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モブ的な校外魔法実習1
夜は静かにやってくる
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予定通りに夜の集合時間が来るまえに罠を一つずつ確認したけどスライムの姿はなかった。それどころか罠の一つは破壊されて穴が土で埋められていた。
スライムか他のモンスターが埋めてしまったのか分からないけどケイティがすごくがっかりしていてセラビーが彼女を慰めていた。
私も「明日もあるから大丈夫だよ。今日はケイティのパラライズのおかげで核も手に入ったんだよ」と伝えると「あたりめーだろ。あたしのパラライズはつえーんだよ」と強がっていたけど涙声だった。
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夜の集合時間がついに来てしまった。集合時間に遅れはしなかったけど集めたスライムの核は3個だけ。残りの核は6個。明日の昼前に実習が終わるからそれまでに集めなければいけない。だんだんとスライムと戦うコツを掴んできたとはいえこのペースだとドンケツ間違いなしの状態。
夜の探索は先生に申請して許可がでればできるけど戦闘経験のない私達はスライムと戦うどころか見つけるのも困難だろう。逆に夜行性のモンスターに襲われて終わる。うん。
3人で話し合って夕食作りはケイティと私で、セラビーにはスライムの核を集める方法を考えることに専念してもらうことにした。彼は他のグループにどうやって核を集めたか聞きに行っている。
私はじゃが芋を魔法で出してナイフで千切りにしたものを鍋で炒める。塩コショウで味付けをしてジャガイモの炒めものの完成。唐辛子とにんにくがあれば味がもっと良くなるのだけど魔法で出せないのでシンプルな味付けになった。
「はい。ケイティ、終わったよ」
私は紙でさっと拭った鍋をケイティに渡す。
「ほいよ。昼よりマシになるといいけどな」
鍋を使うのを交代してケイティが木の実と野草で炒めものを作る。午後にスライムの核集めをしていたときに別のグループから自分たちが集めた木の実と食べ物の交換を提案された。そのときに食べれる野草と交換して手に入れたものだ。
「バター、入れてみる?」
昼間、ケイティ達は料理につかうなんてもったいないと言ってたけどバターが入るとコクや香りが良くなって料理が美味しくなるんだけどなあ。独り占めするのも気が引けるし皆で食べてしまおうと思った。
「バッ!野草にバター入れるとかもったいないだろ!」
ケイティはブンブンと首を振って否定するんだよね。うーん、私の感覚だとたまに食べるものだし、神聖な食べ物ってイメージがないんだよね。
「ねえ、バターを入れたほうが美味しいよ」
「先生に食わすくらいならあたしが全部食ってやる!」
ケイティが無茶苦茶なことをいうので私はバターを入れるのを諦めた。
スライムか他のモンスターが埋めてしまったのか分からないけどケイティがすごくがっかりしていてセラビーが彼女を慰めていた。
私も「明日もあるから大丈夫だよ。今日はケイティのパラライズのおかげで核も手に入ったんだよ」と伝えると「あたりめーだろ。あたしのパラライズはつえーんだよ」と強がっていたけど涙声だった。
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夜の集合時間がついに来てしまった。集合時間に遅れはしなかったけど集めたスライムの核は3個だけ。残りの核は6個。明日の昼前に実習が終わるからそれまでに集めなければいけない。だんだんとスライムと戦うコツを掴んできたとはいえこのペースだとドンケツ間違いなしの状態。
夜の探索は先生に申請して許可がでればできるけど戦闘経験のない私達はスライムと戦うどころか見つけるのも困難だろう。逆に夜行性のモンスターに襲われて終わる。うん。
3人で話し合って夕食作りはケイティと私で、セラビーにはスライムの核を集める方法を考えることに専念してもらうことにした。彼は他のグループにどうやって核を集めたか聞きに行っている。
私はじゃが芋を魔法で出してナイフで千切りにしたものを鍋で炒める。塩コショウで味付けをしてジャガイモの炒めものの完成。唐辛子とにんにくがあれば味がもっと良くなるのだけど魔法で出せないのでシンプルな味付けになった。
「はい。ケイティ、終わったよ」
私は紙でさっと拭った鍋をケイティに渡す。
「ほいよ。昼よりマシになるといいけどな」
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「バター、入れてみる?」
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「バッ!野草にバター入れるとかもったいないだろ!」
ケイティはブンブンと首を振って否定するんだよね。うーん、私の感覚だとたまに食べるものだし、神聖な食べ物ってイメージがないんだよね。
「ねえ、バターを入れたほうが美味しいよ」
「先生に食わすくらいならあたしが全部食ってやる!」
ケイティが無茶苦茶なことをいうので私はバターを入れるのを諦めた。
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