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モブ的な校外魔法実習1
罠作戦2
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セラビーが地図を取り出して現在地と地図を見比べる。
「そろそろ結界の印が見えるころだよ。スライムがいればいいんだけど・・・・・・」
結界自体は目に見えないものの結界の境を示すため赤いロープがあちこちの木と木の間に張られていた。
「スライムは見当たらないね。どうするのさ」
ケイティがたずねるとセラビーは左手を顎に当てて考える仕草をした。
「そうだね。人の気配を感じて隠れたのかもしれない。後から逃げてきて罠があると知らないスライム用に罠は仕掛けておこう」
セラビーが左手を伸ばして呪文を唱えると私達の前に穴があいた。彼がさらに呪文を唱えると穴の底に石の槍が天を向いて立つ。
「穴は枯れ葉や枝で隠すけど他の人が穴に落ち込まないように石の槍を立ててっと」
セラビーが呪文を唱えると穴の周りを等間隔に石の槍が立つ。
「これで目に入ればすぐに人工的な罠だと分かるはずだよ。他に同じ落とし穴を2、3個作っておこう。それから穴を隠すのに枯れ葉や枝を集めよう」
スライムを捕まえる落とし穴は全部で4つできた。
「これからどうするの?罠に引っかかるまでジッと待ったほうがいい?」
私がセラビーにたずねると彼は左手を顎に当てて考え始める。
「一度集合場所に戻ろうと思うんだ。あの場所は休憩場所でもあるから休憩に入ったグループにスライムの情報が聞けそうなら聞いておこうと思うんだ」
「集中的にスライム狩りした方がいいんじゃね?川以外のスライムも狙ってもう2、3箇所くらいは罠張ってさ」
ケイティの言い分も分かる。早くスライムの核を集めないと下位になってしまう。一日だけど補講は受けたくない。畑のこともあるし。少し悩んでセラビーは何か決めたように首を縦にふった。
「それも大切だと思う。だけどスライムを実際に捕まえた人達に捕まえ方を教えてもらうのも大事だと思うんだ
僕達は戦闘経験に乏しいですし、ケイティさんは他校だったから知らないことでしょうけど、レイリリさんよく思い出してくださいね。入学してから一ヶ月の間で僕達の学校でスライムのことは授業でほとんど出なかったですよね?」
話をふられた私は学校で勉強したことを思い出す。魔法基礎学はテストばっかりだった。魔法技術、薬草学、占術、星読み、回復魔法が使えない人でも知識として重要だからと一年生は必須科目の回復魔法1、国語や錬金術(前世世界でいう理科)など。他国語は選択だし。えーっと他には体育と軍事学・・・・・・あれ?モンスターのことってはっきり習ってない?校庭で敵に見立てた板や岩に魔法をぶつけたり学生同士の組み手とかはしたけどスライムどころかモンスターの勉強が記憶にない。学院に入る前の小・中等学校ではモンスターのことは学んだけど戦うことは前提にしておらず知識的なことばかりだった。
「・・・・・・うん。授業になかった」
「そうですよね」
「セラビー、敬語はなしっ」
ケイティに敬語で話すなと注意されてセラビーは困った笑いを浮かべた。
「僕達はスライムのことを知っているけど本当に役立つ情報は少ない。だから成功した人の話を聞きに行こう。その後でケイティが言った他の場所に罠を仕掛けることもしよう」
私とケイティはセラビーの意見に賛成して一度集合場所に向かった。
「そろそろ結界の印が見えるころだよ。スライムがいればいいんだけど・・・・・・」
結界自体は目に見えないものの結界の境を示すため赤いロープがあちこちの木と木の間に張られていた。
「スライムは見当たらないね。どうするのさ」
ケイティがたずねるとセラビーは左手を顎に当てて考える仕草をした。
「そうだね。人の気配を感じて隠れたのかもしれない。後から逃げてきて罠があると知らないスライム用に罠は仕掛けておこう」
セラビーが左手を伸ばして呪文を唱えると私達の前に穴があいた。彼がさらに呪文を唱えると穴の底に石の槍が天を向いて立つ。
「穴は枯れ葉や枝で隠すけど他の人が穴に落ち込まないように石の槍を立ててっと」
セラビーが呪文を唱えると穴の周りを等間隔に石の槍が立つ。
「これで目に入ればすぐに人工的な罠だと分かるはずだよ。他に同じ落とし穴を2、3個作っておこう。それから穴を隠すのに枯れ葉や枝を集めよう」
スライムを捕まえる落とし穴は全部で4つできた。
「これからどうするの?罠に引っかかるまでジッと待ったほうがいい?」
私がセラビーにたずねると彼は左手を顎に当てて考え始める。
「一度集合場所に戻ろうと思うんだ。あの場所は休憩場所でもあるから休憩に入ったグループにスライムの情報が聞けそうなら聞いておこうと思うんだ」
「集中的にスライム狩りした方がいいんじゃね?川以外のスライムも狙ってもう2、3箇所くらいは罠張ってさ」
ケイティの言い分も分かる。早くスライムの核を集めないと下位になってしまう。一日だけど補講は受けたくない。畑のこともあるし。少し悩んでセラビーは何か決めたように首を縦にふった。
「それも大切だと思う。だけどスライムを実際に捕まえた人達に捕まえ方を教えてもらうのも大事だと思うんだ
僕達は戦闘経験に乏しいですし、ケイティさんは他校だったから知らないことでしょうけど、レイリリさんよく思い出してくださいね。入学してから一ヶ月の間で僕達の学校でスライムのことは授業でほとんど出なかったですよね?」
話をふられた私は学校で勉強したことを思い出す。魔法基礎学はテストばっかりだった。魔法技術、薬草学、占術、星読み、回復魔法が使えない人でも知識として重要だからと一年生は必須科目の回復魔法1、国語や錬金術(前世世界でいう理科)など。他国語は選択だし。えーっと他には体育と軍事学・・・・・・あれ?モンスターのことってはっきり習ってない?校庭で敵に見立てた板や岩に魔法をぶつけたり学生同士の組み手とかはしたけどスライムどころかモンスターの勉強が記憶にない。学院に入る前の小・中等学校ではモンスターのことは学んだけど戦うことは前提にしておらず知識的なことばかりだった。
「・・・・・・うん。授業になかった」
「そうですよね」
「セラビー、敬語はなしっ」
ケイティに敬語で話すなと注意されてセラビーは困った笑いを浮かべた。
「僕達はスライムのことを知っているけど本当に役立つ情報は少ない。だから成功した人の話を聞きに行こう。その後でケイティが言った他の場所に罠を仕掛けることもしよう」
私とケイティはセラビーの意見に賛成して一度集合場所に向かった。
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