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モブ的な学校生活1

モブ女子、イベントにモブ役で巻き込まれる。

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今日は登校時間にもてない私に大ダメージを与える熱烈なイベントが発生しております。
校門に入ったすぐの場所で同じクラスの男子がこれまた同じクラスの女子に大声で告白中です。
その同じクラスの女子というのが実は私でしたと言えたらいいのですが、現実はモブの星に生まれた宿命に直面しております。
頭の中で現実逃避の実況をしながら私はクラスメイトや先輩達に混じってその様子を野次馬させられている。
不特定多数の他人を告白の証人にしたいらしく足止めの範囲魔法がかけられており前に進むことができない。
クラスメイトとはいえ薄い関係の人達の恋愛に首を突っ込まされて何故か私の隣に立っているツンツンヘアの怖い顔をしている不良系男子が余計に怖い顔しています。顔の彫りが深いので眉間に皺が寄るだけで怖いです。
現実逃避の実況中、女子の返事は私のところでは聞こえないものの男子の「よっしゃー!」と喜びの叫びで上手くいったことがわかった。
同時になぜか手足が勝手に動いてダンスが始まった。動揺や驚きで引きつった顔をした周囲に混じって私も踊らされている。
笑みを浮かべ踊る人も数名おり、こいつらの誰かが魔法で祝いのダンスさせてるなと思うと怒りが沸いてきたけど魔法はとけない。
決めポーズまで取らされてやっと魔法がとけた。自由に動けるようになり周囲が文句と嫉妬の呪いの言葉を吐きながら校舎に進んでいきます。さすが魔法学校。品のいい人達が多いので彼らを殴ってやろうという人はいないようでした。
レイリリ・モブーナから現場のレポートでした。
脳内でそんな現実逃避をしなきゃやってられないクラスメイトの告白大作戦に巻き込まれた私には
このあとさらに面倒な魔法基礎学が待っている。魔法構築の理論や魔法陣の作り方、魔法法など魔法のあらゆることを叩きこまれ、毎回の授業の終わりにテストをするという学生には地獄の授業である。
私のように巻き込まれた生徒達と同じようにげんなりしながら校舎に入っていった。
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