでゴリ押しだったからな。たしかに火属性で倒すことはできる。水属性に火属性のダメージは減少するから時間がかかるけどもな。しかしあいつは段違いで火の星の力を持っているから水属性の効果によるダメージの減少量は誤差みたいなものだったんだろうな。早いうちにスライムの核を集めてたぞ」
スライムは土属性に弱いからセラビーをチームの攻撃役だったのは間違いではなかったんだ。私達にもっとその知識があれば核を集めるのに時間がかからなかったのに惜しいことをしてしまった。
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